体毛が薄くなった・濃くなった理由は?加齢や老化が原因?徹底解説!
体毛が薄くなったと感じている人には、ある共通点がありました。現在、濃すぎるムダ毛に悩んでいる人は、薄くなった理由を知ることで、ムダ毛を減らすヒントを得ることができるはずです。今回は、その共通点や体毛の効果的な処理方法までをご紹介します。
目次
体毛が薄くなったと感じるのは何故?
体毛の濃さに悩んでいる男性は、毛が薄くなった人を見ると、原因を知りたくなるのではないでしょうか。
そこで今回は、毛が薄い人がなぜそのような状態になったのかを調査しました。また、濃すぎる毛の処理方法などについてもご紹介します。毛の薄い人の状態を参考にしながら、毛の悩みを解決するヒントを見つけてみてください。
体毛が薄くなった・濃くなったと感じる理由
体毛が濃くなったり、薄くなったりする理由を解説します。いろいろな原因が考えられるので、自分の状況と照らし合わせながらチェックしてみてください。
加齢によって体毛が薄くなった
加齢により、体の細胞が衰えて元気がなくなってしまうと、体毛が薄くなります。
私たちの体で体毛を作り出しているのは、毛包幹細胞というものです。加齢によってDNAにダメージが蓄積すると、毛包幹細胞を維持しているたんぱく質が分解され、皮膚表面に移動しながら剥がれ落ち、いずれ小さくなって消失し始めます。毛包幹細胞が減ると、作り出される体毛の量も減るのです。
さらに、加齢によって衰えるのは、毛包幹細胞だけではありません。皮膚も薄くなり、毛も細くなって老化していくため、全体的に体毛が薄くなっていくというわけです。
成長期が短くなる
体毛には、毛が生え変わるリズムがあり、これを毛周期と言います。
毛周期は、成長期・退行期・休止期を何回も繰り返しているのですが、加齢によって毛周期も変化していきます。これも、体毛を薄くさせる原因の一つです。
若い年代の人は、今生えている髪の毛の90%が成長期にあたるので、毛の本数もたくさんあるのですが、加齢によってだんだんと毛周期の中の成長期が短くなります。
そのため、成長期にあたる髪の毛がしっかりと太く長い毛に成長する前に、退行期、休止期が訪れ、全体の毛が細いまま抜け落ちてしまうのです。
毛母細胞に栄養が行き渡らない
体毛は、毛を作る毛母細胞に栄養が行き渡り、細胞分裂を繰り返すことで作られます。しかし、この細胞分裂の回数には、ヘイフリックの限界と呼ばれる限界回数があるのです。この限界を超えた段階から、細胞の老化は始まります。
老化が始まった細胞の中では、エネルギー源となるミトコンドリアの活動量が低下します。そのため、エネルギーが枯渇して、やがて毛母細胞にも栄養が届けられなくなるのです。その結果、髪の毛を作るための細胞分裂もできなくなり、毛が育たずに薄毛に繋がるというのが、体毛が薄くなるメカニズムの1つになります。
男性ホルモンが減った
男性ホルモンのテストステロンには、毛を太く濃くする働きがあります。そのため、なんらかの原因でテストステロンが減少すると毛が薄くなります。
例えば、テストステロンは40代を境に減るため、40代以降に薄毛になる男性は少なくありません。また、ストレスでも男性ホルモンは減少するので、強い心理的・精神的負荷を感じると体毛が薄くなることがあります。
肌の露出が減り体毛が気にならなくなった
体毛が薄くなったと感じる原因の一つに、肌の露出具合があります。
若い頃は、タンクトップや短パンを履く機会が多かったり、海で水着を着ることがあったりと、肌の露出は多い傾向にあります。
そのため、脇毛や胸毛、すね毛などの体毛の濃さを過剰に気にして、体毛が濃いと必要以上に思ってしまうことがあります。
加齢に伴ってだんだんと肌を露出しなくなると体毛が気になる機会が減ります。結果的に、体毛が気にならなくなった=体毛が薄くなったと感じる場合もあるのです。
逆に加齢で体毛が濃くなった
男性の体内に分泌される男性ホルモンには、筋肉を発達させたり、性欲を高めたりする他に、体毛を濃くし、増やすという働きがあります。
通常、男性ホルモンは加齢に伴って減っていくので、体毛は薄くなることが多いのですが、中には加齢によるホルモンバランスの乱れで体毛が濃くなる場合があります。
そもそも体内には、男女問わず、女性ホルモンと男性ホルモンの両方が存在しています。この2つのホルモンバランスは、加齢の影響によって乱れることがあるのです。
ホルモンバランスが崩れて、なんらかの原因で男性ホルモンが増加したり、女性ホルモンが減少したりすると体毛が濃くなることに繋がります。
ヘアサイクルが長くなった
体毛の生え変わるサイクルをヘアサイクルといいます。加齢に伴って、ヘアサイクル中の成長期である期間が短くなることが多いです。
しかし、加齢に伴ってヘアサイクルが乱れて、一部の毛だけ成長期が長くなる場合もあります。
例えば、年齢を重ねた老人の1本だけ長くなっている眉毛や、耳の毛が異様に長く伸びているのも、この老化によるヘアサイクルの乱れが原因です。
ヘアサイクルの中の成長期は、毛を濃く太くする期間にあたるので、ヘアサイクルが長くなった部分だけ、毛が長くなったり濃くなったりすることがあります。
体毛が薄くなったと感じやすい生活習慣
体毛の濃さは、生活習慣とも深い関係があります。そこで、体毛が薄くなったと感じるためには、どのような生活習慣を送ればよいのかを解説します。
濃すぎる体毛に悩んでいる人は、体毛が薄くなる体づくりのために、まずは生活習慣から見直してみましょう。
食事を変えて体毛を薄くする
一番簡単に見直しやすいのが食生活です。体は食べ物でできているため、体内に摂り入れる食材に気を配ることで、体毛に少しでも影響を与えられる可能性があります。
ぜひ今日から体毛を薄くするため、以下の食材を意識して摂り入れてみてください。
大豆イソフラボン
男性の体には、毛を濃くする働きのある男性ホルモンの他に、抑毛効果のある女性ホルモンも存在しています。つまり、体毛を薄くするためには女性ホルモンの働きを高めてあげることが大切です。
その女性ホルモンに似た働きをする成分に、大豆イソフラボンがあります。大豆イソフラボンを含む食材は、以下の通りです。1日の摂取量として50mgを目安に摂り入れることを心がけましょう。
- 納豆
- みそ
- 大豆飲料
- きな粉
- 大豆煮
- 豆腐
- 油揚げ
海藻などの食物繊維
体毛を薄くするためには、海藻などの食物繊維を食べることをおすすめします。これは、海藻などの食物繊維が、低GI値であることが理由です。
GI値とは、その食品を食べた時の血糖値の上昇速度を数値にしたもので、GI値が高いほど血糖値の上昇が早くなり、低いほど血糖値の上昇は遅くなります。
血糖値が急激に上がった時、体内ではインシュリンというホルモンが血糖値を下げるために大量に分泌されます。このインシュリンは、男性ホルモンの分泌を促進する働きもあるため、GI値の高い食べ物は体毛が濃くなる原因となるのです。
日頃から、GI値の高い食品を食べ過ぎている人は、食物繊維を含むGI値の低い食品に置き換えてみましょう。食物繊維を含む食品には、以下のものがあります。
- 玄米
- 納豆
- さつまいも
- ごぼう
- しいたけ
- わかめなどの海藻類
緑黄色野菜
ビタミンEを多く含む緑黄色野菜は、毛が生えるのを抑制する女性ホルモンエストロゲンの分泌を促進する効果が期待できます。
女性ホルモンの分泌が増えると、毛を濃くする男性ホルモンの働きを抑えられるため、体毛を薄くするのに効果が期待できます。
ビタミンEを多く含む緑黄色野菜には、以下のようなものがあります。
- かぼちゃ
- モロヘイヤ
- ほうれん草
- ニラ
- 豆苗
睡眠時間を増やして体毛を薄くする
体内のホルモンバランスの乱れで、男性ホルモンの働きが強くなり毛深くなることがあります。つまり、ホルモンバランスを整えれば毛深くなることを防ぐことが可能です。
ホルモンバランスを整えるためには、質の良い睡眠を確保することが重要です。私たちが眠っている間には、疲労を回復する働きのある成長ホルモンや、睡眠の質に関わるメラトニンなどが分泌されます。
このホルモンの分泌は、夜の10時〜2時頃に活発になるため、10時までには布団に入るように心がけましょう。また、睡眠時間を7時間は確保するのが理想です。
寝始めの3時間がポイント
加齢によってホルモンの分泌量が減ってくると、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、場合によっては体毛を濃くする原因になることがあります。
ホルモンバランスを整えるためには質の良い睡眠が大切です。睡眠によって分泌されるホルモンは、眠りについてからの経過時間で種類が変わります。
加齢をくい止め、ホルモンバランスを整えるには、体のメンテナンスが必要です。細胞を若返らせ、新陳代謝を活発にする働きのある成長ホルモンを分泌させるように意識しましょう。この成長ホルモンは眠りについてからの3時間に分泌されます。
眠ってから3時間の睡眠をより深くするには、眠る3時間前までに食事を済ませておくことや、日中の適度な運動、眠る1時間前の入浴などがおすすめです。
自律神経を整えて体毛を薄くする
自律神経とは、私たちの体や心を調整してくれる大切な神経です。この自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れに繋がり、男性ホルモンが優位に働き、体毛が濃くなる場合があります。
ちなみに、加齢に伴って白髪が生え始めるのは、自律神経の乱れが原因になっていることも多いのです。
自律神経を整えるには、以下のことに注意しながら生活習慣を整えていきましょう。
適度な運動
有酸素運動には、自律神経の働きを整える効果が期待できます。
まず、有酸素運動を行う時、体の筋肉は緩められ、体のゆがみも解消されます。
有酸素運動によって呼吸を繰り返すと、体内にたくさんの酸素を取り入れられます。そして、酸素を吸う際に、首や肩、背中の筋肉が動くため、脳脊髄液の流れがスムーズになります。
これらの働きは自律神経の働きを正常にするのに役立ちます。ちなみに、同じ有酸素運動でも、体の左右が対照的な動きをするものが、体のゆがみを引き起こさないため、おすすめです。
ストレスをためない
体毛が濃くなる原因ともなる、ホルモンバランスや自律神経の乱れの多くは、ストレスが関係しています。
ストレスといっても、ただ自分が感じているものだけではありません。気温の変化や食生活の乱れなども、体にはストレスとなっているのです。
ストレスをためないためには、自分がリラックスできることを見つけることが大切です。好きな音楽を聴いたり、大きな声で歌ったり、思い切り体を動かしたりすることもストレス発散法になります。
特に手軽なのが思い出した時にゆっくりと深呼吸をすることです。ゆっくり少しずつ鼻から息を吸ったら、できるだけ長く少しずつ息を吐きましょう。
これを繰り返すことで、ストレス解消効果が期待できます。
体毛が薄くなったと思える処理法
体毛が薄くなってきたと思えるには、どんな方法で体毛を処理すればよいのでしょうか。ツルツルにする方法や、程よく処理する方法などをご紹介します。
すきバサミ
体毛をほどよくカットするのに便利なのが、すきバサミです。すきバサミは、その名の通り、毛をすくものなので、完全にツルツルにしてしまうこともありません。程よく体毛を薄くしたい人や、ツルツルにするのには抵抗がある人でも、手軽に使えます。
また、毛自体をカットするものなので、肌や毛穴への直接的なダメージがない、優しい除毛方法といえるでしょう。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・程よく体毛を薄くできる ・リーズナブルに除毛ができる ・肌を傷めないから敏感肌でも使える ・ハサミのようにカットするだけだから簡単 | ・体毛をカットするだけなので、繰り返し処理が必要 ・毛先が尖ってチクチクすることがある ・根本的に体毛を薄くすることはできない |
すきバサミでの体毛処理は、とにかく安く簡単に処理を行いたい人におすすめです。ただし、根本的に体毛を薄くしたい人にはおすすめできません。
すきバサミを使って体毛を処理する際には、ケガに十分注意しましょう。
家庭用脱毛器
脱毛サロンやクリニックと同じメカニズムを使って、体毛の脱毛が家で手軽にできるのが家庭用脱毛器です。
体毛の黒いメラニン色素に熱を加えて、毛を生えづらくできます。光やレーザーを照射してからしばらくすると体毛が抜け落ちてきて、処理が終わればその体毛はほとんど生えてこなくなります。
全体の体毛の量を減らして、薄くしたいという人におすすめの方法です。
ただし、体毛の処理は、毛が生えるサイクルのヘアサイクルに合わせて行うので、処理完了までに時間がかかる点は理解しておきましょう。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・光やレーザーを使った脱毛が家でできる ・一度処理した毛穴からは、毛が生えてこなくなる ・全体の毛量を減らすことが可能 | ・処理するのに長い時間がかかる ・体毛が薄くなるまでに長い時間継続が必要 ・他の脱毛方法に比べて費用が高くなる |
時間がかかっても良いから、全体の体毛を減らしたい人に家庭用脱毛器がおすすめです。
他の体毛処理方法に比べて費用はかかりますが、一度処理した毛穴は処理しなくても良くなるため、処理後は圧倒的に楽になる脱毛方法といえるでしょう。
ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスは、専用のワックスを毛に塗って、一気に体毛ごと引き剥がして抜く脱毛方法です。ブラジリアンワックスには種類があり、使っている成分も、砂糖などのナチュラルな素材から、ミツロウや松ヤニといったものまで違いがあります。肌に合うタイプを選びましょう。
脱毛は、体毛を毛根から毛を抜き去るので、何回も処理を続けることで、だんだんと毛が細くやわらかくなっていく効果も期待できます。
また、皮膚ごと引っ張るため、痛みも思ったほどではありません。生えてくる体毛も先端が尖っていないため、チクチクしてしまう心配がない点もメリットといえるでしょう。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・毛根から体毛を抜くので仕上がりが綺麗 ・生えてきてもチクチクしない ・一瞬でたくさんの毛を抜くことができる | ・部位によっては痛みを伴う ・ツルツルの仕上がりになってしまう ・次に処理する際には1cm以上伸ばす必要がある |
一見、痛みが強そうな処理方法ですが、思ったよりも痛くないため、即効性を求める人や、ナチュラル志向の人に人気の脱毛方法です。
ただし、次回処理する際に1cm以上伸びていないとワックスに毛を絡められないため、しばらくの間は短い体毛を我慢しないといけない点はデメリットといえます。
抑毛ローション
抑毛ローションとは、抑毛効果のある成分を含んだローションを使用することで、体毛を薄くする効果が期待できるアイテムです。
配合される成分としては、毛を薄くする働きのある女性ホルモンに似たイソフラボンや、毛のタンパク質を分解する酵素を含んだパパイン酵素やチオグリコール酸カルシウムなどがあります。
ただし、毛のタンパク質を溶かすタイプの成分を含んでいる場合、同じようにタンパク質でできている肌も傷めてしまう可能性もあります。
使用前には必ずパッチテストを行うようにしましょう。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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・塗るだけで毛を薄くする効果が期待できる ・美容成分が配合されているものもある ・刃を使わないからケガの心配がない | ・効果が出るまでに時間がかかる ・個人差によって効果が実感できないことがある ・即効性がない |
肌が弱い人や、刃を使いたくない人におすすめの抑毛ローションは、ただ塗るだけという手軽さが魅力の脱毛方法です。
ただし、効果が見られるまでには個人差があり、3ヶ月以上はかかるという人も少なくありません。気長に続けることが苦手な人や、即効性を求めている人には向いていない方法といえます。
サロン・クリニックで脱毛を行う
脱毛サロンや脱毛クリニックは、光脱毛やレーザー脱毛、ニードル脱毛などの脱毛方法に対応しています。
いずれもヘアサイクルに合わせて、ツルツルから毛量を減らすだけなど、自由にデザインでき、処理後はもう自己処理に悩まされることはありません。脱毛サロンと脱毛クリニックのそれぞれの特徴を確認してみましょう。
スピードの速い医療レーザー脱毛
脱毛クリニックでは、レーザーを使って体毛の黒いメラニン色素に熱を加え、毛が再生しづらい状態にするレーザー脱毛を受けられます。
レーザー脱毛の特徴は、高い脱毛効果が期待できるという点です。毛の生えるサイクルである毛周期に合わせて脱毛を行うのは、脱毛サロンと変わりありませんが、出力が高い分、脱毛サロンよりも少ない回数で脱毛を終えられます。
ただし、脱毛する部位によっては強い痛みを伴い、脱毛サロンに比べて価格が高いというデメリットもあります。
痛みに強い人や、スピードを重視している人には、脱毛クリニックのレーザー脱毛がおすすめです。
肌に優しい光(フラッシュ)脱毛
脱毛サロンでは、光(フラッシュ)脱毛を行えます。脱毛クリニックでのレーザー脱毛とメカニズムは同じですが、使用する機械に違いがあります。
脱毛サロンの光(フラッシュ)脱毛は、脱毛クリニックに比べて痛みが少なく、肌への負担も最小限で脱毛可能です。人によっては、光(フラッシュ)脱毛で、美肌効果が期待できる人もいます。
脱毛クリニックのレーザー脱毛に比べると、脱毛に通う回数は若干多くなりますが、その分リーズナブルに脱毛できます。
痛みに弱い人や、リーズナブルに脱毛を行いたい人におすすめの脱毛方法です。
白髪があるならニードル(美容電気)脱毛
ニードル(美容電気)脱毛は、毛穴1つ1つに針を刺して電流を流し、毛が生えてこないようにする脱毛方法です。レーザー脱毛と同じように高い効果が期待できます。
ただし、毛穴に針を刺すことから強い痛みを伴います。また、脱毛完了まで長い時間がかかることや、高い費用がかかることなどにより、あまり一般的な方法ではありません。
メリットとしては、黒いメラニン色素に反応させるメカニズムではないため、光(フラッシュ)脱毛やレーザー脱毛では対応できない白髪や金髪にも対応できることです。
タトゥーのある人や、白髪・金髪で脱毛サロンやクリニックでは脱毛できなかった毛がある人には、おすすめの方法です。
体毛が薄くなったと勘違いしやすいNG処理法
濃くなった体毛を処理した時に、体毛が薄くなったと感じるけれど、実は逆効果になってしまう脱毛方法があります。
一時的な効果に惑わされて、さらに体毛が濃くなったり、肌トラブルを起こさないよう十分注意しましょう。
カミソリでの処理
カミソリでの脱毛は、リーズナブルで手軽に体毛を処理できるため、一見濃すぎる体毛処理に向いていると思われがちです。
ただし、ムダ毛の処理にカミソリの刃を使用することで、肌へのダメージが蓄積し、色素沈着や埋没毛といったトラブルに発展してしまうことがあります。
また、刃で処理した体毛は先端が尖っているため、チクチクしたり太く見えたり、余計体毛が目立ってしまう可能性も考えられます。
カミソリで体毛を処理する際には、使用前に毛を蒸らして柔らかくしたり、シェービングジェルを使って正しく剃るなど、肌にダメージが加わらないように注意して使用することが大切です。
体毛が薄くならない理由
肌トラブルに気をつけながら処理をしても、体毛を薄くすることができない理由は、毛根にダメージを与えることができないからです。
毛根にダメージを与えられない限り、毛が薄くなったり、生えづらくなったりすることはありません。
除毛クリームでの処理
除毛・脱毛クリームは、タンパク質でできている体毛の特徴を利用して、タンパク質を溶かすチオグリコール酸カルシウムなどの成分を使い、毛を溶かす仕組みです。
ただし、毛と同じように肌もタンパク質でできているため、除毛成分によっては肌荒れなどのトラブルが起こる可能性が高いとも言えます。
特に、肌が弱い人はひどい肌荒れを引き起こしてしまうこともあるため、使用前には必ずパッチテストを行うようにしましょう。
体毛が薄くならない理由
除毛・脱毛クリームを使用した脱毛は、毛穴の中の毛まで処理したかのように綺麗に仕上がりますが、実は毛根にはダメージを与えられていません。
中には、抑毛成分などを配合したものもありますが、そもそも抑毛成分によって毛を薄くする為には、継続した長期間の使用が必要です。
強い刺激のある除毛・脱毛クリームは、そこまで頻繁に使用することはできない為、体毛を薄くする効果はあまり期待できないでしょう。
電気シェーバーでの処理
電気シェーバーを使用して体毛を処理する際も注意が必要です。
電気シェーバーは、刃が電動で回転して手軽に体毛を処理することができますが、カミソリよりも危険性が少ないため、ついつい肌に押し付けて使用してしまいがちです。
肌に押し付けて体毛を処理していると、肌への刺激が蓄積して、埋没毛や黒ずみ、出血といったトラブルの原因になります。
さらに、体毛を処理してもすぐに生えてきてしまうため、毎日肌への負担が蓄積しやすい点もデメリットの一つです。
体毛が薄くならない理由
電気シェーバーを使用して体毛を処理しても、毛根から先の部分しかカットできていない為、毛を薄くできません。
また、カットした毛の先端面積が広くなってしまうことで、生えてきた時に余計体毛が目立ってしまうこともあります。
体毛が薄くなったと感じる理由は加齢とホルモンバランス
体毛が薄くなったと感じている人の共通点は、年を重ねたことによる細胞の老化や男性ホルモンの減少、さらにストレスや乱れた生活習慣によるホルモンバランスの乱れであることがほとんどです。
体毛を薄くするために、自分からホルモンバランスを崩すというのはリスクが大きすぎますし、現実的ではありません。
自宅で体毛を薄くしていくムダ毛ケアを行うなどして体毛が薄くなるよう挑戦してみましょう。
ただし、自宅での処理にはトラブルがつきものです。心配な人は、プロに任せて確実に体毛を減らせる脱毛サロンやクリニックを利用するのも賢い選択の一つです。