毛嚢炎が治らない!治らない時の対策と早く治す方法は?
毛嚢炎が治らない時の正しい対処法をわかりやすくまとめました。毛嚢炎の原因や予防方法、さらに改善するためのおすすめ商品を紹介しています。実は毛のう炎はかゆみや痛みはほとんどありません。間違えやすい症状も紹介しているのでチェックしてみましょう。
目次
毛嚢炎が治らない!最適な治療法が知りたい!
この記事では「毛嚢炎」の原因や、治らない場合の対処法、薬局やAmazonなどで販売されている毛嚢炎に効果的な薬について詳しく紹介しています。
毛嚢炎に似た症状もいくつか紹介していますので、参考にしてみてください。
この記事は以下の人におすすめです。
- 毛嚢炎の原因を知りたい
- 毛嚢炎が治らない場合の対処法を知りたい
- 毛嚢炎にならないための予防策を知りたい
- 毛嚢炎の特徴や症状を正しく理解して他の症状と区別したい
毛嚢炎が治らない原因
毛穴が汚れている
毛嚢炎は肌の常在菌であるブドウ球菌などが、毛穴で感染することによっておこる症状です。ブドウ球菌は「肌が汚れている」「毛穴が汚れている」など、不衛生な場所で繁殖しやすい細菌です。
毛嚢炎が治らない場合は、しっかりと毛穴を清潔な状態にしておくことが大切です。
過度に触れる&つぶす
毛嚢炎になってもなかなか治らないと思っている人は、必要以上に毛嚢炎を触っている可能性があります。毛嚢炎は、基本的にはそのまま放置していても1週間程度で治る症状です。症状が軽ければ痕が残ることもほとんどありません。
しかし触ってしまうと、治りが遅くなるだけでなく潰れてしまう可能性があり、潰れると消えない痕が残ってしまうかもしれません。
寝具が汚れている
毛嚢炎はブドウ球菌が毛穴で感染することによって起こり、不衛生な環境だと繁殖しやすいということを説明しました。
寝具が汚れていると、ブドウ球菌が寝ている間に繁殖しやすく、「いつの間にか毛嚢炎になってしまった。」「毛嚢炎が治らない。」ということが起こってしまう危険性があります。
生活習慣が乱れている
生活習慣の乱れが、毛嚢炎の悪化や毛嚢炎の治りを遅くさせる可能性があります。
寝不足や食生活が乱れていると、肌のバリア機能は低下していきます。バリア機能が低下すると、雑菌が繁殖して毛嚢炎が起こりやすくなってしまうのです。
毛嚢炎の治りが遅いと感じる人は生活習慣が乱れていないかチェックしてみてください。睡眠をよくとり、バランスのいい食事を心がけましょう。
ストレスを溜め込んでいる
ストレスをため込んでしまうと、血管の収縮、免疫機能の低下、肌のバリア機能の低下、男性ホルモンの増加が起こり、肌全体に影響が出てきます。
簡単なストレス解消法を以下にまとめました。
- コーヒーや紅茶などは避け、緑茶を飲む
- 深呼吸をする
- 笑う
- 観葉植物を置いて、部屋のレイアウトを変える
スキンケアを怠っている
毛の自己処理後や、サロン・クリニックの脱毛後は肌のバリア機能が著しく低下します。そのため、スキンケアは必ず行っておきましょう。
これを怠ると、毛嚢炎になる危険性は高まり、すでに毛嚢炎になってしまっていたら、治りが遅くなってしまいます。
バリア機能を高める方法は、肌の水分を保つことです。高保湿成分が配合されているスキンケア商品を使って、毎日保湿と保水を行いましょう。
誤ったムダ毛処理をしている
誤ったムダ毛処理を続けていると、毛嚢炎になる可能性も高いですし、毛嚢炎が治りにくくなります。なぜなら、誤ったムダ毛処理方法は肌のダメージが大きく、肌のバリア機能を著しく低下させてしまうからです。
毛嚢炎になる可能性は肌のダメージに大きく依存しています。ムダ毛処理は正しく行うようにしましょう。以下、誤ったムダ毛処理の方法をまとめます。
- 毛抜きによるムダ毛処理
- 処理のあとの肌ケアを怠る
- 処理アイテムと部位の不適合
炎症部位の通気性が悪い
毛嚢炎になってしまった部位の通気性が悪いと、治りが遅くなってしまいます。蒸れやすく、不衛生な場所は細菌の活動も活発化しているためです。
毛嚢炎を早く治したいというのであれば清潔にするのはもちろんですが、通気性も良くして細菌の繁殖を抑制しましょう。
重症化した状態を放置している
毛嚢炎が重症化しているのに放置しているということはありませんか?毛嚢炎は軽度であれば1週間程度で自然に治ってきます。しかし炎症を起こし重症化している場合は自然に放置していても治りません。
その場合は医師の診察を受けることをおすすめします。なぜなら市販の薬だけでは対処できない場合があるためです。
本当は毛嚢炎じゃない
毛嚢炎だと思って薬を塗っても、全然治らないということもあります。それはそもそも毛嚢炎ではないかもしれません。毛嚢炎の見た目はニキビにそっくりで、素人目ではなかなか判別が難しいです。
毛嚢炎の薬ではニキビは治らず、毛嚢炎をニキビと勘違いしてしまい、ずっと薬を使い続けたという例が多いようです。
毛嚢炎が治らないと感じている人は、本当に毛嚢炎なのか皮膚科に行って確かめた方が良いでしょう。
毛嚢炎が治らない時の対策
肌は常に清潔な状態をキープ
毛嚢炎がなかなか治らないというときはまず、肌を清潔な状態にしてみましょう。清潔な状態をキープしておけば毛嚢炎がひどくなることはありません。
夏の時期は汗をかくことも多くなり、清潔な状態を常にキープしておくのは厳しいかもしれません。タオルで拭いたりこまめにシャワーを浴びたりするなどしましょう。
こまめにシャワーをあびるのが難しい人は、除菌ができるコットンシートなどで肌を清潔にしましょう。
炎症部位に刺激を与えない
毛嚢炎が起きている場所に刺激を与えることは良くないです。毛嚢炎が潰れてしまうと、消えない痕が残ってしまう危険性があります。
毛嚢炎は、触らない方が早く治ります。理由は手には細菌が多く潜んでいるからです。
効果的な薬を使用する
比較項目 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 田辺三菱製薬 | 武田コンシューマーヘルスケア | 大塚製薬 |
価格(Amazon) | 1,625円 | 800円 | 598円 |
内容量 | 10g | 6g | 100g |
効果効能 | ・化膿を伴う症状に効果的 ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう 毛嚢炎)に効果的 | ・化膿を伴う症状に効果的 ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう 毛嚢炎)に効果的 | ・にきび、吹出物、はたけ、やけど ひび、しもやけ、あかぎれ、きず 水虫、たむし、いんきん、毛嚢炎 |
有効成分 | ・フルオシノロンアセトニド(皮膚ホルモン) ・フラジオマイシン塩酸塩(抗生物質) | ・オキシテトラサイクリン塩酸塩 ・ヒドロコルチゾン | ・クロルヘキシジングルコン塩酸(殺菌成分) |
使用用途 | ・化膿を止めるために使用 ・毛嚢炎を抑えるために使用 | ・化膿を止めるために使用 ・毛嚢炎を抑えるために使用 | ・化膿、吹出物、ニキビ等を直したい場合に使用 ・毛嚢炎を抑えたい場合に使用 |
ステロイド配合有無 | あり | あり | なし |
香り | なし | なし | なし |
購入できる場所 | 薬局・Amazon | 薬局・Amazon | 薬局・Amazon |
デリケートゾーン可否 | 可能 | 可能 | テキスト |
①フルコートf軟膏
メーカー | 田辺三菱製薬 | 使用用途 | ・化膿を止めるために使用 ・毛嚢炎を抑えるために使用 |
価格(Amazon) | 1,625円 | ステロイド配合有無 | あり |
内容量 | 10g | デリケートゾーン可否 | 可能 |
効果効能 | ・化膿を伴う症状に効果的 ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう 毛嚢炎)に効果的 | 香り | なし |
有効成分 | ・フルオシノロンアセトニド(皮膚ホルモン) ・フラジオマイシン塩酸塩(抗生物質) | 購入できる場所 | 薬局・Amazon |
フルコートf軟膏は化膿してジュクジュクした患部や、化膿してしまった患部利用できる軟膏です。合成副腎皮膚ホルモン(概要ステロイド)により、抗炎症作用を発揮します。
使い方の注意として、大量または長期にわたって使用すると、顔や口の周りにニキビや吹出物ができてしまう危険性があるので注意しましょう。
②テラ・コートリル軟膏
メーカー | 武田コンシューマーヘルスケア | 使用用途 | ・化膿を止めるために使用 ・毛嚢炎を抑えるために使用 |
価格(Amazon) | 800円 | ステロイド配合有無 | あり |
内容量 | 6g | デリケートゾーン可否 | 可能 |
効果効能 | ・化膿を伴う症状に効果的 ・化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう 毛嚢炎)に効果的 | 香り | なし |
有効成分 | ・オキシテトラサイクリン塩酸塩 ・ヒドロコルチゾン | 購入できる場所 | 薬局・Amazon |
テラ・コートリル軟膏は、ヒドロコルチゾン(副腎皮膚ステロイド)が入った抗炎症作用を持った軟膏です。化膿を伴う症状を抑えてくれる効果が期待できます。
長期間の使用や、化粧用や髭剃り後用としては使用できないので注意してください。その他注意事項が多々あるため、必ず用法容量を守って使用するようにしましょう。
③オロナインH軟膏
メーカー | 大塚製薬 | 使用用途 | ・化膿、吹出物、ニキビ等を直したい場合に使用 ・毛嚢炎を抑えたい場合に使用 |
価格(Amazon) | 598円 | ステロイド配合有無 | なし |
内容量 | 100g | デリケートゾーン可否 | 可能 |
効果効能 | ・にきび、吹出物、はたけ、やけど ひび、しもやけ、あかぎれ、きず 水虫、たむし、いんきん、毛嚢炎 | 香り | なし |
有効成分 | ・クロルヘキシジングルコン塩酸(殺菌成分) | 購入できる場所 | 薬局・Amazon |
オロナイン軟膏は、ニキビや吹出物に効果を発揮しやすく、毛嚢炎の対処法としても効果が期待できます。
深い傷や火傷の部位には使用できません。使用後に発疹・かゆみ・はれ・乾燥・ひびわれ等が起こった場合はすぐに使用を中止しましょう。
広範囲に悪化している場合は病院へ
毛嚢炎の診察受付は「皮膚科」
毛嚢炎は軽い程度であれば放置していても1週間程度で治りますが、毛嚢炎の数が多く、広範囲にわたって症状が見られた場合は重症化している可能性があります。その場合はすぐに医師の診断を受けるようにしましょう。
毛嚢炎は皮膚科に相談しましょう。病院では培養検査をしてくれることがあり、この検査を受けることによってどんな菌に感染しているか判別できます。
毛嚢炎が治らない時の悪化予防!毛嚢炎中に脱毛するコツ
「カミソリ」保湿忘れずに新しい刃を
カミソリを使用する場合は新しい刃を使用することと、肌の保湿を行うことが毛嚢炎を発症させないコツです。
カミソリはコンビニや薬局、スーパーや100均でも売られている便利で安価なムダ毛処理アイテムです。しかし、カミソリは刃と肌が触れ合ってしまうため、肌を傷つけやすいアイテムでもあります。肌のダメージが大きくなりすぎると毛嚢炎のリスクは高くなってしまうので、カミソリを使用する場合はいかに肌へのダメージを減らすかがポイントです。
新しい刃を使用することで滑りが良くなり肌へのダメージが少なくなりますし、保湿を行うことでダメージを負ってしまった肌のバリア機能を高めることができます。
「電気シェーバー」2週間の頻度で替え刃
電動シェーバーを使用する場合は、定期的なメンテナンスをするか、定期的に刃を変えるようにしましょう。
なぜなら使用した後に長い間使っていない場合は菌が繁殖してしまっている可能性がありますし、刃が錆びている場合は肌へのダメージが大きくなってしまうからです。
シェーバーの刃は2週間程度を目安に交換すると良いです。また定期的に刃が汚れていないか、などもチェックするようにしましょう。
「脱毛クリーム」できれば使用を控えて
脱毛クリームは処理したいムダ毛に塗ることで、毛のたんぱく質を分解して溶かして処理する方法です。使い方も簡単で、気になる部分に塗り10分程度放置した後に洗い落とすだけです。
しかし、肌への影響もあり毛嚢炎になってしまう可能性はゼロではありません。特に放置時間を間違えてしまうと肌へのダメージが大きくなってしまうため使用する際は商品の使用方法を守って正しく使用するようにしましょう。
一度使用すればしばらく生えてこなくなるわけではなく、また生えてきてしまうためツルツルの状態を維持するためには使用し続けなければなりません。ダメージが蓄積され、毛嚢炎のリスクは高まる可能性があります。脱毛クリームの使用頻度には気をつけましょう。
「光(フラッシュ)脱毛」照射強度を上げない
フラッシュ脱毛は一般的にサロンで多く取り扱っている脱毛方法です。痛みが少なく費用も安く、肌に優しいことが特徴で、根本からの脱毛効果が期待できます。
このフラッシュ脱毛は、家庭でもできる商品が市販されています。市販されている家庭用フラッシュ脱毛器も肌への影響が少なく、毛嚢炎は起こりづらいですが肌へのダメージはゼロではありません。
フラッシュ脱毛器には照射レベルがあり、照射レベルが高すぎると肌へのダメージも大きくなってしまうため、強いフラッシュを肌に照射し続けることはやめましょう。
治らないのは本当に毛嚢炎?毛嚢炎の特徴と症状を再確認
毛嚢炎は他の症状と間違えてしまうことが多いです。そのため毛嚢炎の特徴をしっかり理解しておくことで、毛嚢炎なのかそうでないのか判断ができます。ここでは毛嚢炎の特徴や症状を詳しく解説していきます。
毛嚢炎は「痒み・痛み」がほとんど無い
毛嚢炎はまず痛みと痒みがほとんどありません。見た目は白いブツブツしたもので、中央に赤みや膿があるのが特徴です。
原因は肌に常在しているブドウ球菌で、細かなひっかき傷や、刺し傷、毛を抜いた時の傷などから毛穴に侵入し、そこで感染してしまうことで起こります。
2つに分けられる毛嚢炎
毛嚢炎には「表在毛嚢炎」と「深在毛嚢炎」の2つの種類があります。ここではこの2種類の毛嚢炎について詳しく解説していきます。
表在毛嚢炎の症状
表在毛嚢炎の症状は前述したような症状で、上部だけの浅い部分の感染症です。個々の発疹は赤いブツブツだけか、中央に白い膿を持ちそのまわりが赤い症状がみられます。
かみゆはなく、痛みもほとんどないのが特徴です。
深在毛嚢炎の症状
ブツブツはできるのですが、その部分がやや硬く、根を持ったものがこの深在毛嚢炎で、軽い痛みがあります。
表皮ブドウ球菌より黄色ブドウ球菌による感染の場合が多く、首の後ろや太もも、お尻にできることが多い毛嚢炎です。
治らないのは本当に毛嚢炎?毛嚢炎に似た症状15選
毛包炎
毛包炎も毛嚢炎と同じで、皮膚にある毛包の感染症です。小さな赤いブツブツか、白い吹出物ができる症状が現れます。痒みはかすかにあり、痛みも程度によっては感じると思います。見た目は悪く、なってしまうと厄介でしょう。
毛包炎は毛嚢炎と症状が似ているため、わからない場合は医師の診察を受けるようにしてください。
偽毛包炎
毛包炎の中には偽毛包炎というものもあります。毛包炎は細菌による感染で起こりますが、偽毛包炎は細菌による感染ではないにも関わらず、炎症が起きてしまう症状のことを言います。
ヒゲや体毛を処理する際に、毛が皮膚の中に入り込んでしまい、そこで発育してしまうことが原因で、毛穴の近くで炎症を起こしてしまうようです。
マラセチア毛包炎
マラセチア毛包炎は、マラセチア菌と呼ばれる菌が毛穴で感染することで起こる毛包炎です。見た目の症状は赤いブツブツができ、場合によっては白い膿を伴います。毛嚢炎と似た見た目のため、毛嚢炎と間違えてしまう場合が多いようです。
できる場所は胸や背中が多く、痛みはありませんが痒みを伴うことがあります。
カンジダ性毛包炎
カンジダ性毛包炎とは、カンジダと呼ばれるカビの一種が原因で起こる毛包炎の事を言います。
症状は皮膚が赤みを帯び、ひどい場合はただれたように見える場合もあります。毛包で感染した場合の症状は、毛穴に沿って赤いブツブツができ毛嚢炎と似た症状が出てくるでしょう。
カンジダ性毛包炎は痒みを伴うことが多く、皮膚の表面がもろくなってしまう特徴があります。
温浴毛包炎
温浴毛包炎と呼ばれる症状も毛嚢炎とよく似ています。
温泉やお風呂などが主な感染源となり、赤いブツブツや白い膿、痒みなどの炎症を引き起こします。お風呂上りにこのような症状が出たら温浴毛包炎と判断してもいいでしょう。
塩素系の処理が不十分な浴槽などで起こりやすく、対処法としては浴槽を清潔に保つことと、お風呂上りに体をシャワーでよく洗うことです。
ボックハルト膿痂疹(続発性膿痂疹)
ボックハルト膿痂疹は、黄色ブドウ球菌の感染によって引き起こされる感染症で、黄色いかさぶたや、黄色い液体が詰まった水膨れを作ります。
痛みや痒みを伴うことが多く、黄色いかさぶたの様なものが特徴的です。衛生状態が悪いと引き起こされることが多いため、肌は常に清潔にしておきましょう。
尋常性毛瘡
尋常性毛瘡とは、毛包で起こる感染症の一種で、ヒゲの部位に起こりやすいのが特徴です。ヒゲ処理後に炎症が起こり赤みを伴った盛り上がりができることが多く、痛みを伴います。
肌のダメージが原因のため、ヒゲ剃り後は保湿保水をしてバリア機能を高めておきましょう。
皮膚潰瘍
皮膚潰瘍は皮膚や粘膜が何らかの理由で傷つき、それが進行して起こる組織の欠損の事を言います。
見た目の症状は肌が赤みを伴い傷ついたように見えます。皮膚潰瘍はその傷が治りにくくなってしまったことを言い、対策としては早期の傷の治療が重要です。
ニキビ
毛嚢炎とニキビはよく勘違いされるほど、見た目の症状が酷似しています。しかし、原因菌が違い、対策方法も異なります。
毛嚢炎だと思って毛嚢炎の薬を塗っても治らないのはもしかしたらニキビかもしれません。
あせも
あせもは、汗を大量にかいた後赤いブツブツが急速に現れ、痒みを伴います。
通気性が悪く、汗を大量にかいてしまう条件が揃うとあせもになってしまう可能性が高まるため、通気性の良い服を着て涼しい環境を整えることが大切です。
赤いブツブツが毛嚢炎や毛包炎と似ていますが、汗と痒みで判別ができるでしょう。
おでき
おできは毛穴の感染によって起こる症状の一つで、毛嚢炎とよく似ています。毛嚢炎は毛穴の部分のみ感染して起こるものですが、おできは毛穴周辺の一体で起こり毛嚢炎より深い位置で感染します。
触ると少し皮膚が盛り上がり、硬さと痛みもあります
性器ヘルペス
性器ヘルペスは生殖器に起こる病気です。口唇ヘルペス同様、ウィルスが体内に侵入し、体の免疫力が低下すると再発してしまう厄介なものです。
症状は赤いブツブツや水膨れができてしまい、痛みと痒みも伴います。またひどい場合だと潰瘍になったりもします。
性器ヘルペスは性行為によって感染し、毛嚢炎のように無痛ではないので見分けは容易にできます。
コンジローマ
コンジローマも性器ヘルペス同様性行為によって感染する性病です。見た目の症状は「イボのようなもの」が性器周辺にでき、痛みや痒みはありません。
放置しておくと大きくなったり、数が増えてしまうので、早めに病院で受診することをおすすめします。
イボのようなものが白くブツブツしたものになったりするので毛嚢炎と症状は似ていますが、毛包周辺ではなく、性器周辺にできるためこちらも見分けは容易にできます。
梅毒
梅毒はとても危険な性病の一つで、場合によっては死に至るものです。梅毒には症状が出る時期が4段階に分かれており、その初期症状は赤いブツブツのようなものが体幹を中心に現れます。
痛みや痒みはなく、しばらくすると引いてしまうので、気付きにくい病気と言われています。
性病の一つですが、性器周辺に現れるだけでなく、全身に症状が出るため毛嚢炎や毛包炎などと間違えないように注意してください。梅毒の赤いブツブツはバラの花に似ている特徴を持っているため、見分けることが可能でしょう。
近年では増加傾向にある病気なので皆さんも注意してくださいね。
粉瘤
粉瘤とは皮膚の潰瘍の一つで、何らかの理由により毛穴の一部が袋状の構造物となり、そこに皮脂や皮膚の一部である角質などが溜まって徐々に大きくなる病気です。
見た目は膨らんだしこりみたいになり、おできと似ています。そして膨らんだしこりの中央付近には黒い点があるので知っておくと見分けられるでしょう。
大きくなると痛みや熱を伴うので、おかしいと思ったら皮膚科で早めの受診をしてください。
毛嚢炎は他人にうつるのか?
毛嚢炎は皮膚の常在菌であるブドウ球菌が毛穴に侵入し感染することで起こるものです。感染症の一つのため、人に移るというイメージを持つ人もいると思いますが、今のところ感染する報告や発表は見つかっていません。
そのため、現段階では毛嚢炎は他人に移る可能性は低いと言えます。感染について不安な人は、病院で診察をうけることをおすすめします。
治らない毛嚢炎は病院診察が最も早く的確に解決できる!
毛嚢炎は肌を綺麗な状態にしておけば、数日から1週間程度で自然に治るものです。それ以上治らなかったり数が増えたりひどくなったと感じた場合は、生活習慣や生活環境に問題があるかもしれませんし、もしかしたら毛嚢炎ではないかもしれません。
判断が難しい場合もあるので、おかしいなと思ったら早めに皮膚科での診察を受けましょう。プロの目で見てもらえれば、長引くこともなく的確に解決できます。