カミソリ(剃刀)の替え刃の寿命はいつ?カミソリの刃の交換時期も解説!
カミソリの替え刃には寿命があります。カミソリを適切に使うために重要な替え刃の寿命、長持ちさせたり復活させる方法、捨て方などについて詳しく解説します。さらに電気シェーバーとカミソリのメリットとデメリットを比較しているのでぜひ参考にしてください。
目次
カミソリの刃はいつ替える?寿命や交換時期
カミソリの刃をいつ替えればいいのか分からない人は意外と多いです。
寿命を過ぎた刃を使うと、肌を傷めることになります。
この記事では、刃の寿命と交換時期をメーカー別に詳しく解説。また刃の寿命を伸ばす方法や復活させる方法、カミソリの刃の捨て方などについて紹介します。
電気シェーバーとカミソリの刃の寿命比較もしているのでぜひ参考にしてください。
カミソリの替え刃の寿命と交換時期
カミソリの替え刃の寿命・交換時期目安
フェザー
フェザーでは替え刃の寿命や交換時期は明確にされていません。替え刃の寿命は、各自の髭の状態やシェービング剤、季節など様々な要因に左右されるからです。
参考としては、軽く剃った際に髭が切れずに引っかかり、痛みを感じるようになる前が交換の目安となります。
ジレット
ジレットの替え刃で目安とされている寿命・交換時期は最長1ヶ月となっています。
髭の濃さや硬さ・使用頻度・シェービング剤などにもよりますが、スムーサーの色が白っぽくなるのが交換時期の目安です。
シック
使用する人の髭の濃さや硬さなどによって様々ですが、シックでは替え刃の寿命・交換時期の目安を2~3週間としています。
スムーサーが薄くなってきたら交換するようにしましょう。
保管方法などによっても違う
替え刃の寿命は、カミソリの保管方法や使用頻度、使用しているシェービング剤などによっても違ってきます。
刃の傷みに気づいたら、メーカーの定めた目安に関わらず交換することが大切です。
カミソリ本体の寿命
カミソリの替え刃は2週間~1ヶ月程度で交換する必要がありますが、カミソリ本体の寿命は概ね6ヶ月~1年程度になります。
カミソリの刃の寿命を伸ばす5つの方法
1.使用後は綺麗に洗う
カミソリを使用した後は、まず水で綺麗に洗いましょう。シェービング剤や髭、皮脂などが残った状態だと刃が錆びる原因になります。
水で落ちにくい場合はお湯を使うのも良いでしょう。細かい毛が取れないからといって、洗面台の縁で叩いたりブラシなどで取り除くことは刃を傷める原因になります。
水やお湯で丁寧に洗ったら、カミソリを軽く振って水落とすようにしましょう。
2.使用後にタオルでこすらない
カミソリの使用後にタオルで拭くのはNGです。タオルで拭くと刃こぼれを起こす可能性があるからです。使用後の刃を綺麗に洗った後は、コップや専用の容器に立てて自然乾燥させましょう。
また、早く乾かしたいからといってドライヤーの温風を使うと、刃や本体が変形するおそれがあります。ドライヤーを使う場合には冷風を使用してください。
3.お風呂場に放置しない
カミソリの刃をお風呂場に保管するのは絶対にやめましょう。
髭を剃る場所がお風呂場であることが多いため、ついお風呂場に放置しがちですが、カミソリの刃が早く傷んでしまいます。
湿気の溜まりやすい場所は刃が錆びやすいだけでなく、雑菌もたまりやすく、本体にカビなどが付着するおそれもあります。そのまま使用すると肌トラブルの原因に繋がるので注意しましょう。
4.保管は風通しの良い場所で
カミソリの保管場所としては、湿度が低くて風通しの良い場所がオススメです。高温になる場所はスムーサーが溶けることがあるので、温度にも注意が必要です。
洗面台の上段で水のかからない場所、窓際などが理想です。缶やプラスチックのタッパーなどに乾燥材を入れて保管する方法もあります。
5.定期的に洗浄を
カミソリの刃に付着した皮脂や汚れを取り除くには重曹がオススメです。
重曹はアルカリ性なので、皮脂を中和する作用があります。400cc程度の水に小さじ一杯の重曹を溶かし、カミソリの刃を約3分間浸けおくだけで綺麗になります。
後は風通しの良い場所で、しっかり自然乾燥させましょう。定期的に行うと効果的です。
重曹はスーパーや百円均一で購入できます。万能に使えると人気なので、1つ買っておくのがおすすめです。
【補足】複数使用は意味がない
カミソリの刃を複数持ってローテーションして使用しても寿命を伸ばす効果がありません。
2つ同時に開封すると劣化スピードが速まるだけで、むしろ逆効果です。カミソリの刃は1本ずつ順番に使いましょう。
カミソリの刃を復活させる方法
切れ味の悪くなったカミソリの刃はすぐに新しい刃に交換するのが基本です。しかし、使いたいのにたまたま替え刃を切らしている場合もあります。
これからカミソリの刃を復活させる方法を紹介します。
使用する道具
古い歯ブラシとジーンズを使用してカミソリの切れ味を復活できます。それぞれの使い方と手順を紹介します。
歯ブラシ
歯ブラシは要らなくなった古いもので問題ありません。細かい毛の詰まりを取り除くのに使用します。 力を入れすぎると刃こぼれの原因になるので、優しく丁寧に毛を取り除きましょう。
ジーンズ
ジーンズはカミソリの刃を研ぐのに使用します。本来は革を使用して研ぐのが理想ですが、ジーンズは床屋でカミソリの刃を研ぐのに革の代用品として使用されていました。
切れ味を復活させる手順
- 歯ブラシを使ってカミソリの刃に詰まった毛を丁寧に取り除く
- カミソリをジーンズに軽く押し当てながら20回程度引く
- さっきとは逆方向にカミソリを20回程押す
寿命になった剃刀で剃るデメリット
寿命になってしまったカミソリの刃を使い続けることは、様々なデメリットにつながります。ここではどんなデメリットがあるのか解説します。
カミソリ負けの原因になる
刃が傷んでしまったカミソリには刃こぼれがあります。刃こぼれ部分が肌に当たると細かい傷ができて炎症を起こすなど、カミソリ負けが起きる原因になります。
刃こぼれを起こしている刃は使用せず、すぐに交換しましょう。
深剃りができなくなる
寿命になったカミソリは切れ味が悪くなっているため、深剃りができません。丁寧に剃ったつもりでも、毛穴に残った毛が目立つため、髭剃りなどで十分な効果が得られません。
ニキビ・肌荒れの原因になる
刃が傷んでしまったカミソリには雑菌が繁殖している可能性が高く、雑菌が肌に侵入することでニキビや肌荒れの原因になります。
また、傷んだカミソリでは剃り味が悪いため何度もカミソリを当てることになり、肌荒れを起こす可能性が高くなると言えるでしょう。
寿命をむかえた替え刃・カミソリの捨て方
寿命をむかえた替え刃やカミソリは、どのように捨てていいのか迷ってしまいます。正しい捨て方を説明します。
カミソリは不燃ごみ
ゴミの分別方法は各自治体によって異なりますが、カミソリは一般的に不燃ごみとされることが多いです。また、替え刃の部分は危険物とされる場合が多いため、捨てる際には注意が必要です。
そのままでは捨てない
カミソリをそのまま捨ててしまっては危険です。回収者が怪我をする可能性や、ゴミ出しの際に自分の手を傷つけることがあります。
ガムテープで包む、紙で包んでテープで留めるなど、怪我をしないように注意して捨てるようにしてください。
刃物や危険と記載
カミソリを処分する際は安全を確保するために、刃を包んだガムテープや紙の見える部分に、「刃物」や「危険」と分かりやすいように記載しておくのがおすすめです。
わからない場合には市町村に相談
もし住んでいる地域のカミソリの分別方法がわからない場合は、市や区役所のホームページに記載されている場合が多いので調べてみましょう。
また、市役所や区役所に問い合わせて分別の仕方を教えてもらうこともできます。
使っていないカミソリが不要になったら
未使用のカミソリを処分することになったら、リサイクルショップで引き取ってもらう、メルカリなどのフリマアプリで売る方法があります。
まだ使えるものを無駄にするのはもったいないので、次に使ってくれる人を探すのは良い方法です。
刃の寿命が長いのはどっち?剃刀とシェーバーを比較
髭剃りをする時に、まず悩むのはカミソリと電気シェーバーのどちらを使った方がいいのかということです。
カミソリと電気シェーバではどちらが寿命が長いのか、またそれぞれのメリット・デメリット、値段を比較します。
剃刀とシェーバーのメリットを比較
カミソリ | 電気シェーバー | |
---|---|---|
メリット | ・1本あたりの値段が安い ・きちんと保管すれば長持ちする ・深剃りができる ・切れ味を復活させることもできる ・自分に合わなかった場合に買い替えしやすい | ・簡単に髭剃りができる ・髭剃りにかかる時間が短い ・カミソリ負けのリスクが少ない ・長期的に見ると金額的負担が少ない(刃が長持ち) |
カミソリのメリットは一本当たりの値段が安いため手軽に購入できることです。購入したカミソリが自分に合わないといった場合にも、買い換えがしやすいでしょう。
また、保管方法を気をつければ長持ちできて、深剃りが可能であるといったメリットもあります。
電気シェーバーの1番のメリットは、カミソリ負けしないことです。電気シェーバーの構造として、押し出された髭だけを剃るため、初心者でも安全かつ簡単に使えます。
シェービングフォームが不要で短時間で髭剃りができるというメリットもあります。また、刃が長持ちするため、長期的に見ればカミソリよりも費用は安くて済みます。
剃刀とシェーバーのデメリットを比較
カミソリ | 電気シェーバー | |
---|---|---|
デメリット | ・カミソリ負けを起こしやすい ・お手入れが面倒 ・小まめに交換する必要がある ・長期的にみると金額的負担が大きい場合もある | ・購入時の金銭的負担が大きい ・お手入れが面倒なものもある ・捨てる際の分別が面倒 |
カミソリは肌への刺激が強いためカミソリ負けを起こしやすいのが最大のデメリットです。肌の弱い人は特に注意が必要になります。
使用前に温水で洗顔したり、シェービング剤を使用するといった手間もかかってきます。そのため髭剃りに一定の時間がかかるのもデメリットです。
また、刃は小まめに交換する必要があるため、長期的に見ると費用の負担が大きくなる場合もあるでしょう。
電気シェーバーの場合は、購入時の費用が高いデメリットがあります。機種によっては手入れが面倒であったり、捨てる際の分別も手間がかかったりします。
剃刀とシェーバーの値段を比較
カミソリの値段
カミソリは安いものだと数百円程度のものがあります。自分に合ったカミソリが見つかると、まとめて購入することでさらにコストを抑えることが可能です。
電気シェーバーの値段
電気シェーバーは安いものだと5千円、高いものになると数万円で販売されています。充電式なのか電池式なのか、付属品が有るのか無いのかによって大きく値段が変わります。
カミソリの替え刃は寿命を見極めて交換しよう
傷んだ刃で髭を剃ると、髭がしっかりと剃れずに剃り残しが多くなるだけでなく、肌が傷つき、ニキビや肌荒れの原因になります。
カミソリの刃は保管をきちんと行うことで寿命が長くなるので、風通しの良い湿気の少ない場所で保管しましょう。
カミソリと電気シェーバーでそれぞれにメリットとデメリットがありますが、どちらを使う場合も替え刃の交換時期をしっかりと見極めて、安全に使用しましょう。