髭を全部抜く・抜き続けることの全リスクを解説！抜き続けるのはリスクだらけ？

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髭を抜き続けると薄くなるという説を信じて髭を全部抜いても、髭はなくなりません。なくならなくとも少しでも薄くなるはず、という考え方も間違っています。髭に限らず、体毛は抜くだけでは薄くなりません。

チクチクとした青髭にならないだけマシと髭の濃い方は思うかもしれませんが、髭を抜くことのデメリットの大きさは無視できません。

しかし、ついつい髭を抜くことが癖になっている方も多いはずです。髭を抜くことによるダメージや実際に髭を抜き続けた人の声、さらに濃い髭にもっとも有効な方法をチェックしてみましょう。 

髭を抜き続けることで毛根にダメージが与えられ、髭が薄くなり、いずれは永久脱毛できるということはありえません。

確かに髭を抜くことで毛根にダメージを与えられるかもしれません。しかし髭に限らず毛は、毛細血管から毛乳頭という組織が必要な栄養を吸収、その栄養を元に毛母細胞から細胞分裂することによって、毛が生えていきます。

つまり毛母細胞や毛乳頭が存在する限り、毛は生え続けるメカニズムとなっているのです。

髭を抜くと根元に白く柔らかい物質が出てくることがあります。これは皮脂や毛包であり、毛乳頭や毛細胞ではありません。 

髭を抜き続けることで毛がなくならないばかりか、このようなトラブルが起きてしまいます。

毛包炎とも呼ばれますが、毛穴から毛根全体を包み込む毛包に雑菌が入り込むことで炎症が起きることを言います。

髭を抜くことで毛穴がすっぽり開いてしまい、その毛穴に雑菌が侵入しやすくなることがが原因です。

見た目はニキビと似ており、赤く炎症したり、ぶっつりと白い膿がたまりますが、痛みや痒みはありません。しかし重度になると強い痛みを発し、発熱、化膿することもあります。

また、ニキビ同様、重傷化すると跡になります。 

皮膚の中で埋もれてしまい、そのまま成長を続けてしまう毛を埋没毛と言います。

髭を抜くことで毛穴がぽっかり空いてしまいますが、その開いた毛穴は1週間程度で角質によって閉ざされます。毛穴が閉ざされたにも関わらず、2～3週間後には髭が伸び始め、皮膚から表に出て来られなくなることで、皮膚の中で毛が伸び続けてしまいます。 

男性の顔は、元々角質が厚いため、埋没毛がかなりできやすい部位だと思ってください。

髭に限らずセルフ脱毛に埋没毛はつきもので、定期的なスクラブやピーリングなどで角質を除去することで改善ができます。また、人間の肌はターンオーバーを繰り返しているため、髭を抜くことを止めれば、いずれ埋没毛がなくなります。 

髭を抜くことで毛穴に雑菌が侵入しやすく、毛嚢炎ができやすくなってしまいます。毛穴に起きた炎症は、通常の傷よりも肌に対するダメージが大きく、治りにくいことが特徴といえます。

結果、炎症の刺激によってメラニン色素が活性化、色素沈着を起こしシミになってしまいます。

また髭は毛が太いため抜くことそのものが肌に刺激が強く、毛を引っ張るダメージだけでもメラニン色素が刺激されシミとなります。

また1度色素沈着を起こすと、ほぼ元に戻りません。

実際にヒゲを抜くことで肌がどうなるのか、見ていきましょう。 髭は抜いてはいけないということがよくわかるはずです。

毛抜きで髭を抜くためには、つまめる長さが必要になります。そのため1～2mm伸ばさなければなりません。毛抜きの扱いに慣れてない方は、2mmは伸ばした方がいいでしょう。

個人差はありますが、髭は1日に0.2～0.4mm伸びると言われ、最低でも1mm伸ばすのに5日必要になります。

あまり短い髭では誤って肌をつまんでしまいます。しっかりと髭を伸ばさなければいけません。

何の手入れもせずにただ1～2mm伸びたヒゲはボーボーで、かなり汚い状態です。

また、 髭が濃く毛量が多い方は、無精ひげでは顔のイメージが暗くなりやすいことも忘れてはなりません。 日本人の髭は黒いため老けた印象になりやすいのです。

髭を抜くときは、髭を伸ばすタイミング調整が必要になります。 

髭を抜くには、想像以上に激痛を伴います。髭は体毛の中でも毛が太く、毛根がしっかりしているため非常に痛みが強い部位です。

また顔の皮膚は柔軟性が高いため、髭を引っ張ることで皮膚も一緒に引っ張られ、なかなか抜けません。

1本抜いただけでもかなり痛く、次々に抜けないことが分かるはずです。 

髭の生える場所にもよりますが、平均して1平方センチメートル当たり、120本ほど髭が生えていると言われています。また髭全体で15,000本ほど、少し髭が多い男性の場合、25,000～30,000本生えています。

慣れてくるとはいえ、髭を抜く作業は数時間は必須、 髭の多めの方が全部抜こうと思うと、まるまる1日かかってしまいます。

脱毛後に、髭を抜くことがいかにダメージが大きいかが分かります。

髭を抜いた箇所は真っ赤になり、毛穴が鳥肌のようにポツポツと腫れ上がってしまいます。肌と毛根に大きなダメージを与えているのです。

もちろんヒリつきや痛みも伴います。炎症を抑えるために、冷やすなどの何らかの処置が必要です。 

脱毛直後にはほぼ見られない出血ですが、少し時間がたつことで、血が滲んでいる箇所が出てきます。

傷は毛穴の中、さらに小さいとはいえ確実に毛穴に傷がついているのです。 

炎症が起きて毛嚢炎ができるなど、ダメージを受けてしまうのもうなずけます。 

男性の顔の皮膚は角質が厚いため、髭を抜いて穴となった毛穴は角質によって閉じられ、伸びた毛が出てこられない状態に、埋没毛は確実に増えていきます。

髭が皮膚の中に埋もれているため、髭を剃っても髭がすけてみえてしまいます。また毛穴が閉ざされているため皮脂も表に出ることができず、毛穴に溜まってぽつぽつと盛り上がってしまいます。さらに皮脂が詰まることで、アクネ菌の増殖の原因にもなりかねません。

埋没毛がたくさんできると、このようなリスクも増えてくるのです。

髭を抜くことは想像以上に痛みを伴います。あまりの痛さに涙目になり、鼻水が出てくるはずです。それでも髭は抜き終わらず、泣きながら鼻水を流しながら髭を抜くことになるのです。

そこまでしても髭はまた生えてきます。髭を抜く意味は「ない」と言えるでしょう。

毛抜き1本あれば髭は抜けるため、非常にお手軽です。また、剃り残した部分を抜くこともできるため、「剃り残しがある=不潔」といった印象を与えないためには有効といえます。

数本なら自宅で気になったときに抜くことができるため、場所も時間も選びません。

青髭の原因は剃った髭が見えることです。シェーバーやカミソリと違って、髭の断面が残らないため青髭になりにくいといえます。

さらに、 ジョリジョリ、チクチクといった感触が無いのも大きなメリットです。

シェービングは毛根からの処理ではなく、肌に出ている髭を剃っているだけなので、すぐに髭が生えてきます。髭の濃い方は、夕方にはヒゲの伸びを感じているはずです。

しかし髭を抜けば数日間無毛が維持できるため、髭のない状態が比較的長く続きます。 

毎朝のシェービングに時間がかかっている方にとっては、朝の支度が楽になるでしょう。 

髭を抜くことは毛穴に対するトラブルだけでなく、肌にも大きなダメージを与えます。炎症による黒ずみや埋没毛による肌の凹凸など、肌を汚くしてしまいます。

髭を綺麗にするために毛抜きで抜いているにもかかわらず、肌が汚くなってしまうのは、全く意味がありません。 

髭を毛抜きで抜き続けても、毛細胞や毛乳頭がなくなるわけではありません。そのため必ず髭は生えてきます。

抜いているうちに毛根にダメージが加わっても、毛が薄くなるわけではありません。

髭剃りやシェーバーは毛をカットしているのに対し、毛を抜くことは毛根からの処理になるため、生えてくるまでに時間がかかるだけです。

結果的に生えてくることには変わりません。

多い人で20,000本、髭の平均本数は1,000～1,200本、顎髭だけでも約2,000本もの髭が生えているといわれています。

毛抜きで抜く作業は1本1本の作業になるため、たとえ一部分だけ抜くとしても、数時間はかかってしまいます。

また部位ごとに毎日抜いたとしても、全てに抜き終わった頃には1番初めに抜いた髭が生えてきます。

髭を抜くために費やす時間が莫大なものになってしまいます。 

髭は体毛の中でも最も毛が濃く太い部分です。太い毛は毛包にしっかりと支えられ、抜くにはかなりの痛みを伴います。その痛みを何時間も繰り返さなければならないのです。

2～3本同時に引き抜いても痛みが増えるだけ、また肌ダメージも増えてしまいます。

WEB雑誌のアンケートによると、20代半ば～30代半ばの男性のうち、6割以上が日常的に髭を抜いているというアンケート結果が出ています。

しかし、髭を抜いたことを後悔している声が多いのも事実です。

髭を抜くのが泣くほど痛いという声が多いです。髭を抜くときに、皮膚も一緒に引っ張られる、さらに毛が太いこと、毛の数が多いことが痛みの原因です。

抜いたところで永久に毛が生えてこなくなるわけではありません。

抜いてもすぐに生えるから嫌になる、という声です。確かにシェービングよりは生えるスピードは遅いですが、抜いても抜いても生えてきてしまうのです。 

剃ると肌荒れを起こす髭もしょうがなく抜いているという声もあります。

確かに肌が弱く、髭が濃い方は毎日のシェービングが肌荒れの原因となります。しかし、髭を抜くことのほうが負担は大きいです。

肌に負担のかかりにくいシェービング方法や、アフターケアに力を入れてください。 

髭を抜いて肌が傷んで後悔しているという声です。確かに抜くと一瞬髭がなくなりきれいに見えます。しかしその代償が大きいということに、あとから気づいた例です。やはり髭を抜くのはおすすめできません。

シミや色素沈着ができた、しかも消えないという声です。髭を抜くとそれだけ大きなダメージであるということでしょう。

残念ながら一度できてしまった色素沈着を確実に消すには、美容皮膚科に行くしか方法がありません。

抜いたほうが薄くなるように見える、剃ったほうが濃くなる、という声ですが、そんなことはありません。

しかし、剃った時と違い、抜いた場合毛先の細い毛が生えてくるので、薄くなったように見えることはあります。実際に薄くなることはありません。

髭を抜くリスクがわかっていても、すでに癖になっている、髭を抜くことがやめられなくなっていたら、抜毛症の可能性があります。

抜毛癖とも呼ばれますが、毛を抜くことが止められず、人から見てもわかるような脱毛斑ができてしまう精神疾患です。頭髪を引き抜く場合が多いですが、体毛すべてが対象になるため、髭を抜くことがやめられない場合も抜毛症といえます。

抜毛症の原因には様々な理由がありますが、多くはストレスです。

また自分自身で毛を抜いている自覚のある抜毛症と、知らないうちに毛を抜いている無自覚の脱毛症の2種類があります。

自覚のある抜毛症の場合は緊張したり不安になると爪を噛んだり貧乏揺すりをしたりする人がいるように、毛を抜いてしまいます。

また緊張した時に毛を抜くと、満足感やリラックスした感覚が得られることから毛を抜くのがやめられない場合もあります。

髭を抜くという行為は、髭の剃り残しがあってみっともない、髭が濃いから嫌だ、といったコンプレックスや、人からどう見られているかといった不安要素から髭を抜いています。精神的な不安や緊張が根本に存在するのです。

その程度の不安や緊張なんて当たり前と思うかもしれませんが、髭を抜き続けていると癖になってしまいやめられない、さらに抜かないいと気が済まないといった状態から、抜毛症になってしまいます。

髭を抜くことにメリットはありません。抜毛症にならないためにも、まずは強い意志を持って髭を触らないようにしてください。 

どうしても髭の剃り残しや、髭そのものが気になってしまう場合は、サロンやクリニックで脱毛を受けることをおすすめします。気になる原因である髭がなくなることで髭を抜く必要もなくなります。

また埋没毛や毛嚢炎といった肌トラブルからも解放され、肌もきれいになります。 

毛を自分で抜くよりも、クリニックやサロンでの脱毛の方が確実に髭がなくなります。また肌もきれいになります。

サロンやクリニックでの脱毛方法は、毛根に光や熱のアプローチをすることで髭をなくす方法です。 髭を生やす毛乳頭や毛細胞といった根本部分に刺激を与えるため、毛抜きで髭を抜くよりも確実です。

また、毛抜きで抜くよりも肌トラブルは激減します。髭もなくなって肌も綺麗になるはずです。

さらにサロンはアフターケアの充実や、クリニックの場合は肌トラブルが起きた時の治療なども可能なため、安心して脱毛ができます。 

【脱毛方法比較一覧】

医療レーザー脱毛は医療機関でしか扱えない脱毛方法で、特殊なレーザーを脱毛部位に当てることで毛根にアプローチ、少しづつ毛が生える根本部分にダメージを与えて毛を薄く、細く、最終的にツルツルを目指せます。

黒点に反応するレーザーのため、シェービング後に照射、1週間程度でレーザーの刺激を受けた毛根から生えた毛が、スルスルと抜けてきます。次に生えてくる毛はもう少し薄い毛が生え、それを数回繰り返すことで最終的には無毛が目指せます。 

医療レーザー脱毛では白髪を脱毛することができず、ほくろ・シミのなどの色素が濃い部分にも照射できません。髭脱毛の場合、顔のほくろやシミにシールを貼って対応するクリニックもあります。

毛周期に合わせてレーザーを照射するため、2～3ヶ月に1回の照射で、髭の濃さや毛量によって個人差がありますが、5～8回ぐらいで薄くなることが実感できます。 

医療レーザー脱毛は現在メジャーな脱毛方法の中で、最も脱毛効果が高いといえる脱毛方法です。

メンズ専門の脱毛クリニックも多く存在し、通いやすい点もメリットと言えるでしょう。

また痛みが強いと言われるレーザー脱毛ですが、 医師が常駐しており麻酔を使用することが可能なので、痛みが弱い人でも安心です。

しかし、1度の脱毛効果が高い代わりに、光脱毛など他の脱毛方法に比べればお金がかかります。

黒点に反応する光を、シェービングした脱毛部位に照射することで毛根にアプローチし、少しずつ毛を細く弱くしていく脱毛方法です。黒い色に反応するため、シミやほくろの色素の濃い部分は避けて照射し、白髪は脱毛できません。

医療レーザー脱毛に比べて脱毛実感はソフトですが、痛みや肌ダメージが少なく、脱毛マシンによっては美肌効果も高くなっています。

光照射後、1週間ほどで髭がスルスルと抜けてきます。次に生えてくる毛はいまよりも細く薄くなり、照射を繰り返すことで脱毛していきます。

毛周期に合わせての照射になるため、2～3ヶ月に1度の照射で、10回ほどの照射で髭が薄くなった実感が得られます。 

1度の脱毛実感が弱いかわりに、痛みも少なく、肌に優しい脱毛方法となっています。マシーンにもよりますが、美容皮膚科の美肌施術と同じ光を採用している場合もあり、美肌効果が高いことが挙げられます。

脱毛に関しては照射パワーが弱いため、ツルツルになるまでにはかなり時間がかかりますが、髭を薄くしたい方にはリーズナブルでおすすめと言えます。

美容電気脱毛とは、ニードル（針のようなもの）を毛穴に挿入し電流を流すことで、1本1本脱毛していく方法です。もっとも古い脱毛方法で、永久性が非常に高い点が特徴です。

しかし、非常に時間がかかること、かつ脱毛スタッフに高い技術が必要、さらに痛みが強いため、現在ニードル脱毛を扱う機関は非常に少なくなっています。

とはいえ、1本1本の脱毛は的確で、その場で1本ずつ脱毛した毛はもう生えてこないため、根強い人気のある脱毛方法と言えます。

1本ずつ脱毛していくため、デザイン髭などの細かい部分にはぴったりの脱毛方法です。またほくろやシミ、色素の濃い部分や白髪に対応可能な唯一の脱毛方法と言えます。

目に見えて脱毛した毛がわかるので、どこを脱毛しているのか、どの程度脱毛が終わったのか確認することができ、満足度の高い脱毛法です。

しかし、時間がかかることや痛みが強い、さらに価格が少し高めな点がデメリットと言えるでしょう。

髭を抜き続けるメリットは全くありません。

埋没毛や毛嚢炎、色素沈着だけでなく、肌ダメージも大きく髭を綺麗にするために抜いているのに、肌が汚くなってしまい意味がありません。

青髭や濃い髭が気になるのであれば、サロンやクリニックでの脱毛をおすすめします。安全性が高く肌に優しく、それでいて確実に髭が薄くなります。もちろんツルツルだけでなく、髭を薄くすることも可能です。

今すぐ髭を全部抜くのをやめて、髭を剃ってください。肌の状態が落ち着いたら、サロンやクリニックでの脱毛を検討してください。