毛周期とは?脱毛で重要な毛周期と部位別の期間を解説
男性の脱毛には毛周期の知識は必須!スムーズにメンズ脱毛を進めるために知っておきたい顔やVIOなど部位別の毛周期について解説します。間隔を開けすぎはダメ?頻繁に脱毛するのはOK?気になるメンズ脱毛の疑問にお答えします。
目次
毛周期とは?脱毛との関係を徹底解説
私たちの体に生えている体毛は、どれも一定の期間で生え代わりを繰り返しているということをご存知ですか?
この体毛が生え始めてから抜けるまでの期間を「毛周期」といいます。そして、この毛周期は効果的に脱毛をするためとても重要な役割を果たしています。
今回はこの毛周期の基礎知識と、部位別で理想の脱毛頻度やケア方法を詳しく解説していきます。
【脱毛基礎知識①】毛周期の仕組み
毛周期は大きく3つの期間に分かれており、成長期・退行期・休止期があります。各期間での毛の状態と、脱毛にはどの期間が適しているのか解説していきます。
脱毛に効果的な「成長期」
毛が成長する期間のことを成長期と言い、さらに成長前期・成長中期・成長後期の3つの段階に分類されます。
成長前期
成長前期は、毛根の一部である「毛母細胞」が作られ、分裂が始まるまでの期間のことを言います。毛はまだ皮膚の中にあり、毛穴からは出てきていません。
成長中期
成長中期になると毛の成長が始まります。毛根が深く根付いているので、脱毛のレーザーなどが毛根までしっかりと届きます。なお、この期間が脱毛に最も適した期間です。
成長後期
成長後期は、毛が皮膚の表面に出てきてどんどん伸びていく時期です。一見すると毛が一番しっかりと生えていて元気な時期なので、脱毛にも適しているように思えます。
しかし、毛根がかなり深くなる時期なので、脱毛に最適とは言えません。
細胞分裂の終盤にかかる「退行期」
退行期は、成長を終えた毛が自然に抜け落ちる時期です。退行期に入ったばかりの頃であれば、毛根がまだ少し根付いているのでレーザーや光脱毛は可能です。
しかし成長期に比べると、毛根まで光が届く確率も低くなるため、効果はそれほど期待はできません。
次の毛に向けて準備を行う「休止期」
休止期は毛が抜け落ち、しばらく活動を休止する期間です。毛が抜けたあとの、次に生えてくる毛のサイクルまでの準備期間となります。
この期間は皮膚の中に毛がない状態なので、脱毛しても効果がありません。
【脱毛基礎知識②】部位別の毛周期一覧
次に部位別の毛周期を解説します。まずは一覧表をご覧ください。
部位 | 毛周期 | 成長期の期間 | 平均脱毛回数 |
顔(ヒゲ) | 1年〜1年6ヶ月 | 4ヶ月〜1年 | 5回 |
脇毛 | 6ヶ月〜1年 | 4〜5ヶ月 | 7回 |
腕毛 | 6〜8ヶ月 | 3〜4ヶ月 | 5回 |
胸毛 | 6〜8ヶ月 | 3〜4ヶ月 | 5回 |
腹毛 | 6〜8ヶ月 | 3〜4ヶ月 | 5回 |
背毛 | 6〜8ヶ月 | 3〜4ヶ月 | 5回 |
足毛 | 6〜10ヶ月 | 3〜4ヶ月 | 5回 |
陰毛(VIO) | 2年〜3年6ヶ月 | 1〜2年 | 7回 |
例えば、毛周期が長く、成長期も比較的長期間の顔の毛(ヒゲ)は、毛周期1年〜1年6ヶ月で、そのうち成長期の期間はおよそ4ヶ月〜1年あります。脱毛の回数は3~7回(平均5回)が目安です。
また、脇毛の毛周期は6ヶ月〜1年で、成長期は4〜5ヶ月、脱毛の回数は3~10回(平均7回)です。
その他、腕毛・胸毛・腹毛・背毛・足毛の毛周期は、それぞれサイクルに多少の前後はありますが、おおよそ6〜8ヶ月、成長期は3〜4ヶ月、脱毛の回数は3~7回(平均5回)です。
【脱毛基礎知識③】毛周期と4つの脱毛方法の関係
脱毛の方法によって、最適な毛周期は異なります。
ここからは、効果的に脱毛を進めるために知っておきたい毛周期と脱毛方法の関係と、それぞれの脱毛方法でツルツル肌を目指すために必要な施術回数と期間の目安を解説します。
医療機関で高効果「レーザー脱毛」
高出力のレーザーを使用する医療機関でのレーザー脱毛は、医療行為に該当する脱毛です。
このレーザー脱毛は、黒いメラニン色素に反応するという特徴があるので、毛の成長期に施術を受けるのが最も適しています。また、黒い色素のみに反応するため、周りの肌などにはほとんど影響がないとされています。
医療レーザーの最大のメリットは、永久脱毛が可能ということです。また、光脱毛に比べると施術の回数が少なくて済むことも利点と言えます。
一般的な施術回数 | 施術期間 |
5〜10回 | 1年〜1年半 |
サロンでお手頃価格「光脱毛」
光脱毛の施術は、医療レーザーと同様に毛の成長期が適しています。
光脱毛は、医療レーザーに比べると低出力の脱毛機器を使用します。そのため、医療レーザーよりも痛みが少ないことが光脱毛のメリットです。
また他のメリットとしては、光脱毛は医療レーザーに比べて1回の施術料金が比較的安いということがあげられます。
一方、低出力のため医療レーザーのような永久脱毛の効果は期待できないと言われており、施術の回数も医療レーザーに比べると多くなります。部位や個人差があるものの、2倍もの回数の施術が必要なケースもあります。
一般的な施術回数 | 施術期間 |
20〜25回 | 2年半〜3年 |
狙った1本に高効果「ニードル脱毛」
ニードル脱毛はその名の通り、針を使用した脱毛法です。その方法は、毛穴のひとつひとつに針を刺し、微弱な電流を流して毛乳頭を破壊します。
ニードル脱毛のメリットは、毛周期に関係なく施術が可能であることと、医療レーザーや光脱毛では効果のない白髪も脱毛できるということです。また、ホクロまたはタトゥーの上に生えている毛にも施術が可能です。
デメリットとしては、やはり痛みが強いということと、1本1本の施術のため時間がかかるということがあげられます。
一般的な施術回数 | 施術期間 |
5回 | 半年〜1年 |
自宅で気軽にケア「家庭用脱毛器」
家庭用の脱毛機器にはさまざまなタイプがあります。
レーザーを使用した機器の特徴としては、太い毛に効果があり、産毛などの細い毛には効果が低いということです。
反面、光を使用した機器は太い毛だけでなく、産毛にも効果があります。
またサーミコンの場合は毛を根元で焼き切るだけのため、毛根にダメージを与えることはなく、脱毛の効果はありません。
一般的な施術回数 | レーザー | 光 | サーミコン式 |
顔(ヒゲ) | 10回 | 12回 | 2〜3回 |
脇 | 6回 | 12回 | 2回 |
腕 | 6回 | 6回 | 1〜3回 |
胸 | 6回 | 10回 | 1〜3回 |
足 | 6回 | 10回 | 1〜3回 |
陰毛(VIO) | 6回〜10回 | 7回 | 2〜3回 |
脱毛にかかる期間は半年〜1年が目安になります。ただし、脱毛に適した時期を自分で見分けて施術をするのが難しいので、思っていた以上に時間がかかる……ということもあります。
毛周期・部位で異なる理想の脱毛回数
脱毛する部位によってその毛周期が違うため、脱毛に要する回数や期間が異なります。かなり個人差はありますが、一般的には次の表の通りです。
約50%の脱毛完了回数 | 約50%の脱毛完了の期間 | 脱毛完了までの回数 | 脱毛完了までの期間 | |
顔(ヒゲ) | 2〜4回 | 2ヶ月〜9ヶ月 | 3〜7回 | 3ヶ月〜1年8ヶ月 |
脇 | 2〜5回 | 3ヶ月〜1年3ヶ月 | 3〜10回 | 6ヶ月2〜半年 |
腕 | 2〜4回 | 2ヶ月〜9ヶ月 | 3〜7回 | 3ヶ月〜1年8ヶ月 |
胸 | 2〜4回 | 2ヶ月〜9ヶ月 | 3〜7回 | 3ヶ月〜1年8ヶ月 |
足 | 2〜4回 | 2ヶ月〜9ヶ月 | 3〜7回 | 3ヶ月〜1年8ヶ月 |
陰毛(VIO) | 2〜4回 | 2ヶ月〜9ヶ月 | 3〜7回 | 3ヶ月〜1年8ヶ月 |
例えば、顔の脱毛回数は3〜7回、かかる期間は3ヶ月〜1年8ヶ月となります。また、脇のような太くて強い毛の場合は、多い場合は回数は10回ほどかかり、期間も2年以上となります。このように、脱毛する箇所によって必要な回数や期間は変わってくるのです。
「全脱毛でツルツルじゃなく、半分くらいの毛の量になればいい」という場合は、あくまで個人差があるので目安となりますが、約半分ほどの回数・期間を要するということになります。
この目安となる回数や期間内に脱毛を終了させるには、やはり毛周期を意識して定期的に脱毛をすることが重要となります。
脱毛に最適な自分の毛周期を知る方法
毛周期のサイクルを知ることは、効率よく脱毛をする上で重要なポイントとなります。ここでは自分の体毛の毛周期を知る方法2つ紹介します。
毛の状態を観察する
まずは毛の生えている状態をよく観察してみてください。
①成長前期→皮膚の下にあるため全く見えない
②成長中期→次第に皮膚表面に毛が現れる
③成長後期→フサフサに生え揃う
この生え揃った時に脱毛をするのが効果的です。
毛根の色で判断する
もう一つの方法としては、毛抜きで毛を抜き、毛根の色を見ることで判別することもできます。
①毛根の色が黒い→成長途中(成長期)
②毛根が白っぽい→退行期
ちなみに、後退期の毛の白くなっている部分は、毛を皮膚に接着する役割をしていて、成長期をすぎたために抜いた時に毛に付着してくるのです。
ただし、初めのうちは毛周期に合わせて脱毛をしていると、効果を実感するまでに時間がかかってしまいます。そこで、脱毛を開始した直後数回の施術は、毛周期に関係なく2〜3ヶ月ごとに受けることで効果を得やすくします。
脱毛効果を上げる!毎日のケアで毛周期を整える方法
脱毛効果を上げるには毛周期を把握することが大切であることと、部位別にある程度のサイクルがあることは、これまで解説した通りです。
しかし、この毛周期は、肌の状態やホルモンバランスで簡単に乱れてしまうものなので、毎日のケアで整えておくことが重要です。
①毛抜きで抜かない
毛周期のサイクルを正常に保つためにも、毛抜きで抜くというのは極力避けたいことのひとつです。毛抜きで抜くと強制的にその毛を休止期にしてしまうということになり、毛周期がずれる原因になるからです。
また、毛を抜いた際に毛細血管が切れたり毛穴が傷ついたりすると、回復するまでに時間がかかり、それにより毛周期がずれる場合があります。
それだけではなく、毛抜きを使うと角質が毛穴を覆ってしまい、埋没毛などの毛穴トラブルを起こす可能性もあるためです。
②保湿を心がける
しっかりと保湿された肌は、脱毛によるダメージやトラブルを受けにくくするだけでなく、脱毛の効率をあげるというメリットがあります。
その理由は、保湿することで肌そのものを強くし、脱毛のレーザーや光も通りやすくなるからです。
また、脱毛後の保湿も肌の回復に役立ちます。脱毛後は火傷のような状態になっているので、熱を感じたりヒリヒリとした痛みが残ることがあります。そのため、保湿をすることで肌の回復を助けることが重要になります。
③日焼けに気を付ける
日焼けをしてしまうと脱毛の効果を下げるだけではななく、肌を痛める原因となります。
その理由としてあげられるのは、レーザーや光による脱毛の仕組みとメラニン色素が関係しています。
レーザー脱毛や光脱毛は毛のメラニン色素に反応して照射されるため、日焼けをした状態だとレーザーや光が分散して効果が下がります。
また、日焼けをした肌は火傷と同じような状態なので、そこへ照射してしまうとさらに肌を痛める場合があります。それだけではなく、肌の色素沈着やシミになったり、ひどい時には毛嚢炎などの皮膚炎を起こす可能性もあります。
④規則正しい生活
脱毛の効果をあげるためは、規則正しい生活を送ることも重要です。毛周期のサイクルを安定させるのと、健康な肌の状態を保つために重要だからです。
生活の乱れやストレスは、血行不良やホルモンバランスの乱れに繋がります。そして肌荒れの原因や、毛根に栄養を送るための機能が低下する原因になり得るのです。
タブーな生活習慣
- × 慢性的な睡眠不足
- × 飲酒、喫煙
- × 暴飲暴食
好ましい生活習慣
- 十分な睡眠
- 適度な運動
- バランスのとれた食事
ヒゲ脱毛と毛周期の関係
今、爽やかフェイスを目指してヒゲ脱毛をしたい男性が増えています。そんなヒゲ脱毛をスムーズに進めるために知っておきたい毛周期との関係とは?
通うタイミングは「ヒゲが生え揃ったか」
脱毛に適している毛周期の絶好のタイミングは成長期の期間。その時期を見計らうには、ヒゲが生え揃ったかどうかを良く観察するのが有効です。
なぜヒゲの生え具合が有効かというと、それは毛周期が成長後期になるとヒゲが成長しきった状態、すなわち生え揃った状態になるからです。
日頃からヒゲの生え具合を良くチェックして、生え揃った時期を見逃さずに脱毛をするのが重要です。
数か月間は1~2か月おきに通う
脱毛の効果脱毛を始めた最初のうちは、1〜2ヶ月おきに通うのが良いとされています。
脱毛効果を早くえたいからと言って、十分な期間をおかずに次の脱毛をするのはNGです。頻繁脱毛の施術を行うのは、効果が感じられにくい上に肌へダメージを与えてしまう可能性が。
レーザーや光脱毛は成長期の毛に効果的なので、その成長期の期間に脱毛をするのが重要です。
後半は脱毛間隔が伸びる
1〜2ヶ月おきの脱毛をしばらく続けると、だんだんとヒゲの毛量が減ってきます。全体のヒゲの量が減ったということは、必然的に成長期の毛の量も減ってきているということになるため、脱毛をする間隔は少し長めの3〜4ヶ月おきとなります。
日頃からヒゲの伸び具合をよく観察し、しっかりとヒゲが伸びきった成長期を見計らって脱毛をすることが大事です。
毛周期に沿って脱毛しても効果がでないケース
一般的には毛周期に沿って脱毛をしていれば効果的とされていますが、毛周期に沿っていても効果が出ないケースもあります。
性毛と無性毛の違い
人間の毛の種類には、「性毛」と「無性毛」の2種類があります。
・性毛→思春期の頃から生え始める毛(ヒゲ、脇毛、胸毛、陰毛など)
性毛の特徴は、硬くて太い毛が密集して生えていて、毛の向きは一定ではなく、あちこちに向いて生えてきます。そして毛周期が長いというのも特徴になります。
・無性毛→思春期に関係なく、もともと生えていた毛(髪の毛、眉毛、まつげ、手足の毛)
無性毛は毛が同じ方向に生え、毛周期が短いという特徴があります。
毛周期の短い無性毛は脱毛の効果も得やすく、逆に毛周期が長く毛自体が力強い性毛は、効果が出るのに時間がかかります。
表面の毛量は一部分に過ぎない
皮膚の表面に生えている毛だけを見て「毛深いなあ」とため息を付いてしまうかもしれませんが、実際の毛の量はそんなものじゃありません。
個人差もありますが、皮膚表面に見えている毛は全体の30%ほどでしかないのです。残りの70%は休止期なだけであって、その時期がきた時に生えるための準備をしているのです。
一度の脱毛で効果がでるのは、少なくとも皮膚の表面に生えてきているわずか30%の毛ということになります。残りのおよそ70%もの毛も含めて全ての毛を脱毛するとなると、やはり時間がかかるということになるのです。
脱毛頻度を増やしすぎている
効果的に脱毛をするには、基本的には毛周期がとても重要となります。早く効果を出したいがために脱毛の頻度を多くしたとしても、すぐにツルツルになるわけではないのです。
毛周期に合わせた間隔で脱毛をしたほうが、確実な効果を得られることになります。
脱毛間隔が開き過ぎてもダメ
適正な間隔を大幅に過ぎてしまった場合も、脱毛の効果が下がる原因となってしまいます。
もしも仕事が忙しかったりなどで脱毛へ通えず、間隔が開いてしまうと、前回の脱毛でダメージを受けた毛の毛乳頭が回復してきてしまいます。すると、その毛はまた生えてきてしまうのです。
脱毛を効果的に行うためには毛周期に合わせて、適正な間隔で脱毛をすることが必要となります。
そのためにも、ある程度の長期的なスケジュールをあらかじめチェックするなど、日頃から予定を管理することも重要です。
男女で差が出る場合も
毛の質の違いには、男性ホルモンが大きく関わっています。
例えば髪の毛とヒゲを比較してみるとわかるように、個人差はありますがヒゲのほうが太くて濃い毛が生えています。男性ホルモンが多ければ多いほど、毛は太く濃くなり、そのような毛は脱毛の回数も多く必要になります。
男性ホルモンは女性の体の中でも作られてはいますが、その量は男性のおよそ10分の1ほどでしかありません。
また、女性ホルモンも男性の体の中で作られていますが、その量は女性のおよそ半分でしかありません。
そのようなホルモンバランスの違いから、男女で生えている毛の質が異なり、脱毛の結果に差が出る一因となっているのです。
初回は様子を見ながら「弱」施術
初めて脱毛をする際には、脱毛後の肌の様子を見るためにもレーザーや光の出力は弱めの設定で施術が行われます。
初回、場合によっては2回目なども、安全のために肌への刺激を確認しながら施術をするのが一般的となっているのです。
レーザーや光の出力が弱いということは、その分脱毛の効果としては薄くなってしまうことも。
とは言え脱毛効果が全く感じられないというわけではありません。個人差もあるので、1回目の施術で十分な脱毛効果を感じられる場合もあります。
毛周期に関係なく脱毛できる脱毛機
従来の医療レーザーや光脱毛は、毛根細胞そのものに働きかける仕組みでした。
しかし、ダイオードレーザーやSHR脱毛機は毛根細胞の手前にあるバルジ領域に作用するという、新しい仕組みで脱毛をします。バルジ領域とは毛根細胞に栄養を供給する部分で、肌全体を温め、バルジ領域をを破壊することで脱毛を可能にするのです。
毛周期に関係なく脱毛できる理由
日焼け肌やホクロの上の脱毛も可能
従来の脱毛の場合、メラニン色素に反応する仕組みだったために日焼けした肌やホクロ、タトゥーの上の脱毛はできませんでした。
しかし毛周期に関係なく使える脱毛機では、メラニン色素に反応するレーザーや光を使用するわけではないため、肌の状態に関係なく施術が可能に。
また、色素の薄い産毛のような細い毛にも有効な脱毛方法でもあります。
毛周期に関係なく脱毛可能
従来の脱毛は毛の成長期の期間に合わせて脱毛することが、より効果的に脱毛をするためには必要でした。
しかし、これらの新しい脱毛の仕組みだと、毛根細胞に照射しなくても良いため最短で2週間ほどの期間を開ければ脱毛をすることが可能となります。
毛周期に合わせた施術をする必要がない分、トータルの脱毛期間を短縮することも可能だと言えるのです。
痛みが少ない
従来の脱毛のように、毛根細胞に届く強いレーザーや光を当てることはしないため、痛みは少ないと言われています。
とは言え痛みの感じ方には個人差あるので、痛みが全くないとは言い切れません。パチンと弾かれるような痛みではなくじんわりと温められるような緩やかな痛みをイメージするとわかりやすいです。
男性の太くて濃い毛には向かない場合も
痛みが少なく、毛周期も気にしなくて良い新しい脱毛法ですが、全ての毛に有効なわけではありません。
男性のヒゲのような太くて濃い毛の場合だと、即効性がなく効果を感じられないまま施術回数だけが多くなる場合があるのです。
メリット、デメリットを良く確認した上で、どの脱毛方法を利用するか決めたほうが良いと言えます。
レーザー脱毛機「ダイオードレーザー」
こちらは広い範囲に弱い光をあてることでバルジ領域を破壊する脱毛方法で、毛根細胞に届く強い光ではないため痛みは感じにくくなっています。毛周期に関係なく脱毛が可能な蓄熱式脱毛となり、色素の薄い産毛などにも有効です。
しかし男性のヒゲなどの太い毛の場合は、即効性がなく施術回数も多くなるためあまり向いていません
フラッシュ脱毛「SHR脱毛機」
この脱毛方法は、ジェルを使用して弱い光でバルジ領域を破壊する蓄熱式の脱毛になります。こちらもメラニン色素に反応する光ではなく、広範囲を緩やかに温めるため痛みは少なく、毛周期に関係なく施術ができるという利点があります。
やはりこちらも、男性の太くて濃い毛には即効性がなく、施術回数も多くなるためあまり向いているとは言えません。
脱毛は毛周期を守って効率よく
効率よく脱毛をするためには、やはり毛周期を把握して正しい周期で施術をする必要があります。
また、脱毛の効果を最大限にするためには、健康状態や肌のコンディションが大きく関係しています。日頃からのお肌のお手入れや、規則正しい生活を送ることも脱毛の効率アップになります。
いずれにしても、1回や2回で完了するものではありません。脱毛をする時期や、いつまでに完了させたいかなど、明確な計画を持って取り組むことが大事です。