髭(ヒゲ)を剃る正しい手順は?カミソリ・シェーバーで髭を剃る手順と注意点
本記事ではカミソリと電気シェーバーに分けて髭を剃る時の正しい手順を解説しています。髭が濃くて悩んでいる方こそ剃る時の正しい手順を理解して肌への負担を減らすことが大切です。ぜひこの記事を参考に正しい手順での髭剃りを実践してみて下さい
目次
髭を剃る手順は道具によって違う
髭が濃くて悩んでいる方でも、実は正しい髭剃りの手順を知っている人は少ないです。この記事では、改めて髭剃り手順を解説し、髭剃りの重要なポイントから道具の選び方まで解説していきます。
髭剃りの正しいやり方を改めて知りたいという方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
【カミソリ】髭を剃る正しい手順と注意点
髭を剃る手順①洗顔前に剃る
髭剃りは、洗顔前にするよう心掛けましょう。洗顔をしてしまうと顔の皮脂が落ちてしまい、カミソリのよって肌が乾燥しやすくなってしまいます。
また、同様に洗顔料をシェービング剤代わりに使うのもおすすめできません。
髭を剃る手順②髭をぬるま湯でぬらす
まずはぬるま湯でヒゲを濡らしましょう。そうすることによって髭が柔らかくなり、シェービングフォームもより馴染みやすくなります。化粧水や乳液をなじませるのも有効です。
髭を剃る手順③シェービングジェル・フォームを塗る
次に、シェービングフォームやジェルを塗りましょう。シェービングジェル・フォームは髭を柔らかくし、カミソリを滑りやすくする効果が期待できます。また、洗顔料をフォームの代わりに使うのは避けましょう。
洗顔料の多くには界面活性剤が入っており、顔の油分や皮脂を落とす効果があります。そのため、カミソリによって肌の乾燥を進めてしまいやすくなります。
髭を剃る手順④髭の方向に沿って剃る
髭が生えている方向に沿って剃ることを順剃り、逆方向に沿って剃ることを剃りと呼びます。
順剃りは肌に負担をかけずに無理なく剃ることが可能です。反対に逆剃りは、肌に負担をかけやすくなりますが、深剃りができます。
逆剃りをする場合は1度順剃りで全体を処理して、どうしても剃り残しが気になった箇所のみを逆剃りで剃っていきましょう。
髭を剃る手順⑤刃はまめにすすぐ
髭剃りのためのカミソリの多くは、複数の刃によってできています。そのため、多くのヒゲを剃ると刃と刃の間にヒゲが詰まります。
詰まったまま髭剃りを進め、顎を何往復もさせてしまうと肌荒れの原因にもなりやすいため、こまめに刃をすすぎましょう。
洗面器に水を溜めてその中にカミソリを入れ、軽く振るだけで簡単に髭を落とせます。
髭を剃る手順⑥剃りにくい箇所のみ逆剃り
えらの部分や、顎下の奥の部分など、剃りにくい箇所は逆剃りで剃っていきましょう。順剃りと逆剃りを使い分けることで、肌への負担を減らすことができます。
髭を剃る手順⑦皮膚を伸ばす「張り手」も使う
手で肌を突っ張らせることで、髭がカミソリの刃と密着しやすくなり、深剃りが可能になります。この方法を張り手と言います。剃り残しが気になる箇所は張り手を使いましょう。しかし、張り手は肌への負担も大きくなるので注意が必要です。
髭を剃る手順⑧髭剃り後は保湿ケア
髭剃り後は化粧水や保湿クリームによるケアがとても重要です。カミソリによって、目には見えないレベルで肌の表面が削られてしまい、非常に乾燥しやすい状態となっています。化粧水で保湿をして、乳液によって水分が逃げないよう蓋をするのがベストです。
カミソリで髭を剃る注意点
ドライシェービングはNG
肌に何もつけずにシェービングすると、髭が刃に引っ掛かり、肌がすぐにボロボロになります。肌トラブルに直結してしまうので、注意しましょう。
逆剃りと張り手はやりすぎない
逆剃りと張り手は深剃りができますが、髭とカミソリの刃が密着しやすくなる分肌への負担も大きくなります。やりすぎると肌トラブルの元にもなりますので、注意が必要です。
刃の交換は2週間に一度
カミソリの刃を交換せずに使い続けると剃り味が悪くなり、何往復もさせる必要性がでてきます。そうなると肌への負担も非常に大きくなります。目安としては、2週間に1度がベストです。
【電気シェーバー】髭を剃る正しい手順と注意点
髭を剃る手順①洗顔前にヒゲを剃る
電気シェーバーの場合もカミソリと同様です。なるべく洗顔前に剃るよう心掛けましょう。洗顔によって顔の皮脂や油分が落ちてしまうと髭剃りによる負担が増加してしまいます。
髭を剃る手順②髭を湿らせるかプレシェーブローションを塗る
電気シェーバーによっては刃が劣化してしまうため、ローションや水濡れ厳禁なものがありますが、そうでない場合は髭を湿らせるかプレシェーブローションを使うことでスムーズに髭剃りができます。
深剃りができるタイプのものは肌への負担も大きくなるので、出来るだけローションやフォームを使って処理していきましょう。
髭を剃る手順③シェーバーは直角に当てる
往復式の電気シェーバーは、肌に対して直角に当てることで最も効率良く髭が剃れます。うまく剃れないという方は直角に当てることを意識してみましょう。
また、電気シェーバーを強く押し当てすぎるのは肌の表面を削り、トラブルにも繋がりますので要注意です。
髭を剃る手順④基本は逆剃り
電気シェーバーの場合、刃が直接肌に触れるわけではないので逆剃りで剃っていきましょう。順剃りだと電気シェーバーの性質上、刃穴に毛が入りづらく剃りづらくなります。
髭を剃る手順⑤剃りにくい箇所は張り手で
電気シェーバーの場合も顎下やエラの部分は剃りにくい箇所です。そういった箇所は肌を引っ張りながら処理していきましょう。
髭を剃る手順⑥髭剃り後は保湿を忘れずに
電気シェーバーでの処理はカミソリに比べると負担は少なくなります。しかし、処理後は必ず肌を保湿して肌荒れを防ぎましょう。
電気シェーバーで髭を剃る注意点
刃の一部だけを使わない
電気シェーバーを斜めに当てて刃の一部のみを使って髭剃りしていると刃を痛めてしまうリスクがあります。なるべく刃全体を使って、軽い力で押し当てていきましょう。
使用後は洗う
電気シェーバーによっては水洗いができるものとできないものがあります。
使用後にこまめに洗うのが電気シェーバーを長く使う上で重要となってきますが、水洗いできないタイプのものは付属のブラシを使って丁寧に掃除しておきましょう。
毎日掃除するのは手間もかかりますが、最低でも2~3日に1度は中を開いて掃除しましょう。
髭を剃る手順やトラブルの疑問を解消
カミソリ負けの原因
①ドライシェービング
ドライシェービングはカミソリ負けや肌荒れに繋がり、大変危険です。電気シェーバーであれば比較的安全ではありますが、カミソリでの処理の場合は必ずシェービング剤を使用しましょう。
髭が濃く、それでもカミソリ負けしやすい場合は蒸しタオルを1~2分当てて髭を柔らかくするのも有効です。
②力の入れすぎ・逆剃り
カミソリでの逆剃りは肌に大きく負担をかけるため、なるべくは使わない方がカミソリ負けを防げます。
また、力を入れすぎると肌が切れて血が出てしまうこともあります。力を入れなければいけないのはカミソリの切れ味が落ちていることが要因として挙げられるので、刃を交換してみましょう。
③刃の交換をしていない
刃の交換をせずに使用し続けていると、剃り味が落ち、肌を何度も往復させなければならなくなり、結果的に肌に大きく負担をかけます。
錆びた刃で髭剃りをすると肌を痛めてしまう危険性も高くなるので、使い終わったカミソリはなるべく湿気の少ない場所で保管しましょう。
刃の交換時期
カミソリは2週間
カミソリの刃の交換は、2週間で交換するのがベストです。よく洗って乾かしておくことで長く使えるようになりますが、少なくとも1ヶ月に1回は交換しましょう。
電気シェーバーは1~2年
電気シェーバーの場合、刃の交換の目安時期は1~2年となります。交換したことが無いという方は多いですが、意外と簡単です。
お気に入りの電気シェーバーであれば買い替えるよりもずっと安く済むのでぜひ交換にチャレンジしてみて下さい。
ニキビがあるときの髭剃り
力を入れないで剃る
ニキビがある場合はその箇所を剃る時は特に力を抜いて剃りましょう。炎症を悪化させないためにも深剃りや毛抜きでの処理は控えましょう。
シェービング剤はつけない
シェービング剤はニキビにとって刺激が強く、炎症を悪化させる恐れがあります。ニキビがある場合はつけずに負担の少ない電気シェーバーで処理をするか、ニキビにシェービング剤が触れないよう注意して処理しましょう。
日頃の肌ケアが重要
ニキビ等の肌トラブルは、日頃から髭剃り後にしっかりと保湿をすることで抑えることが可能です。また、髭剃り後に洗顔をしっかりと行い、清潔な状態を保つことでニキビを防ぎましょう。
髭を剃るのに最適な時間帯・シチュエーションを調査
朝のヒゲ剃り
起床後15分以降がベスト
朝起きたばかりの状態は顔がむくんで髭が皮膚に埋もれてしまい、髭が剃りづらい状態となっています。そのため、起床してベッドを出てから15分以上経ってから髭を剃りましょう。
ヒゲの最も伸びる時間帯がベスト
髭は、朝の6時から10時の間に最も伸びます。そのため、伸び切った10時頃に剃るのが最も効率が良い髭剃りのタイミングです。10時に剃るのは難しくとも、前日の夜に剃るよりは朝に剃った方が髭が無い状態を維持しやすくなります。
夜の髭剃り
夜にお風呂と同時に髭剃りすることで、髭も柔らかくなり、時間もたっぷりとかけられます。夜に髭を剃ることでリラックス効果も期待できます。
髭剃るのに適さないシチュエーション
お酒を飲みすぎた朝
お酒を飲み過ぎた翌日の朝は顔がむくみ、髭が埋もれてしまうことから髭剃りには適していません。
顔や首をよくもみこむようにマッサージをして、蒸しタオルを当てたあと冷水でよくすすぎましょう。そうすることでむくみが取れやすくなります。
体調の悪い日
体調が良い時は髭にツヤやコシがあり、逆に体調が悪い時は髭もツヤが無くなり、カミソリで剃りづらくなります。また、体調が悪いとカミソリで肌を切ってしまう危険性も高まります。
髭を剃る道具の選び方
カミソリの選び方
刃の枚数を確認
カミソリを選ぶ上で、刃の枚数はとても重要です。髭が濃い方の場合、カミソリ負けを防ぐためにも5枚刃以上のものがおすすめできます。刃の枚数が多くなると、肌へかかる圧力が減るため、負担が小さくなります。
髭が少ない方であれば、刃の3枚刃のものであっても肌へかかる負担は少なくなり、問題なく剃ることができます。
ヘッドの可動を確認
凹凸が多い顔をスムーズに無駄なく剃っていくにはヘッドが滑らかに動くタイプのものがおすすめです。今やほぼ全てのカミソリにヘッドが動く機能がついていますが、価格帯によって性能差が出てくる部分です。
振動タイプで選ぶ
カミソリによっては柄の部分に電池を入れて、電動のヒゲトリマーが付いているものがあります。髭の長さをある程度残してカットできるので、部分的に髭を伸ばしている方にとっては非常に便利な機能です。
横滑り防止機能をチェック
カミソリの刃には、縦に数本ワイヤーが入っているものがあります。これは、横滑り防止機能と言って、剃っている時に刃が横に滑ってブレることを防止するためのものです。
毎日使うものなので、なるべくこのワイヤーが付いているものを選びましょう。
替え刃か使い捨てで選ぶ
カミソリには、安価で大量にセットになっている使い捨てタイプのものか、替え刃を交換しながら長期間使える2種類のタイプがあります。
基本的に使い捨てタイプのものは切れ味が悪いものが多いので、髭が濃い方は替え刃のものがおすすめです。髭が少なく、衛生面に特に気を配りたい方は使い捨てタイプが向いています。
電気シェーバーの選び方
肌質で選ぶ
電気シェーバーには様々なタイプがありますが、自分の肌質に合わせて選ぶのがおすすめです。特に敏感肌の方は対応のものは負担が大きく、あまりおすすめできません。ドライシェービング前提のものであれば肌への負担も少なくて気軽に使えます。
また、ジェルやフォームをしっかり使って髭をきっちり処理したい方は、深剃りタイプのものを選びましょう。
駆動方式を確認
電気シェーバーには、往復式と回転式のものがあります。往復式は、回転式に比べ深剃りがしやすく、処理時間は短くて済みます。しかし、肌へかかる負担は大きくなります。
対して回転式は、往復式に比べると深剃りができない分、肌への負担が少なくなるという特徴があります。
あくまでそれぞれの特徴であって、回転式のものでも深剃りができるものが増えています。とはいえ、基本的には深剃りしたいのであれば往復式、肌への負担を少なくしたいのであれば回転式がおすすめです。
お風呂で使えるか確認
電気シェーバーには、お風呂で使える防水タイプのものとそうでないものがあります。朝シャワーを浴びる時に剃ることが多い方は必ずチェックして、防水タイプのものを選びましょう。
電源方式で選ぶ
多くの電気シェーバーは充電式です。家で使うことが多くなる電気シェーバーは充電式のものがおすすめです。電池式のものはケーブルを持ち運ぶ必要が無く、持ち運びに便利といったメリットがあります。
丸洗いできるか確認
電気シェーバーは、毎日掃除するのが面倒だとしても2~3日に1回は掃除しておきたいところです。丸洗いが可能なものであれば、手入れが非常に楽になり、長く使っていく上でのストレスが軽減されます。
髭を剃る手順を理解して青髭も解消しよう
今回は、髭を剃る正しい手順をカミソリと電気シェーバーに分けて解説しました。
髭が濃くて悩んでいる方こそ正しい髭剃りの手順を理解して、肌の負担を減らしながら処理するのがとても重要です。ぜひこの記事を参考に、正しい髭剃りの手順を試してみてください。