髭処理のおすすめの方法は?髭剃りと毛抜きのメリットデメリット
男性の髭処理はいろいろな方法がありますが、中でも自宅で簡単に行えるのが髭剃りと毛抜きです。今回は、髭剃りや毛抜きのメリットやデメリットをご紹介。さらにその他の髭処理方法である、家庭用脱毛器・抑毛ローション・光脱毛・医療レーザー脱毛・ニードル脱毛、についても特徴や価格などを解説します!
目次
キレイにできる髭処理方法を紹介
男性にとって悩ましい髭の処理には沢山の方法があります。中でも一番多く利用されているのが電気シェーバーやカミソリを使った髭剃りです。忙しい日々で毎日の髭剃りをすることは結構面倒です。
髭剃りは雑に行うと青髭や肌トラブルの原因になりますが、一体どうやって行うのが正しいのでしょうか?また、毛抜きという方法もありますが、髭剃りよりも毛抜きの方が良いのでしょうか?
今回は、そんな髭剃りと毛抜きに関してメリットやデメリットを紹介しながら正しい髭剃りと毛抜きの知識を徹底解説していきます。そして、髭剃りと毛抜き以外の髭処理方法として、光脱毛、医療レーザー脱毛、サロンニードル脱毛、家庭用脱毛器、抑毛ローションについても紹介していきます。
【髭剃り】男性の髭処理のメリット・デメリット
髭剃りのメリット
髭剃りは多くの男性が利用してる髭処理法です。痛みがなく手軽に行えることから手が出しやすい脱毛法のひとつです。
痛みがない
髭剃りの一番のメリットは痛みがないという事です。髭剃り以外で人気の髭処理方法には毛抜き、ワックス脱毛、光脱毛、レーザー脱毛、ニードル脱毛、などがありますが、どの脱毛法にも多少の痛みがあります。つまり髭剃りは一般的な脱毛法の中では唯一痛みのない脱毛法だということがわかります。
電気シェーバーの場合は、ほぼ痛みゼロでヒゲを剃る事が可能です。カミソリは電気シェーバーよりも短く剃れるのですが、使い方を誤ると肌を傷つけてしまい少し痛みを感じる事があります。
気軽に髭処理ができる
シェーバーやカミソリがあれば髭剃りはどこでも気軽に行える利点があります。旅行先、会社、友達の家、などなどどこでも簡単に髭の処理ができるのが髭剃りの便利な所です。
髭剃りのデメリット
手軽に行える髭剃りではありますが、青髭や肌荒れといったデメリットがあります。
青髭になってしまう可能性がある
髭剃りの大きなデメリットは青髭になってしまうことです。ではどうして髭剃りをすると青髭になってしまうのでしょうか?
青髭とは皮膚の表面近くで剃られた毛の根元部分(皮膚の中に残っている毛根)が薄く肌から透けて青白く見える事を言います。
青髭が目立ちやすいのは毛量が多い方、毛が太い方、色白の方、乾燥肌の方、などです。また、髭剃りが上手にできていない為に毛が肌の表面に多く残り青髭になってしまう事もあります。
肌トラブルの可能性がある
気軽にできる髭剃りには肌トラブルを起こしてしまうデメリットがあります。髭剃りで起こりやすい肌トラブルには毛嚢炎、毛包炎、埋没毛、赤み、敏感肌、などあります。このような肌トラブルは髭剃り方法を間違っている方に起こりやすいです。特にカミソリでの髭剃りの場合、肌のギリギリまで綺麗に剃れる反面、間違って肌を傷つけてしまう事があります。
永遠に髭処理が続く
髭は剃ってもすぐに生えてきますが、それは毛を根元から処理するわけではなく、肌の表面近くで剃っている為に皮膚の表面のすぐ下にある毛がすぐに伸びて毛穴から出てくる為に起こります。
全ての毛が剃ってすぐに生えてくるわけではありませんが、成長期の毛はすぐに毛穴から伸びてきます。残念ながら髭剃りは「髭を伸ばす!」と決めた時以外は処理を永遠に続けていかなくてはいけません。
髭の正しい剃り方を紹介
- カミソリを使っている方はカミソリの歯が綺麗で欠けていないかを確認してシェービングの準備を開始する。電気シェーバーも同様で、肌に当てる部分が綺麗なのを確認する。
- 洗顔をして肌を清潔な状態にする。(お風呂後であれば毛が柔らかくなるのでより剃りやすくなります)
- 洗顔後、肌が乾燥をする前にすぐにシェービングを始める。
- カミソリを使っている方はシェービング化粧品を肌につける(シェービングフォーム、シェービングオイル、シェービングジェルなど)
- シェービングを始める。髭は様々な方向に生えているので、1方向ではなく毛の生えている方向に合わせて同じエリアと何度か剃ると綺麗に剃れます。この時、強く肌に当てずに、優しくゆっくりと剃っていくのがポイント。
- 剃るときは利き手でカミソリやシェーバーを持ち、反対の手で脱毛箇所を引っ張って平らになるようにする。
- 綺麗に剃れたらぬるま湯で顔を流す。
- シェービング後につけるスキンケアをする。(アフターシェービングローションや敏感肌向けローションなど)
- 最後に使ったカミソリやシェーバーを洗って換気の良い場所で乾かして次回使用に備える。
【毛抜き】男性の髭処理のメリット・デメリット
毛抜きのメリット
気付いた時に簡単に毛を抜く事ができる毛抜きは髭剃り同様人気のある髭処理法です。毛根から毛を処理できるので効果が長持ちしますし、コストパフォーマンスも最高に良い脱毛法です。
効果が長持ちする
毛抜きは少し痛いですが、毛を根元から引き抜くので毛のない期間がシェービングよりも長いです。一度毛根から抜いた毛は再び肌の表面に伸びてくるまでしばしの時間が掛かります。毛の生えてくるスピードには個人差があるのではっきりとは答えられませんが、剃るよりは長持ちします。
抜いたはずの毛穴からすぐに毛が生えてきた!と感じた事があるかもしれませんが、それは抜いた毛穴付近にある別の毛穴からすでに生えてきていた毛が肌の表面に伸びてきた事によって、すぐに生えてきたと感じてしまうからなのです。毛というのは肌の表面に出てきているのは一部の毛で、実は皮膚の中に沢山の毛が伸びてきているのです。
お金をかけずに脱毛できる
毛抜きに必要なのは毛抜き一本だけなので、費用としては一番安い脱毛法と言えます。毛抜きは高くても2000円前後なので、いいものを1本持っておけば長年使い続けることができます。毛抜き自体が小さいので無くしやすいという難点があるので、念のために2本持っておけば安心です。
毛抜きのデメリット
簡単で安く行える毛抜きには毛穴が目立つ、肌トラブルの可能性、埋没毛の可能性、などのデメリットがあります。
毛穴が広がってしまう
毛抜きをしても毛穴のサイズが実際大きくなることはありませんが、準備をせずに毛抜きを行うことで毛穴が本来よりも目立って見えるようになる事があります。すでに成長を終えて抜ける段階にある毛は抜いても特に問題はありませんが、成長期に当たる毛にはしっかりとした太い毛根が付いています。
抜いた時に痛い毛は大抵成長中の太い毛根が付いている毛です。このような毛根を無理やり引っこ抜くので、毛穴周辺の皮膚が少し荒れてしまうのです。荒れた毛穴周辺は通常よりも開いて見えてしまう事があるのです。そして、同じ事を繰り返す事で常に毛穴が目立ち、毛穴が広がってしまうように見えるのです。
肌トラブルの可能性がある
毛抜きによって起こる肌トラブルは毛嚢炎、毛包炎、埋没毛、赤み、しみ、ブツブツ肌、などがあります。これらの肌トラブルは、前準備(肌を柔らかくするなどの)をきちんとしてからの毛抜き、そして毛抜き後は抗菌処理(アフターシェーブローションや抗菌作用のあるスキンケアの使用)をすれば起こりにくくはなります。ですが、毛抜きは気軽にできてしまうので、ついつい毛が気になった時に準備なしで始めてしまう方が多いと思います。そしてその結果肌トラブルの原因になってしまう事があります。
埋没毛の可能性がある
埋没毛とは本来外に出てくるはずの毛が毛穴内で丸まって出てこなくなる事を言います。毛抜きをすると少なからず毛穴の入り口周辺にダメージが掛かります。このダメージによって肌に炎症が起きたり、かさぶたになったりして毛穴の入り口が一時的に塞がれる事があります。この時ちょうど伸びてきた毛は外に出る事ができないので埋没毛になってしまいます。埋没毛になると肌の表面がブツブツになったり、毛嚢炎やシミの原因になることもあります。
男性の髭処理の種類
髭の処理にはたくさんの方法がありますが、各処理方法には良い面も悪い面もあります。その為、各脱毛法のメリットとデメリットをしっかりと把握してから行う事が大切です。間違った方法で処理をしてしまった場合、赤み、シミ、埋没毛、毛嚢炎、毛包炎、またその他にも予想していない肌トラブルが起こる事があるので注意が必要です。
髭処理の方法一覧
必要費用 | 脱毛時間 | 痛みレベル | |
髭剃り | 低〜中 | 10分〜15分 | 0〜1 |
毛抜き | 低 | 15分〜30分 | 0〜4 |
家庭用脱毛器 | 中 | 5分 | 1〜2 |
抑毛ローション | 低 | 15分 | 1 |
サロン(光脱毛) | 中 | 1年〜2年 | 3〜5 |
サロン(針脱毛) | 高 | 1分あたり2〜3本程度が平均的 | 10 |
クリニック(レーザー脱毛) | 高 | 1年 | 5〜10 |
痛みレベルは0(痛くない)から10(かなり痛い)の10段階で表しています。
★家庭用脱毛器
最近では自宅で使えるという事で家庭用脱毛器が多く販売されています。家庭用脱毛器は光を使って毛を薄くしていきます。サロンで行われているフラッシュ脱毛の弱いバージョンとイメージするとわかりやすいと思います。ですが、効果はサロンでの脱毛よりもかなり低いです。家庭用脱毛器で効果を出すには定期的に続ける必要があるので、忙しい方や飽き性の方には向かない方法です。
★抑毛ローション
抑毛ローションは乳液や化粧水のような液体で、毛が薄くなるように働きかけてくれる成分が配合されている化粧品です。効果はかなり低めです。抑毛ローションで脱毛を成功させるには毎日きちんと抑毛ローションを塗る根気が必要になってきます。男性の方では足や腕の毛に使われている方が多いです。
一番効果的な髭処理は脱毛サロン・クリニック
いくつかの髭処理方法を紹介してきましたが、髭脱毛に関してはサロンやクリニックでの脱毛が効果的です。体の脱毛は比較的自分でも行いやすいですが、毛量が多く敏感なエリアに生えている髭に関しては脱毛の難易度がかなり高いのです。
その為、自身での脱毛に失敗をしやすく肌トラブルを起こしやすいので、専門家に脱毛をしてもらうのが安全なのです。メジャーなサロンやクリニックでの脱毛法には光(フラッシュ)脱毛、医療レーザー脱毛、ニードル脱毛、の3種類があります。
脱毛サロンの光(フラッシュ)脱毛
フラッシュ脱毛の特徴
- 光を照射して脱毛をする
- 徐々に毛を薄くしていく
- サロンやクリニックの脱毛法の中では痛みが少ない方法
- 価格が手頃
- エステサロンや脱毛サロンで行われている
フラッシュ脱毛の費用
髭全体のフラッシュ脱毛の相場 | |
1回 | 7000円〜20,000円 |
5回 | 40,000円〜100.000円 |
10回 | 60,000円〜200,000円 |
エステや脱毛サロンでは初回はかなり安い料金に設定されている事が多いので、お試しで一度受けに行きやすいサロンが多いです。
フラッシュ脱毛のメリット
- お手頃価格
- 痛みが少ない
- 脱毛後の赤みが少ない
- 永久脱毛ではないのでまた毛が生えてくる
- 脱毛と同時に肌が綺麗になる事がある
- 自己処理をしなくてよくなる
- 自己処理による肌トラブルがなくなる
フラッシュ脱毛のデメリット
- また毛が生えてくる
- 希望の毛量になるまで定期的に通わないといけない
- 沢山ある脱毛サロンの中から自分に合うお店を見つけるのが大変
クリニックのレーザー脱毛
クリニックのレーザー脱毛の特徴
- レーザーを照射して脱毛をする
- かなりの痛みがある
- 病院でしか受けられない
- 値段が高い
- 永久脱毛に近い効果が得られる
レーザー脱毛の費用
髭の医療レーザー脱毛の相場 | |
1回(1箇所) | 7,000円〜15,000円 |
6回(1箇所) | 25,000円〜40,000円 |
1回(髭全体) | 25,000円〜50,000円 |
5回(髭全体) | 55,000円〜200,000円 |
レーザー脱毛のメリット
- 光脱毛やニードル脱毛よりも短い期間で脱毛ができる
- 病院で行うので何かあった時に安心
- 麻酔を使ってもらえる
レーザー脱毛のデメリット
- 髭脱毛はかなり痛い
- 痛くて続けられない事がある
- 何度か通わないといけない(平均的に1年ほど)
- 思ったように毛が脱毛できないことがある
エステのニードル脱毛
エステのニードルの特徴
- 電気針を使っての脱毛
- 毛穴一つ一つをターゲットに脱毛をしていく
- かなり痛い
- 白髪や細い毛も脱毛できる
- 一部のサロンで行われている
エステのニードルの費用
エステニードルは1本あたり100円〜200円程度で料金設定されている場合が多く、値段の相場が少しわかりづらいのです。平均的に男性には2〜3万本の髭が生えていると言われているので、それらの毛を一本一本脱毛するわけですから、最終的にはものすごい金額になるのが想定できます。
エステのニードルのメリット
- 光やレーザーで処理をしづらい白髪や細い毛が脱毛できる
- 他の脱毛法で少しだけ残ってしまった毛を脱毛できる
エステのニードルのデメリット
- とにかく痛い
- 価格が高い
- 広範囲の脱毛には向かない
キレイに髭処理して肌トラブルとサヨナラ!
男性の髭脱毛には多くの方法がありますが、どの方法にもメリットとデメリットがあります。上手に処理をする事で肌トラブルを起こさずに綺麗に髭脱毛ができるので、各脱毛法の良い部分と悪い部分をよく見定めてみましょう。どうすればいいのかわからない方にはサロンやクリニックでの髭脱毛が良いです。まずは相談に行ってみて、自分の求める髭脱毛に合っているのかをじっくりカウンセリングしてみましょう!