髭を剃ると青くなる？髭が青くなる3つの原因と7つの対処法を解説！

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男性に多い悩みとして挙げられる「青髭」。清潔にしているつもりでも、髭の青さはどうしようもないと感じている方も多いのではないでしょうか。周囲から見ると印象が悪く、汚らしいというイメージを持たせてしまう可能性もあります。

そこで今回は、髭が青くなる原因と、その対処法を徹底的に分析・解説していきます。1人でできる対策も多数ピックアップしているので、肌を守りながら青髭問題を解決していきましょう。

1つ目に考えられる原因は、髭の断面積が広いために透けるように見えることです。髭は通常、毛髪と同じように根本が太く、毛先にいくにしたがって細くなっていきます。

伸ばした状態の毛先は尖っていますが、剃ることで断面ができ、その1本1本が集まって全体的に青く見えるのです。

次に言われているのは、「埋没毛」の影響です。髭に限らず、毛は通常毛根から皮膚を破って表面に出てきます。この過程のなかで、毛の伸びる方向がずれるとうまく皮膚を破れません。

それでも毛は伸び続けるので、結果的に「皮膚の中で毛が伸びる」という状態になります。これが埋没毛です。

埋没毛は、髭剃りよりも毛抜きなどで抜いたあとに多く見られます。表皮のすぐ下で伸びていくため、髭が長ければ長いほど広範囲に渡って透けた埋没毛が見えるのです。

3つ目の原因は、普段の生活習慣によるものです。髭の剃り方のように単純明快な問題ではなく、自分でも気付かないうちに影響を及ぼしている可能性もあります。

「もともと毛が濃いから」と考える方も多いかもしれませんが、大人ニキビや乾燥肌といったスキントラブルと同様の原因も含まれると言えるでしょう。青い髭につながる生活習慣として、主に5つの原因が挙げられます。

日々の忙しさから、食事をおろそかにする人は多いです。よく言われていることですが、食生活の乱れは青髭に大きく関係します。とくに避けたいのは動物性タンパク質の多いお肉や、ラーメン・ニンニクなどです。

これらは、摂取すると男性ホルモンの分泌量が増える食べ物の代表格。男性ホルモンが増えると体毛の量も増え、濃くなった髭が青くなってしまうのです。

昨今の日本では嫌煙活動も活発になっていますが、タバコを好んで吸う方もまだまだ多く見られます。タバコに含まれる有害物質は男性ホルモンの分泌を増加させてしまうのです。

これは、決して男性に限ったことではありません。例えば、いわゆるヘビースモーカーの女性は男性ホルモンの働きが活発になっているため、内臓脂肪型の肥満傾向が強くなります。

もともと髭の薄かった男性でも、喫煙を繰り返すうちに青い髭が目立つようになる可能性は多いにあり得るでしょう。

人は、規則正しい生活のなかで睡眠中に体内の調子を整えます。

生きていくうえで非常に重要な、1日1回のメンテナンスです。とはいえ、不規則な勤務体系や多忙により睡眠時間を削らざるを得ないこともあるでしょう。

睡眠はホルモンバランスと深く関わっており、睡眠が不足すると髭の成長速度が早くなってしまうのです。

これまでご紹介したように、髭が伸びるスピード・濃さとホルモンバランスは深い関係にあります。体内のホルモンは目に見えないため実感しづらいですが、少なくとも青髭の原因として大きく関わっていることは覚えておきましょう。

一般的に、「男性ホルモンが多ければ毛が濃くなる」ということはよく知られている事実です。男性ホルモンが過剰に分泌される要因としては、筋トレのしすぎや性欲の強さが挙げられます。

これらは、あくまでも男性ホルモンの分泌を促す動作です。つまり、男性ホルモンが多いから筋トレがしたくなるのではなく、「筋トレをするから男性ホルモンが分泌される」ということです。

それが毛の成長を促し、髭が青く目立つようになっていくのです。

ストレス社会と言われる近年、何かしらの問題を抱えて日々を過ごす方も多いでしょう。適度なストレスは誰でも感じるものですが、必要以上に溜めすぎると自律神経の働きを乱してしまいます。

自律神経は、体のさまざまな働きを正常に保つよう調整する器官です。そのなかで、交感神経が優位になると髭が濃くなると言われています。

男性はあまり実感することがないかもしれませんが、女性のなかには「突然髭が数本だけ生えてきた」という経験をする方がしばしば見られます。

これがまさに交感神経の活発化によるもので、ストレス解消を心がけると改善されることも多い問題です。

髭が青くなる原因は、物理的なものから生活習慣に関わるものまでさまざまです。1つの原因だけが影響しているわけではありませんが、普段の生活を思い返すと思い当たる節がある方も少なくないでしょう。

それでは、髭が青くなったときにできる対処法にはどんなものがあるのでしょうか。

睡眠不足やストレスなどによるホルモンバランスが原因であれば、生活習慣を見直すことが先決です。髭の剃り方に問題がある場合は、毛根や肌に負担が少なくなるよう心がけてみましょう。

自分でできる青髭対処法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。

T字カミソリでの髭剃りは、低価格で瞬時にできるため多くの方が実施している方法でしょう。ビジネスホテルでもほとんどの施設で備えられていますが、なるべく理想に近い手順で処理していくことが大切です。

髭剃りで多いのは、洗顔料やボディーソープを使ったり、何も塗らずに剃る方法です。たしかに髭を剃ることはできますが、肌には悪影響なため適切な方法とは言えません。

ぬるま湯で毛を柔らかくした状態で、しっかりシェービング用のクリームを塗ってから剃っていきましょう。

また、髭剃り後のアフターケアも重要です。剃ったあとのヒリヒリ感やカミソリ負けにもつながるので、保湿性のある化粧水やクリームをまんべんなく塗って保護しましょう。

 100円ショップでも購入できる毛抜きは、髭を根本から抜けるため次に生えてくるまでの時間が長くなります。一見魅力的な方法にも感じますが、毛の処理方法のなかでもとくにおすすめできないのが毛抜きです。 

毛抜きによるメリットはゼロと言っても過言ではなく、さらに手間とリスクが大きすぎるのが難点。

髭を1本ずつ抜くため、短時間でも30分は必要になるでしょう。せっかく苦労して抜いても、髭の再生は早く3～5日で再び生えてきます。埋没毛やニキビなどにつながる可能性はカミソリよりもはるかに高いため、安価な点以外はまさに良いことなしの処理方法です。 

ここ数年で知名度が高まってきたワックス脱毛。専用のワックスを塗布して、一気に剝がすことで広範囲の毛を抜く方法で、一般的な使用方法は以下の通りです。 

ワックス脱毛で重要なのは、髭が抜けやすいように毛穴を緩めてあげることです。

風呂上りの状態が抜けやすいとも言われているため、十分にあたためておく必要があります。細かい処理方法はワックスの種類により異なりますが、毛穴を緩めること・処理後に保湿を行うことは共通して欠かせないポイントです。

また、ワックス脱毛には以下のようなメリットがあります。

カミソリとは違って毛根から抜けるのが最大の特徴で、髭の断面が透けないため青髭対策にもなります。再生まで数日かかるため、カミソリや電気シェーバーに比べて処理頻度を減らすことも可能です。対して、デメリットは以下の2点です。

髭を抜く理屈は、毛抜きによる処理とそれほど変わりません。肌への負担が少ないよう配慮されたワックスはあるものの、肌が弱い方が使用するとスキントラブルにつながる可能性も高くなります。

除毛クリームは、毛を抜くのではなく「溶かす」ことで髭を処理する方法です。インターネット通販やドラッグストアなど比較的販売エリアが広く、多数の種類から自分に合った商品を見つけられます。一般的な流れは以下の通りです。

脱毛ワックスと同様に、処理前に皮膚をあたためておくとキレイに処理しやすくなります。

塗ってから拭き取るまでの時間はクリームにより異なりますが、多くは10～15分ほど。この間はひたすら待つだけなので、抜く・剃るといった動作がなく楽に処理できます。メリットは以下の2点です。

表面の毛を溶かすため、抜くことによる肌への刺激が大幅に減らせるのが魅力です。断面は丸みを帯びたかたちになるため、毛先が触れたときにチクチクしにくいのもメリット。対して、デメリットは以下のようなものがあります。

脱毛クリームは、多くの商品で「顔・デリケートゾーンへの使用は不可」と表記されています。

もともとは腕や足のムダ毛処理として活用されるものなので、安易に使うと思わぬ肌荒れにつながる可能性も少なくありません。髭の処理に使う場合は、敏感肌にも対応した除毛クリームを選ぶと安心です。

ムダ毛の処理後に使われることの多い抑毛ローション。

文字通り「毛を抑える効果」が期待できるローションで、毛そのものを薄くしたり、細くしたりする働きがあります。使用方法は塗布するだけなので、手軽にできるのがポイント。さらにメリットは以下の2点です。

抑毛ローションは、カミソリや除毛クリームなど髭処理のなかではトップクラスでリスクが低い方法です。よほど肌の弱い方でなければ、抑毛ローションが原因でスキントラブルにつながるといったことは、ほとんどないでしょう。デメリットは、

の2点です。抑毛ローションは根本的に毛を絶つものではないため、たとえ効果が見られても、使用をやめると元に戻ってしまいます。

体質によって効果の度合も変わるため、誰にでもおすすめできないという点はデメリットと言えるでしょう。また、効果を最大限に発揮するには、脱毛ワックスや除毛クリームとの併用が推奨されています。

髭が青い人と言えば、「肌全体が色白な人」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

これはあながち間違いではなく、肌が白ければ髭の青さも目立ちやすくなってきます。つまり、このイメージを逆手にとって「日焼けをして髭の青さをごまかす」というのも1つの方法です。

髭そのものが薄くなるわけではありませんが、サンオイルや化粧水などでスキンケアを怠らなければ肌への負担も減らせます。

ただし、「日焼けしても赤くなって終わり」という方にはおすすめできません。水ぶくれのような状態になる可能性もあるため、様子を見ながら少しずつ試してみると安心です。

日焼けと同様、髭と周囲の肌を中和する方法としてファンデーションやコンシーラーを活用するのも効果的です。

普段化粧をしない方にとっては抵抗があるかもしれませんが、自然と青髭を隠してくれるため違和感なくキレイな肌を表現できます。

デメリットは、やはり毎日塗布する必要がある点でしょう。汗を拭くと部分的に落ちてしまうこともあるため、慣れるまでは使いづらく感じるかもしれません。

剃ったり抜いたりするよりも肌への刺激が少ないので、敏感肌でお悩みの方にはとくに有効な方法です。

前述の通り、髭の処理方法としてカミソリを使う方は非常に多くいらっしゃいます。

普段電気シェーバーやクリームなど別の方法で処理している方でも、出張や旅行でやむを得ずカミソリを使うこともあるでしょう。カミソリが最適とは言えませんが、少なくともスキントラブルを避けながら処理することが大切です。

意外と利用者が少ないシェービングクリーム。現在素肌のままや洗顔料の上から剃っている方は、ぜひ一度シェービングクリームまたはシェービングフォームを活用してみましょう。

ツルツルとした肌になるだけでなく、髭が青くなるリスクを下げることにもつながります。

カミソリの刃は、使っているうちに切れ味が悪くなっていきます。劣化した刃は肌を傷付けやすく、出血にもつながるためこまめに交換するようにしましょう。

また、髭剃り後に水洗いしたカミソリは、しっかりと水を切って保管することで劣化スピードを遅らせることができます。

次の処理まで数週間～数ヶ月といった期間放置してしまった場合は、念のため新しい刃に変えて使うのが安心です。

毛の流れに沿って剃る方法を「順剃り」といい、反対に逆らって剃る方法を「逆剃り」と言います。T字カミソリで髭を剃る場合は、毛の流れを確認して順剃りで処理していきましょう。逆剃りで刃をあてると、皮膚が傷付いて出血やカミソリ負けを起こしやすくなります。

万が一順剃りで剃りきれない部分がある場合は、ピンポイントで刃をあてて逆剃りしましょう。同じ場所に何度も刃をあてると肌荒れを起こしてしまうので、逆剃りはあくまでも順剃りで残った部分への対応方法です。

電気シェーバーで髭を処理する場合は、毛の流れに逆らう「逆剃り」が基本であると覚えておきましょう。

カミソリから電気シェーバーに切り替えるときは不安に感じますが、電気シェーバーで順剃りをするとかえって剃り残しが多くなってしまいます。中途半端に残った髭はさらに剃りにくくなるため、はじめから逆剃りで処理していきましょう。

青髭で悩む男性は多いですが、その根本的な原因は人によってさまざまです。

適切な剃り方ができていない場合は、処理方法から見直していく必要があります。同時に生活習慣にも注目してみると、これまで意識していなかった問題に気付くことができるかもしれません。

髭が青くなるトラブルにお悩みの方は、今回ご紹介した方法を参考に適切に対策・対処をしていきましょう。