髭剃りの正しいやり方とは？知っておくべきシェービングの基本

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毎日のことにも関わらず、なんとなく髭剃りをして、剃り残しや夕方になってからの青髭に気づく方も多いでしょう。剃り残しは清潔感に欠けるばかりか、だらしのない印象をあたえます。

また、正しい剃り方をしないと、肌荒れの原因となります。

さらに肌負担をかけることで、髭が濃くなることも多いのです。髭が濃くなるとさらに髭剃りが大変になってしまいます。

ここで、正しい髭の剃り方を覚えて清潔感のある、きれいな肌になってください。

まずは洗顔を行い、皮脂や肌に付着した汚れを落とします。

次にタオルを濡らしてレンジで温め髭を蒸らす、もしくはお湯で髭を濡らすなど、髭を温めます。

温めることで髭が柔らかくなり、さらに水分を含むことで40%も膨張、カミソリがスムーズに動くようになります。

加えて温めることで毛穴が広がり、毛穴に詰まった汚れもオフできるというメリットもあります。 

シェービング剤は必ず使ってください。より髭を柔らかくするだけでなく、カミソリの動きをスムーズにし、ヒゲの引っかかりを防ぎます。

また肌を保護する役割があるため、赤みや剃刀負け、肌荒れの防止にもなります。

シェービング剤は自分にあったものを使いましょう。一般的にシェービングフォームの方が泡がきめ細かく、軽やかで洗い流しやすいと言われています。しかしシェービングジェルの方が肌の保護力は高く潤滑力に優れています。 

順剃りとは髭の生えている方向に沿って、シェービングを行うことです。順剃りがもっとも肌への負担が少なく、順剃りで剃り残した部分だけを逆剃りしてください。

また、ストロークは優しく、肌に強く押し付けずにシェービングしましょう。長いストロークは剃刀負けを起こしやすいので、ストロークは短めにすることを意識してください。

さらに、剃った髭がカミソリに付着しているので、こまめにカミソリをすすぐことも大切です。髭がカミソリに付着したままだと、なかなかカミソリがスムーズに動かないばかりか、髭が剃れなくなってしまいます。

一通り順剃りが終わったら、剃り残した部分だけを逆剃りします。逆剃りは肌に負担がかかるため、まず最低限（数回程度）にとどめておきましょう。またこの時もこまめにカミソリを洗い流してください。

剃りにくい部分がある場合には「張り手」を使ってください。張り手とは、カミソリを持っていない手で皮膚を軽く引っ張ってシェービング行うことです。

カミソリのストロークとは逆方向に皮膚を引っ張ることで、より髭を立たせることができます。 

シェービングが終わったら、シェービング剤と剃った髭をきれいに洗い流します。この時お湯ではなく水で洗顔を行ってください。

冷たい水で顔を洗うことで毛穴が引き締まり、さらに肌の赤みや炎症を抑えることができます。

逆にお湯で洗ってしまうと、 肌が乾燥し、肌荒れの原因になるので必ず水で洗ってください。

洗顔後はアフターシェーブローションで保湿を行ってください。シェービング後の肌は少なからずダメージを受けている状態です。保湿は肌ダメージを回復する役割となります。

またアフターシェーブローションのかわりに化粧水や乳液といったアイテムを使っても構いませんが、一般的にアフターシェーブローションには抗炎症作用のある成分が含まれています。髭剃り後の肌の炎症を抑える働きがあるため、髭剃り後の赤みが気になる場合はアフターシェーブローションの方がいいでしょう。

またカミソリは、シェービング剤や髭をしっかり洗い流し、風通しの良い場所で乾かしておきましょう。シェービング剤やヒゲが残ったままだと刃の痛みの原因に、さらに乾かさないと雑菌の繁殖やサビの原因となってしまいます。 浴室に置きっぱなしにするのは、絶対にやめてください。

乾いた髭は銅線と同じぐらいの硬さと言われています。乾いたまま髭剃りをすることで、シェービング時の引っかかりを起こしやすく、肌へのダメージが大きくなってしまいます。

またカミソリにも負担がかかるためすぐに切れ味が悪くなり、切れ味の悪いカミソリでシェービング行うことで、より肌に負担がかかるという悪循環に陥ります。 

T字カミソリの基本は、毛の流れに沿った順剃りです。

毛の流れに逆らった剃り方の逆剃りは、肌に負担がかかります。順剃りで剃りきれなかった部分だけを、逆剃りするようにしましょう。必要以上の逆剃りには絶対にやめてください。

髭が濃い人によくありがちな力を入れたストロークは、肌に負担がかかります。カミソリは髭を剃ると同時に、刃物を肌に刺激していることを忘れてはいけません。

力を入れてシェービングすることで肌も一緒に剃ってしまい、肌荒れや肌を傷つけてしまいます。軽いストロークに心がけましょう。

また長いストロークも肌に負担をかける原因です。ストロークは短めを意識してください。

定期的なカミソリの交換は必須です。剃れなくなったカミソリは、きれいに剃れないため、無駄に肌の上で滑らすことになり、さらに力を入れて剃ってしまいがちです。髭の引っかかりも起こしやすく、肌へのダメージが大きくなってしまいます。

切れ味が悪くなったらすぐに交換すること、また定期的に交換すること意識してください。

髭を剃る頻度や髭の濃さ・太さで左右されますが、一般的に2週間を目安にカミソリを交換するべきと言われています。

T字カミソリは交換頻度が高いといっても、価格がリーズナブルなことが魅力です。また深剃りができて綺麗に剃ることができるため、髭が濃い方、青髭になるという方にはおすすめといえます。

さらに細かい操作性に優れているため、部分的に髭を生やしている方は、T字でないと剃れないという方も多いでしょう。

柔らかい薄いヒゲも剃りやすいため、高校生や脱毛中の方にも多く使われています。 

T字カミソリは深剃りができる分、肌ダメージが大きいという点がデメリットと言えるでしょう。肌の弱い人は赤みやひりつきを起こしやすく、力を入れすぎない、切れない刃を使わないなど、自分で気をつけながら剃らなければいけません。

さらに、基本的にドライシェービングはできないので、洗面台などの水場がないところで髭を剃ることができません。

また基本的に2週間に1度程度の刃の交換が必要になるため、めんどくさいと感じる方も多いようです。

ヘッドに水に溶けるジェルが付着していることで40%も肌の摩擦を軽減、さらに5枚刃の刃と刃の隙間を狭くすることで肌のめり込みを防ぎ、肌の負担を軽くしています。 

カミソリが振動することで剃り味が上がり新開発のパラレルフィンガードカバーが深剃りをサポート、髭が濃く、肌の弱い人におすすめのT字カミソリです。 

ヘッドに搭載されたサスペンションが左右前後に動くため顔のカーブに密着、さらに3枚刃それぞれの刃にもサスペンションがつき、刃が1枚1枚動くため些細な髭の凹凸にも反応、滑らかに剃り上がります。

また3枚刃でコンパクトなため、鼻下もスムーズに剃れると評判です。リーズナブルな価格も魅力のひとつと言えるでしょう。

細かい部分も剃りたい、凹凸のある部分が上手く剃れない方におすすめです。

電気シェーバーはウェットシェービングとドライシェービングの2種類の方法があります。ドライシェービングとは乾いたまま髭を剃ることで、この場合はそのまま髭を剃って構いません。

ウェットシェービングの場合は、髭を濡らして柔らかくしてからシェービングをはじめます。お湯で濡らす、もしくはホットタオルで髭を柔らかくしてから、シェービング剤を塗ります。より髭が柔らかくなり、スムーズなシェービングが可能になります。

ドライシェービングとウェットシェービングの大きな違いは肌への負担です。髭を濡らす、温めてふやかすことで柔らかくなるため、ウエットシェービングは肌に負担がかかりません。乾燥肌や肌が弱い方にはウェットシェービングをおすすめします。 

電気シェーバーの基本はT字カミソリとは異なり、逆剃りです。髭の生えてる方向と逆向きに剃ることで、髭を立たせてキャッチしてシェービングを行います。また肌とシェーバーの角度は90°が理想的で、肌に押し付けずに軽いストロークで剃り進めていきます。

T字カミソリほどではありませんが、電気シェーバーも肌に押し付けすぎると肌を傷める原因となります。また長いストロークは肌を傷めるため、ストロークは短めにしてください。 

電気シェーバーで剃りやすくするポイントは「張り手」といわれるシェービング方法です。シェーバーを持っている逆の手で肌を軽く引っ張ります。シェーバーの進行方向とは逆の方向に軽く肌は引っ張ることで肌のテンションの上げ、より髭を立たせてシェービングしやすくなります。

ウェットシェービングを行った場合は、ここでシェービング剤と肌に付着した髭を洗い流します。またドライシェービングを行った場合は、ここで始めて洗顔になります。通常の洗顔になるので洗顔料を使って、顔の皮脂汚れなども落としてください。 

この時洗顔は水で行ってください。乾燥予防、さらに毛穴を引き締める効果があります。

電気シェーバーを使った際も保湿は必須です。アフターシェーブローションなどで肌を整えることで乾燥や肌ダメージから肌を守ります。また、ハリのある肌の方がシェービングがしやすいため、次の日のシェービングのためにもきちんと保湿を行ってください。

化粧水や乳液などで保湿を行っても構いませんが、アフターシェーブローションには抗炎症作用が入っているものも多く、髭剃り後の炎症鎮静に役立ちます。逆に化粧水、乳液のほうが保湿効果が高いものが多いと言えます。自分の肌に合ったものを使いましょう。

肌を整えた後は電気シェーバーもきちんと洗浄し、髭やシェービング剤が付着したままにしないでください。電気シェーバーはT字カミソリよりも作りが複雑なため、雑菌が繁殖やすく、ニキビや肌の炎症の原因となります。電気シェーバーは常に清潔であることを心がけてください。 

電気シェーバーは髭を立たせて、肌から出ている髭をキャッチして剃る、というメカニズムです。そのため肌と電気シェーバーの角度は90°にして、髭をつかみやすくしてシェービングを行ってください。

また、電気シェーバーも押し付けると、肌に負担がかかります。さらに長いストロークはカミソリ負けの原因といわれています。無理に押し付けることはせずに軽くフィットさせ、ストロークは短めにすることを意識しましょう。

さらに顎のラインを剃るときに行いがちですが、顎のラインに沿ってシェーバーを動かすと、シェーバーの一部分しか使わずに髭を剃ることになります。これは刃を痛める原因となるため、かならず顎のラインに垂直になるよう、シェーバーの全面を使って剃ってください。 

電気シェーバーの手入れは意外と怠りがちです。電気シェーバーに剃った髭やシェービング剤が付着したままだと、切れ味が落ちるだけでなく雑菌が繁殖してしまいます。

雑菌が原因で、ちょっとした肌ダメージから炎症につながりかねません。肌の健康を維持するためにも、シェーバーはきちんと洗って清潔にしてください。

流水ですすいで、専用のオイルを塗って切れ味が落ちないようにしましょう。また専用の洗浄機・洗浄水がある場合は、洗浄機や洗浄水を清潔に保ってください。

T字カミソリに比べて、肌の負担が少ない点が大きなメリットと言えます。

昔は肌ダメージが少ない代わりに剃り上がりがイマイチと言われていましたが、最近は深剃りができるタイプのものもあり、肌に負担はかからないけれど剃り残しも少ないという商品も多く発売されています。

さらにウェットシェービングとドライシェービングともに可能なため、利便性と機能性ともに優れているとも言えるでしょう。 

刃の寿命は一般的に外刃が1年、内刃が2年と言われており、頻繁な買い替えがないため楽になっています。 

電気シェーバーの価格は3,000～50,000円程と幅広く、リーズナブルなものでもT字カミソリよりも値が張ります。また音がうるさいシェーバーもあり、早朝などは気を使ってしまうこともあるでしょう。

さらに、カミソリに比べて作りが複雑なので洗浄しにくい、定期的な油さしを行わないと切れ味が落ちるなど、日々のメンテナンスが面倒感じる方も多いようです。

また髭を立たせてキャッチしてするという構造上、柔らかく細い髭には不向きで、デザイン髭などの細かい操作もできません。 

新開発のビックロータリーを搭載、肌への密着面積が多いため圧力を分散、肌に優しく音も静かで、スピーディーな剃り上がりを実現しています。

円柱のドラム型内刃が回転することで髭をカット、持ち方を変えて順剃り、逆剃りも可能に、くせ毛キャッチャーも搭載され、あちこちに向いた髭でもスムーズな剃り心地です。

LEDが内蔵され光の力で臭いを軽減、衛生面も考えられた髭の濃い方向けのシェーバーといえます。

シェーバーなのにリーズナブルな価格が魅力です。

パナソニックが開発したリニアモーターで内刃が高速回転、日本刀と同じ製法の刃は硬く濃い髭もスパッとカット、ヘッドが動くことで凸凹した部分でも肌に密着したまま剃ることができます。

お風呂でも使えるので、朝のシャワー時にシェービングしたい方にはぴったりです。

シェービング剤にはフォーム（泡タイプ）とジェルタイプがあります。主な働きは髭を柔らかくする、肌を保護する、滑りをよくする、この3点です。

一般的にはフォームは白い泡なので剃った部分がわかりやすい、さらに洗い流しやすくさっぱりな仕上がりです。

一方ジェルタイプは、半透明なので、デザインヒゲなどの細かい部分のシェービングに向いており、洗い上がりがしっとりしています。自分の肌や髭質にあわせて選んでください。

粘度が高く、髭に絡みやすいため、すぐに髭が柔らかくなります。ねっとりしているのに、洗い流しやすく、保湿成分が多く含まれているため、逆剃りしてもヒリヒリしません。

透明ジェルなので剃り残しもよく見えるため、使いやすいジェルと言えるでしょう。

イソプロピルメチルフェノールと、ラウリン酸の抗菌、殺菌成分が肌の炎症や肌トラブルから肌を守ります。

さらに美肌にも大きくかかわるステアリン酸も配合、さっぱりするのにつっぱらない髭剃り後を実現します。ライムの香りも爽快感をプラス、敏感肌、剃刀負けをしてしまう方におすすめです。 

スムースパウダーを配合し、カミソリ運びがかなり滑らかになるジェルローションタイプです。少量で伸びもよく、メントールの香りはあるものの、肌がひりつかないと評判です。

さっぱりとするのに保湿力が高い点も人気の理由です。

髭剃りは肌トラブルがあっても、毎日の行わなければならない日課です。

このような肌トラブルが既にある場合の髭剃り方法も覚えておきましょう。

T字カミソリも電気シェーバーも、少なからず肌に負担をかけます。そのため肌トラブルが既にある場合は、髭を剃らないのがもっとも良い方法です。

また保湿を徹底する、炎症があるなら抗炎症作用のある軟膏やスキンケアアイテムを使うことも大切です。

1回シェービングを休むだけでも、かなり肌トラブルが回復されます。

どうしても髭を剃らなければならない場合は、肌トラブルを起こしてる部分を避ける、もしくはかなりソフトにシェービングを行ってください 。

肌トラブルを今よりも悪化させないことが大切です。触るだけで雑菌が侵入、炎症が悪化します。

できるだけ触れないことが重要です。

肌にトラブルがある場合、今以上の炎症を防ぐために清潔を第一にしなければいけません。そのためまずは洗顔をして肌を清潔な状態にします。

しかしゴシゴシ洗いは厳禁です。また洗顔することで肌が柔らかくなり傷つきやすくなるので、肌トラブルがひどい場合は洗顔ではなく、トラブル部分だけを化粧水で拭く、消毒するなどもおすすめです。

さらにシェービング剤は、肌荒れ部分がよく見える透明のジェルを使ってください。

また深剃りしにくい電気シェーバーを使うこと、軽くストロークすることが大切です。

シェービングが終わった後は、肌全体に低刺激の抗炎症作用のあるアフターシェーブ剤を使ってください。加えて、気になる部分だけ軟膏などを塗っておくのも良いでしょう。

カミソリ負けとはシェービング数分後におこる肌荒れのことを指します。シェービング後に肌に傷をつけてしまった場合は、髭と一緒に肌も切っている状態と言えます。軽めのシェービングを心がけましょう。

ニキビはアクネ菌が原因の炎症ですが、シェービングによって肌が乾燥することで皮脂が過剰分泌、毛穴づまりが起き、アクネ菌が増殖しニキビができてしまいます。

また毛嚢炎とは、シェービングによって毛穴が傷つき炎症がおきることをさします。

髭剃り後のトラブルは肌のダメージの大小はありますが、基本的に肌に傷をつけて起こるトラブルです。　

髭剃り後に起きる肌トラブルの原因は、力を入れすぎたストローク、切れ味の悪いカミソリを使っていること、さらに肌が乾燥している状態で髭剃りを行うことなどです。そのためこのようなことに気をつければ、髭剃り後のトラブルから解放されるはずです。 

髭剃り後の肌トラブルに毛嚢炎がありますが、重症化すると肌の奥まで炎症が進み、自分ではどうにもならなくなってしまいます。

毛嚢炎は毛穴に炎症を起こし膿がたまった状態で、一見ニキビとあまり変わりありません。軽度の場合は痛み、痒み共にありませんが、重度になると痛みを伴います。

このような場合は皮膚科を受診した方がいいでしょう。 あまりに悪化すると発熱や体調不良起こす可能性があります。

髭剃りは正しい方法で行えば、肌トラブルが軽減できます。

肌トラブルは確実に肌の老化を招き、老けた印象に、さらに強い刺激を与え続けることで髭がどんどんと濃くなり剃りにくくなってしまいます。

髭を剃りやすく清潔な印象を人に与えるためにも、正しいシェービング方法をきちんと覚えてください。