ヒゲ脱毛してもヒゲが抜けない?効果が出ない10の原因・解決策
「ヒゲ脱毛をしているのにヒゲが抜けない」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ヒゲ脱毛で効果が出ない原因やその対策方法を紹介します。自分では気づかなった意外な原因が見つかるかもしれませんよ
ヒゲ脱毛をしているのにヒゲが抜けないことがある!?
あれ?ヒゲ脱毛受けたのに…全然変わらない…?
ヒゲ脱毛をしたのに、なかなかヒゲが抜けずに効果が実感できないといった人も多いのではないでしょうか。脱毛は決して安い料金ではないので、効果が出ないとお金や時間を無駄にしているようで不安になりますよね。
今回はそんな悩みを抱えている人のために、効果が出ない原因や、その対策法を紹介します。効果が出ない原因は何なのかを把握して、自分に最適な脱毛方法を見つけましょう
ヒゲ脱毛をしているのに抜けない!効果が出ない10の原因
ヒゲ脱毛をしてもヒゲが抜けないのには、いくつか原因があります。それでは、どんな原因があるのか見ていきましょう。
①ヒゲ脱毛実感回数に達していない
まず第一に考えられる原因として、ヒゲ脱毛の効果を実感できる回数に達していない可能性があります。
一般的にヒゲ脱毛の効果を実感するまでには、レーザー脱毛なら5回、光脱毛なら10回程通う必要があるといわれています。
人間の毛には、毛周期という成長サイクルがあるのをご存知でしょうか?毛周期は、毛が成長している「成長期」、毛の成長が止まっている「退行期」、毛が抜け落ちる「休止期」という3つのステージに分かれています。
光脱毛やレーザー脱毛は、ヒゲの黒いメラニン組織に反応して脱毛をします、
反応するのは毛根が育っている成長期のヒゲだけです。しかし、成長期のヒゲは全体の20%程度しかなく、1回の照射ではその20%の成長期のヒゲしか脱毛することができません。そのため、効果を実感するまでには複数回ヒゲ脱毛をする必要があります。
つまり、2回目~3回目のヒゲ脱毛で効果が表れていないと感じる場合、それはヒゲ脱毛の脱毛回数が少ないためです。特に男性のヒゲは他の部位よりも毛が濃いため、効果が出るまでに時間がかかります。
レーザー脱毛なら5回、光脱毛なら10回程度の脱毛回数を目安に、効果が出るまで根気よく通い続ける意識を持ちましょう。
②照射してから時間が経っていない
照射してからすぐに効果が表れず、不安に感じる方も多いですが、ヒゲ脱毛は脱毛後すぐに効果が出るわけではありません。
効果が出るまでには早い人でも2~3日、遅い人だと数週間程度かかります。
脱毛してから2~3日しか経っていないのに効果が出ていない場合は、もう少し日数が経てば効果が表れる可能性が高いです。
光やレーザーが照射された毛根は、ヒゲを成長させる組織が弱っているため、それ以上成長することはありません。毛穴から徐々に押し出され、数日経つと自然に抜け落ちます。
抜け落ちるまでの期間は人によって個人差があり、時間がかかる場合もあるので、焦らず自然にヒゲが抜け落ちるのを待ちましょう。
ヒゲが抜け落ちるまでの期間の目安を紹介するので、参考にしてみてください。
経過 | ヒゲの抜け具合 |
脱毛当日 | 肌は赤くなるが、この段階でヒゲが抜けることはない |
1日目~ | 肌の炎症は治まり始めるが、この段階でも抜け始めるヒゲはほとんどない |
2・3日目~ | 早い人だと、少しずつヒゲが抜け始める |
1週間~ | ポロポロと抜けるヒゲが増えてくる |
2・3週間~ | 遅い人でも、ポロポロと抜けるヒゲがかなり増えてくる |
1カ月~ | 照射時に休止期だったヒゲが生え始める |
③実は抜けているが気づいていない
ヒゲ脱毛をすると、ヒゲが一気にごそっと抜け落ちるイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ヒゲ脱毛をしたからといって、ヒゲがいっぺんにまとめて抜けるわけではありません。実際には抜けているけれど、気付いていないだけの可能性もあります。
基本的にヒゲ脱毛をしたヒゲは、洗顔をした際に流れたり、顔をふいた際にポロポロと抜け落ちます。
一日で大量のヒゲが抜けるのではなく、日数が経つにつれて少しずつ減っていくのが普通です。洗顔後のタオルなどに抜けたヒゲがついていることがあるので、気になる方は注意深く確認してみてください。
少しの効果でも逃さず実感したい方は、ヒゲ脱毛前のヒゲの写真を撮っておくのがおすすめです。そうすれば、ヒゲ脱毛後の細かい変化も写真と見比べて確認することができますよ。
④脱毛を実感しにくい部位だから
ヒゲ脱毛の効果は、脱毛する部位によって違いがあります。
ヒゲの本数が少なく密度の低い部位は、毛根の深さも浅く、毛根を比較的楽に照射できるので、脱毛効果は早く実感できます。
逆にヒゲの本数が多く密度の高い部位は、毛根も根深く生えているので、毛根に照射するには複数回光を当てる必要があります。そのため、脱毛効果を実感できるまでに時間がかかるのです。
口下や頬など、ヒゲの薄い部位は、3~5回の照射で効果を実感できる場合が多いです。
特にヒゲが濃く密度の高い鼻下や顎周辺・首回りは、脱毛効果を実感できるまでに10回前後はヒゲ脱毛に通う必要があるでしょう。
効果を実感できるまでにかかる脱毛回数の目安を部位別に紹介します
部位 | 脱毛回数 |
口下 | 3回前後 |
頬 | 5回前後 |
鼻下・顎・首回り | 10回前後 |
⑤お肌のために出力を低めに設定している
脱毛担当者が肌への負担や痛みを考慮し、脱毛機の出力レベルを低めに設定している場合があります。
出力が低いと、そのぶん脱毛効果が下がってしまい、脱毛効果を実感できなくなるのです。
ヒゲ脱毛は、肌への負担も大きく、人によってはかなりの痛みを伴います。また、初回からいきなり出力レベルを上げると、痛みに耐えられなかったり、人によっては肌トラブルを起こしたりすることも。
そういったことを考慮して、まずは低めの出力レベルから照射を始め、肌の様子や脱毛の経過を見ながら、徐々に出力レベルを上げていくサロンやクリニックもあるのです。
早めに脱毛効果を実感したい方は、脱毛後のアフターケアが充実しているサロンや、麻酔のできるクリニックに通うことを検討してみてはどうでしょう。アフターケアがしっかりしていれば、肌トラブルなどが起きてもしっかりと対処してくれるので、出力レベルを高めに設定してくれる可能性があります。
また、痛みに耐えられないせいで出力レベルが上げられない場合は、麻酔をすることで痛みの心配はなくなるので、出力レベルを上げることができますよ。
⑥エステ脱毛や家庭用脱毛器での脱毛をした
脱毛効果をあまり実感できない人の中に、エステ脱毛や家庭用脱毛器を行っている人がいます。しかし、照射威力の低いエステや家庭用脱毛器だと、高い脱毛効果は得られません。
ヒゲ脱毛には、医療機関で行う医療レーザー脱毛・ニードル脱毛、エステサロンで行う光脱毛、自宅で行う家庭用脱毛器の4種類があります。早く効果を実感したいのであれば、高い脱毛効果を期待できる医療機関での脱毛がおすすめです
医療レーザー脱毛だと、光脱毛や家庭用脱毛機よりも照射威力が高いので、より高い効果を期待できます。痛みは光脱毛や家庭用脱毛器よりも強く、料金も少し高いですが、効果を重視するなら医療レーザー脱毛がおすすめです。
ニードル脱毛は、毛穴に針を通して電気を流し、毛根を破壊する脱毛方法です。痛みはかなり強く、費用も高くなりますが、脱毛をしたヒゲは確実に長期間の減耗効果を期待することができます。高い効果を実感したい方は、ニードル脱毛という選択肢もありますよ。
脱毛方法別に、効果を実感できるまでの脱毛回数・痛み・効果の目安を紹介します。
医療レーザー脱毛 | ニードル脱毛 | 光脱毛 | 家庭用脱毛器 | |
効果が出る脱毛回数 | 5~8回 | 15~30回 | 15回~ | 20回~ |
痛み | かなり痛い(強くデコピンされるような痛み) | 非常に痛い(画鋲を踏んだ時のような痛み) | 痛みは少ない(輪ゴムで弾かれるような痛み) | 痛みは少ない(輪ゴムで弾かれるような痛み |
効果 | 高い効果が期待できる | 脱毛をしたヒゲは、その場で永久脱毛が可能 | 効果は少し低め | 効果は低め |
⑦脱毛へ行くペースが早い
ヒゲ脱毛は、短いスパンで通えば効果が得られるというわけではありません。
ヒゲの毛周期に合わせて脱毛を行う必要があります。一度脱毛担当者とヒゲ脱毛を行うスパンをよく相談し、ヒゲ脱毛へ行くペースが早すぎないか確認してみましょう。
ヒゲ脱毛を効率的に行うためには、成長期のヒゲに照射をしなければなりません。しかし、短いスパンでヒゲ脱毛に行き、同じ成長期のヒゲに2回照射をしても意味はなく、ただ費用を無駄にして肌に負担をかけてしまうことになります
そうならないよう、前回の照射時に退行期・休止期だったヒゲが成長期になるのを待ち、その成長期になったヒゲを次の脱毛で照射することが大事です。
退行期・休止期だったヒゲが成長期になるまでには、最低でも6~8週間程度かかるといわれています。そのため、ほとんどのサロンやクリニックでは、約2カ月ごとの脱毛を推奨しています。
⑧照射し忘れ(打ち漏れ)
脱毛担当者が照射の際に、ヒゲの一部を照射できておらず、打ち漏れがあることがあります。特に顎や顎下の部分は脱毛機の照射口が当てづらいため、打ち漏れが起きる可能性が高いです。
打ち漏れがある箇所は、その部分だけまとまってヒゲが抜けないので、ライン状の形やかたまりでヒゲが残っている場合が多いです。
打ち漏れが心配な方は、打ち漏れの保証をしているサロンやクリニックを選んでみてはどうでしょう。中には打ち漏れが合った場合に、無料で再度照射をしてくれるところもあります
⑨ヒゲが白い
黒いメラニン組織に反応する原理を利用するレーザー脱毛や光脱毛は、白い毛や薄すぎる毛には反応しません。
ヒゲが白い場合の解決策として、ニードル脱毛という手段があります。ニードル脱毛は、一本一本のヒゲに電流を流して毛根を破壊する脱毛方法なので、ヒゲの白さや薄さに関係なく脱毛できます。
⑩レーザーが反応しなかった
ヒゲ脱毛の効果が実感できない原因として、肌が日焼けをしているせいで、レーザーがヒゲに反応していないことも考えられます。
日焼けをすると、肌のメラニン量が通常よりも多くなります。そんな状態の肌に照射をすると、光やレーザーがヒゲではなく肌のメラニン組織に反応してしまい、照射威力が分散してしまうことがあるのです
また、日焼けをしていると、光やレーザーがヒゲではなく、日焼けをした肌のメラニン組織に反応してしまいます。そのせいで脱毛後の肌が炎症を起こしたり、火傷のリスクも高まります。ヒゲ脱毛を行う際は時期や季節に関係なく、日焼け対策をしっかり行うようにしましょう。
ヒゲ脱毛をしても抜けない時の解決策は?
ヒゲ脱毛の効果を実感できない原因を解説しましたが、ここからはヒゲ脱毛をしてもヒゲが抜けない時の解決策を紹介します。
短期間で効果が出る脱毛法に変える
思ったように効果が得られない場合、短期間で効果が出る脱毛方法に変えてみるのも一つの手です。
例えば、光脱毛や家庭用脱毛器でヒゲ脱毛をしている人は、医療レーザー脱毛などに変えてみてはどうでしょう。費用は少し高くなってしまいますが、そのぶん照射威力は高いので、脱毛効果を早く実感できる可能性が高いです。
また、同じ医療レーザー脱毛でも、レーザーの種類によって照射威力や効果の出方は異なります。レーザー脱毛でも効果が出ないといった方は、脱毛担当者とも相談して、より高い効果が期待できる種類のレーザーに変えて見るのもおすすめです。
高い脱毛効果を得たいなら、アレキサンドライトレーザーがおすすめです。
日本で使われている脱毛レーザーの中で、最も広く使われており、脱毛効果が高いとされているのが「アレキサンドライトレーザー」です。こちらのレーザーはメラニンに反応しやすいのが特徴で、ピンポイントで黒い毛に反応し、毛根の発毛組織を強力にダメージを与えます
もう少し継続して通ってみる
まだ数回しかヒゲ脱毛に通っていない場合、もう少し回数を重ねて通うことで効果が出てくることもあります。特に男性のヒゲは毛根が深く濃いので、効果が出るまでに時間がかかるものです。2~3回通った程度では、なかなか目に見える効果は出ません。
効果が出ないからといってすぐに諦めず、根気よく脱毛に通うことも、ヒゲ脱毛をする上では大切です。
日焼けに注意する
日焼けが原因で脱毛効果が出ていない可能性もあるので、自分の肌が日焼けしていないか入念に確認してみましょう。
日焼けは脱毛効果が薄まるだけでなく、肌トラブルの原因にもなります。ヒゲ脱毛に通う際は、なるだけ紫外線を避け、万全の日焼け対策をしてのぞみましょう。
肌質改善をする
肌が乾燥していたりニキビなどがあると、脱毛効果が実感できないだけでなく、痛みや肌トラブルの悪化を引き起こす原因となります。肌荒れをしている人は、普段から肌質を改善することを意識して、綺麗な肌を保つよう心がけましょう。
特に肌の乾燥は、脱毛の大敵です。肌が乾燥していると、肌のバリア機能が低下してしまい、普段よりも照射によるダメージを受けやすくなってしまいます。潤いのある肌であれば軽い赤み程度で済むはずのものが、乾燥肌であるために、炎症や火傷などの大きな肌トラブルになってしまう危険性があるのです。
ニキビがある箇所も、その部分が炎症を起こしている状態なので照射を行うことはできません。
軽いニキビや治りかけのニキビであれば、照射ができることもあります。しかし、再度肌が荒れてしまう危険性もあるので、ほとんどの場合はニキビのある部位は避けて照射します。ヒゲ脱毛に通う際は、ニキビにも気を付けましょう。
脱毛後の肌は敏感になっており荒れやすい状態です。普段はあまり肌荒れをしない人でも、少しの雑菌や皮脂汚れなどで肌荒れを起こしてしまうことがあります。ヒゲ脱毛のあとは、いつも以上に丁寧な洗顔を意識して、洗顔後の保湿もしっかり行いましょう。
自分で髭を抜かない
ヒゲが気になり自分で抜いてしまう人もいますが、ヒゲ脱毛を行う上でヒゲを抜くのはNGです。
ヒゲ脱毛はレーザーや光をメラニン色素に反応させて毛根を弱らせますが、ヒゲを抜いてしまうと、照射した際に毛根までうまく熱が伝わらず、脱毛の効果を発揮することができません。
もしすでに抜いてしまっている場合は、少なくとも数週間~1カ月ほど期間を空けて、抜いてしまったヒゲが再生してから通うようにしましょう。
また、毛抜きなどで無理にヒゲを抜くと肌に普段もかかり、肌トラブルを招いてしまう原因にもなります。ひどい時には、毛嚢炎などの細菌感染症を引き起こしてしまうこともあるので、ヒゲを抜くのは避けましょう。
スタッフに相談をしてみる
ヒゲ脱毛で効果が実感できない場合、脱毛担当者が照射出力を下げている・もしくは打ち漏れがある可能性なども考えられます。
これらはユーザー側が判断するのは難しいので、はっきりした原因が分からない時は、一度スタッフに確認してみましょう。
脱毛効果を早く出すためにも、もし何か心配なことや分からないことがあれば、迷わずにすぐさまスタッフに相談してみることをおすすめします。
ヒゲ脱毛でヒゲが抜けなくても諦めないで!
ヒゲ脱毛に通ってもなかなかヒゲが抜けず、本当に効果があるのか不安に思うこともあるでしょう。
しかし、ヒゲが抜けないからといってすぐに諦めてはいけません。中にはただ脱毛回数が少ないだけで、もう少し続けて通えば効果が表れるケースもあります。
効果が出ないのには何かしらの原因があるはずです。まずは今回紹介した原因や対策法を参考にして、何が原因なのか・どう対策するべきかをしっかり検討し、自分に合った脱毛方法を探してみてください。