髭脱毛直後はアフターケアが重要!髭脱毛直後の注意点まとめ
髭脱毛直後のアフターケアは非常に重要です。髭は体毛の中で最も太くて抜けにくいとされています。その髭をレーザーなどで抜くのですから、肌には相当な負担がかかります。今回は髭脱毛直後の注意点4つと対処法を解説し、さらに禁止事項についてまとめました
目次
髭脱毛直後は注意すべきことがたくさん!
「髭脱毛をして、濃い髭のコンプレックスを無くしたい」
「髭脱毛で、面倒な髭剃りから解放されたい」
と思っていても、髭脱毛による肌トラブルが心配で踏み切れないという人は多いようです。
実は、髭脱毛による肌トラブルのほとんどは、髭脱毛直後のケア不足やトラブルの対処法を間違えたことが原因でおこります。
髭脱毛直後の注意点を知って正しいケアを行うことで、髭脱毛による肌トラブルは防げるのです。
本記事では、髭脱毛直後の注意点と肌トラブルの対処法について詳しく解説します。注意点と対処法を事前に知っておくことで、安心・安全な髭脱毛を行いましょう。
髭脱毛直後の注意点①赤みなどの肌トラブル
髭脱毛直後には、肌の赤みなどのトラブルが出ることがよくあります。
まずはこれらの症状や原因、対処法について解説します。
毛嚢炎
毛嚢炎(もうのうえん)とは髭剃り後によくおきるニキビのようなブツブツで、中央に白い膿をもっています。脱毛後に白っぽいニキビのようなブツブツが現れたら、それは毛嚢炎である可能性が高いでしょう。
毛嚢炎ができる原因は、ブドウ球菌への感染です。ブドウ球菌は普段から日常的に肌の上に存在している常在菌なのですが、脱毛後はレーザーの強い熱の影響で肌のバリア機能が弱まっているため、感染しやすい状態になっています。
毛嚢炎はそれほど心配な症状ではないので、通常は1~2週間あれば自然に治まります。
もしなかなか治まらなかったり炎症を起こしてきた場合は、脱毛したクリニックや皮膚科を受診して薬を処方してもらいましょう。
火傷のような赤みが出る
レーザーや光照射によって脱毛する方法では、火傷のような赤みが出るリスクが伴います。
特にレーザー脱毛はかなり強いレーザーを照射するため、リスクも高くなるでしょう。
皮膚の表面が赤くなったり、かゆみを感じたりします。症状としては一般的な火傷と同じです。万一髭脱毛後にこのような症状に気づいたら、すぐに氷や保冷剤などで患部を冷やしましょう。
軽い場合はそれで症状が治まりますが、もし1日程度様子をみても治まらないようなら、脱毛をしたクリニックやサロンに相談することをおすすめします。
市販の薬を使用すると、万一肌に合わなかった場合に悪化するおそれもあるため、必ず脱毛を行ったクリニックやサロンの指示に従うようにしましょう。
感染症
感染症のリスクがあるのは、ニードル脱毛です。
ニードル脱毛では毛穴に針を刺すため、針が深く入り過ぎることで毛穴を傷つけ、そこから細菌が侵入して感染症を起こす可能性があるのです。
ひどい場合には肌の奥が炎症をおこして膿がたまることもあります。
また、針によって血液感染を起こすリスクも考えられます。その場合は内臓にダメージを負うことになるでしょう。
これらのリスクは自分専用のニードルを購入することでかなり軽減されますが、それでも万全とは言えません。
もし針脱毛を行う場合はクリニックで、感染症のリスクへの対策はどのように行われているのか、カウンセリングの段階でよく聞いておくことが肝心です
内出血
内出血は、ニードル脱毛で起こりうるリスクです。ニードル脱毛は毛穴に針を刺して行うため、その際に毛細血管が傷つくことで内出血を起こす場合があるのです。
内出血の症状は肌表面が紫色に変色するなど、通常の内出血と同じです。
脱毛後にもし内出血を見つけたら、まずは氷や保冷剤などで冷やすことです。軽度のものなら紫色だった内出血跡が、だんだんと黄色っぽい色に変わってくるでしょう。
黄色くなってきたらこんどは、入浴などでじっくりと温めて血液の循環を即すことで回復が早くなります。
しかし、内出血がなかなか治まらない、範囲が広い、痛みが強いといった場合は、施術を受けたクリニックを早めに受診することをおすすめします。
髭脱毛直後の注意点②日焼けは禁止
脱毛後の日焼けはNGとはよく言われることで、クリニックやサロンでも強く注意されます。髭脱毛においても、もちろん同じです。
ここでは髭脱毛の仕組みと、日焼けがなぜ禁止なのかについて解説します。
ヒゲ脱毛の仕組み
髭脱毛の仕組みは、光が黒いものに反応するという性質を利用しています。
脱毛機から照射されるレーザーや光が髭毛根の黒いメラニンの色に反応して急激に高温となり、毛根の細胞を弱らせることで、髭が抜け落ちます。
日焼けが禁止な理由
髭脱毛でダメージを受けるのは毛根だけではありません。その周りの皮膚にもメラニンは存在するため、肌もダメージを受けているのです。
脱毛後の肌は照射の高熱によって軽い火傷状態にあると同時に、乾燥して外的な刺激から肌を保護するバリア機能が衰えているため、わずかな細菌や雑菌にも反応しやすくなっています。
紫外線による日焼けも、脱毛同様に一種の火傷状態です。
脱毛によって弱っている肌をさらに紫外線で痛めつけると、炎症や吹き出物、シミなど、様々な肌トラブルの原因になります。
また、脱毛期間中に日焼けをしてしまうと、その次の脱毛は日焼けが引くまでは行えません。
脱毛機から照射されるレーザーが黒くなった肌にも反応してしまい、次の3つのリスクにさらされるためです。
- 脱毛効果が弱まる
- 脱毛時の痛みが大きくなる
- 肌トラブルの原因になる
脱毛後や脱毛期間中には絶対に日焼けを避けるようにしましょう。
髭脱毛直後の注意点③一時的にヒゲが濃くなる
脱毛直後には一時的に髭が濃くなる場合があります。この症状には大きく分けて、
- どろぼう髭
- 硬毛化
以上の2つがあります。それぞれの症状や仕組みについて解説しましょう。
どろぼう髭
どろぼう髭とは、脱毛後の一定の期間に口の周りに漫画に出てくるどろぼうのような髭が現れることを言います。この症状は主に医療レーザーによる脱毛後に現れます。
なぜこのような髭が現れるかと言うと、レーザーの熱は毛根を焼き切る時に髭周りの肌にもダメージを与えてしまうため、肌がむくみ、髭が抜け落ちにくくなるためです。
青髭になってしまったと言う人もいますが、青髭とはちょっと違います。どろぼう髭は青髭のように青々とはしておらず、黒い点々という印象です。
どろぼう髭になる期間の長さは人によって違いますが、短い人で3日、長い人でも10日程度です。
3~10日程度の期間がすぎると、脱毛の刺激による肌のむくみが治まってきて、毛穴に残っていた髭がポロポロと抜け落ち、どろぼう髭が解消されます。
硬毛化
髭脱毛を始めてから1~3ヶ月が過ぎた頃、髭が以前よりも濃く太くなってきたと感じることがあります。
これは脱毛による髭の硬毛化と呼ばれる現象で、主に光脱毛によって起こる症状です。
硬毛化の原因は光脱毛の微弱な光にあります。光が弱いため細い髭の毛根が刺激されて活性化し、太くなってくることがあるのです。
しかし硬毛化して太くなった髭は以前よりも照射を受けやすくなるため、さらに光を当て続けることでほとんどの場合は抜け落ちます。
ただし、硬毛化が起きてしまった場合には当初予定していた期間よりも長く脱毛を続けなくてはいけなくなる場合があります
髭脱毛直後の注意点④髭剃りをするときは刺激に気をつけよう
まず大前提として、脱毛当日の髭剃りはNGです。
脱毛当日の肌はかなり弱っているため、髭剃りの刺激がトラブルの原因となります。
髭剃りを行う場合は必ず翌日以降にしましょう。
保湿する
脱毛後の肌はレーザーの熱によって乾燥しやすくなっています。乾燥していると傷がつきやすいため、髭を剃る前に必ず化粧水や保湿クリームで肌の保湿を行いましょう。
保湿は髭剃り後にも必要です。髭剃りによって肌には目に見えない傷がついているため、そのまま放置していると細菌が侵入して吹き出物などの肌トラブルの原因になります。
脱毛後の肌は非常に敏感になっているため、髭剃りの前後に丁寧な保湿を行うことが大切です。
負担を軽くする
髭脱毛後の髭は、レーザーの熱の影響で膨張して硬くなっているため、剃りにくい状態です。トラブルを防ぐために髭を柔らかくして負担を軽くしてから剃るようにしましょう。
髭を柔らかくするには、
- 蒸しタオルで髭を温める
- シェービングクリームを塗る
といった方法がおすすめです。
髭脱毛後に限らず、普段から蒸しタオルやシェービングクリームを使用することで、肌を髭剃りの負担から守ることができます。
電気シェーバーを使う
カミソリよりも電気シェーバーの方が優しく髭を剃ることができるため、脱毛後には電気シェーバーがおすすめです。
カミソリは肌に直接刃が触れるため、肌を傷つけてしまいやすいという欠点があります。しかし、電気シェーバーは網目状になっている外刃が肌を押して髭を絞り出し、内刃が髭をカットするという仕組みなので、刃が直接肌に当たりません。
電気シェーバーなら脱毛後の弱った肌にも優しく、安心して使用することができます。
髭脱毛直後にしてはいけないこと一覧
脱毛直後の肌は、レーザーや光の刺激でかなり弱っています。脱毛直後にしてはいけないことを4つ紹介するので、厳重に注意しましょう。
肌を強くこすること
髭脱毛直後はレーザーや光の熱が肌に残った状態です。そのため赤みやヒリヒリ感が出ている場合もあるでしょう。そのような状態で肌を強くこすると、炎症などの肌トラブルを招く恐れがあります。
洗顔時は細かい泡で優しく顔を包み込むようにして洗います。また、洗顔後はタオルでこすって肌を傷めないように注意してください。肌の水滴をタオルでそっと吸い取るようにするのが良いでしょう。
アルコールは適度にしよう
飲酒は血行を促進し、肌にほてりを感じやすくします。
脱毛後はただでさえ肌表面が熱を帯びた状態なので、アルコールを摂取することでますます肌にほてりが出てしまいます。飲酒が脱毛後の赤みやかゆみなどの原因となる可能性もあるので、脱毛後の飲酒はほどほどに抑えることが肝心です。
運動・サウナなどでの大量の汗
脱毛直後に運動やサウナで大量の汗をかくことは、
- 血行を促進して赤みやかゆみなどの原因になる
- 汗によって雑菌が繁殖し、炎症の原因になる
これら2つの理由からおすすめできません。
脱毛直後は肌が熱を帯びた状態で、赤みが残っています。そこに運動やサウナでさらに血行を促進するとますます熱を帯び、赤みやかゆみが広がる可能性があります。
また、脱毛後の肌はバリア機能が低下して敏感になっています。大量の汗によって雑菌が繁殖し、毛穴に入って炎症を起こすことも考えられます。
脱毛直後は、大量の汗をかくような運動やサウナは控えるようにしましょう。
無理やり毛抜きで髭を抜く
脱毛後の3日~1週間程度の間はどろぼう髭になりやすく、気になってしまう人が多いでしょう。しかし毛抜きで抜くと毛穴から雑菌が入りこみ、炎症を起こしたり毛嚢炎になる恐れがあります。
どろぼう髭はそのまま放置しておいても、1週間前後で自然と抜け落ちるので心配ありませんが、どうしても気になる場合は、電気シェーバーを使いましょう。
電気シェーバーなら、肌に直接刃が触れずに肌から出た髭だけを剃ることができるので、おすすめです。
髭脱毛直後は肌のケアに気をつけよう
髭脱毛直後には以下の点に注意することが必要です。
- 肌トラブルに注意して、保湿などの肌ケアを行う
- 日焼けしないように注意する
- どろぼう髭や髭の硬毛化で一時的に髭が濃くなる場合がある
- 髭剃りは刺激に気を付けて行う
- アルコールは控えめに
髭脱毛直後の肌はとても敏感になっているので、肌のケアには細心の注意を払いましょう。肌トラブルが起きた場合は、冷やしたり保湿するなどの処置も大切ですが、治まらない場合は早めに脱毛したクリニックやサロンに相談するのが一番です。
髭脱毛後の状態を最適に保つことで、髭に煩わされない、理想の美しい肌を手に入れることができるでしょう。