髭を抜く癖は治すべき?治し方と髭を抜く癖のリスクを解説
髭を抜く癖は治すべきです。髭を抜いてしまうと肌トラブルを引き起こすだけでなく、癖が治らず「抜毛症」と呼ばれる精神疾患に陥る可能性もあります。この記事では髭を抜く癖がもたらしてしまうリスクと、抜く癖の治し方を徹底的に調査し解説していきます。
髭を抜く癖が招くリスクとは?危険性を徹底調査
髭を抜くのがやめられない。髭を無意識に抜いてしまっている。そんな人はこの記事は必見です。髭を抜いてしまうというのは、とても危険が多いのは知っていますか?
肌トラブルを引き起こして、見た目が悪くなってしまうだけでなく「抜毛症」という精神疾患を引き起こしてしまうかもしれません。
この記事では髭を抜いてしまう原因やその対処法を紹介するとともに、髭を抜くことで引き起こされるリスクも紹介します。
この記事を読んで皆さんも、髭を抜いてしまう癖を治していきましょう。
この記事は以下の人におすすめです。
- 髭を抜く癖が招くリスクを詳しく知りたい
- 髭を抜いてしまう人の心理が知りたい
- 髭を抜いてしまう原因が知りたい
- 髭を無意識に抜いてしまう癖を治す方法を知りたい
髭を抜く癖を治す4つの方法
結論を言えば、髭を無意識に抜いてしまう行為は治すことが可能です。
どうすることもできないことはありません。前提として治す意識を持つことは大切です。ここでは髭を抜く癖を治す4つの方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
方法1:深剃りして抜けなくする
髭が伸びてしまっているとどうしても髭をいつの間にか触ってしまい、無意識のうちに抜いていることがあります。まず最初に紹介する方法は「抜けない状態を作ることで癖を治す方法」です。
髭を深剃りしてしまえば触っても抜けないですよね。ただ剃るだけではすぐ生えてきてしまい、また抜いてしまう可能性があるので、できるだけ深剃りをしましょう。
ここでは髭をただしく深剃りする方法をご紹介します。
正しい髭の剃り方
深剃りをするのであれば、カミソリを使いましょう。カミソリを以下のような手順で使用すれば肌にダメージを少なくして、剃ることができます。
- 肌を洗顔して清潔にする
- 濡れタオルを肌と髭に当て温める
- シェービングフォームなどを肌に塗る
- 一度順剃りしてから、逆ぞりで深く剃る
- 肌を保水した後、乳液などで保湿する
濡れタオルを使用して髭と肌を温めることによって、髭が柔らかくなり深剃りしやすくなりますし、肌へのダメージも少なくすることができます。
また、いきなり逆剃りで髭を剃ってしまうと、毛穴に大きなダメージを与えてしまい、肌トラブルを引き起こしてしまうので、一度順剃りしてから逆剃りをするようにしましょう。
最後に保水と保湿をして肌のバリア機能を高めて、肌トラブルから肌を守ることが大切です。こうすることで綺麗に深剃りをすることができます。
深剃りに最適な道具
ジレットフュージョン5枚刃
価格 | 1,990円 |
刃の枚数 | 5枚刃 |
タイプ | ・電動T字カミソリ ・替え刃式 |
特徴 | ・肌あたりが優しく傷つけにくい ・5枚刃で剃り味もいい ・流水で洗い落とせるため、刃が長持ち |
方法2:ストレスを解消する
髭を抜いてしまう原因として、ストレスが関係していると言われています。そのためストレスを解消することで、髭を抜いてしまう癖を治せる可能性があると言われています。
髭を無意識に抜いてしまう癖を持っている人は、過度にストレスや不安を感じている人が多いです。まずは自分が何にストレスを感じているのかを見つめ、心の負担を軽くしていくこと、そして趣味などの時間を見つけストレスを解消していくことが大切です。
ストレスを解消する具体的な方法を以下にまとめます。
- カラオケなどで大声を出して歌う
- 深呼吸をして落ち着かせる
- カフェインの作用を抑える緑茶を飲む
- 時間があれば旅行や買い物に行く
- ガムをかむ
方法3:気を紛らわす
髭を抜く癖を無くしたい人は、気を紛らわすことも大切です。
無意識に髭を抜いてしまっている人は、「考え事をしているとき」や「暇な時間があるとき」にふと髭を触ってしまいそこからジョリジョリ感や剃り残しの毛が気になってしまい、一気に髭を抜いてしまう行為に走ってしまいます。
何かに集中し、気を髭からそらしていくことで、髭を抜いてしまう状況を避けることができます。髭を触って気になってしまった人は、意識的に何かで気を紛らわしましょう。
具体的にはずっと触っていられるようなグッズを購入したり、指先を使うような作業をしたりなどいろんな方法で気を紛らわすことが可能です。
方法4:脱毛で髭をなくす
脱毛することで、髭を無くし根本的に解決する方法もあります。髭がなくなれば抜いてしまう髭もなくなります。
自己処理での脱毛は、また生えてきてしまうため、生えにくくなるクリニックやサロンでの脱毛を行いましょう。
クリニックでは医療レーザー脱毛、サロンでは光(フラッシュ)脱毛を受けることができます。それぞれ料金、特徴などが違うため以下で詳しく説明します。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、レーザーが髭のメラニンに反応し、熱エネルギーを毛根に伝え毛乳頭にダメージを与えることで脱毛することができる仕組みになっています。この仕組みは光(フラッシュ)脱毛と同じです。
医療レーザー脱毛は1回の効果は高く、少ない回数で髭を脱毛することが可能ですが、その分痛みが強く1回の費用も高いです。
レーザー脱毛機の種類は主に3種類あり「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」があります。これらは効果と特徴がそれぞれ違います。
方法 | 効果・特徴 |
アレキサンドライトレーザー による脱毛 | ・メラニンに反応するレーザーを照射し 黒い毛に効果的な脱毛ができる。 ・メラニンが濃い色黒肌には照射できない ・シミ取りなどに使われてたので、美肌効果も期待できる |
ダイオードレーザーによる脱毛 | ・産毛にも効果があり、肌への負担が少ない 脱毛効果を得られる ・髭のメラニンにも反応しやすく、太い毛でも 脱毛することができる ・照射範囲はアレキサンドライトレーザーより 狭い |
ヤグレーザーによる脱毛 | ・波長が長く、肌の奥にある毛に最も効果が 高く、髭に向いている。 ・メラニンに反応しにくく、色黒でも脱毛可能 ・波長が長いため肌への負担も少ない ・痛みは強い |
レーザー脱毛の費用 (ツルツルになるまで) | 200,000円~300,000円 |
レーザー脱毛の回数 (ツルツルになるまで) | 10回~20回程度 |
光脱毛
光(フラッシュ)脱毛はレーザー脱毛と同じ仕組みで、メラニンに反応し熱エネルギーで毛を根本から脱毛します。
レーザーとは違い、一回の効果は低いですが、費用が安く、痛みも少ないです。また緩やかな効果を発揮するため、ムラも少なく、肌にも優しいです。
光脱毛機にも種類がありますが、髭脱毛にはIPL方式のフラッシュ脱毛機が主流になっています。
方法 | 効果・特徴 |
IPL方式 | ・メラニンに反応するため、髭のような濃い 毛も脱毛することができる ・痛みが少なく、肌トラブルも少ない ・美肌効果も期待できる ・日焼け肌や地黒肌には向かない |
光脱毛の費用 (ツルツルになるまで) | 150,000円~250,000円程度 |
光脱毛の回数 (ツルツルになるまで) | 20回~30回程度 |
髭を抜く癖が引き起こす4つの注意点
髭を抜くことによって、数々のリスクがあります。ここでは髭を抜くことで起こってしまう4つの注意点をご紹介します。
まず最初に4つの注意点を簡単に紹介し、以下で詳しく解説していきます。
- 注意点①色素沈着の可能性
- 注意点②毛嚢炎などの炎症を起こす
- 注意点③肌への負担が大きい
- 注意点④埋もれ毛になる
①色素沈着の可能性
髭を抜くことで肌にダメージを与え結果、色素沈着を起こしてしまう可能性があります。
色素沈着とは、肌の一部にメラニンが過剰に分泌されてしまい黒くシミになってしまう症状のことをいいます。色素沈着が目立つととても見た目も悪くなってしまう上、治すのに時間もかかってしまいます。
色素沈着の原因は多々ありますが、肌へのダメージが原因のひとつです。髭を抜いていると肌にダメージが蓄積され色素沈着をおこすと言われているのです。
色素沈着は美容クリニックのレーザー治療で治すことも可能ですが、費用が高くかかってしまうので、できればなりたくない症状のひとつにでしょう。
②毛嚢炎などの炎症を起こす
髭を抜くと毛嚢炎や毛包炎、肌の炎症を引き起こす危険性も。これも髭を抜いたあとの肌のダメージが原因で、細菌の感染によって引き起こされます。
毛嚢炎や炎症が起きてしまうとこちらもかなり見た目が悪くなってしまうため、人付き合いや仕事に影響が出てくることも考えられるのです。
毛嚢炎とは
毛嚢炎とは、肌の毛穴に肌の常在菌であるブドウ球菌が侵入することで起こる症状です。毛嚢炎の見た目は、ニキビと似ていて、白いブツブツができるようになります。
2,3日で引くことが多く、そのままにしてても自然に治りますが、ひどい場合は痛みを伴ったりします。その場合は皮膚科の診療を受けるようにしましょう。
毛嚢炎をつぶしてしまうと、その痕が一生残る可能性があるのでつぶすのは絶対にやめましょう。
市販の薬でも治すことが可能ですが、ニキビと間違いやすいので医師による診察を受けることをおすすめします。
③肌への負担が大きい
髭を抜く行為は非常に肌へのダメージはものすごく大きいです。髭を抜くことによって肌の角質を無理に剥がしてしまいます。
肌の角質層は、バリア機能と肌の保水機能の2つの役割を持っていて水分を多く含んでいます。
角質を無理に剥がしてしまうことでバリア機能を失い、たくさんの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
乾燥肌になる可能性も
髭を抜く行為は角質層を破壊してしまい、肌の保水機能と肌のバリア機能を失ってしまうと説明しました。
髭をたくさん抜いてしまうと、もちろん肌の水分はドンドン失われていきます。その結果ガサついた乾燥肌になってしまう可能性があります。
乾燥肌はバリア機能が低く、肌トラブルを非常に引き起こしやすい状態なので、保湿が必須になってきます。
しかし一時的な応急処置にしかなりません。常に自然な状態で肌の水分を保っておきたいですよね。乾燥肌にならないためにも髭を抜く行為はやめましょう。
④埋もれ毛になる
髭を抜くことによって埋もれ毛(埋没毛)を引き起こす危険性もあります。埋もれ毛と言うのは、毛が皮膚の表面に出ることができず、皮膚の中で渦を巻くように育ってしまった毛の事を言います。長いもので4㎝程度にまで育ってしまいます。
毛を抜くことで毛穴の上に膜ができてしまい、それが毛の出口を塞いでしまうことで埋もれ毛はひきおこされます。
無理にほじくったりして埋もれ毛を外に出すと、さらにダメージが広がり、炎症を起こしたり毛嚢炎を起こしたりと肌トラブルの悪循環になってしまいます。
埋もれ毛に関しては、以下の記事で詳しく原因や解決方法を紹介しています。
髭を抜いてしまう原因
なぜ、髭を抜くことがダメだとわかっていても抜いてしまうのでしょうか。その原因はいくつか考えられます。ここでは髭を抜いてしまう原因を詳しく説明します。
最初に原因を簡単に紹介し、以下で詳しく解説していきます。
- 手持ち無沙汰になっている
- 抜毛症(ばつもうしょう)の可能性がある
- 抜くのが気持ちいいと感じる
- 剃るよりツルツルになるから
手持ち無沙汰になっている
手持ち無沙汰になると髭に指をあててしまうことが多いです。一度髭を指で触ってしまうと意識が一気に髭に集中してしまいます。
ジョリジョリ感や、剃り残しの髭が気になってしまい、抜いてしまうという行動になります。手持ち無沙汰にならない状況を常に作るのは難しいですが、指先で髭を触るのを意識して辞めてみましょう。
触ってしまうにしても指ではなく、手の甲や、指を丸めて猫の手にした状態で触るようにすると抜くまでには至らなくなることが期待できます。
抜毛症(ばつもうしょう)の可能性
抜毛症とは、自分の体毛(髪の毛・眉毛・髭など)を抜いてしまう精神疾患で、「意識的に抜いてしまう場合」と「無意識に抜いてしまう場合」の二つがあります。
意識して抜いてしまう人は、やめたくてもやめられない。抜かないと落ち着かないといった症状があり、無意識に抜いてしまう人は、考え事をしている間に抜いていたというような症状があります。
強い不安やストレスからくるものが多く、一時的な快楽などを求め毛を抜くことを繰り返し行ってしまいます。抜毛症かもと思う人は精神科医に一度相談してみましょう。
抜くのが気持ちいい
髭を抜くことで、すっきりする。「キュ」という音が気持ちいいと感じて抜く事がやめられない人もいます。
そういった一時的な快感で髭を抜き続けるのは危険です。快楽を求め、抜き続けることによって抜毛症に至ってしまう可能性があります。
また、前述したように髭を抜くことはデメリットや危険が多く、肌を汚くしてしまう可能性があります。
剃るよりツルツルになるから
髭を抜くことでツルツルになり綺麗になるからという理由で髭を抜いてしまう人がいます。
髭を剃ると青髭になり、老けて見えたり、不潔に見えたりしてしまいますが、抜くことによってツルツルになり青髭になることはありません。そういった点では抜くことにメリットがあると言えます。
しかし、全部髭を抜くのには時間がかかりますし、肌トラブルが起きてしまう可能性が高いです。
ツルツルになりたいのであればサロンやクリニックでの脱毛をおすすめします。生えてこなくなりますし、安全性も高く、綺麗な肌を手に入れることができます。
髭を抜く癖がある人の心理
髭がコンプレックスになっている
髭を抜く癖がある人の中には、自分の髭に対してコンプレックスを抱いていて、嫌になって抜いてしまっている人もいます。「髭を無くしたい」「青髭が目立って嫌だ」そういった思いが髭を抜く行為に至っています。
そういった悩みは、クリニックやサロンで解決することができます。濃く、汚く目立ってしまう青髭もきれいに無くすことが期待できます。
多くのサロンやクリニックでは、無料のカウンセリングを行っているため一度、カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
ストレスを抱えている
髭を抜く行動はストレスからくることが多いと言われています。人間関係のトラブルや、社会的なストレスからくる不安や苛立ちなどで精神が安定せず、毛を抜いてしまう「抜毛症」が発症してしまう人もいます
ストレスを感じ毛を抜いてしまっている人は、とても危険です。ストレスを適度に解消していくことが大切です。
前述したように、簡単な方法であれば、深呼吸や緑茶を飲むことでもストレスを解消することができると言われてます。
髭を抜く癖を治してリスクを回避しよう
髭を抜くことで、肌トラブルを引き起こしてしまい肌が汚くなってしまうだけでなく、抜毛症に陥ってしまう危険性が考えられます。
髭を抜く癖がある人は、まずストレスをしっかり解消し、髭を抜くのではなく剃ることを考えましょう。それでもなかなか治らない場合は、脱毛サロンやクリニックでの脱毛を考えてください。
髭を抜く癖を治して綺麗な肌を保ち続けましょう。