【髭脱毛後のどろぼうひげ】どろぼうひげの期間と対策を徹底解説
髭脱毛をした後、どろぼうひげになってしまうことがあります。どろぼうひげになってしまうと見た目や周りの目も気になり、いつまでこの状態なのか心配になりますよね。この記事では、髭脱毛後どろぼうひげになってしまう原因や期間・対策を解説していきます。
目次
髭脱毛後のどろぼうひげ
脱毛をうけた直後にどろぼうひげになってしまうと、脱毛をしたのに逆にひげが濃くなったように見えてしまい心配になりますよね。
しかし、どろぼうひげになるのは一時的なものであり、一定の期間が経つと治るものです。
今回はどろぼうひげになる原因や治るまでの期間・どろぼうひげを早く治すためのポイントなどを紹介します。
髭脱毛でどろぼうひげができる原因
まずは髭に何が起きたことでどろぼうひげになったのか、具体的な原因を見ていきましょう。
脱毛後は肌に負担がかかり毛穴が狭くなっている
脱毛は、黒色に反応する波長のレーザーを毛に照射し、毛根や周辺組織の細胞を壊すことにより脱毛を行います。
細胞を壊すためにかなり高いエネルギーのレーザーを照射しているため、毛だけでなく肌もダメージを受けることが考えられるのです。
肌に負担がかかることにより、肌の表面が圧迫された状態になります。その結果、毛穴が狭くなって通常よりも髭が太く見えてしまいます。
脱毛照射で髭とその燃えかすが残るから
照射をすると、毛乳頭という毛に栄養を送る細胞にダメージを与えます。
毛乳頭が弱った毛は、そこから新たな毛が生まれることはなく自然に抜け落ちていきます。しかし、この時に毛穴が狭くなっていると、毛がうまく抜け落ちることができずに、肌の表面に残ってしまうのです。
また、脱毛は毛根部分のメラニン組織に反応して、高温の熱を発することで毛の組織にダメージを与えると言われています。この時に照射された毛が焼き切られ、髭が燃えかすのような状態になって肌の中に残り黒く見えます。
これも髭脱毛後にどろぼうひげになってしまう原因のひとつです。
髭のタンパク質がレーザー脱毛の熱で変性するから
照射により熱が与えられると、髭のたんぱく質が熱変性を起こした状態になります。
熱変性を起こしていない通常の髭は、一本一本が螺旋のような構造をしています。しかし熱変性が起こることによりこの構造が崩れ、毛が縮れた状態になる場合があるのです。
また、髭の表面はキューティクル(毛小皮)という細胞膜により保護されています。キューティクルはケラチンという硬たんぱく質からできている細胞膜です。キューティクルが傷ついたり弱くなると、毛がうまく保護されずにパサついたり枝毛などの原因になります。
たんぱく質が熱変性を起こすとこのキューティカルが広がり、髭が通常よりも膨張した状態になります。
このため、脱毛後に髭がどろぼうひげのように見えてしまうのです。
レーザー脱毛後の髭剃りは剃りづらい
どろぼうひげになってしまうのは、毛穴が狭くなったり熱変性により毛が膨張してしまうのが原因です。
だからといってどろぼうひげに見える原因となっている髭をすぐに剃るのもなかなか難しいです。
特に肌の中に残っている髭の燃えかすなどは、肌の表面に出てくるまで待たないと剃ることができません。熱で変性し膨張してしまった髭も、例え肌表面に出ている部分を剃ったとしても肌の内部に残っている毛は剃ることができません。
結果的に、髭を剃ってもある程度の髭が自然に抜け落ちるまでの期間は、どうしてもどろぼうひげの状態になってしまうのです。
照射により縮れた髭は平常時よりも柔らかくなっておりかなり剃りづらいです。剃りづらいからといって何度もカミソリを肌に当ててしまうと肌荒れの原因になります。
脱毛後しばらくの間は、どろぼうひげが目立つからといって無理に髭を剃らず、なるだけ肌に負担をかけない髭剃りを心がけましょう。
どろぼうひげの期間は髭脱毛後いつまで続く?
1週間程度でどろぼうひげは治っていく
どろぼうひげは、ほとんどの場合1週間程度で治っていきます。
こちらが平均的などろぼうひげが治り始めるまでの期間です。
早い人 | 3日目~ |
一般的 | 5~7日目~ |
遅い人 | 10日前後 |
髭脱毛初回はどろぼうひげになりやすい
始めて髭脱毛の施術をする際は、全く脱毛をしておらず髭が濃い状態なのでどろぼうひげになりやすい傾向があります。
100%どろぼうひげになるというわけではありませんが、脱毛部分の毛が濃い場合は避けられないものです。
特に男性の髭は毛自体も濃く毛根も深いので、施術後に一時的に毛が濃くなってしまう可能性は高いと覚えておきましょう
髭脱毛を続けていくと目立たなくなる
脱毛によりどろぼうひげが目立つことを懸念されている方も多いでしょう。
ですが、照射回数を何度かこなしていくことにより徐々に脱毛効果が表れ、自然と髭の本数も少なくなります。効果が出るのと同時に、どろぼうひげにもなりづらくなると言われています。
個人差はありますが、脱毛3~4回目あたりから目に見えた効果が実感でき始め、どろぼうひげも目立たなくなることが多いです。
それまでの期間は濃い髭と付き合う覚悟はいりますが、その後髭が薄くなり快適な生活を送れることを考えると、必要な辛抱であるといえます。
毛には、毛が生まれてから抜け落ちるまでの「毛周期」というサイクルがあります。
脱毛をする際はこの毛周期に合わせた施術を行うことが大切です。
毛周期の長さは毛の部位によって違いがあり、個人差はありますが一般的に髭の毛周期は6~8週間程度といわれています。そのため、サロンやクリニックなどでは2カ月ごとの照射を提案されることが多いです。
髭脱毛後のどろぼうひげ。早く治す方法はある?
髭脱毛直後の日焼けはNG
髭脱毛直後は、脱毛した箇所が日焼けをしないよう気をつけましょう。
脱毛をした後の肌は照射により熱が蓄えられ、通常よりもデリケートな状態になっています。そんな状態の肌に日焼けによるダメージを与えてしまうと、赤みや炎症・火傷などの肌トラブルを起こしてしまうことがあります。
肌の状態がある程度落ち着くまでは、できるだけ肌が日に当たらないよう心がけ紫外線を浴びないようにしましょう。
どろぼうひげをむやみに触らない
どろぼうひげが気になり、手で触ったり毛抜きで抜いてしまう人がいますが、そういった行為はNGです。
脱毛後のダメージを受けた肌をむやみに触ったりひっかいたりすると、その箇所に雑菌が入り炎症を起こし、酷い時には「毛嚢炎」になることもあります。
毛抜きで毛を抜いてしまうと施術後のダメージを受けている状態の肌に更にダメージを与え、炎症性色素沈着の原因になる場合もあります。
また、まだ照射していない毛を毛根ごと抜いてしまうと、次の施術時に毛根にダメージを与えにくくなり効果が出なくなってしまうことも考えられるのです。
どろぼうひげが気になるからといって触ったり抜いたりせず、自然に毛が抜け落ちるのを待ちましょう。
髭脱毛後すぐの血行がよくなることは控える
照射後の肌は平常時よりも敏感になっており熱を帯びた状態です。
そんな時に血行がよくなることをすると更なる発熱や炎症を起こしてしまいます。
脱毛後の肌はなるだけ冷やして安静にさせておく必要があります。少なくとも脱毛をした当日・もしくは肌の状態が落ち着くまでの数日間は、激しい運動や湯船に浸かるなど、肌が熱を帯びてしまう行為や血行がよくなることは控えましょう。
運動をして汗をかくと、汗による雑菌や細菌などで肌荒れやあせもなど皮膚疾患の原因にもなります。
脱毛をした翌日からは軽い運動などは行っても大丈夫ですが、激しいスポーツや肌への負担が大きいサウナなどは、脱毛後1週間程度は間隔をあけてから行う方が安全です。
洗顔は髭脱毛前より丁寧に
男性だとあまり肌に気をつかわずに洗顔をしている方も多いのではないでしょうか?
しかし、脱毛後の肌は敏感になっているので、いつもより丁寧な洗顔を心がけてください。
普段刺激が強めの洗顔(スクラブ入り洗顔やピーリング洗顔など)を使っている方は、脱毛当日は洗顔料を使うのはやめておいた方がいいです。
敏感な状態になっている肌に刺激の強い洗顔料を使用すると、肌が荒れる可能性があるからです。ぬるま湯で洗うだけでも充分に汚れは落ちます。洗顔料による肌への刺激が心配な方は、脱毛当日はぬるま湯だけの洗顔をおすすめします
髭脱毛後は保湿が重要
髭脱毛でダメージを受けた肌は乾燥にも非常に敏感になっているので、保湿をしっかりと行うことも重要です。
保湿をしないでいると、肌が乾燥して肌荒れの原因になったり、炎症を起こしたりしてしまいます。
脱毛後の肌には化粧水などで潤いを与え、肌の水分量が下がらないように注意しましょう。
どろぼうひげになりづらい髭脱毛方法
光脱毛
光脱毛で髭を脱毛する場合、光の照射で毛根に高熱を加え、毛根の再生力を弱くして脱毛をします。基本的な原理はレーザー脱毛と同じですが、レーザー脱毛に比べると照射レベルが弱く設定されています。
そのため痛みが少なく、レーザー脱毛よりはどろぼうひげが目立ちにくいのが特徴です。
光脱毛のメリット
- 痛みが少ない
- 肌への負担が少ない
- 医療レーザー脱毛に比べると料金が安い
光脱毛のデメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 通う回数によっては、レーザー脱毛よりも費用がかかってしまう可能性がある
光脱毛のおすすめな人
- そこまで髭が濃くない
- 痛みに弱い
- 費用を安くすませたい
ニードル脱毛
ニードル脱毛の施術方法
ニードル脱毛は、ひとつひとつの毛穴に絶縁針を入れて毛根に電気を流し、毛根周辺の毛を生やす細胞にダメージを与える方法です。
脱毛にはかなりの痛みが生じ、脱毛が完了するまで時間もかかりますが、一本ずつ確実に脱毛をできます。
ただし、電気を流す脱毛方法は肌への負担が大きく、光脱毛やレーザー脱毛よりもさらに高額な費用がかかるのも特徴です。
ニードル脱毛のメリット
- 確実に脱毛効果を得られる
- 黒色(メラニン)に反応する脱毛方法ではないので、色黒肌・色素の薄い人でも対応可能
ニードル脱毛のデメリット
- かなりの痛みが伴う
- 一本ずつの脱毛なので、施術時間が長い
- 費用が高い
ニードル脱毛のおすすめな人
- なにがなんでも脱毛したい
- 痛みに強い
- 経済的に余裕がある
髭脱毛後のどろぼうひげは自然に治る
どろぼうひげの悩みは、髭のレーザー脱毛を行っている人なら誰しもが通る道です。無理に毛を触ったり抜いたりすると肌トラブルの原因になってしまうので絶対にやめましょう。
どろぼうひげは数日経てば自然に治るものであり、長い目で見ると一時の辛抱であるといえます。どうしても気になる人は、今回紹介した周囲にバレない対策方法などを参考にして、肌に負担のかからないよう安全な髭脱毛を行ってください。