家庭用光脱毛器の髭脱毛は効果なし?自宅での髭脱毛の注意点を解説
家庭で自分で脱毛をしようと思ったとき、家庭用光脱毛器の髭脱毛は効果があるのかというのは、とても気になるところです。今回は、自宅で髭脱毛についての口コミなど交えて、髭脱毛の注意点を解説します。
目次
家庭用光脱毛器の髭脱毛…落とし穴とは?
日々剃らないといけないヒゲ。でも毎日剃り続けているとどうしても肌がボロボロになってきたり、ヒゲの剃り跡が青くなってきたりするものです。それをなんとかしたいと思い、家庭用光脱毛器の導入を検討している方もいるでしょう。
ただそんな家庭用の光脱毛器には、落とし穴もあるのです。ここではそんな家庭用光脱毛器の効果やリスク等、知っておきたい情報をまとめていきます。
家庭用光脱毛器での髭脱毛の知っておきたい事実6つ
一見するとお得で便利に脱毛していけるようにみえる家庭用光脱毛器ですが、以下のような難点があります。
永久脱毛はできない
家庭用光脱毛器は、パワーの強い脱毛機器ではありません。だからレーザー脱毛のような永久脱毛効果を期待することはできないのです。
それぞれの脱毛方法による効果の違いは以下のようになっています。
効果 | |
レーザー脱毛 | 永久脱毛 |
光脱毛 | 減毛(出力を抑えてある) |
ニードル(針)脱毛 | 永久脱毛 |
家庭用脱毛脱毛器 | 減毛(光脱毛よりも低出力) |
ここでいう永久脱毛というのは、FDAというアメリカの政府機関が定義した「レーザーを3回照射後6ヶ月経過した時点で67%以上の毛が減っている状態にすることが出来る」脱毛。
定義通りの永久脱毛は、そもそも医療機関以外では認められていません。
トラブルはあくまでも自己責任
家庭用脱毛器での脱毛は、自分で行うものになります。自分で脱毛を行うとなると、以下のようなトラブルが出ることもあるのです。
- 肌に赤みがでる
- 肌に腫れがでる
- 効果が全然出ない
正しく使用できないと当然効果も期待できませんし、肌にトラブルを起こしてしまう可能性だってあります。
仮にそんなふうにトラブルがあったとしても、自分ひとりで行っている分、誰かがそのトラブルについて保証をしてくれるということもありません。
消耗品の交換が必要
家庭用光脱毛器は、買ったらそれで終わりというわけではありません。
実はカートリッジを交換しないといけないものがあり、それには当然コストがかかるのです。
A社 | B社 | C社 | |
カートリッジ料金 | 9,800円 | 4,860円 | 6,700円 |
かかるコストもこのように、決してすごく安いとは言えません。
カートリッジ交換不要というモデルもありますが、カートリッジ交換不要のモデルの場合は、既定のショット数を打ち終えてしまったら、本体ごと買い替えるのが必須。それまでに満足いくレベルまで脱毛できていない場合、本体ごと買い替えないとならないので、より高いコストがかかります。
うち漏れを起こす可能性
自分で使用する家庭用脱毛器での脱毛の場合、どうしてもうまく打つことが出来ない箇所も出てきます。
たとえばもみあげなどは自分では綺麗に打っていくことは難しいですし、アゴ下なども見えづらく、なかなか難しい箇所になるでしょう。
だれかにその脱毛器を使っての脱毛をお願いできればマシになるかもしれませんが、それでも自分の代わりにやってくれる人もプロではないので、シンプルにどこにあてたかわからなくなり、うち漏れを起こしてしまうという可能性もあります。
うち漏れを起こしてしまうと当然そこの部位には効果がでないので、ヒゲの生え方がまだらになってしまうようになるでしょう。
とにかく効果が出るまでが長い
家庭用脱毛器は、あまり出力の強い機器ではありません。
ヒゲの毛根は、4.0mm~5.0mmといわれ、腕の毛の毛根(2.0mm程度)と比べると約2.0mm~3.0mm程度も深いところにあるのです。そこにアプローチしないといけないので、家庭用脱毛器で髭脱毛をする場合、どうしても脱毛に時間がかかります。
期間 | 家庭用脱毛器での効果 |
3か月程度 | 特に変化は感じられない |
6か月程度 | もともと薄い部分が、より薄くなってきたように感じられる |
1年程度 | 全体的に毛が薄くなり始める |
1年半~2年程度 | より全体的に毛が薄くなり、特に毛が多い箇所も処理しやすくなる |
他の方法での効果を感じられるまでの期間と比べてみると、家庭用脱毛器での脱毛にいかに時間がかかるかわかるでしょう。
レーザー脱毛 | 光脱毛 | ニードル(針)脱毛 | 家庭用脱毛器 | |
効果を実感出来るまでの期間 | 3か月~半年程度 | 半年~1年半程度 | 3か月~半年程度 | 1年半~2年程度 |
脱毛にあまり時間をかけられない人、いつまでに脱毛したいという明確な目標がある人にとっては、
家庭用脱毛器はあまり合いません。
お金がかかる
家庭用脱毛器は、パワーが強いわけでもなく、他の脱毛方法よりも効果が高いという脱毛のやり方でもありません。
なので脱毛に時間がかかり、その分自己処理も長い間し続けるといということになります。まずそこでコストがかかるでしょう。
そして家庭用脱毛の本体代、交換カートリッジ代、場合によっては本体ごと買い替えるためのコストもかかっていきます。料金の安さにひかれて選ぶ人も多い家庭用脱毛器ですが、実は意外とコストがかさむということは覚えておいた方が良いでしょう
注意!家庭用脱毛器での髭脱毛のトラブル事例
家庭用脱毛器は、早く効果を出したいとついつい必要以上に重ね打ちをしたり、毎日のように使ってしまうという人もいます。でもそうすると、以下のようなトラブルが起こることがあるのです。
火傷
いくらそこまで出力が強くない家庭用の脱毛器とはいっても、毎日使用したり重ね打ちをしたりしたら、肌に赤みがでたり腫れがでたりすることもあります。もしこうしたトラブルが起こったら、まずは速やかに冷却をします。それでも痛みや腫れが引かない場合は、なるべく早く病院に相談しないとなりません。
色素沈着
肌が乾燥していたり、髭の剃り残しがある状態で脱毛を行うと、色素沈着してしまうこともあります。色素沈着を放っておくと見た目も悪くなってしまうので、なるべく早く冷却しつつ、保湿ケアを行うようにしていきましょう。それでもなかなか改善されない場合は、やはり病院に行くしかありません。
埋もれ毛
家庭用脱毛器を使用した後、するする毛が抜けるのが楽しくなって、本来抜けるはずではない毛も抜いてしまう人もいるでしょう。そうして無理やり毛を抜くと、それが原因で埋もれ毛が生じてきてしまうことがあります。もし埋もれ毛ができてしまっても、無理に引き抜こうとするのはいけません。脱毛器で処理できるまで、照射を続けるのがベターです。
硬毛化現象
脱毛を行うことで、逆に毛が濃くなって固くなるという現象が起こることがあります。明確な原因はまだ判明していませんが、もしこうなってしまった場合は、まずは脱毛処理を休止して医療機関や脱毛サロンなどに相談してみるのが正解です。
【効果】家庭用脱毛器で髭脱毛した人の口コミ
実際の利用者の口コミも、チェックしておきましょう。
3日おきに脱毛してもダメ
3日おきに使用しても駄目
評価:なかなか効果がでないなか、3日おきに使用すると効果が高くなるという噂を聞いたので、3日おきに使用してみました。でも結局3日おきに使用したところで効果は全然感じられないので、効果をすぐに感じたいと思う人には向かないのかなと思います
肌に合わなかった
評価:2週間に1回くらいのペースで使用しつづけて4か月くらいたったけど、まだ効果はそんなに感じられない。早く効果を感じたいから3日おきに使用するというのも試したけど、肌に合わなかった。肌が荒れそうな感じがしたので、結局元のペースに戻した
思ったより痛い
ちょっとだけ痛い
評価:家庭用の脱毛器は出力が高くないって聞いていたから全然痛くないと思っていたけど、ちょっとだけ痛い。別に痛いから使用するのをためらうっていうレベルの痛みではないけど、全然痛みを感じないというレベルでもない。ヒゲは特に痛みを感じるので、痛みがすごく不安なのであれば注意した方が良いかもしれない
頬の毛は薄くなった
半年で処理も少なくなった
評価:使い始めてから半年くらいが経過。アゴ下や鼻下のあたりの濃い部分はまだまだそこまでの効果を感じられないけど、頬のあたりの毛はある程度薄くなってきたように思います。元々頬の毛はそこまで濃くは生えていなかったので、しばらく処理をしなくても自分では全然気にならない感じになりました
家庭用光脱毛器の髭脱毛の実態調査
効果を実感したのはたった3割
ある会社の家庭用脱毛器の市場調査によると、家庭用光脱毛器で「効果を実感することが出来た」のは、まさかの3割程度。
「効果がわからない」と答えた方が2割程度で、「効果が出ない」と答えた方が5割弱程度。
約7割近くの人が明確な効果を感じられていないという事実が浮き彫りになっています
44%の男性がサロンやクリニックに駆け込む
家庭用脱毛器を使用しても効果を感じられない人がほとんどなわけですから、家庭用脱毛器で脱毛した後に、やっぱり脱毛サロンやクリニックで改めて脱毛しなおしたという男性もすごく多くなっています。
家庭用脱毛器で脱毛した人の約半数程度である44%の男性が、改めて脱毛サロンやクリニックに通いなおしているのです。
そうして改めて通いなおすとなると、家庭用脱毛器にかけたコストや時間の分だけ損をしてしまうことになります
54.4%の男性が「思ったより効果がない」
利用者の不満の中で最も多くあがっているのが「思ったよりも効果がない」というデメリット。半数以上の、54.4%もの人が、思ったよりも効果がないことをデメリットとして挙げているのです。
アンケートデータ上で2位、3位となる「本体価格が高い」とか「痛みが強い」という項目は、約30%弱くらいの回答になりますから、思ったよりも効果がないと感じている人がいかに多いかが分かります
家庭用光脱毛器と脱毛サロンの髭脱毛の違い
髭脱毛から解放されたいならば、方法は家庭用脱毛器以外にもあります。
たとえば脱毛サロンで髭脱毛をするという選択肢。ではそんな家庭用脱毛器と脱毛サロンでの脱毛は、どんなところが違うでしょうか?
サロンの光脱毛は出力が高い
家庭用光脱毛器は、20ジュールくらいの出力で200W~300W以下くらいの消費電力のものが多いです。
それに対して脱毛サロンの場合、たとえば「Doctor X Platinum」という機器では、最大50ジュールの出力で、消費電力も1000Wになります。
脱毛サロンの方が家庭用脱毛器よりもパワーが強い機器を使用しているので、その分高い効果が期待できるのです
肌の保湿・冷却までやってくれる
家庭用脱毛器では脱毛だけではなくすべてのケアを自分でしないとなりません。
でも脱毛サロンではすべてのケアを提供しています。脱毛サロンに行ったら脱毛前に肌の状態もチェックしてもらえますし、脱毛後にジェルやクリームによる肌の保湿をしたり、しっかりと冷却も行ってもらえるので、より安全に脱毛が可能。
家庭用脱毛器と比べると面倒なく脱毛していけるうえに、トラブルを回避できる可能性も高いのです
脱毛間隔が最適
脱毛サロンでは、脱毛や人の肌を熟知しているスタッフがその人の肌や毛の状態を見つつ、脱毛間隔を設定していきます。
なので、ちょっと脱毛間隔が早すぎて効果が出づらいとか、逆に間隔が開きすぎてスムーズに脱毛が進まないとか、そういうことが起こりづらくなっているのです。
家庭用脱毛器の場合は、そうした最適なペースを設定するのは難しいので、無駄に肌にダメージを与えてしまったり、なかなか効果が出ないということも起こりやすくなっています
提携クリニックがあり安心
最近では多くの脱毛サロンで、クリニックと提携しています。
だから万が一肌トラブルなどが起こった際に、速やかにその提携先のクリニックを紹介してもらえて、適切な治療を受けることが可能です。場合によってはその治療費を提供してもらえることも。
しかし家庭用脱毛器での脱毛の場合には、当然トラブルが起こったとしても自分で病院を探さないといけませんし、治療費も当然自分で確保しないといけません
家庭用光脱毛器での髭脱毛は自己責任で使おう
リスクもあるし、実はコストも割とかかってしまうという家庭用光脱毛器での髭脱毛。基本的にはより安心できてより手間がかからない、脱毛サロンなどでの脱毛の方がメリットは大きいです。もしどうしても家庭用光脱毛器での髭脱毛にもメリットがないわけではありませんが、リスクを頭に入れたうえで自己責任で利用していかないとなりません