光脱毛は永久脱毛?光脱毛の効果について解説
最近、おしゃれな男性を中心に人気の「光脱毛」。光脱毛は永久脱毛なの?と疑問を持っている方も多いようです。そこで今回は、光脱毛についてや光脱毛と永久脱毛の違い、光脱毛が人気の理由などをチェックしていきましょう。
光脱毛は永久脱毛?
まず、永久脱毛とはどのような状態のことを指すのかわからない方も多いと思います。
脱毛方法の種類には以下の、
- 光(フラッシュ)脱毛
- 医療レーザー脱毛
- 針(ニードル)脱毛
と、大きく分けてこの3種類が存在します。
厳密に細かく分ければ、この光(フラッシュ)脱毛や医療レーザー脱毛の中にも、機械によっていくつかの種類があり、全部を細かく、細分化した場合は約10種類程度に分類されます。
今回は、この「光脱毛」という方法は「永久脱毛」に当たるのか?
これについて、わかりやすく解説していきましょう。
そもそも永久脱毛の定義とは
日本で「永久脱毛」というと、単に「脱毛したら永久に生えてこない」という意味になります。では脱毛後に1本でも毛が生えてきたら永久脱毛とは呼べないかと言うと、そんなことはありません。
日本では医療レーザー脱毛と針(ニードル)脱毛が永久脱毛として認められています。…なんだか矛盾していますよね。
永久脱毛の定義は一体どのようになっているのでしょうか?
実はそこには少々込み入った事情があります。日本には厳密な永久脱毛の定義が存在しないため、多くはアメリカのFDA(日本の厚生労働省に該当する機関)の定義を用いているのです。
アメリカ国内では永久脱毛という言葉に、以下の2つの表現が存在します。
- Permanent hair removal【永久的な毛の除去】
- Permanent hair reduction【永久的な毛の減少】
FDAが「永久的な毛の除去=永久脱毛」として認めるのは 「最終施術から一ヶ月経過後の毛の再生率が20パーセント以下」 である場合のみで、該当するのは針(ニードル)脱毛だけとなっています。
ではもう一方の「永久的な毛の減少」の方はどうかというと、アメリカでは永久脱毛ではなく「永久減毛」と定められ、レーザー脱毛は永久減毛に分類されます。
しかし日本においては永久的な減毛は永久脱毛という表現を使っても良いのではないかという認識になっており、永久脱毛も永久減毛もひとくくりに、永久脱毛と呼んでいるのです。
光脱毛は永久脱毛ではなく減毛
光脱毛の効果は永久脱毛ではなく、減毛になります。その理由は光脱毛の仕組みにあります。
光脱毛は毛に含まれるメラニンの黒色に脱毛機の光が反応することを利用した脱毛法で、脱毛機から照射される光は毛根の奥にある毛乳頭にダメージを与えます。
毛乳頭は毛に栄養を送る役割をしています。そのためダメージを受けた毛乳頭は毛に栄養を送ることができなくなり、毛乳頭から切り離された毛は数日後には毛穴から抜け落ちていきます。
これが光脱毛による脱毛の仕組みです。
光脱毛と同じ原理を利用した脱毛法にレーザー脱毛がありますが、レーザー脱毛は光のパワーが強いため、毛乳頭にダメージを与えるだけにとどまらず、毛乳頭の細胞を破壊します。
そのため、医療レーザー脱毛で抜けた毛はほぼ生えてきませんが、光脱毛で抜けた毛は一定期間が過ぎると再び生えてくるという特徴があります。
光脱毛と永久脱毛の違い
永久脱毛を考えている方は、永久脱毛と定義されている脱毛法の種類に関しても2種類存在していることを、覚えておくといいでしょう。その種類とは「医療レーザー脱毛」と「針(ニードル)脱毛」です。
光脱毛との違いを以下の表で説明しましょう
3種類の脱毛方法の違い
光(フラッシュ)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | 針(ニードル)脱毛 | |
場所 | 脱毛サロン | クリニック | クリニック |
脱毛方法 | 毛根に光でダメージを与えて除毛・減毛する | 毛根に強い光を与えて長期間・減毛する効果 | 毛穴に針を入れ細胞にダメージを与える方法 |
脱毛の痛み | ほとんど無い | 輪ゴムで弾かれたような痛み | 輪ゴムで弾かれたような痛み |
脱毛完了までにかかる期間 | 1年半〜2年半 | 1年〜2年 | 1年〜2年 |
医療レーザー脱毛や針(ニードル)脱毛と光脱毛の大きな違いは、細胞を破壊して永久脱毛を行うか否かと、脱毛を行う機関になります。
永久脱毛を行うには毛穴に針を刺して電流を流したり、非常に強いレーザーによって細胞を破壊する必要があり、このような行為が可能な機関は日本ではクリニック(医療機関)のみです。
医療レーザー脱毛とは
医療レーザー脱毛は、光脱毛と同じ原理を利用しているのですが、レーザーを使用するため光がかなり強くなっているので、強い痛みを伴うと言われています。
神経の薄い部分でも、輪ゴムで強く弾かれた程度の痛みが発生し、神経の集まっている部分ではホッチキスで止められるような、非常に強い痛みが発生すると言われることも…。
その痛みのあまり、途中で施術をやめてしまう人や、麻酔を希望することで値段が高くなってしまい、続けられなくなる人も多いようです。
また、強いレーザーの光は毛だけにダメージを与えるわけではありません。毛穴周囲の肌にも赤みや炎症などの強いダメージを与えるため、照射後には十分な肌ケアが必要となります。
針(ニードル)脱毛とは
針(ニードル)脱毛は、毛穴一つ一つに針を入れて、電気を流し確実に毛根やその細胞を破壊することができるので、永久脱毛効果にかなり期待できます。
しかしその分激しい痛みを伴うようになっており、涙を流す人や痛すぎて呼吸を止めて、冷や汗をかいてしまう人もいるほどです。
確実に永久脱毛できる点と、通院が一ヶ月に一回と少ないメリットもありますが、金額面がかなり高額になってしまったり、痛みが強いことが光脱毛とは違うデメリットになります。
また、毛穴の1つ1つに針を刺すため、肌へのダメージも相当なものになります。針を使用するので、感染症などの危険性がないかをカウンセリング時にしっかりと確認することも大切です。
施術担当者の技術に頼る面が大きいため、ベテランの担当者を選ぶなどの注意も必要となります。
永久脱毛は麻酔の料金も追加でかかる!?
永久脱毛の2種類の特徴は効果が高いこと、それによって痛みも強いことが挙げられますが
デメリットはそれだけではありません
痛みを抑えるために、薬の処方や麻酔の使用によって脱毛料金とは別にお金がかかる場合もあるのです
麻酔の種類 | 平均的な料金 |
笑気麻酔 | 3,000円 |
表面(クリーム)麻酔 | 3,000円 |
局部麻酔 | 範囲による |
光脱毛が人気な理由
かつては脱毛と言えば医療レーザー脱毛が人気を集めていました。しかし最近では光脱毛が人気となっています。
ここではその理由について詳しく解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
1回あたりの処理時間が短い
光脱毛が人気を得ている理由の一つに、処理時間が短いことが挙げられます。光脱毛の処理時間がなぜ短くて済むかというと、光をあてる面積が大きくその分まとめて、多くのメラニン色素にダメージを与えられるからです。
一回あたりの脱毛にかかる時間が短ければ、多少痛くともそこまで苦にならず、続けることができるでしょう。
また、髭脱毛に通う男性は通勤時間の合間や、貴重な休日を利用しての脱毛になります。一回当たりの処理時間が短いとスケジュールの調整がしやすいため、通いやすさにつながると言えます。
痛みが少ない
光脱毛の利点として一番はやはり、痛みの面が少ないということでしょう。脱毛に関して痛みというものは、どうしても切っても切り離せないものになっており、我慢しなくてはいけない部分になってきます。
しかし我慢できる痛みの限界は、人によっても大きく異なってくるので、続けることができない人も多いでしょう。そういった方は、痛いの少ない光脱毛がおすすめです。
光脱毛の痛みが少ない理由としては、複数の異なる波長を広い範囲に放出しているので、痛みを軽減する事ができるからと言われています。
光脱毛に関しては痛みが少ないのですが、痛みが少ないということは肌へのダメージが、小さいということです。あごや鼻の下のひげを脱毛する場合、どうしても赤く腫れてしまう事も少なくありません。
光脱毛であれば弱い光を使用するので、そういった肌トラブルもレーザー脱毛などに比べて、かなり抑える事ができる点も魅力の一つでしょう。
針脱毛やレーザー脱毛の痛みと比較しても、光脱毛は痛すぎて続ける事ができないという人は、ほとんどいないと言われているほどです。
1回あたりの料金が安い
一回あたりの出費に関しても、少額で済むのでまとまったお金を用意しなくても、しっかりと脱毛を行える点も人気の理由となっています。
光脱毛は弱い光を使用して、徐々にメラニン色素にダメージを与えていくため、サロンに通う期間がどうしても長くなってしまいます。総額で見ると結構長くなりますが、それでも医療レーザー脱毛よりも安く済むのは事実です
また、サロン独自で行なっているキャンペーン等をうまく活用する事で、コストを安く抑える事ができるのでぜひ、調べて活用してみると良いでしょう。
光脱毛の回数無制限コースや保証で綺麗を保とう
レーザー脱毛も「永久に」生えない訳ではない
光脱毛の他に、レーザー脱毛についてご紹介しましたが、レーザー脱毛に関しても「永久」に毛が生えてこなくなる訳ではない事を、覚えておきましょう。あくまで再生率が低下しており、生えにくくなっているだけなのです。
しっかりと定期的な脱毛メンテナンスを心がける事で、毛の再生力を低下させ、ムダ毛の悩みを解消するという、手段である事を覚えておきましょう。
光脱毛に関しては弱い光を使って、少しずつメラニン色素にダメージを与え、毛の再生率を低下させるのでしっかりと、定期的なメンテナンスがより重要になります。
サボってしまうとまた毛の再生値が元に戻ってしまい、意味がなくなってしまう方も多いので注意しておきましょう。
脱毛サロンの回数無制限コースや終了後の保証がお得
脱毛サロンには様々なコースが存在しており、光脱毛のように弱い光を使用する場合、効果などはやはり個人差が大きく出ると言われています。
太い毛に対してはメラニン色素が多く、光が反応しやすいのですが、細い毛などに関しては逆にメラニン色素が少ないので、反応しずらく効果が感じにくいこともしばしば…。
ですので、一回でかなりの効果を体験する人もいれば、回数を重ねる事で効果をかなり実感できる人もいるという点を、しっかりと理解しておきましょう。
そういった個人差にもしっかりと対応してくれるサロンであれば、「回数無限コース」や効果が実感できなかった時の「終了後の保証」などが、充実している場所を探す事がおすすめです。
さらにサロンなどで初回お試しコースなどがあり、その場合一回で自分はどのくらいの効果が得られているのか、しっかりと確認しておきましょう。
そうすることによって、サロンに通う際のコースを決める基準にもなり、無駄なお金を使わずに脱毛を続ける事ができるようになります。
光脱毛は永久脱毛ではないがメリットがたくさん
光脱毛に関しての脱毛原理や、痛みなどの詳細を詳しくご紹介していきました。実際脱毛を決意する人が多い中で、痛みに耐える事ができず辞めてしまう人も、かなりの数存在しているのです。
男性であればVIOラインの他に、顔のあごひげなどの部分が骨に近いため、かなりの痛みを伴います。そういった部分にも、柔軟に対応してくれるのが光脱毛なのです。
サロンによっては施術後に冷却装置で炎症を抑えてくれるサービスや、痛みに弱い人であれば麻酔なども提案してくれる事でしょう。
永久脱毛ではないですが、かなり続けやすいメリットも多く値段の面でもかなり安価担っているので、ぜひこの機会に光脱毛を使ってムダ毛の処理をしてみてはいかがですか?