光脱毛に副作用はある?リスクと対処法を解説
脱毛時に副作用があると聞いて不安に思っている人は多いと思います。脱毛時の副作用やトラブルはゼロではありません。しかし、しっかりと知識を付けて対策や対処法を知っておくことで副作用を解消することができます。この記事では副作用の種類、原因、対処法、対策法などを説明します
目次
光脱毛は副作用やトラブルはある?
結論を言えば、光脱毛での副作用やトラブルはゼロではなく、トラブルのリスクはあります。
その理由は利用者の肌の質が脱毛器に合わない場合があることや、サロンスタッフの技量不足、そして利用者の知識不足など様々な理由があります。
この記事では光脱毛での副作用の原因、副作用のリスクを減らすための方法や起こってしまった場合の対処法をご紹介していきます。
この記事は以下の人におすすめです。
- 光脱毛による副作用にどのようなものがあるか知りたい
- 副作用の原因や、リスクを減らす方法が知りたい
- 副作用が起こってしまった場合の対処法が知りたい
光脱毛での副作用・トラブルの実態
脱毛の副作用やトラブルはゼロということはありません。
毎年、副作用やトラブルの危害が全国の消費生活センターに報告されています。以下危害件数の実態を引用したものです。
2012年度の危害件数は201件、うちエステで受けた脱毛によるものが147件、医療機関で受けた脱毛によるものが54件、2013年度の危害件数は210件、うちエステで受けた脱毛によるものが164件、医療機関で受けた脱毛によるものが46件、2014年度の危害件数は204件、うちエステで受けた脱毛によるものが143件、医療機関で受けた脱毛によるものが61件、2015年度の危害件数は170件、うちエステで受けた脱毛によるものが117件、医療機関で受けた脱毛によるものが53件
エステでは主に光脱毛と美容電気脱毛(ニードル脱毛)の二つの方法を用いて脱毛を行っています。
光脱毛と美容電気脱毛では美容電気脱毛の方が高い効果を得ることができますが、副作用やトラブルのリスクは高いため、危害件数では美容電気脱毛の割合が多いです。
光脱毛で起こる可能性のある副作用
ここでは光脱毛でおこる可能性のある副作用とその症状を説明します。またそれぞれの症状の原因や仕組みを詳しく解説します。
まず最初に症状や起こりうる副作用を以下にまとめます。
起こりうる副作用 | 症状 |
炎症を起こす | 肌のかゆみ、毛嚢炎などの炎症 |
赤み | ヒリヒリとした痛み |
硬毛化 | 毛が太く濃くなる |
多毛化 | 毛の量が増える |
汗が増える | ムダ毛がなくなることにより汗の分泌量が増える |
【副作用①】炎症を起こす
光脱毛では毛嚢炎などの肌の炎症を起こす可能性があります。
光脱毛では熱を発する光エネルギーを照射することで毛の毛乳頭にダメージを与えることができ毛を抜くことができますが、その際に同時に肌へのダメージも与えてしまいます。これは脱毛器の光が色素に反応して熱を伝えるためです。
肌は大きなダメージを受けてしまうと炎症を起こしたり、毛穴に細菌が入って引き起こされる毛嚢炎になってしまう可能性があります。
【副作用②】赤み
光脱毛では肌が赤くなり軽く火傷したような状態になってしまう可能性があります。
これは光脱毛の光が色素に反応し熱エネルギーを伝えてしまうからです。そのため肌は乾燥し、赤みが出てきてヒリヒリしてしまう可能性があります。
【副作用③】硬毛化
硬毛化とは光脱毛で処理した部分の毛が太く濃くなってしまう副作用です。
詳しい原因はわかっていないですが、細く小さい産毛などの毛穴に十分に光エネルギーが伝わらず、毛穴が活性化して硬毛化が起きると言われています。
全体的には硬毛化が起きる割合は10%以下と言われています。
また、硬毛化が起こったとしても脱毛を続ければ抜け落ちてきます。
【副作用④】多毛化
光脱毛では多毛化と呼ばれる毛の量が増えてしまうという副作用もあります。
しかし、人間の毛穴の数は多くなることはありません。これは遺伝子によって決まっているからです。
それなのになぜ毛の量が多くなったと感じてしまうのか、その原因は2つあります。
- 硬毛化により全体的に毛の量が増えたと感じてしまう
- 普段活動してない毛穴が活性化して毛が生えてきてしまう
出力が弱い光エネルギーを毛穴に照射することにより、十分にエネルギーが伝わらず、かえって毛穴が活性化してしまい多毛化が進んでしまう可能性があります。
【副作用⑤】汗が増える
脱毛により汗の分泌量が増えてしまうという副作用もあります。
しかし、実際には汗の量が増えたのではなく、脱毛で毛がなくなったことにより肌が汗を感じやすくなったためです。
毛がなくなると肌に汗が流れ落ちるようになりますし、脱毛後は脱毛箇所に意識が集中するため汗を感じやすくなります。
光脱毛の副作用の原因3つ
光脱毛による副作用の原因は3つあります。
以下のような場合は副作用のリスクが高くなってしまう可能性がありますので、注意が必要になります。
また以下のようなことがなくても副作用は起きる可能性はゼロではありません。
【原因①】脱毛器の出力が高い
光脱毛による副作用の原因として脱毛器の出力が高すぎるということがあります。
光脱毛はフラッシュが色素に反応して毛の毛乳頭にダメージを与えますが、出力が高すぎると、皮膚にもメラニン色素が含まれていますので皮膚にも大きなダメージを与えてしまうからです。
そうなると炎症や赤みなどの副作用を引き起こしてしまいます。
【原因②】日焼けをしていた
日焼けの状態は光脱毛に適していません。
日焼けが光脱毛に不向きな理由は以下のようなものがあります。
- 光が分散され脱毛効果が減る
- 肌トラブルを起こす危険性が高まる
- 痛みが強くなる
前述しましたが、光脱毛のフラッシュは色素に反応してエネルギーを伝え脱毛します。
肌が日焼けの状態で色素が濃くなっていると、光が分散し脱毛効果が減るだけでなく、分散された光エネルギーが肌にダメージを与えてしまいます。
そのため、日焼けの状態は副作用を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
【原因③】体質的な問題
個人の体質の問題になりますが、アトピーや敏感肌の人は副作用のリスクが高くなってしまいます。
アトピーの人は肌の状態が良ければ脱毛をすることができます。炎症が起きていたり、血が出ている場合は脱毛することができません。
しかしアトピーの肌はバリア機能が低下しているため、脱毛後に炎症が起きるリスクは高いです。
敏感肌の人も肌の状態が良ければ脱毛することができますが、乾燥などに弱いため、脱毛後のアフターケアを入念に行わないと肌のトラブルが起きてしまいます。
光脱毛の副作用への対策
脱毛機の出力を調整
脱毛器の出力を高くしすぎない
脱毛器の出力を高くしすぎてしまうと、肌の炎症や肌の赤みなどの副作用の原因になってしまいます。大事なのは適度な出力です。
綺麗な肌を手に入れるために脱毛をするのに、出力を高くしすぎてしまい肌荒れなどの副作用で悩んでしまうのは本末転倒です。
副作用の可能性を解消するためには適度な出力を心がけましょう。
こまめにスタッフに相談する
自分の肌の状態や心配な部分があれば、必ず脱毛のスタッフに相談しましょう。相談することで脱毛の副作用の可能性はグッと低くなります。
人の肌には個人差があり、担当スタッフも最初のカウンセリングであなたの肌の状態をチェックして脱毛をします。そのため相談は必須です。
また、脱毛は1回だけでなく5回10回と長期にかけて脱毛していくものです。心配事ができたらその都度スタッフに相談することを心がけましょう。
サロンに病院を紹介してもらう
基本的にすべての脱毛サロンは、万が一のために医療機関と提携している場合が多いです。
万が一脱毛が原因でトラブルが合った場合は、サロンを通して病院を紹介してもらうようにしましょう。
脱毛機・方法の見直し
脱毛機器を変えてもらう
脱毛機器にはIPL脱毛やハイパースキン脱毛など、様々な方法で脱毛する機器が存在します。
サロンによっては複数の脱毛機器を所持している場合がありますので、その都度相談して変えてもらうと良いでしょう。
痛みの少ない脱毛器や肌へのダメージが少ない脱毛器もあるため、自分の肌に合った脱毛器を選択することで脱毛のリスクを最小限におさえることができます。
ニードル脱毛へ変える
副作用で硬毛化や多毛化が進んでしまった人は、光脱毛からニードル脱毛に切り替えると良いです。
ニードル脱毛ではその場で一本一本脱毛することができ即効性が高く、後に髭が硬毛化したり多毛化することはありません。
いち早く硬毛化や多毛化を改善したい人は、ニードル脱毛に切り替えることを検討してみてください。
光脱毛で副作用が起こった場合の対処法
【対処法①】炎症は冷やす
脱毛後炎症が起こってしまった場合は、処理した部分を冷やすことが大切です。
炎症が出た際に冷やすか冷やさないかで大きく変わってきます。冷やすことでヒリヒリ感が収まり炎症も収まりやすくなります。
また肌が乾燥した状態のため、ローションを塗って保湿を行いましょう。これで肌トラブルが広がることを防いでくれます。
それでも炎症が収まらない場合は、サロンに相談して病院を紹介してもらいましょう。
- 脱毛後はすぐに冷却ジェルなどで冷やす
- 脱毛後自宅でも濡れタオルや保冷剤などで冷やす
- ローションを塗って水分を補うようにする
- 提携病院を紹介してもらい薬をもらう
【対処法②】肌の赤みは病院へ
脱毛後は軽く赤みが出ることがありますが、ひどい場合は病院へ行きましょう。
脱毛後の赤みは冷やしたりクリームを塗ることで解消することができます。
しかしひどい場合は肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるので、病院へ行き薬をもらうことをおすすめします。
- 脱毛後冷却ジェルで冷やす
- クリームなどを塗って乾燥を防ぐ
- 赤みが引かない場合は病院で薬をもらう
【対処法③】硬毛化はスタッフに相談
脱毛時の副作用として起こってしまった硬毛化はサロンのスタッフに相談しましょう。
度合いによってはそのまま光脱毛を続けて脱毛していくか、硬毛化してしまった毛をニードル脱毛に切り替えて脱毛するか、相談によって決めることになります。
- そのまま光脱毛で硬毛化してしまった毛も一緒に抜く
- 気になる場合はニードル脱毛に切り替えて確実に抜く
【対処法④】多毛化は出力を見直す
脱毛後に多毛化の副作用が起きてしまったら、脱毛器の出力を見直しましょう。
多毛化は出力が弱すぎた際に、活発に活動してない毛穴が活性化してしまい毛が増えてしまうものです。
そのため適切な出力になるよう見直す必要があります。
サロンのスタッフと相談し、出力について話し合うと良いです。
また、ニードル脱毛に切り替えて活性化した毛をいち早く抜いてしまうのも、一つの方法です。
- 多毛化してしまったらサロンのスタッフに相談する
- 脱毛器の出力を見直す
- ニードル脱毛に切り替える
【対処法⑤】多汗は制汗剤を使う
脱毛後、汗が増えてしまったと気になる場合は制汗剤を使うことをおすすめします。
脱毛後はどうしても汗が増えてしまったと気になるものです。
それは毛がなくなったことにより汗が流れるようになってしまったり、脱毛箇所に意識が集中してしまうからです。
制汗剤を使うことによって汗が出る汗孔を防ぎます。それにより汗が出なくなります。
しかし使いすぎると汗による体温調節ができなくなるため、体に悪影響を及ぼすので注意が必要です。
- 制汗剤を使い汗孔をふさぐ
- 使い過ぎには注意が必要
光脱毛による副作用を防ぐための3つのポイント
無料カウンセリングを受ける
光脱毛による副作用を防ぐためには、無料カウンセリングを必ず受けるようにしましょう。脱毛においてとても大事なことです。
副作用の知識を得ることとの脱毛の際の注意点を把握しておくことで、副作用のリスクはグッと低くなります。
自分の肌をスタッフに知ってもらい適切な処理をしてもらう意味でも、無料カウンセリングを受けることは重要なポイントです。
テスト照射・パッチテストを行っておく
テスト照射やパッチテストを事前に行っておくことでも、副作用を防ぐことができます。
本当にサロンの脱毛が自分の肌に合っているのか、試してみないとわからない場合が多いです。
テスト照射やパッチテストで問題なければ、副作用が起こる可能性はグッと低くなります。
テスト照射・パッチテストにおいては無料で行ってくれるサロンが多いため、不安な方は必ずスタッフに相談することをおすすめします。
クリニックと提携しているサロンを選ぶ
医療機関であるクリニックと提携しているサロンを選択することで、副作用の可能性を軽減できます。
メンズクリアは医療機関と提携しており、万が一の肌トラブルが起きた場合、無料で医療機関を案内してくれます。
しかし、今までに髭脱毛においてクリニックに案内した件数は0件で、メンズクリア光脱毛が安全であることを証明しています。
副作用の不安を解消して光脱毛を始めよう
光脱毛には副作用やトラブルの可能性はゼロではありませんが、利用者がしっかりと知識を付けておくことで、副作用やトラブルが起こる可能性を低くすることが可能です。
この記事では、副作用の原因や解消法、そして起こった場合の対処法などご紹介しました。
あなたもしっかりと知識を付け、不安を解消して光脱毛で理想の肌を手に入れましょう。