ケノンで髭脱毛を毎日するのは危険?理由や最適な頻度を徹底解説!
最近は脱毛をしたいと思う男性も増えており、家庭で簡単にできるケノンが人気を集めています。しかし、ヒゲの脱毛は中々思うように進まずやりすぎる傾向にあります。では、ケノンは頻繁に使えばその分効果が得られるのでしょうか?検証してみたいと思います。
目次
髭に毎日ケノンを使うのは意味なし?理由を解説
ヒゲが濃い人は毎日のヒゲ剃りはかなり煩わしさを伴います。それを解消するために脱毛をする人も少なくありませんが、そのためにサロンなどに通うのも大変です。そこでお手軽にできる家庭用脱毛器があります。
その中でも人気がある光脱毛器ケノンは、女性専用というイメージがありますが、実際は男性でも使え、男性ユーザーは40%を超えるとも言われます。
しかし、家庭用はどうしてもサロン脱毛より成果が目に見えづらいです。毎日の様に使用をする人もいますが、本当にケノンは毎日使えば使うほど効果があるのでしょうか?毎日使うメリットとデメリットについて検証してみましょう。
ケノンで髭を毎日脱毛してはいけない理由
やけどの危険性
ケノンに限らず、光(フラッシュ)脱毛は熱を与えて毛根を攻撃します。そのため、強い熱に肌が晒されることになり、冷却処理をしていても肌へのダメージは深刻です肌が回復しないうちに光を当て続けると、ダメージが蓄積され火傷や炎症を引き起こすのです。
効果がなかなか見られないからと言って同じ場所に当て続けることも、同様の理由からおすすめできません。
効果に変わりはない
毛周期のサイクル
発毛には成長期、退行期、休止期からなる毛周期があります。脱毛器の照射は、その中でも成長期に合わせるのが最適とされます。成長期を過ぎると、照射対象となる毛根ごとヒゲが抜け落ちるので、意味が薄れてしまうからです。
ヒゲは毛周期のサイクルが早く、退行期や休止期がひと月程度しかありません。毛周期を無視して頻繁に脱毛器を照射しても、無駄打ちになってしまいます。
毎日使うと肌が乾燥する
脱毛器を使っていると熱で肌表面の水分が蒸発することにより、肌が乾燥しやすくなります。照射後は軽い日焼けに似た状態になるのですが、使用頻度が増えると、ダメージを受けた肌が回復する間がないため、肌が乾燥してしまう可能性があります。
また、肌の潤いが足りないと、光(熱)を毛穴の奥まで充分に届けることができず、抜ける毛も抜けない状態となり、効果が薄れてしまうのです。さらに、肌が乾燥していると痛さ、熱さを感じやすくなるとも言われています。
カートリッジの寿命が減る
ケノンの脱毛器はカートリッジと呼ばれる、照射口が付いてきます。1つのカートリッジで10,000回の照射が可能です。
一回の脱毛で口の周りだけでも約10回分、アゴなど全体的に行うと約40回分消費します。規定通りの使用で口周りのみなら20年分は使えるとされますが、毎日使えば当然その分減るので、寿命は縮まります。
毎日はNG!ケノンの最適な髭脱毛頻度とは
メーカーは 2週間に一度を推奨
ケノンの公式サポートサイトのFAQにおいても、毛周期を考慮しつつ「約2週間の間隔でご利用ください」とあります。この2週間に1回という頻度は肌への負担、毛周期を考慮してのペースです。
一部の使用者のブログなどでは「ヒゲが濃い人は一週間間隔の方が効果が分かりやすい」などともありますが、どうしても頻繁に行なう場合はあくまで自己責任で行ってください。
3日おきはリスクが高い
ケノンは脱毛器の威力が高いので、3日おきに使うと火傷や肌荒れの原因になるリスクが上がります。
また、短いスパンで照射してもうまく脱毛できません。「頻繁に照射していたら『ゾクッとする痛み』があった」と言う意見も見られました。満足のいく効果が得られないのに、1回分の照射を無駄に消費してしまうこともあるため、3日おきの使用は避けたほうが賢明です。
1週間おきに髭脱毛する人も
「ヒゲは毛周期が早いので一週間でもOKだ」という意見がネット上にあります。理論上は否定しきることはできませんが、公式発表はされていないので、あくまで自己責任ということになります。
ヒゲが密集して濃い人は週に1回くらいのほうが、毛周期的に見ても効果がでやすいかもしれません。しかし、赤みがある、痛みが残っているなど肌トラブルがある場合は使用を控えた方が無難でしょう。
ケノンの髭脱毛は毎日しなくても効果的!やり方を紹介
カートリッジはストロングがおすすめ
ケノンの脱毛器では複数のカートリッジを使用できます。2019年に登場したスーパープレミアムを始め、もっとも強力なストロングや、照射口の広いラージ、エクストララージの他、眉や鼻毛をピンセットで処理するタイプ、これに美顔器を加えた全6種類のラインナップです。
ヒゲ脱毛には、最も強いストロングカートリッジを使うことが一般的です。強力なので、効率良く脱毛できます。
ちなみに、ストロングカートリッジでもレベル7以下はあまり意味がないとも言われています。理由としてレベル7以下で照射するなら、他のカートリッジを使うのと大差がないというものでした。しかし、皮膚の薄い顔廻りに最大照射を行うと結構な痛みがあるので注意が必要です。
ケノンでのヒゲ脱毛前の準備
髭を抜かずに剃っておく
カミソリやシェーバーを使い、簡単で良いのでヒゲを剃っておく必要があります。
つるつるに剃るのではなく、毛は1mm程度残したほうがいいと公式サイトにはあります。直前に剃っては薄すぎて効力が減ってしまい、長すぎても毛根ではなく毛の方に効力が分散されるので、1~3日程度前から準備すると良いでしょう。
なお、決して抜いてはいけません。何故なら抜いてしまうと、フラッシュの対象となる毛根がなくなるので、脱毛効果が得られなくなるからです。
しっかりと冷却しておく
ケノンに限らず脱毛処理は肌に負担がかかるので、処理後に赤くなったり、痒くなったり、時には火傷を負ったりすることがあります。それらを軽減するために照射場所は事前によく冷やしておく必要があります。
脱毛箇所は、光を照射する前に10秒程度冷やしましょう。また、肌を鎮静化させるため、照射後もよく冷やしてください。
特に、アゴや鼻下といった凹凸の多い場所は照射場所がかぶってしまいがちなので、しっかりと冷却する必要があります。
ちなみに、付属の冷却剤は小さすぎてよく冷やせないという口コミが多かったため、市販されてている大きめサイズの冷却剤を使ったほうが安心です。
ケノンでの髭脱毛 照射方法
髭(濃い部分) | 髭(薄い部分) | 一般的な部位 | |
照射回数 | 5~30回 | 10~20回 | 10~20回 |
レベル | 7以上 | 5以上 | 1以上 |
照射時間 | 2~10分 | 5~10分 | 5~10分 |
完了時期 | 2~3年以上 | 6~12ヶ月程度 | 2~6ヶ月程度 |
ショットモード
ケノンは肌状態に合わせてシングルショット(単発)から最大6連射まで選べます。
連射が多いほうが出力が高いと思われがちですが、実は逆で、連射よりもシングルショットのほうがハイパワーです。また、シングルショットはカートリッジを無駄打ちしません。痛みはありますが、効率よく脱毛できるのはシングルショットです。
また、ショットモードは自動と手動の2種類があります。手動モードは自分のタイミングでできます。一方で、自動モードは照射面が肌に触れないと発動しないので、誤射が防げるというメリットがあります。
照射回数
- ヒゲが濃く広い個所(アゴ下・首):10~30回
- ヒゲが濃く狭い個所(鼻下・口周り):5~10回
- ヒゲがやや濃く広い個所(アゴ・もみあげ下):10~20回
- ヒゲが薄く広い個所(頬):10~20回
ヒゲの濃さは部位によって異なります。濃い順に、口周り、アゴ下、首、頬です。また、首や頬は比較的広めなので、脱毛完了までの回数は多くなります。
照射レベル
ヒゲは毛の中でも一番濃い部分なので、照射レベルは高めに設定したほうがしっかり脱毛できます。1~10までのうち、5以上が推奨されるレベルです。
しかし、肌が弱いのに、いきなり出力の高いレベルで照射することは、リスクがあります。肌への影響は個人差があるので、いきなり最高レベルの10からではなく、低めのレベルから試してみて、少しずつ上げていくようにしましょう。
照射時間
シングルショットで行った場合、部位によりますがヒゲの濃い方でも、概ね5~10分程度とされます。ヒゲが濃い場所、或いは範囲が広い場所などあるので、シングルショットでも、1部位を一度脱毛するのに10分くらいを目安とすると良いでしょう。
肌の弱い方や、痛いのが苦手な方は出力を抑えた連射モードを使用した方が良いですが、威力が落ちるのでその分時間がよりかかってしまいます。
ケノンで髭脱毛が終わるまでの目安期間
脱毛を始めてから毛が生えてこなくなるまでの期間を、以下に示します。ただし、光(フラッシュ)脱毛は永久脱毛ではありません。この期間行なったからといって「脱毛が完了した」「もうしなくていい」わけではない点には注意してください。
- 腹・胸:2~10ヶ月
- 脚:6~8ヶ月
- 腕:3~7ヶ月
- ヒゲ:2~3年以上
ヒゲが薄い部分なら、3~4ヶ月程度でも効果があります。しかし濃く強力な部位になるほど時間がかかります。
ケノンでの髭脱毛 照射のコツ
照射面が肌にしっかりフィットしないと、照射された光が毛根までしっかりと届かない可能性があります。光がもれないように、肌にピッタリ密着させて照射しましょう。しかし、押し当てすぎると火傷の原因ともなるので調整してください。
また、顔は特に曲線が多いので、撃ち漏れが無いように重ね撃ちをしがちです。過度な重ね撃ちは、肌に負担がかかるため避けましょう。
ケノンで髭脱毛をやり続ける人の口コミ
ケノンで毎日髭脱毛した人の口コミ
火傷した
評価:少しでも早く綺麗になりたい思いから、毎日1日2回の照射をしていたら火傷してしまいました。いまは非常に反省しています。
毎日はあぶない
評価:剛毛なので毎日ケノンで脱毛していたら、肌が赤くカサカサになってしまいました。あわてて公式情報を見たら、毎日やらないほうがいいと判明。危うくヤケドになるところでした…
ケノンで1週間おきに髭脱毛している人の口コミ
口周りは今一つ
評価:ケノンを使い始めた頃は、効果が早く出て欲しかったので、週1回のペースで使用していました。重ね撃ちもしていました。6ヶ月で効果を実感し、1年半でかなりツルツルに。それでも気にならない程度になりましたが、口周りはいまだに生えてきます。
髭剃りの回数が減りました
評価:購入後、1週間に1回、髭剃り後使用。髭が結構濃いですが、伸び方、量が今までの半分ぐらいになりました。髭剃り負けに悩んでたので、髭剃りの回数が減り助かってます。
ケノンで髭の伸びが遅くなった人の口コミ
4ヶ月でやっと実感
評価:使用し始めて4ヶ月経ちます。毛の量がだいぶ少なくなってきました。生えるスピードも遅くなりました。
髭剃りの手間激減
評価:3か月間使用して、毛が細くなるだけではなく、量も減ってきている気がします。1日くらいなら剃らなくても平気なので、2日に1回くらいしか剃っていません。
肌がスベスベに(笑)
評価:2年近くやって、だいぶまばらに。ヒゲ剃りの時間が短縮されたのは実感できます。カミソリ負けもなくなり、薄くなったところは肌がスベスベになりました。
ケノンで髭脱毛が完了した人の口コミ
後悔しています
評価:アゴヒゲの一部に週一で当てていました。一年使っていい意味で裏切られました。ヒゲ全体にやればよかったと若干後悔しています(笑)
全然ダメ・・・のはずが
評価:ケノン7ヶ月目です。口髭は5割程度薄くなり、カミソリ負けもなくなりましたが、そのくらいが限度の様です。メンドクサイので売ってしまいました。が、逆に止めると効果を実感。今は買い戻したくてたまりません。
脱毛ではなく抑毛?
評価:約3ヶ月使用して、毛は生えてきますが、かなり薄くなって抑毛効果を得ることができました。自己処理をする必要ほとんどがないです。
ケノンで髭脱毛をすると楽になる?メリット・デメリットまとめ
ケノンで髭脱毛をするメリット
自宅で気軽に髭脱毛できる
何かと忙しい現代人にとって、脱毛のためにエステやサロンに通う時間を捻出するのは意外と大変です。そのために予約を入れたり中々手間もかかります。
ケノンなら自宅で、自分の好きな時間に使えます。家事の合間や、ちょっとした空き時間、寝る前にちょっとなど、スキマ時間で気軽に使えるのは大きなメリットとなるでしょう。
追加料金なしで髭脱毛し放題
脱毛サロンやクリニックでヒゲの脱毛をすると、10~20万円必要です。ケノンなら、サロンの半分以下の費用ですみます。また、サロンは部位を追加すればするほど費用がかさみますが、家庭用脱毛器なら、一つ買えばどの部位にも追加料金なしで使いまわせるためリーズナブルです。
ケノンは8~10万ショットの照射が可能です。仮に週1回で照射すると、年間で1万ショット程度になります。ヒゲを全体的に脱毛するために必要なのは200ショット程度ですから、ヒゲ脱毛のみに使うなら10年近く使用できる計算になります。
サロン・クリニックに通う手間が省ける
サロンやクリニックに通うとなると、当然予約が必要になりますし待ち時間も発生するかもしれません。飛び込みで行ってもしてもらえるかもしれませんが、どちらにしても、どれだけ待たされるかわかりません。
それに土日は予約が取りづらく、事前に予約しておいても、決まった時間に通うこと自体が面倒で、田舎だと施設自体が無い場合もあります。ケノンは自宅でいつでもできるので「行くのが億劫だ」「そもそも行けない」という人には特におすすめです。
美肌カートリッジで肌荒れ対策できる
ケノンは家庭用脱毛器として有名ですが、スキンケア用カートリッジを用いれば美顔器としても使えます。つまり、一台買うだけで脱毛からスキンケアまで賄えるので、大幅なコストカットが期待できるのです。
残弾数はカートリッジ別なので、脱毛の回数にも影響はありません。積極的に使うことで肌の調子を整え、脱毛にも良い影響を及ぼします。
ケノンで髭脱毛をするデメリット
肌トラブルが起きても自己責任
サロンやクリニックではプロがやってくれるので効果が出るのは早く、また何かトラブルがあったときにも適切な処理を計画的にしてくれます。しかし、自宅で自力でやると、どうしてもケアが雑になりがちです。
「このくらいでいいかな」「無理があるけどやっちゃえ」など、無計画な脱毛が肌トラブルを招いても、自己責任で対応しなければなりません。
髭脱毛の効果を感じにくい
実はケノンは「体毛は少し薄くなってきたが、髭は全く変わらない」という声が大多数です。それは、ヒゲが効果のわかりにくい部位だからです。
腕やワキ、脚は照射しやすく、毛もさほど太くないため、目に見えて脱毛効果が分かります。ヒゲは本当に抜けているのか若干分かりにくいですが、根気よく続ければ結果はついてくるので、あきらめずに続けましょう。
脱毛時間が大幅にかかる
ヒゲ用におすすめされているストロングカートリッジですが、照射口が小さいため、一度に広範囲の照射ができません。
ラージサイズのように照射口の大きいタイプのものは面積の広い部位用で、出力が弱めに設定されています。そのため、濃いヒゲの処理には向いていません。
また、機体の設計上、1度照射してから次に照射するまでに5秒ほどの充電時間があきます。そのため、1回の処理に長い時間を要するのです。