毛抜きで抜くとなぜ痛い?痛くないムダ毛の自己処理方法を徹底解説!
毛抜きを使って毛を抜いた時とても痛いと感じた人は多いでしょう。ここでは、毛抜きを使って毛を抜くと痛い理由とその緩和方法を紹介します。毛抜きとブラジリアンワックス、ローラー式家庭用脱毛器の痛みを比較し、痛みが苦手な人へおすすめの脱毛方法を紹介。
目次
毛抜きでのムダ毛処理はなぜ痛いか調査
ムダ毛を抜いて処理するには、主に毛抜きやブラジリアンワックス、ローラー式家庭用脱毛器を使用する方法があります。どの手段でも毛を抜いて処理すると痛みが伴い、その痛みは部位によっても違います。
この記事では毛を抜くときに痛みを感じる理由と、その緩和方法を紹介しています。また毛抜きとブラジリアンワックス、家庭用脱毛器で痛みの比較を、口コミも含めてまとめています。
毛抜きでのムダ毛処理が痛い理由
多くの人が体験している通り、毛抜きでムダ毛を抜くと、必ず痛みが伴います。ここではその理由を解説していきます。
毛根部分は細胞とくっついている
体毛は、肌の内部で毛根部分と毛母細胞がしっかりと結合されており、そこから毛の成長に必要な栄養などが供給されています。毛根や毛母細胞には、当然神経も張り巡らされており、ムダ毛を毛抜きで抜くと、この結合を無理やり引き剥がすことになるので痛みが生じます。
太い毛は毛根も大きい
太い毛はそれだけ毛根部分も大きく、より多くの栄養分が必要となるため、細い毛に比べて強く毛母細胞と結合しています。そのため毛抜きで抜いたときの痛みは、毛が太い方がより強くなります。
痛みは部位によっても違う
痛みはどこの部位も同じように感じるわけではなく、特に皮膚が薄い部位と指先が強く感じるとされています。1つずつ見ていきましょう。
皮膚が薄い部位
自分でつねってみると分かるように、皮膚の厚い部位よりも薄い部位の方が痛みを強く感じます。これは皮膚の薄い部位が刺激に対して敏感であるためです。
ムダ毛を抜く場合も、皮膚の薄い部位の方が痛みを強く感じます。
指先の方
指先は神経の多く通っている部位で、指先に近づくに従い刺激に敏感になっていきます。手や足の指先のムダ毛を抜くと強い痛みを感じるのはこのためです。
毛抜きの痛みを緩和する方法
毛抜き前は温めることと、毛抜き後は冷やすことを実践すると痛みが緩和されます。
細かく見ていきましょう。
毛抜き前は温める
毛を抜く前にその部位を温めることで毛穴が開き、毛が抜けやすくなり、痛みが緩和されます。
蒸しタオルを利用して温めるのも有効ですし、お風呂上がりの肌も毛穴が広がっているので、そのタイミングを利用するのも良いでしょう。
■蒸しタオルの作り方
- タオルを水で濡らす
- 水滴が出なくなる程度、タオルを絞る
- 絞ったタオルを電子レンジで温める(600Wで1分程度)
毛抜き後は冷やす
毛を抜いた後は、雑菌が入りやすくなるので、毛穴を素早く引き締めるために冷やしましょう。冷やすことで痛みを鈍くするとともに、皮膚の炎症を抑えることができます。
水で濡らしたタオルや、保冷剤などを利用して冷やしましょう。
痛い毛抜きの口コミ・体験談
実際に毛抜きでムダ毛を抜いた人の口コミや体験談を部位ごとに見ていきましょう。
ヒゲ
ヒゲを毛抜きで抜くのはかなり痛いとの口コミが目立ちます。
特に口周りの痛みが強いようで、抜いたところから出血したり、かなり時間がかかったりとデメリットも多いですが、綺麗に抜け、生えてくるペースが遅くなったとの声も見受けられます。
胸毛
胸毛も痛みが強く、胸の皮膚が真っ赤になったとの口コミがありました。
胸毛は生えている面積が比較的広いので、毛を抜くのにかなり時間がかかるようです。
すね毛
すね毛を毛抜きで抜いている人は多く見受けられますが、やはり痛いとの口コミが多いです。中には出血や毛穴が広がる、肌トラブルになるとの投稿もありました。
陰毛
陰毛は肌の薄いデリケートなゾーンだけあって、かなり痛く、絶望するほど痛いとの表現もありました。具体的にヒゲよりも痛いとの声もあり、痛みの程度は相当強いです。
わき毛
わき毛を毛抜きで抜いている人は多く、かなり痛いという口コミが多いものの、足より痛みが弱いとの声もあり、個人差が大きいようです。
うで毛
腕毛を毛抜きで抜くのはかなり痛みが強いとの口コミが多いです。
これは腕の皮膚が比較的薄いためで、特に脇に近い上腕の内側は痛みが強く感じるようです。
痛い毛抜きを快適に行う方法
毛抜きは下記の手順で行うと、痛みを緩和しつつ快適に行うことができます。
- 肌を温めて毛穴を開く
- 毛流れに沿って抜く
- 根元をつかんで抜く
- 1本ずつ抜く
- 抜いた後は冷却する
- 保湿ケアで肌を保護
では詳しく解説していきます。
①肌を温めて毛穴を開く
毛を抜く前に肌を温めて毛穴を開くことで、肌への負担を減らし、痛みを緩和しながら毛を抜くことができます。肌を温める方法としては下記が挙げられます。
- お風呂上がり
- 蒸しタオル
それぞれ解説します。
お風呂上がりが最適
お風呂に入ると、体の内側から温まることで血行が良くなり、毛穴が開きやすくなります。この状態は毛を抜く状態としてはとても良く、さらにお風呂上がりはムダ毛を抜きたい部位や手も清潔なため、毛を抜くタイミングとしては最適です。
毛を抜くと毛穴から雑菌が入ってしまい、肌トラブルの元となってしまうので、手や毛抜きは必ず清潔にしておきましょう。
蒸しタオルでもOK
毛を抜く前に蒸しタオルで肌を温め、毛穴を広げることも効果的です。蒸しタオルは水に濡らし、よく絞ったタオルを電子レンジで1分ほど温めることで作ることができます。
火傷に注意しながらムダ毛を抜きたい部位に当て、毛穴を広げましょう。このとき肌に当てるタオルは清潔なものを用意し、手や毛抜きも清潔な状態にしておきましょう。
⓶毛流れに沿って抜く
毛を抜くときは、毛の生えている向きに沿って抜くようにしましょう。この毛流れを意識せず無理やりに抜いてしまうと、毛穴や肌が傷つく可能性があり、肌トラブルの元となってしまいます。
毛流に逆らうと切れることも
毛流れに逆らって毛を抜くと、肌が傷つくだけでなく、途中で毛が切れてしまう恐れもあります。
皮膚の中で切れてしまった毛は、肌の表面に出てくることができないまま毛穴が塞がれてしまい、埋没毛の原因となる場合もあるので注意が必要です。
③根元をつかんで抜く
根元をつかんで抜くことで毛根からしっかりと抜くことができます。毛抜きを使っていない方の手で皮膚を軽く押さえると根元から抜きやすくなります。
また根元をつかまずに抜くと、毛が途中で切れ、埋没毛の原因となることがあります。
④1本ずつ抜く
まとめて抜くと出血することも
毛抜きで1本ずつ毛を抜くのは大変時間がかかりますが、必ず1本ずつ抜きましょう。
毛抜きでまとめて毛を抜くと、毛と毛の間の皮膚を引っ張ってしまうことになり、毛穴や肌にかなりの負担がかかります。場合によっては出血することもあるので避けましょう。
⑤抜いた後は冷却する
毛を抜いた後、その部位を冷却することで肌の炎症を防ぎ、毛穴を引き締めることができます。
毛が抜かれた毛穴は開いており、雑菌が入りやすくなります。雑菌の繁殖を防ぎ、肌トラブルを起こさないためにも、水で濡らしたタオルや保冷剤で冷やすことが大切です。
⑥保湿ケアで肌を保護
どれだけ丁寧に作業しても、毛が抜かれた後の肌はダメージを負っているので、冷却した後は、化粧水や乳液でしっかりと保湿し、肌を保護することが重要です。
アルコール・メントールに注意
アルコールやメントールの含まれている化粧水は、毛を抜いた後の肌には強い刺激となり負担になるので、脱毛後は使用を控えた方が無難でしょう。
毛抜きのメリット・デメリット
毛抜きのメリットとデメリットを一覧表にまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
費用が安い | 痛みが伴う |
効果がすぐ出る | 永久的な脱毛ではない |
次の発毛までの期間が比較的長い | 毛穴が傷つきやすい |
それぞれ解説していきます。
毛抜きのメリット
毛抜きのメリットは主に3つあります。
- 費用が安い
- 効果がすぐ出る
- 次の発毛までの期間が比較的長い
①費用が安い
毛抜きは安いものでは100円から、高級なものでも3,000円程度で購入できます。これは家庭用脱毛器やクリニックでの脱毛、サロンでの脱毛に比べるとかなり安いです。
②効果がすぐ出る
毛抜きは毛をつかんで抜くというシンプルな行為です。今生えていたムダ毛をその場で抜いて処理することができます。また毛根から抜き去るので、仕上がりも綺麗な上に、カミソリなどで剃った後のチクチク感もありません。
③次の発毛まで比較的長い
毛抜きは毛根からムダ毛を抜き去るので、次の発毛までの期間が比較的長いです。個人差はありますが、毛根から毛を抜いた場合、次に生えてくるのは2週間〜8週間後とされています。
毛抜きのデメリット
毛抜きのデメリットは主に下記3点です。
- 痛みが伴う
- 永久的な脱毛ではない
- 毛穴が傷つきやすい
①痛みが伴う
毛抜きで毛を抜くと、肌の内側で結合していた毛根と毛母細胞とが引き離されるので、痛みを伴います。これはムダ毛が太ければ太いほど強い痛みとなります。
②永久的な脱毛ではない
毛抜きは、毛を毛根から引き抜くだけなので、しばらくすれば再生し生えてきます。よって何度も処理する必要があります。一方、クリニックやサロンで受けることのできる脱毛は、脱毛マシンを使用し、毛根や毛母細胞に直接働きかけ発毛なくすることで脱毛効果を得るので、永久的な脱毛となります。
③毛穴が傷つきやすい
毛抜きで毛を抜くときに、皮膚が引っ張られるので、そのときに肌や毛穴に傷がつくことがあります。この傷から雑菌が入り炎症を起こし、肌トラブルの元となる場合もあり、注意が必要です。
毛抜きより痛い?ブラジリアンワックスの痛み
自宅でできる脱毛法には、毛抜きで抜く方法以外にも、ブラジリアンワックスを使用する方法もあります。
ここではブラジリアンワックスがどの程度痛いのか、痛みを緩和する方法はあるのかを解説していきます。
ブラジリアンワックスの痛みの程度
ブラジリアンワックスで毛を抜く場合も、結合されている毛根と毛母細胞を無理やり引き離すために、痛みを伴います。
しかし、ブラジリアンワックスはムダ毛を1本ずつ抜くのではなく、塗布した範囲に生えている毛を一気に抜くため、抜くことのできる毛量に対して痛みを感じる時間はわずかです。
ブラジリアンワックスでの痛みの緩和方法
ブラジリアンワックスで脱毛するときに感じる痛みを緩和する方法は下記が挙げられます。
- ワックスの固さを持ち上げたときに少しずつ垂れるくらいに調整する
- 毛の流れに合わせてワックスを薄く塗る
- 剥がすときは空いている手で皮膚を押さえて伸ばす
では1つずつ見てみましょう。
①ワックスの固さを持ち上げたとき少しずつ垂れるくらいに調整する
ブラジリアンワックスは水あめ状で、冷えると固くなってしまいます。ワックスが固い場合は少し温めて、ヘラでワックスを持ち上げたときに少しずつ垂れるくらいの固さになるように調整しましょう。ワックスが固いまま塗ると脱毛の効果を十分に発揮できず、何度も同じ部位を脱毛せねばならず、その度に痛みます。
②毛の流れに合わせてワックスを薄く塗る
ワックスは毛の流れに合わせて、薄く塗ります。厚さの目安は1mm程度で、広範囲に塗りすぎると剥がすときに非常に痛みますので、1cm×3cm程度の範囲を目安に塗りましょう。そうすることで痛みは緩和されます。
③剥がすときは空いている手で皮膚を押さえて伸ばす
ワックスを剥がすときは空いている手で皮膚を押さえて、ピンと伸ばしましょう。皮膚が伸びていないとうまく脱毛ができず強い痛みを感じます。
また剥がすときは毛の流れと反対方向に一気に剥がすことでうまく脱毛できます。
ブラジリアンワックスの口コミ
実際にブラジリアンワックスを使ってヒゲ脱毛をした人の口コミを見てみましょう。
ブラジリアンワックスでヒゲを抜くのはかなり痛いという口コミが多く、出血したという人もいました。ただ、痛いが驚くほど綺麗に抜けるとの声もあり、仕上がりは綺麗になります。
家庭用脱毛器(ローラー式)と毛抜きの痛みを比較
ローラー式の家庭用脱毛器は毛抜きと同じく、ムダ毛を引き抜くことで脱毛します。ローラー式家庭用脱毛器と毛抜きとで痛みを比較してみましょう。
家庭用脱毛器で有名なソイエと比較
ローラー式の家庭用脱毛器で有名なのはパナソニック ソイエです。
- メーカー:パナソニック
- 価格(Amazon):12,500円
- 脱毛方法:ローラー式
- 電源:充電式、コードレス
- 防水タイプ
ソイエは、ヘッドに搭載されているローラーにムダ毛を挟み込み、ローラーを高速で回転させることでムダ毛を毛根から引き抜きます。
アタッチメントを付け替えることで、様々な部位の脱毛が可能で、防水タイプなのでお風呂場でも使用可能です。
ムダ毛の長さが0.5mmでもローラーのツメの先端が噛み合い、脱毛することができます。
家庭用脱毛器の痛みの程度
ソイエは、毛の生えている向きに関係なくローラーでムダ毛を引き抜いていく脱毛方法です。
肌を引っ張ることなく、ムダ毛のみをつかんで引き抜くことができるようにアタッチメントが設計されているために強い痛みは感じません。
一方、毛抜きで毛を抜く場合は、毛流れに沿って抜かなければ肌や毛穴を傷つける恐れがあります。また数本まとめて抜くなら、毛穴と毛穴の間の肌が引っ張られて強い痛みを感じます。
家庭用脱毛器での痛みの緩和方法
ソイエでムダ毛を抜くときに下記の方法で痛みを緩和することができます。
- ローラー回転の回転速度を調整する
- 入浴時に使う
1つずつ見ていきましょう。
①ローラー回転の回転速度を調整する
ソイエはローラーの回転速度をスピーディー・ノーマル・ソフトの3段階に調整できます。部位や好みに合わせて使用できますが、一番低速で回転するソフトを選択することで痛みを緩和できます。
②入浴時に使う
入浴時は体が温まり毛穴が開くので、毛を抜くのに適した状態になります。ソイエは防水タイプなので、入浴時に使用可能で、ボディソープを泡だてて泡とともに毛を絡め抜くことで根元から抜けやすくなり、痛みはより緩和されます。
家庭用脱毛器の口コミ
実際に家庭用脱毛器でヒゲを処理した人の口コミを見てみましょう。
家庭用脱毛器でヒゲを処理している人は多く、かなり痛いという口コミから、楽に抜けるという口コミまで幅広くありました。これはヒゲの濃さや太さに関係しており、ヒゲの薄い人はそれほど痛みを感じず処理できるようです。
痛いのが苦手な人はサロンで脱毛を
毛抜きやブラジリアンワックス、ローラー式の家庭用脱毛器を使ってムダ毛を引っ張り抜く脱毛法は、強い痛みが伴う場合が多く、ムダ毛が生えれば都度処理する必要があります。
サロンで脱毛するなら、ほとんど痛みがなく、半永久的な脱毛ができるので自己処理が楽になります。ムダ毛が気になっていて、なおかつ痛いのが苦手な人は、サロンで脱毛を受けるのが最適です。