除毛(脱毛)クリームで毛が抜ける仕組みは?除毛効果や肌への影響も解説!
除毛(脱毛)クリームでどうしてムダ毛を処理できるのかという仕組み・原理を解説します。除毛(脱毛)クリームのどんな成分がムダ毛処理に効果があるのか、安全性に問題はないのかなど、除毛(脱毛)クリームを使う前に知っておいてほしい情報をまとめました
目次
除毛(脱毛)クリームの仕組み・原理を解説
除毛(脱毛)クリームでどうしてムダ毛が処理できるのかという仕組み・原理を、除毛と脱毛の違い、含まれる成分など、気になるポイントを踏まえつつ説明します。除毛(脱毛)クリームの使用手順や注意点についても解説するので、除毛クリームが気になっている、使ってみたいという人はチェックしてみてください。数あるムダ毛処理方法と比較してメリット・デメリットもまとめました。
除毛(脱毛)クリームのムダ毛処理の仕組み
脱毛クリーム=毛をなくすだけ
ムダ毛の処理を目的としたクリーム製品の中には、「脱毛クリーム」というものもあります。脱毛サロンだとお金も時間もかかるけれど、脱毛クリームなら簡単!と宣伝している場合もありますが、たとえ「脱毛クリーム」として売っている製品であっても、除毛する成分が配合されているだけです。
除毛と脱毛の違い
除毛と脱毛は似ている言葉ですが、ムダ毛処理の方法として大きな違いがあります。脱毛が、レーザーや光を使って毛根にダメージを与え毛が生えてこないようにするのに対して、除毛はカミソリや電気シェーバーで、一時的にムダ毛が見えないようにすることを指します。除毛クリーム・脱毛クリームも、あくまで見えているムダ毛を処理するだけで、毛根は残っている=また毛が生えてくるのです。
除毛
- 体毛の肌表面に出ている部分だけを処理する
- 処理しても、数日でまた生えてくる
- カミソリ、電気シェーバー、除毛クリームなど
脱毛
- 体毛を毛根から処理する
- 毛が再度生えてこないようにする
- 医療レーザー脱毛、光(フラッシュ)脱毛など
除毛の仕組み
カミソリや電気シェーバーは、刃物で物理的に毛をそり落とすので仕組みが非常に分かりやすいと思います。一方、除毛(脱毛)クリームはなぜクリームを塗るだけで毛が処理できるのか、仕組みが分かりづらいです。
ここでは、除毛(脱毛)クリームを使うことで除毛ができる仕組みについて解説します。
除毛成分が作用する
除毛(脱毛)クリームをムダ毛が生えている部位に塗っておくと、除毛クリームに含まれた成分がムダ毛に浸透して組織が壊れ、毛が柔らかくなります。除毛クリームで完全に溶かすわけではなく、あくまで毛を弱くするだけです。
柔らかくなった毛を摩擦で落とす
除毛(脱毛)クリームの成分であるチオグリコール酸カルシウムによって柔らかくなったムダ毛は、少ない刺激で簡単にちぎれるようになっています。そのため、柔らかくこするだけで、クリームの影響を受けた肌表面の毛が取れるのです。
チオグリコール酸カルシウムとは
除毛(脱毛)クリームの主な成分として使われているのは、チオグリコール酸カルシウムと呼ばれる成分です。チオグリコール酸カルシウムは、タンパク質に作用して分解するため、除毛クリームだけでなくパーマ剤などにも使われています。
体毛は組織の結びつきが強く、簡単には切れませんが、化学的に分解することで弱くすることが可能です。
あくまでも毛穴の外の毛を除くもの
除毛(脱毛)クリームの成分が作用するのは、あくまでも肌表面の毛に限ります。人間の皮膚も体毛と同じくたんぱく質でできているため、毛根まで作用するような強力なチオグリコール酸カルシウム含有量になると、肌にまでダメージを及ぼしてしまう可能性が高いです。
除毛成分は主に体毛に作用
髪や爪はケラチンというタンパク質で構成されていますが、ケラチンにはシスチンと呼ばれるアミノ酸が豊富に含まれています。シスチンの結合によって、髪や爪が柔らかいのに簡単には切れたり折れたりしないようになっているのです。
除毛(脱毛)クリームに含まれる成分は、特にシスチンが多い体毛に反応します。なかでも、除毛クリームの使用が特に効果的な部位は、以下のようになります。
- 腹、胸など面積が広い部位
- 背中など手が届かない部位
- わきやひざなど凹凸していてカミソリが使いにくい部位
【除毛(脱毛)クリームの仕組み】主な成分は?
- 主な成分はチオグリコール酸カルシウム
- 製品によって含まれている成分は異なる
- 肌に合うかどうか確かめるためパッチテストが必須
チオグリコール酸カルシウム
多くの除毛クリームに含まれる成分は、チオグリコール酸カルシウムです。チオグリコール酸カルシウムは、除毛剤として厚生労働省が医薬部外品の有効成分に認定しています。
毛を構成しているタンパク質のケラチンに反応して分解する作用があり、毛を弱らせることで除毛を可能にする、除毛クリームには必須の成分となります。
水酸化カルシウム
除毛クリームに良く含まれている成分のひとつに、水酸化カルシウムがあります。別名消石灰とも呼ばれ、運動会で引く白線などでも使われていた成分です。水酸化カルシウムには、除毛効果のあるチオグリコール酸カルシウムの働きを助ける作用があります。
より強力な除毛効果が期待できますが、肌の炎症を起こす恐れや、目に入ると失明する恐れがあるので、成分を確認し水酸化カルシウムが含まれている場合には使い方や扱いに十分注意が必要です。
水酸化ナトリウム
水酸化ナトリウムも、除毛クリームに良く含まれている成分のひとつです。苛性ソーダとも呼ばれ、石けんやカビ取り剤にも使われています。
PH調整の効果があり、主成分であるチオグリコール酸カルシウムの働きを助ける作用が期待できますが、強アルカリ性の成分で水溶液に触れることでやけどする恐れがあるなど、取り扱いには十分注意が必要な成分です。
市販の除毛クリームは、水酸化ナトリウム水溶液そのものではないとはいえ、注意書き通りに使用しないと、非常に危険です。
製品によって配合成分は違う
除毛クリームに含まれる成分は、製品によって大きく異なります。また、たとえ同じ成分が使われていても、配合されている分量が異なると、肌への影響も変わります。
特に注意したいのが、肌に優しいという表示です。仮に「敏感肌用」「無添加」など表記があっても、すべての人の肌に優しいわけではありません。人によって反応しやすい成分などにもちがいがあるので、自分の肌に合うか合わないかは、宣伝や口コミだけで判断しないようにすることが大切です。
肌のためにパッチテストを
成分表示や、口コミだけでは除毛クリームが肌に合うかどうか判断は難しいです。どんな製品でも、リスクがゼロとは言いきれません。そこで、新しく除毛クリームを購入した時には、パッチテストを行う必要があります。
パッチテストとは、実際に製品を使う前に、肌に影響が出ないかチェックする方法です。除毛クリームをごく少量、腕の裏側に塗り指定されている使用時間放置し、肌に炎症などの異常が出ないかをチェックします。24時間後にもう一度塗った場所をチェックして問題がなければ、使用しても大丈夫です。
せっかく購入した製品が使えないともったいないと感じるかもしれませんが、肌に大きな影響を与える可能性があるので、パッチテストは必ず行うようにしましょう。
【除毛(脱毛)クリームの仕組み】効果と肌への影響
使用方法を守ることでしっかり除毛
除毛クリームを使う際には、製品ごとに定められた使用方法や使用時間をしっかり守ることが重要です。特に、塗ってから放置する時間が短すぎると効果が得られなかったり、逆に長すぎると肌に深刻なダメージを受ける可能性があります。使用方法を守ることで、しっかりと除毛することができるのです。
体には、皮膚が弱い部位や粘膜が露出している部位など、クリームの影響を受けやすい部位があります。使用可能部位の指示には必ず従い、使用を禁じられている部位には絶対に使わないようにしましょう。
抑毛成分が配合されているものも
除毛クリームの中には、抑毛成分が配合されている製品もあります。抑毛成分とは、体毛を生えにくくする成分です。脱毛ではありませんが、クリームを使った部位の体毛が生えてくるまでの時間が長くなる、体毛が薄くなるなどの効果が期待できます。
大豆イソフラボン
抑毛成分として、もっともポピュラーなものです。イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと近い化学構造をしている成分で、男性ホルモンの影響で生えやすくなる体毛が生えるのを抑制する効果があると考えられています。
パイナップル酵素
パイナップルには、ブロメラインという酵素が含まれています。ブロメライン酵素は強力な消化酵素で、タンパク質を分解する作用があります。酢豚などパイナップルを肉料理に使うとお肉が柔らかくなるとされる要因です。この作用が、体毛に働き毛の除毛・抑毛に効果があるとされます。
パパイヤ酵素
パパイヤにも、パパインという、パイナップルと同じく強力な消化酵素が含まれています。パパイヤに含まれる酵素は、熱や酸に強く変質しにくいという特徴があります。
ザクロエキス
ザクロの種子には、女性ホルモンと同じエストロンとエストラジオールが多量に含まれています。女性ホルモンが男性ホルモンの抑制、つまり体毛の抑制に効果があることからザクロエキスにも抑毛効果が期待されます。
放置時間を伸ばす肌へのリスク
除毛クリームを塗った後に一定時間放置するのは、除毛クリームに含まれた成分が毛に作用するまでにある程度時間が必要だからです。多くの製品の放置時間は約5~10分程度となっていますが、この時間は絶対に守らなくてはなりません。
放置時間を長くすれば、より体毛が弱まって効果が高まると考えられるかも知れませんが、指定されている時間は、安全に使用するために決められています。そのため、放置時間を伸ばすと、毛だけでなく肌にまで強いダメージを与える可能性が出てきます。
放置時間を守らないと、下記のような肌トラブルが引き起こされる危険があります。
- かぶれ
- ただれ
- 炎症
- 肌荒れ
使用可能部位以外に使用する肌へのリスク
除毛クリームを使う上で、放置時間と合わせて必ず守る必要があるのが使用可能部位です。除毛クリームの配合成分や刺激の程度によって、使える部位は変わってきます。
VIOなどデリケートな部位は使用できるかどうか不安に感じるかもしれませんが、製品によっては、VIOへの使用も可能です。ただし、中には使用できないとしている製品もあるので注意が必要です。
使用可能部位以外に使うことで、肌トラブルが引きこされるリスクは大きくなってしまいます。自分が除毛したいと考えている部位に使えるかどうかをチェックしたうえで購入するようにしましょう。
除毛クリームを顔に使った動画
この動画は、毎日のひげ剃りにかかる手間や時間がもったいないと感じた男性が、除毛クリームを使ってひげの処理を試みる動画です。
ひげが生える顔の下半分にクリームを塗った後6分間放置しますが、その時点ですでに「肌がピリピリして痛い」と感じています。
結果として、除毛効果は少なからずありましたが、顔に痛みを感じていることから、肌へのダメージもあるようです。
この動画では、本来体に使うはずの製品を、自己判断で顔に使っています。使用後すぐに強い炎症などは出ていませんが、これで受けたダメージが肌にどのように影響するかは定かではありません。
顔など敏感な部位への除毛クリームの使用は、絶対にやめましょう。
除毛(脱毛)クリームの仕組み】メリットデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
安価にムダ毛を処理できる | 一時的な除毛効果 |
広範囲のムダ毛処理ができる | 目に入ると危険 |
即効性がある | アレルギーを起こす可能性がある |
比較的痛みや刺激が少ない | デリケートな部位に使用できないものが多い |
伸びてきてもチクチクしない | 繰り返し処理が必要 |
除毛(脱毛)クリームのメリット
除毛クリームのメリットは、その手軽さと即効性です。以下で、詳しく説明していきます。
安価にムダ毛処理ができる
除毛クリームは、製品によって値段は異なりますが、ドラッグストアで1,000円程度で購入できます。ムダ毛処理の方法はさまざまですが、同じように一時的な除毛方法であるカミソリ・シェーバーなどと比べても、単体で除毛がかのうなため、比較的安価に処理が可能です。
広範囲のムダ毛処理ができる
毛抜きやカミソリは、一回の動作で処理できる毛の量や範囲が限られているため、除毛に時間がかかってしまいます。その点、除毛クリームは、塗る、放置、取り除くと段階を踏む必要がありますが、一度に広範囲の除毛が可能です。
除毛に時間や手間を賭けたくない人にとっては、除毛クリームには大きなメリットがあると言えます。
即効性がある
脱毛は一度完了すれば長期間毛が生えてこないようになりますが、脱毛が完了するまでにサロンやクリニックに何度も通う必要があります。
除毛クリームは、放置する時間は5分程度と、ほとんど時間がかかりません。使用してすぐに効果が得られるのもメリットです。明日までにきれいに処理したい、など即効性が必要な際には除毛クリームがおすすめです。
比較的痛みや刺激が少ない
除毛クリームは、毛を溶かすという除毛方法から、肌へのダメージを不安視されがちです。しかし、刃物で毛を切り落とすカミソリは毛と一緒に肌の角質層にダメージを与えてしまいますし、毛抜きによる処理は毛根を傷つけて肌荒れやニキビを引き起こす恐れがあります。
除毛クリームは、使用方法・放置時間を厳守すれば肌へのダメージリスクも低く、使っている時の痛みや刺激も少ない除毛方法です。
伸びてきてもチクチクしない
除毛クリームによる処理には、処理した後の肌触りが良いというメリットがあります。
カミソリによる除毛は手軽ですが、剃ってから少し経つと、伸びてきた毛がチクチクするというデメリットがあります。チクチクするのは、毛の断面が平らにけずられてしまっているためです。
除毛クリームは毛の組織を分解し溶かして処理するため、除毛した後の毛の断面が丸くなり、伸びてきても触った時にチクチクしません。
除毛(脱毛)クリームのデメリット
除毛クリームには、デメリットもあります。思ったような効果が得られないと購入・使用してしまった後に後悔しないようチェックしてみてください。
一時的な除毛効果
除毛クリームは、毛が生えないようにする製品ではなく、あくまでも一時的に除毛するだけの製品です。使用後ツルツルになったとしても、それはその時だけであって、すぐに毛が伸びて再度処理が必要になってきます。
ムダ毛の処理回数を減らしたいという人にとっては、思ったような効果が得られないので、注意が必要です。
目に入ると危険
除毛クリームは、目に入ると大きなダメージを受けるだけでなく、場合によっては失明の恐れがあります。除毛クリームには、PH調整などのために水酸化カルシウムや水酸化ナトリウムが使われていますが、これらは、強いアルカリ性のため、非常に刺激が強いです。
除毛クリームを使う際は、絶対に目に入らないようにしましょう。除毛クリームを塗った後の手で目を触ってしまうなど、うっかりによる事故に注意が必要です。
目に入った場合は病院へ
万が一除毛クリームが目に入ってしまった時は、すぐに目を洗浄することはもちろんですが、必ず眼科を受診する必要があります。たとえ痛みや異常が感じられなくても、自己判断せずに、すぐに病院で診てもらってください。
気軽に購入できる製品ではありますが、化学薬品であり目にとって危険な成分が含まれているということを、きちんと踏まえて使用しましょう。
アレルギーを起こす可能性がある
除毛クリームは、配合されている薬剤によってはアレルギーを引き起こす恐れがあります。かゆみや炎症、震えなどの症状が出てきて、深刻な肌トラブルや体調の異常に発展する可能性もあります。
アレルギーを起こすかどうかは、使用する人の肌の状態や、配合成分によって決まるため、予測することは難しいです。新しい製品を使用する際には、事前にパッチテストを行い、アレルギー反応が起こらないかをチェックしましょう。
デリケートな部位に使用できないものが多い
VIOや、粘膜付近、顔などダメージを受けやすい部位へ使用できないものが多いのも、除毛クリームのデメリットです。VIOや男性のひげなどは、処理の頻度が多かったり処理しづらいかしょなので、これらが使えないと意味がない感じる人も多いです。
購入してから使えなかったと後悔したり、使用方法を無視して使ってしまい肌に悪影響を与えないように、自分が除毛したい部位に使えるかどうかの事前確認が必要です。
繰り返しの処理が必要
除毛クリームを使うことで期待できる効果は、あくまでも除毛であって、毛根から処理する脱毛ではありません。
肌表面の毛を処理するため、使用してすぐはツルツルになりますが、数日でまた毛は生えてきてしまいます。毛が伸びてきたら処理する、ということを繰り返す必要があり、脱毛のようにムダ毛処理の手間がなくなるわけではありません。
【除毛(脱毛)クリームの仕組み】使用手順と注意点
除毛(脱毛)クリームの正しい使用手順
- 使用前にパッチテストを行う
- 使用する部位を清潔にする
- 脱毛クリームをムラなく塗る
- 説明書の記載時間通り放置する
- スポンジなどで除毛クリームをふき取り、シャワーできれいに流す
- 保湿クリームなどで、アフターケアを行う
初めて使用する際にはパッチテスト
除毛クリームは肌に直接塗って使用するため、肌に炎症やかぶれなどの異常を引き起こすリスクが少なからずあります。配合されている成分や、使う人の肌との相性によるので、完全に安全と言い切れる製品はありません。
敏感肌用、低刺激と書いてあっても、すべての人の肌に異常が出ないわけではありません。どんな製品であっても、使用前には必ずパッチテストを行い、肌ダメージのリスクを低減しましょう。
パッチテストの手順
- 使用する除毛クリームを、腕の裏の皮膚が柔らかい部分に、10円玉程度の範囲に少量塗る
- 製品が指定する放置時間そのままにする
- クリームを取り除き、皮膚の様子を見る(この時点で赤くなっていたかゆみがあるなど、肌に異常が出た場合は使用しない)
- その後24時間置いておく(この間に肌に異常が出た場合は使用しない)
- 問題がなければ、使用可能
素手で塗らない
除毛クリームに含まれている成分は、タンパク質に作用します。そのため、体毛だけでなく、手のひらや髪、爪などへも影響を及ぼす可能性があります。
除毛クリームを塗る際には、クリームを直接触らず、チューブから直接塗る、手袋を着用する、ヘラを使うなどしましょう。放置後にクリームを取り除く際も、スポンジやタオルを使います。
特に髪や除毛したい部位以外の肌など、知らない間に付いてしまうと取り除き忘れてしまいやすい箇所は注意が必要です。
クリームはたっぷり塗る
除毛クリームを使う際に、量が少ないと思ったような効果が得られない場合があります。指定された放置時間をしっかり守れば、肌へのダメージも最小限に抑えられますので、塗る量はしっかりたっぷり塗るようにしましょう。
また、塗りムラがあると、除毛効果にもムラが出てしまいます。ヘラなどを使い、できるだけムラがないように均一に伸ばしてください。
永久脱毛はできない
除毛クリームで期待できる効果は「除毛」であって、脱毛クリニックやサロンのように「永久脱毛」はできません。永久脱毛とは、FDA(米国食品医薬品局)が定める定義で「レーザーを3回照射後6か月経過した時点で67%以上の毛が減っている」状態を指します。
脱毛サロン・クリニックであってもレーザー機器の出力によっては永久脱毛の効果が得られない場合もありますが、除毛クリームは基本的に数日~1週間除毛するだけで、脱毛の効果自体がありません。
お風呂上りに使うと効果的
除毛クリームを使うタイミングとしては、お風呂上りが効果的です。なぜなら、お風呂に浸かることで毛穴が開き、平常時よりも除毛クリームの浸透作用が高まると考えられるからです。できるだけ毛根近くまで除毛したいと考える人は、お風呂上りに使用しましょう。
メンズ用なら剛毛でも効果あり
同じ除毛クリームであっても、使用者の毛質によって得られる効果に違いがあります。元々の毛が太く硬い剛毛であればあるほど、ケラチンの結びつきが強く、クリームの効果が感じられなくなってしまいます。
通常の除毛クリームではなかなか効果が実感できないという場合には、メンズ用・剛毛用など、太い毛にも使える製品を使いましょう。
除毛(脱毛)クリームの仕組みを知って除毛しよう!
除毛(脱毛)クリームはムダ毛を溶かす、と聞くと、何か体に悪影響があるような印象を受けますが、使用方法を守れば、決して危険な製品ではありません。使用可能部位や放置時間など、除毛クリームを使う上での注意点をしっかり守ることで、最低限のダメージできれいに除毛することができます。除毛(脱毛)クリームの仕組み・原理・成分などを知ることで不安を解消し、除毛(脱毛)クリームを試してみてください。