除毛(脱毛)クリームの使用頻度や効果期間はどれくらいがベスト?
除毛クリームの使用頻度はどのくらいが適正なのか、期間をどのくらい空ければ良いのか、などについて解説します。また合わせて除毛クリーム以外の方法や、除毛クリームの気になるQ&Aなども紹介します。除毛も含め、毛の処理全般に詳しくなれる記事になっています。
目次
除毛(脱毛)クリームの使用頻度と期間が知りたい
除毛クリーム(通称「脱毛クリーム」)はどのくらいの頻度で使用すれば良いのか、どのくらい期間を空ければ肌に負担が掛からないのか、といった疑問を持っている人は多いはずです。除毛クリームは正しく使えば毛が綺麗になくなるというメリットを得られますが、頻度を間違えれば肌荒れの原因にもなります。
そこで除毛クリームの正しい使用頻度、効果的な使い方、などについて解説します。
男性の除毛(脱毛)クリーム 使用頻度の目安
平均使用頻度は週1回
除毛クリームは平均的に週1回程度の使用が目安です。カミソリなどで剃るよりは綺麗に処理できるため、生えてくるまでに時間が掛かります。そのためこのくらいの頻度で十分綺麗な状態を維持できるのです。
ただし、肌が弱い人だと週に1回の使用でも肌荒れしてしまう可能性があります。週1の使用で肌が荒れてしまう場合は、月1~2回程度に頻度を落とした方が良いでしょう。
除毛クリームでどのくらい肌荒れするかは個人差があるので、自分の肌の状態を見て判断してください。
部位ごとに使用頻度は変えたほうが良い
人間の体は部位によって毛の生えるスピードが異なります。たとえば、ワキは1日に約0.3mm、腕は1日に約0.2mm、足は1日に約0.2mmと言われています。もちろん個人差はありますが、ワキなどは全身の中でも毛の伸びるスピードが速いです。
そのため毛の伸びる速さに合わせ、部位ごとに使用頻度を変えた方が良いでしょう。
脇毛の場合
脇毛は1日で約0.3mm伸びるので、1週間経つと2.1mm程度伸びることになります。そのため、肌が大丈夫そうなら除毛クリームを使う頻度を少し上げても良いかもしれません。
すね毛・腕毛の場合
すね毛・腕毛は1日に約0.2mm程度伸びるので、他の部位に比べて特別速いわけではありません。また毛の密度も少ないので、1週間に1回、もしくはそれよりも少ない頻度で問題ないかもしれません。
VIOの場合
VIOは脇毛と同様に1日に約0.3mm、もしくはそれよりも少し速く伸びます。また密度も濃い部分なので速く濃くなっていきます。しかし肌がデリケートな部分なので、あまり高頻度で除毛クリームを使用することはおすすめできません。
除毛クリームを使った場合毛先の断面が広がらないので、カミソリで剃った場合のようにチクチクしません。そこまで人に見られる部位でもなく多少生えていてもデメリットは特にないので、頻度を下げると良いでしょう。
除毛クリームは使いすぎると肌に悪影響
毛の生えるスピードについて説明しましたが、これには個人差があります。人よりも剛毛だから毎日使いたい、頻繁に使用して綺麗な状態を維持したい、と考えている人もいるでしょう。
しかし、除毛クリームを頻繁に使用しすぎると肌トラブルの原因になります。除毛クリームを使用することで一時的に肌の表面に傷がついている状態になるので、しばらく回復を待つ必要があるからです。
男性の除毛(脱毛)クリームの効果持続期間
平均持続期間は3〜7日ほど
男性は女性よりも平均的に体毛が濃いため、平均持続期間は3~7日ほどです。ただしこれには個人差があり、7日以上経ってもほとんど毛が生えてこない人もいれば、1日である程度毛が伸びてくる人もいるでしょう。
除毛クリームの効果を長持ちさせるコツ
抑毛成分配合のクリームを選ぶ
通常の除毛クリームの成分に加え、抑毛成分が配合されたクリームもあります。抑毛に有効な成分は大豆イソフラボンで、大豆イソフラボンは男性ホルモンを抑えて女性ホルモンを活性化させます。
除毛クリームで除毛しつつ一緒に抑毛すれば、使用頻度を減らすことが可能です。
除毛クリーム使用後の保湿ケアも大切
除毛クリームを使い続けると肌へのダメージが蓄積されていきます。特に肌のダメージを加速させる要因が乾燥で、少しでも肌ダメージを抑えるためには保湿ケアが欠かせません。
除毛(脱毛)クリームの効果的な使い方
使用前にパッチテストをおこなう
除毛クリームは体質的に合う合わないがあり、それを見極めるための手段がパッチテストです。特に除毛クリームに含まれている「チオグリコール酸カルシウム」という成分は、多かれ少なかれ人間の肌を溶かします。
なぜならタンパク質を溶かす成分だからです。毛も肌も同じタンパク質なので、毛を溶かそうとすると少なからず肌も溶けてしまいます。肌の強い人ならそれほど問題ないのですが、肌が敏感な人だと痛みや肌荒れの原因になるので、パッチテストは面倒臭がらずにやった方が良いです。
バッチテストの方法は簡単で、少量のクリームをどこか任意の部分に塗り、規定の時間放置して洗い流します。早い人だとすぐに肌荒れ等が起こりますが、24時間程度経過してから症状が現れるケースもあります。
そのため実際に除毛クリームを使用するのは、パッチテストが終わってしばらく経ってからの方が良いでしょう。
入浴後の使用がおすすめ
除毛クリームは毛穴が開いているタイミングで使用するのがベストです。毛穴が開いているとより毛穴の深いところに除毛クリームが届くからです。またお風呂上りだと毛穴が開くだけでなく、毛穴の汚れが落ちている、毛が柔らかくなっているので除毛しやすいといったメリットもあります。
除毛クリームを塗るときの注意点
水分をふき取る
除毛クリームを使用する際は、なるべく水分を拭き取ってからの方が効果が高まります。水分が付いていると状態だと、除毛クリームの濃度が薄まってしまうため、効果が落ちます。
長い毛はカットしておく
長い毛が残っていると、その分除毛クリームがその長い毛を溶かすことに使われます。根本以外の部分を溶かすのは除毛クリームの無駄になるので、なるべく長い毛を残さないようにカットしてから除毛クリームを使用した方が効率的です。
クリームは適量を塗る
除毛クリームは適量を塗ります。クリームが少なすぎると毛を溶かすのに十分ではないため、洗い流した後に毛が残ってしまいます。逆にクリームを多くすればするほど効果が高まるわけではなく、肌に密着しなかった分は無駄になります。肌に密着する分の適量を塗るのがベストです。
除毛後はきれいに拭き取り保湿ケア
保湿成分に注目
除毛後は保湿が重要です。除毛クリームはタンパク質を溶かす成分が含まれており、それにより毛を溶かすのですが、その際多かれ少なかれ肌の表面のタンパク質も一緒に溶かしてしまうことになります。
表面が少し溶けた肌は傷がついているため乾燥しやすく、乾燥を最大限防ぐには保湿が重要です。そして保湿に有効な代表的な成分はヒアルロン酸、コラーゲンなどです。
まずヒアルロン酸は水を多く保持する能力がある高分子です。もともと人間の体にあるものですが、外部からも補えます。コラーゲンは肌にハリと弾力を持たせます。
抑毛ローションがおすすめ
抑毛ローションの代表的な成分は、大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをします。これにより発毛の原因である男性ホルモンを抑え女性ホルモンを活性化し、結果的に抑毛につながります。
男性におすすめ除毛(脱毛)クリーム4選
NULL REMOVER CREAM FOR MEN
メーカー | NULL |
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商品名 | |
内容量 | 200g |
塗布時間 | 5~10分 |
使用可能部位 | 全身 |
保湿成分配合 | 〇 |
低刺激性 | 〇 |
NULL REMOVER CREAM FOR MENはメンズ用の除毛クリームで巨大シェアを誇る人気商品です。メンズ用の除毛クリームで何を選んで良いかわからない場合、NULLを選んでおけば間違いありません。
monovo ヘアリムーバークリーム
メーカー | MONOVO |
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商品名 | |
内容量 | 140g |
塗布時間 | 10~15分 |
使用可能部位 | 胸、腕、足、ワキ、腹 |
保湿成分配合 | 〇 |
低刺激性 | 〇 |
monovo ヘアリムーバークリームも人気の商品ですが、残念ながら顔やVIOといったデリケートな部分には使えないというデメリットがあります。実際使用したからといって何か肌トラブルが起こるとは限りませんが、少なくともメーカー側は推奨しています。顔、VIO以外の部位は、ごっそり除毛できます。
Veet Men バスタイム除毛クリーム 敏感肌用
メーカー | VEET |
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商品名 | |
内容量 | 150g |
塗布時間 | 5~10分 |
使用可能部位 | 足、腕、ワキの下、ビキニライン |
保湿成分配合 | 〇 |
低刺激性 | 〇 |
敏感肌用の除毛クリームです。男性用の除毛クリームは女性用に比べると刺激の強いものが多く、肌が弱い人は肌荒れしてしまうかもしれません。その場合敏感肌でもOKの商品を使用するのがおすすめです。
HMENZ メンズ 除毛クリーム
メーカー | HMENZ |
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商品名 | |
内容量 | 210g |
塗布時間 | 5~10分 |
使用可能部位 | アンダーヘア、ボディ |
保湿成分配合 | 〇 |
低刺激性 | 〇 |
除毛クリーム一覧表
比較項目 | おすすめ商品 |
---|---|
全身に使える | |
大容量 | |
肌に優しい | |
比較的長い時間の塗布に対応 |
除毛(脱毛)クリームと他の脱毛方法を比較
毛をなくす方法には、除毛クリーム以外にカミソリで剃る方法やエステサロンで脱毛する方法があります。これらの方法と比較した場合の除毛クリームのメリットは、手軽で、なおかつ綺麗に処理できることです。
まずカミソリと比較した場合、毛の奥深くまで処理できる分仕上がりが綺麗です。またエステサロンなどと比較すると、自宅で簡単にできるので手軽です。
一方で、カミソリと比較するとやや面倒、エステサロンのように毛が生えてこなくなる効果はない、といったデメリットがあります。その意味ではやや中途半端な方法と言えるでしょう。
ただし手軽で即効性がある方法の中では綺麗に仕上がるので、選択する方が多い方法でもあります。
自宅でできる処理法と比較
メリット | デメリット | |
---|---|---|
除毛クリーム | 毛の根元までなくなるので綺麗に処理できる 生えてきてもチクチクしない | 肌に合わないと肌荒れするリスクがある 待たなければならないので面倒 |
カミソリ | すぐに処理できる コストもそれほど掛からない | 仕上がりがそこまで綺麗ではない 毛の断面が広くなるので生えてきた際にチクチクする |
毛抜き | 綺麗に処理できる 生えてきたときにチクチクしない 毛抜きを買えば長く使えるので安い | 毛嚢炎などのリスクがある |
除毛クリームにはメリットもデメリットもありますが、手軽にできる割には綺麗に処理できて、また埋没毛などの心配もありません。そのため多くの人が好んで選択している方法です。
除毛クリームのメリット
- エステサロンやクリニックよりも手軽
- 綺麗に処理できる
- 即効性がある
- 体質にさえ合えば、埋没毛のリスクがない
自宅でできる分手軽で、なおかつ綺麗に仕上がります。自宅で簡単に綺麗に仕上げたいのであれば、除毛クリームという選択肢は合理的でしょう。
除毛クリームのデメリット
除毛クリームには上記のようなメリットがある一方で、自宅でやる割には待たなければならないので面倒、カミソリや毛抜きよりは高い、しばらくするとまた生えてくるので永続性はない、などのデメリットもあります。
脱毛サロン・クリニックと比較
脱毛サロン・クリニックは、除毛クリームとは異なり長期的な効果を期待できるものです。
脱毛サロンのメリット
- クリニックに比べると比較的安価に脱毛できる
- 一定期間継続すると、毛が徐々になくなっていく
- スタッフに任せていれば、勝手にやってくれる
脱毛サロンはクリニックと比べるとリーズナブルなので、サロン脱毛する人が多いです。また一定期間継続して通い続けることで、効果を実感できます。自分で何かしなければならないわけではなく、サロンに行って後はスタッフに任せられる点も楽です。
クリニックのメリット
- 肌がツルツルになる
- 髭剃り等の手間がなくなる
- 清潔感が増す
- サロンに比べて短期間で効果を発揮できる
- 半永久的に毛がなくなる
クリニックでの脱毛はサロンでの脱毛に近いですが、医療機関でしか扱えない威力のレーザーを使用しています。そのためサロンよりも短期間で高い効果を発揮します。
除毛(脱毛)クリームの気になる疑問を解決
- 除毛クリームをすると濃い毛が生えてくるの?
除毛クリームを使用したからといって、濃い毛が生えてくることはありません。なぜなら毛を溶かしているだけだからです。逆に言えば除毛したからといって毛が薄くなるわけでもありません。
- 除毛クリームは永久脱毛ではない?
除毛クリームは永久脱毛ではありません。毛穴から生えている毛を溶かすだけなので、しばらく放っておくとまた毛は生えてきます。
- 除毛クリームが肌に合わないときは?
除毛クリームによって肌荒れなどが起こるときは、すぐに使用を辞めた方が良いです。また症状が比較的重い場合や心配な場合は、病院で一度診てもらった方が良いでしょう。
- 除毛クリームは顔に使っても良いの?
基本的に、除毛クリームを顔に使うことはできません。顔は肌が敏感なので、体よりもトラブルが起こりやすいです。また目に入ると危険です。どうしても使いたい場合は自己責任になります。髭に使える除毛クリームはありますが、それでも顔全体、特に目の近くの使用は推奨されていません。
自分の肌に合わせて除毛(脱毛)クリームを使おう
除毛クリームは利便性が高く、自宅で綺麗に毛を処理できます。ただし体質によっては肌トラブルが出ますし、一回の使用で問題なくても、頻繁に使用しすぎると肌トラブルの原因になります。
除毛クリームは自分の肌に合わせて使用することが重要で、除毛クリームを使用する際には必ず肌の状態を確認しながら使うようにしてください。