自宅(家)で永久脱毛は可能?自宅(家)でできる簡単脱毛方法や注意点を解説
サロンやクリニックに通わず自宅で永久脱毛ができたらラクなのに…と思っていませんか?家でツルツル状態を維持できるようになる方法はどのようなものがあるのかを解説します。肌トラブルの少ない脱毛を行うコツ、永久脱毛に近付ける方法も紹介します。
目次
自宅で永久脱毛することはできるの?
サロンやクリニックに通わずに、自宅で永久脱毛ができたらいいな…と、多くの人が感じているのではないでしょうか。家で簡単に永久脱毛ができれば、時間もお金も大幅に節約できます。
自宅で脱毛となると、自宅用脱毛器やカミソリ、除毛クリーム、ブラジリアンワックスなどさまざまな方法がありますが手っ取り早く、かつサロンやクリニックに近い方法としては自宅用の脱毛器が挙げられます。
自宅用脱毛器は高価なものも少なくないが、長くきれいな状態が維持できることから大変人気となっています。
自宅用脱毛器は医療レーザー脱毛やサロンの光脱毛とメカニズムは同じです。しかし、パワーが異なり、自宅用脱毛器を使っても永久脱毛はできません。自宅用脱毛器を使って少しでも永久脱毛に近付けるために知っておくべきコツをご紹介します。
自宅用脱毛器で永久脱毛に近づけるポイント
永久脱毛はできない
自宅用脱毛器では、厳密な永久脱毛はできません。脱毛が手軽に行える点やきれいな状態が比較的長く続くものが多くあるが、一生毛が生えてこなくなるものではありません。
まずは永久脱毛がどのような状態なのかをおさえておきましょう。
永久脱毛とはどんな状態?
日本では「永久脱毛」と一般的に言われていますが、正確には永久的にツルツルな状態を維持できる方法は、美容電気脱毛しかないと言われています。
アメリカのFDA(米国厚生省食品医療局)では、「3回レーザーを照射した後、半年後に67%以上の毛が減っている状態を維持できる」 状態を、永久脱毛と定義しています。
クリニックで行う永久脱毛であっても、「一度処理をすれば永久に毛が生えてこない」状態ではないのです。
家庭用脱毛器での脱毛効果
家庭用の脱毛器でも脱毛は可能です。ある程度の減毛効果を得ることもできます。
しかし、医療クリニックで使用する大出力のレーザー脱毛でも、永久脱毛とは言えないのが現状です。自分で簡単に扱え、家庭用の電源でも使える低出力の家庭用脱毛器では、永久脱毛を維持することは不可能です。
家庭用の脱毛器でより脱毛効果を高くし、ツルツル状態を継続させるためには、使い方をしっかりマスターすることが必要です。
家庭用脱毛器の使用のポイント
家庭用脱毛器には永久脱毛効果はありませんが、使い方によってムダ毛の手入れが格段に楽になります。家庭用脱毛器を使って、少しでも永久脱毛に近付けるための方法を紹介します。
毛周期に合わせる
レーザー脱毛や光脱毛は、黒い色に反応するという特徴があります。そのため、毛が抜けた状態、生えていない状態では効果が発揮されません。成長期の毛に照射することで、脱毛することができ、さらに次の発毛までの時間を長く保てます。
毛周期の成長期に合わせて家庭用脱毛器を使用し、タイミングをずらして何度か繰り返すことで、ムダ毛は少しずつ生えにくくなってきます。
- 成長初期…毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、毛が生え始めます
- 成長後期…毛がどんどん長くなり、皮膚の外まで伸びていきます
- 退行期…毛が成長しきって、毛母細胞の分裂がとまり、毛の根っこの部分が離れて抜けます
- 休止期…毛が抜け落ち、次の毛が生える準備が皮膚下で行われます
毛周期は人によって異なります。また体の部位によってもスピードが異なり、同じ部位に生える毛でも、タイミングが異なります。そのため、いつでも同じように毛が生えているように見えるのです。
照射の際のポイント
家庭用脱毛器はどんどん改良が進み、以前のものと比較するとあまり強く痛まないようになってきました。それでも痛みがまったくないわけではありませんし、人によっては痛みを強く感じます。
照射する際に脱毛部分が痛まないようにするポイントを押さえておきましょう。
- 脱毛部分は事前にアイスパックなどで十分に冷やす
- 照射中も手元にアイスパックを用意しこまめに冷やす
冷やすことで痛みを軽減することが可能です。できるだけこまめに冷やしながら照射しましょう。
肌ケアを行う
照射後の素肌は、どんなに肌にやさしい機器を使っても肌へのダメージは避けられません。脱毛処理をした後の肌は、日焼け後のようにダメージを受けています。
- 照射前に入浴は済ませておき照射後はシャワーのみにする
- 照射後は化粧水などでしっかり保湿し肌ケアを行う
- 照射後の肌をひっかいたりこすったりして刺激しない
万一皮膚の炎症や腫れなどが起きた場合は、家庭用脱毛器か取扱説明書を持参して、皮膚科を受診してください。
家庭用脱毛器の使用の注意点
家庭用脱毛器は、プロが使用するレーザー脱毛や光脱毛機器よりはるかに低出力ではあるが、毛の根元にダメージを与えて脱毛・減毛を行うだけの刺激があります。そのため、注意点をよく理解してから使用しましょう。
ほくろやシミには照射しない
家庭用脱毛器は、毛の「メラニン色素」に反応するようにできています。メラニン色素は素肌にもあり、色が黒い人ほど多く、日焼けすると増えます。また肌が黒変した状態であるほくろやシミには、多くのメラニン色素が集まっています。
そのため、ほくろやシミに家庭用脱毛器をあてると、普通の肌よりも強い刺激を受けるのでさまざまなリスクが高まります。
- ほくろやシミなど黒変した部分にフラッシュがあたると非常に痛い
- フラッシュが強くあたりすぎることによりダメージの危険が高まる
- 強い刺激を与え続けることでほくろの病的な異変をうながす
ほくろやシミがある場合は、小さな丸シールなどであらかじめ保護してから照射しましょう。またほくろやシミが非常に多くて自分では脱毛しにくい場所は、サロンなどプロに任せた方が安心です。
日焼けをしない
家庭用脱毛器を使用する予定がある場合は、あまり日焼けをしないように注意しましょう。日焼けをするとメラニン色素が増えるため、白い素肌よりも痛みが強くなります。また刺激も強まります。
さらに日焼けは軽度のやけどのようなものなので、肌はダメージを受けています。さらにフラッシュで刺激を与えることでダメージが重なり、赤く腫れる場合もあります。
海やプール、アウトドアなどで真っ黒に日焼けしてしまった場合は、しばらく家庭用脱毛器を使用することは控えましょう。
粘膜部分に照射しない
粘膜部分への照射は、ほとんどの家庭用脱毛器で禁止しています。粘膜は素肌と違って薄いため、トラブルの危険も高くなります。
粘膜部分の脱毛といえば、くちびる、VIO部分などが挙げられます。髭を脱毛する際は、くちびるにフラッシュがあたらないように気を付けましょう。
家庭用脱毛器のなかにはVIO脱毛が可能なものもあるが、VIO部分の毛は他の体毛と異なり、とても太くて濃いという特徴があります。さらに陰部の皮膚は手足などに比べて薄く色素沈着もしやすいため、フラッシュ脱毛の痛みはより強くなります。また自分ではよく見えない部分でもあるので、特に気を付ける必要があります。
永久脱毛ができる医療レーザーと自宅脱毛の違い
他の脱毛方法との比較
家庭用脱毛器でのヒゲ脱毛を、他の脱毛方法と比較してみましょう。
比較項目 | 家庭用 脱毛器 | 光(フラッシュ) 脱毛 | 医療レーザー 脱毛 | ニードル (美容電気)脱毛 |
---|---|---|---|---|
効果 | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
痛み | △ | 〇 | 〇 | × |
回数 | 生えてくるたび 何度も | 15回程度 | 5~10回 | 5~6回 |
期間 | 生えてくる限り | 2~3年程度 | 1~2年程度 | 1年程度 |
費用(ヒゲ) | 7~8万円 | 15~18万円 | 18〜20万円 | 15〜20万円 |
受けられる場所 | 自宅・家 | 脱毛サロン・エステ | クリニック | クリニック |
もともと、完全な永久脱毛と呼べるのは1本1本処理を行うニードル脱毛だけ、という説もあります。しかし痛みが強く時間とお金がかかるため、医療レーザー脱毛やサロンの光(フラッシュ)脱毛が主流になっています。
家庭用脱毛器はサロンやクリニックほど高い効果は得られません。でもサロンやクリニックのように予約をとる必要や、他人と関わる必要がない気楽さというメリットもあります。
素人が行うため、出力が低いわりに痛みが強くなることもしばしばあります。また、肌トラブルが起きた時に適切なケアができないデメリットもあります。
脱毛効果の違い
家庭用脱毛器は医療レーザー脱毛やサロンの光脱毛と比較すると脱毛効果が低くく、照射の時間もかかります。
それは、医療用のレーザーやサロンのフラッシュよりも出力が弱く、家庭における肌トラブルなどのリスクを軽減しているためです。
脱毛にかかる回数・期間の違い
クリニックのレーザー脱毛も、サロンの光脱毛も、家庭用脱毛器による脱毛も、毛周期に合わせて照射するという方法は変わりません。体毛の成長期に照射することで、次に生えてくるまでの時間をのばし、ツルツルの時期を長く保ちます。
しかし家庭用脱毛器は、クリニックのレーザー脱毛やサロンの光脱毛と比較すると出力が弱いため、どうしてもすぐに次の毛が生えやすかったり、きれいに抜けきらなかったりします。
そのため、プロに任せるよりも多くの回数照射することが必要になり、その分毛周期に合わせて長い期間行わなければなりません。
脱毛にかかる費用の違い
家庭用脱毛器は、本体を購入するだけでなく、照射用のカートリッジを購入する必要があります。一度本体を買えば電源を入れるだけでずっと使えるわけではなく、ランニングコストがかかります。
しかしクリニックで医療用レーザー脱毛を受けるより比較的安い価格で脱毛ができます。また予約がなかなか取れないうちに、また毛が生えてきてしまったという事態も防げます。
家庭用脱毛器のメリット・デメリット
家庭用脱毛器のメリット
- 費用が安い
- 予約の必要がない
- 誰にも見られずにすむ
家庭用脱毛器は本体を買ってカートリッジを補充しながら全身に使用できるため、医療レーザー脱毛を数回受けることと比べれば安上がりです。
また、家庭用脱毛器の最大のメリットは家にいながらにして脱毛ができる点です。人気の高いサロンやクリニックだと予約が取りにくく、計画的な脱毛ができないこともあります。
人に見られたくない部分の脱毛も家庭用脱毛器であれば人目を気にせずに済みます。
ヒゲやVIOにも使える
家庭用脱毛器のなかには、ヒゲやVIOにも使用できるものがあります。VIO脱毛は粘膜に近く、色素沈着もあるため注意が必要ですが、出力を最弱から行いしっかり冷やしながら行うことで上手に脱毛できます。
家庭用脱毛器を購入する時に、どのパーツを脱毛したいのかをよく考えヒゲやVIOも脱毛可能なものを選ぶと良いでしょう。
家庭用脱毛器のデメリット
- 肌トラブルのリスクがある
- 冷却などすべて自分で用意する必要がある
- 十分な効果が得られない・ムラができる
- 処理後のケアも自分でする
- 肌トラブルが起きても自己責任
家庭用脱毛器は低出力といっても、肌への刺激は避けられません。不慣れなうちは、うまく扱えずに肌トラブルを起こすリスクもあります。また、肌トラブルが起きたとしても機器の不具合でなければ自己責任となってしまいます。
サロンやクリニックでは処理の際に必要なものや脱毛後の肌ケアも料金に含まれています。しかし、自宅で行う場合は自分で用意しなければなりません。
また、自分自身の体は手が届きにくかったり、見えにくかったりする部分が多く存在します。そのような部分は照射がムラになってしまうなど、充分な効果が得られない可能性もあります。
自宅で簡単!家庭用脱毛器のおすすめ5選
ケノン KE-NON
ケノンの特徴
非常に売れており、使用している人の評価も高い家庭用脱毛器です。本体価格は高めですが、カートリッジ交換して使えるため、長い期間使い続けられます。家族やカップルで使うこともできます。
ケノンの商品情報
比較項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | エムテック |
価格(アマゾン) | 69,800円 |
電源方式 | 交流式 |
種類 | フラッシュ |
使用可能部位 | ヒゲ・Vライン可能 |
レベル調整 | 10段階・1,3,6連射 |
カートリッジ交換 | 要・1カートリッジ最大300万発 |
パナソニック 光美容器光エステ
パナソニック 光美容器光エステの特徴
女性、男性ともに使用できます。男性のヒゲにも対応できるため、人気があります。また国内の大手電機メーカーのアイテムという点も安心感があると好評です。
パナソニック 光美容器光エステの商品情報
比較項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | パナソニック(Panasonic) |
価格(アマゾン) | 31,450円 |
電源方式 | 電池式 |
種類 | フラッシュ |
使用可能部位 | ヒゲ・顔・ボディ・Vライン |
レベル調整 | 5段階 |
カートリッジ交換 | 不要(約15万発) |
ブラウン シルクエキスパート
ブラウン シルクエキスパートの特徴
フラッシュを肌の色に合わせて自動調整するシステムを搭載しています。連続照射が可能で、形にもこだわっているため自分で処理がしやすい脱毛器です。ただし男性のヒゲへの使用は推奨されていません。
ブラウン シルクエキスパートの商品情報
比較項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | ブラウン |
価格(アマゾン) | ¥38,675 |
電源方式 | 交流式 |
種類 | フラッシュ |
使用可能部位 | 顔・ボディ(男性のヒゲはのぞく) |
レベル調整 | 3段階(自動調節) |
カートリッジ交換 | 不要(約30万発) |
トリア パーソナルレーザー脱毛器
トリア パーソナルレーザー脱毛器の特徴
男女ともに使用でき、男性のヒゲにも対応しています。充電式なので脱毛処理中にコードが邪魔になることもありません。家庭用脱毛器では珍しい、レーザータイプです。
トリア パーソナルレーザー脱毛器の商品情報
比較項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | トリア |
価格(アマゾン) | 在庫切れ |
電源方式 | 充電式 |
種類 | レーザー |
使用可能部位 | ヒゲ・フェイス・ボディ・Vライン |
レベル調整 | 5段階 |
カートリッジ交換 | 不要 |
フィリップス 光脱毛器ルメアプレステージ
フィリップス 光脱毛器ルメアプレステージの特徴
顔用・ボディ用アタッチメントがついているので、パーツに合わせて脱毛しやすい構造です。だいたい4回程度でムダ毛の7割以上が目立たなくなり、一回のお手入れもスピーディです。男性のヒゲへの使用は推奨されていません。
フィリップス 光脱毛器ルメアプレステージの商品情報
比較項目 | 説明 |
---|---|
メーカー | フィリップス |
価格(アマゾン) | 59,878円 |
電源方式 | 交流式 |
種類 | フラッシュ |
使用可能部位 | ボディ・フェイス(ヒゲは不可)・Vライン |
レベル調整 | 5段階 |
カートリッジ交換 | 不要(約20万発) |
自宅でできる脱毛法で永久脱毛効果のあるものは?
自宅でできる脱毛方法には、ほかにもいろいろな種類があります。それらの脱毛方法には永久脱毛効果があるものは無いのでしょうか。
①毛抜き
特徴
毛抜きを使って、生えてきた毛を一本ずつ抜く方法です。最も簡単で、どこでもできる脱毛方法といえます。
メリット
- 低コスト
- どこでもできる
- 一本ずつ対応できる
- 抜いた後チクチクしない
毛抜きは手元にあればすぐに脱毛ができるので便利です。また、100円ショップでも購入できるなど非常に低コストでもあります。高価なものでも数千円で、ランニングコストはかかりません。
必要なものが毛抜きだけなので、どこにでも持ち運べます。外出先でも気になった部分をさっと抜いて処理できます。
また、カミソリや脱毛器では処理が難しいカーブやほくろ近くの毛なども、毛抜きなら一本ずつ抜けます。ヒゲなどまばらに抜いて薄くデザインすることも可能です。
毛を剃ると、太い状態で生えてくるため生え始めがチクチクしますが、抜くと細い状態で生えてくるためチクチクしません。チクチクやカミソリ負けが嫌だという人にも適しています。
デメリット
- 痛い
- 毛穴へのダメージとリスク
- 埋没毛になることがある
- お手入れし続ける必要があり時間がかかって面倒
毛根が元気な状態の毛を無理矢理引き抜くため、痛みやダメージがあります。
そのダメージを修復すべく、体は毛穴周辺にメラニン色素を分泌させるため、色素沈着などのリスクが避けられません。また埋没毛になるリスクも高まります。
毛抜きは毛根を根絶する方法ではないため、毛は生え続けます。生えてくる限り、定期的に抜き続けなければならず、時間と手間がかかります。
②ワックス脱毛
特徴
ワックスを脱毛したい場所に塗り、ワックス自体が固まるまで待つか、不織布を貼り付けて一気に剥がします。ブラジリアンワックスはVIO脱毛に使用することが多くあります。
メリット
- 広範囲を一度に脱毛できる
- 肌の角質ケアもできる
- 2~3週間はツルツルの状態になる
- 粘膜近くの毛も処理できる
ワックスを塗った部分の毛が一気に脱毛できるので、素早くきれいになります。 毛と一緒に肌の古い角質も取り去ることができ、産毛まできれいに無くなります。
個人差はありますが、一度ケアすれば2~3週間ほどはツルツルの状態が続きます。またVIO脱毛に使用されるブラジリアンワックスは、粘膜に近い場所の脱毛も可能です。
デメリット
- 剥がす際に痛みを伴う
- 埋没毛になることがある
- 2回目以降はムダ毛を伸ばす必要がある
- 定期的にお手入れが必要
ワックスを剥がすときには、強い痛みがあります。また、肌にダメージを受けることも多く、埋没毛になることがあります。
ワックスがムダ毛に絡まなければケアができないので、2回目以降はある程度ムダ毛が伸ばさなければなりません。ツルツル状態をワックスだけで維持することは難しいです。
毛根を根絶するケアではないため、生えてきたら手入れをし続けなければなりません。
③カミソリ
特徴
入浴時などに、自分で簡単にできます。カミソリはすぐに手に入るため、安くて手早い処理のひとつです。
メリット
- 安い
- 手軽でスピーディ
カミソリやシェービングフォームがあれば処理できるので、ランニングコストが安くすみます。カミソリさえあれば自分で広範囲を処理できるので、手軽でスピーディです。
デメリット
- カミソリ負けなど肌にダメージを与える
- 肌が乾燥する
- 色素沈着が起きやすい
- 生え始めがチクチクする
カミソリを使うと、毛と一緒に皮膚の表面も削ってしまい肌にこまかな傷が無数についた状態になります。細かな傷から雑菌が入りこんでしまったり、カミソリ負けを起こしてかぶれるなど、肌トラブルが起きる可能性もあります。
また、肌の表面にあるバリア機能をそいでしまうため、乾燥を招いてしまうことにもなりかねません。このように肌にダメージを与えることから、色素沈着や黒ずみが起きることも考えられます。
成長期の太いムダ毛を真横からカットすることになり切り口が鋭く、太くなります。そのため生え始めに毛穴周辺がチクチクしたり、毛深くなったように見えたりします。
④電気シェーバー
特徴
男性の髭剃り同様、ムダ毛用の電気シェーバーでムダ毛をカットする方法です。シェーバーを買うことで簡単にお手入れできます。
メリット
- 簡単で手早い
- ランニングコストが安い
- カミソリ負けしにくい
一本ずつケアする方法ではなく、広い範囲を簡単に手早く手入れできます。一度購入すれば、必要になるのはローションや電気となり、ランニングコストは安くなります。カミソリで剃るよりも、肌への負担も軽めです。
デメリット
- すぐにまた生えてくる
- 音が気になる
- 生え始めにチクチクする
すぐにまた生えてきてしまう点が一番のデメリットでしょう。ツルツルを保つためにはかなり頻繁に剃る必要があります。
シェーバー独特の音がするため、集合住宅で夜中に処理する場合などは、近隣への配慮が必要なこともあります。
カミソリ同様、毛の太い部分をカットするため、切り口が鋭く太くなります。その結果、生えてくるとチクチク肌にあたり、見た目も目立ちやすくなります。
⑤除毛クリーム
特徴
毛根の主成分であるたんぱく質を溶かす成分や、たんぱく質を分解する酵素などが配合されているクリームを除毛したい場所に塗り、一定時間置いて処理します。
メリット
- 手軽でスピーディ
- 使えるパーツが増えている
- 太い毛にも即効性がある
- 生え始めがチクチクしにくい
除毛クリームは広い範囲に塗る事ができるので、手軽かつスピーディに処理ができます。デリケートゾーンや男性のヒゲなどに使える商品が開発され、使える場所が増えています。
すねやVゾーンなど太い毛にも即効性があるため、急いでいるデート前などでもすぐにきれいにできます。カミソリのようにあせった上での切り傷といったトラブルも起きにくいです。
脱毛後に生えてくる毛は、先端が鋭くなっていないので、チクチクしにくいメリットもあります。
デメリット
- コストがかかる
- 肌に負担がかかる
- ツンとした独特の臭いがある
除毛クリームはそれほど高価なものではありませんが、両腕・両脚など全身に使えばあっという間に使ってしまいます。男性だと足りないこともあるかもしれません。また除毛クリームは毛根を根絶しないため、生えてきたら何度でも処理を繰り返さなければなりません。
体毛と同じたんぱく質でできている素肌も、除毛クリームの成分でダメージを受けます。中にはアレルギー反応が起きることもあるので、必ずパッチテストを行ってから脱毛する必要があります。
除毛クリームには、鼻にツンとくるような独特の臭いがあるものが少なくありません。最近はこうした臭いを抑えた製品も販売されていますが、ケミカルな刺激臭が苦手という人には不快かもしれません。
自宅での脱毛は肌トラブルに注意を
自宅で永久脱毛を行うことは不可能です。脱毛サロンと同じメカニズムで脱毛できる家庭用脱毛器もありますが、低出力なので完全に脱毛ができるわけではありません。脱毛した後にまた生えてくるため、毛周期に合わせて何度もケアする必要があります。
しかし、家庭用脱毛器を使用すると、その後の手入れはかなり楽になります。自分で行うため肌トラブルが起きるケースもあるので細心の注意が必要です。
カミソリなどを使った一般的な脱毛・除毛ケアには永久的に毛を生やさなくする効果はありません。そのため、生えてきたら何度でもケアする必要があります。素肌への負担をかける回数も多くなるため、自宅での脱毛は肌トラブルに注意し、スキンケアを充分に行うことが重要です。
何か不調が起きた際は、放置せずに皮膚科など専門医の診察を受けましょう。