永久脱毛は永久ではないって本当?仕組みや医療脱毛の効果を解説!
永久脱毛とは永久に毛が生えなくなる脱毛方法で、おもに医療レーザー脱毛のことだと思っている方が多いようです。しかし、実際には細かい定義があり少し異なります。この記事では永久脱毛の定義や仕組みを詳しく解説します。疑問の解消にぜひ役立てて下さい
目次
永久脱毛の定義や仕組みを検証
永久脱毛とは、脱毛をした部分からは永久に毛が生えなく脱毛方法であると思っている人が多いようです。しかし、実は永久脱毛には細かい定義があり、多くの人の認識とは少し異なります。
当記事では、永久脱毛の正しい定義やその仕組みについて詳しく解説します。一般的に永久脱毛といわれる医療レーザー脱毛やニードル(絶縁針)脱毛について詳しく知りたい人もぜひチェックしてみてください。
永久脱毛は永久ではないって本当?
永久脱毛は永久に毛が生えないことはない
永久脱毛とは、脱毛処理をした部分からは永久に毛が生えない脱毛方法だと思っている人が多いですが、実は違います。日本では永久脱毛の定義は定められていませんが、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)という機関が永久脱毛の定義を定めているので紹介します。
FDAによる永久脱毛の定義は、永久脱毛は永久に毛を無くすものではなく、「医療用レーザーを3回照射後、6ヶ月経過した時点で67%以上の毛が減っている状態」と定めています。
つまり、医療用レーザーを照射したあとに、一定量の毛が減っている状態であれば永久脱毛だといえる、ということです。この定義から、永久脱毛とは毛が完全に生えてこなくなると保証している方法ではないことがわかります。
永久を保証できない理由
ここでは、永久脱毛が永久を保証していない理由を紹介します。
ホルモンによる影響
永久脱毛が永久を保証できない理由のひとつにホルモンによる影響があります。なかでも、体毛やヒゲ・髪の毛などに影響を与える男性ホルモンは、大きく影響しています。
男性ホルモンの分泌量が増加すると、生えていなかった部分から新たに毛が生えたり、薄かった毛が濃くなることがあります。また、永久脱毛をした部位も例外ではなく、男性ホルモンの分泌量が増加すれば、新たに毛が生えてくる可能性も否めません。
男性ホルモンは、食生活や生活リズムの乱れ、ストレス過多、喫煙といった身近なことが原因で過剰分泌されることがあります。
このような理由から、男性ホルモンによる影響が原因で脱毛した部位から毛が生えてくる可能性があるので、永久脱毛は100%保証できないものになっています。
毛周期による影響
永久を保証できない理由の2つ目は、毛周期による影響です。毛周期とは、毛が生えてから抜けるまでのサイクルのことを指し、大きく成長期・退行期・休止期の3つに分かれています。
医療レーザー脱毛やニードル脱毛などで永久脱毛ができるのは、毛穴から毛が出ている成長期の毛だけです。そのほかの退行期や休止期にあたる毛に脱毛処理をしても効果がないため、脱毛効果を得るためには成長期になるのを待つしかありません。
仮に永久脱毛を終えたとしても、退行期や休止期にあたる毛穴が残っていれば、再び毛が生えてくる可能性があります。毛周期は人により異なり、毛穴によってもバラバラなので、永久脱毛をしたとしても毛周期の関係で再び毛が生える可能性はあるといえるのです。
永久脱毛ができる方法
永久脱毛とは、一定期間が経過しても一定の脱毛効果が継続している状態を指します。では、この定義にあてはまり永久脱毛ができる方法はどのようなものがあるのでしょうか?
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛とは、医療機関のみで使用できる医療レーザー脱毛機を使用した脱毛方法です。毛根のメラニン色素(黒色)に反応する医療レーザーを肌に照射し、発毛組織(バルジ領域・毛母細胞・毛乳頭など)を破壊して毛が生えないようにします。
パワフルなレーザーで発毛組織を破壊するので、脱毛効果が高いというメリットがあります。しかし、脱毛効果が高い分刺激も強いため、痛みを感じやすいというデメリットもあります。
ニードル脱毛
ニードル脱毛とは、毛穴に針を刺して電気を流し、発毛組織を破壊することで脱毛をする方法です。毛穴のひとつひとつに電流を流すのでその場で毛がなくなり、処理をした毛穴からは毛が生えなくなるといわれています。
ニードル脱毛には種類があり、クリニックなどの医療機関で受けられる絶縁針脱毛と、エステサロンなどで受けられる美容電気脱毛があります。
ニードル脱毛は永久脱毛の効果があるといわれますが、厳密には永久脱毛として認められるのは医療機関で行われる絶縁針脱毛だけです。
しかし、エステサロンなどで受けられる美容電気脱毛も毛穴に直接電流を流して発毛組織を破壊する脱毛方法であることに変わりありません。絶縁針脱毛より効果が下がるものの、十分な脱毛効果が期待できます。
光(フラッシュ)脱毛は減毛効果
光(フラッシュ)脱毛は、脱毛サロンやエステサロンで受けられる脱毛方法です。医療レーザー脱毛と同じように発毛組織にダメージを与えて毛が生えないようにしますが、医療レーザー脱毛と比較するとパワーが抑えられています。
そのため、脱毛効果も弱くなり永久脱毛とはいえず、減毛効果にとどまります。しかし、光(フラッシュ)脱毛はパワーが弱い分肌へのダメージも弱く、痛みも感じにくいというメリットがあります。
また、継続することで一定の減毛効果を維持できるので、肌が弱い人や痛みに弱い人にはおすすめの脱毛方法です。料金が安く、取り入れているサロンも多いので、続けやすい点も魅力です。
医療レーザーは使用機器にも注目
医療レーザー脱毛をする場合は、国家機関(日本の厚生労働省や、アメリカのFDA)による医療機器認定を受けた医療レーザー脱毛機であるかどうかに注目しましょう。
これらの国家機関が医療機器認定をしている脱毛機は、脱毛効果や安全性が正式に認められているものです。厳しい審査基準をクリアしている機器なので、より安心して脱毛を受けられます。
医療機器認定を受けていない脱毛機がNGということではありませんが、安全面や脱毛効果が気になる人は、医療機器認定を受けた脱毛機を使用しているクリニックや病院で施術を受けることをおすすめします。
医療レーザーでの永久脱毛の仕組みを解説
医療レーザー脱毛の仕組み
医療レーザー脱毛は、黒色に反応する医療用レーザーを肌に直接当てて、毛根の発毛組織を破壊することで脱毛する方法です。発毛組織自体を破壊するので、一度破壊した毛根からは毛が生えなくなるといわれています。
医療レーザーをあてるタイミングは、部位により異なりますが2~3ヶ月おきです。これは、毛の発毛サイクルである毛周期の成長期にあたる毛にレーザーを照射するためです。
一度の照射で全体の10~20%の毛しか脱毛ができません。そのため、毛周期に合わせて定期的にレーザーを照射する必要があります。
医療レーザー脱毛の特徴
医療レーザー脱毛は、脱毛効果が高い医療用レーザーを照射して発毛組織を破壊するため、高い脱毛効果が期待できます。さらに、ニードル(絶縁針)脱毛と比較すると一度に広範囲の脱毛が行えるため、脱毛に通う回数が少なくて済む点もメリットだといえるでしょう。
しかし、脱毛効果が高い分毛穴に与える刺激が強く、痛みが非常に強いというデメリットもあります。さらに、黒色に反応するレーザーを照射するため、日焼けしている肌やほくろ・タトゥーがある肌などには照射ができません。また、白髪には効果が無い、といった特徴もあるため、注意が必要です。
医療レーザー脱毛の痛みの程度
ヒゲ | VIO | 胸毛 | すね毛 | 腕毛 | |
---|---|---|---|---|---|
痛みの程度 | ◎ | ◎ | 〇~△ | 〇 | 〇 |
医療レーザー脱毛は、黒い色に反応してレーザーが熱に変わる仕組みです。そのため、黒くて濃い毛が生えていて、尚且つ肌がデリケートである「ヒゲ」や「VIO」などの部位は、レーザーが反応しやすく痛みを非常に感じやすい人が多いようです。
そのほかの腕毛やすね毛、胸毛などでも強い痛みを感じる人もいますが、個人差があります。しかし、ヒゲやVIOと比較すると痛みを感じにくい人のほうが多いといえるでしょう。
永久脱毛ができる脱毛機
医療レーザー脱毛機にも永久脱毛の定義を満たしているものとそうではないものがあります。次に紹介するのは永久脱毛の効果が認められている脱毛機です。
より安全で効果が高い脱毛をしたい場合は、下記の脱毛機を使用しているクリニックを選びましょう。
米国食品医薬品局が認めている
米国食品医薬品局が認めている永久脱毛ができる脱毛機はジェントルレーズとライトシェア・デュエットです。
ジェントルレーズは、日本で長い間最も多く使用されているアレキサンドライトレーザーを搭載している脱毛機です。アジア人の毛質や肌質に合ったレーザーをあてることができ、1回目の照射で効果を感じる人がいるほど脱毛効果が高い点が特徴です。
また、くすみやシミなどの改善にも効果的で、脱毛しながら美肌効果も期待できます。
ライトシェア・デュエットは、肌を吸引して毛根に集中してレーザー照射ができる脱毛機です。より効率的に毛根にレーザーを照射できるので、効果が高いうえに肌へのダメージが少なく、痛みが少ないという点が特徴です。
さらに照射部が大きいので、従来の脱毛機よりもスピード照射ができます。
日本の厚生労働省が認めている
厚生労働省が薬事承認を出している脱毛機は、ジェントルレーズプロとジェントルマックスプロです。
ジェントルレーズプロは、FDAにも認可を受けている脱毛機でアレキサンドライトレーザーを使用しています。ほかのレーザーに比べて波長が短いので、痛みや肌ダメージを抑える効果があります。
さらに毛穴を縮小する効果もあるため、くすみやシミなどの美肌治療にも効果的です。
ジェントルマックスプロは、アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーという異なる2つのレーザーを出力できる脱毛機です。2つのレーザーを使い分けることでより確実に発毛組織を破壊できるので、薄い産毛にも効果があることがわかっています。
また、1秒間に2ショットという高速照射が可能なことから、スピーディに脱毛することも可能です。
ニードル(絶縁針)での永久脱毛の仕組みを解説
ニードル(絶縁針)脱毛の仕組み
ニードル(絶縁針)脱毛は、ひとつひとつの毛穴に直接針を刺し、毛根部分に直接電流を流して発毛組織を破壊する方法です。
エステサロンで行われる美容電気脱毛は、ステンレス製のプローブと呼ばれる針を使用します。クリニックなどの医療機関で行われる絶縁針脱毛の場合もプローブを使用しますが、その周りを絶縁体というもので覆い、針の先端だけに電気が流れるようにしています。
絶縁針脱毛は、針の先端だけに電気が流れるので比較的痛みを抑えて脱毛できます。さらに、針の先端だけに美容電気脱毛よりも高温を出せるので、より脱毛効果が高いといわれています。
ニードル(絶縁針)脱毛の特徴
ニードル(絶縁針)脱毛は、1本1本の毛に直接電流を流す脱毛方法なので、確実に脱毛ができる点が大きなメリットです。一度電流を通した毛穴は、永久脱毛の効果が期待できると言われています。
また、医療レーザー脱毛などに比べると即効性があり、処理した毛はその場で抜けてなくなる点や、黒色に反応する脱毛方法ではないので、ホクロの部分や白髪なども問題無く脱毛できる点も大きなメリットだといえるでしょう。
一方、ニードル(絶縁針)脱毛は電流を毛穴に流す方法なので、痛みが非常に強いという点や、1本ずつ毛を処理するため時間と費用がかかる点などがデメリットだといえるでしょう。
ニードル(絶縁針)脱毛の痛みの程度
ヒゲ | VIO | 胸毛 | すね毛 | 腕毛 | |
---|---|---|---|---|---|
痛みの程度 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
ニードル(絶縁針)脱毛は、毛穴に直接電流を流す脱毛方法です。医療レーザー脱毛よりも直接的に毛根を破壊する力が働くため、ニードル(絶縁針)脱毛のほうがより痛みが強いといわれます。
ニードル(絶縁針)脱毛は、個人差があるものの、太い毛より痛みを感じやすいです。そのため、ヒゲやVIOなどは非常に痛みが強い部位であるといえるでしょう。
※VIOは部分によりニードル(絶縁針)脱毛ができないこともあります。
その他の部位も痛みは非常に強いですが、慣れてくれば我慢できる人もいるようです。
ニードル(絶縁針)脱毛ができる病院は少ない
ニードル脱毛のなかでも絶縁針脱毛は、医療行為にあたるため医療機関でのみおこなえます。
絶縁針脱毛は、エステサロンで行う美容電気脱毛よりも痛みが少なく効果も高い方法です。そのため、美容電気脱毛ではなく絶縁針脱毛をしたいという人も多いですが、できる病院の数が少ないというのが現状です。
どうしても絶縁針脱毛をしたい、という場合は、病院やクリニック探しから始める必要があるといえるでしょう。
ニードル(絶縁針)脱毛はデザイン髭に最適
ニードル(絶縁針)脱毛はデザイン髭に最適です。それは、1本1本の毛を丁寧に脱毛する方法だからです。
髭のデザインにこだわる人は、本単位で髭を細かくデザインしたいという人も多いことでしょう。ニードル(絶縁針)脱毛は、細かいデザインをスタッフと相談して決めることもできます。
デザインに凝りたい人には、ニードル(絶縁針)脱毛はとてもおすすめな脱毛方法です。
永久脱毛にかかる費用や回数
医療レーザー脱毛にかかる費用
ここでは、医療レーザー脱毛にかかる費用を部位ごとに紹介します。
ヒゲ脱毛にかかる費用
回数 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
1回 | 9,800円(3部位) | 25,200円(3部位) | 10,000円(ヒゲ1部位) |
3回 | 19,800円(3部位) | ―― | ―― |
5~6回 | 29,800円(3部位・6回) | 74,800円(3部位・5回) | 68,800円(3部位・6回) |
ヒゲ脱毛は「3部位以上のセット料金」を案内しているクリニックが多く、上記はおもに3部位セット料金を比較したものです。1回あたり10,000~30,000円程度で脱毛できるクリニックが多くあります。
脱毛を何回か続ける場合は、5~6回コースを選択したほうがトータル料金は安くなります。ヒゲの濃さやどの程度脱毛したいのかにより、回数を決めてからはじめたほうがよいでしょう。
VIO脱毛にかかる費用
回数 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
1回 | 15,800円 | 44,500円 | 44,000円 |
3回 | 38,880円 | ―― | ―― |
5~6回 | 72,000円(6回) | 98,800円(5回) | 140,000円(5回) |
上記はVIOセットの料金です。1回料金は10,000~40,000円台までと、クリニックにより開きがあります。また、5~6回コースも70,000円~140,000円台まで開きがあるので、トータルでかかる料金も大きく変わります。
コースで続ける場合はとくに、料金についてよく考えてから契約することをおすすめします。
胸毛脱毛にかかる費用
回数 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
1回 | 17,410円 | 19,900円 | 38,000円 |
3回 | 49,680円 | ―― | ―― |
5~6回 | 81,000円(6回) | 59,800円(5回) | 135,500円 |
胸毛脱毛は、1回の価格が10,000円台後半から30,000円台後半までと、クリニックにより開きがあります。
胸毛は広い部位ではあるものの、毛の生え方や濃さには個人差があるものです。ごく少量しか生えていない場合などは、費用が高いクリニックよりも低価格のクリニックに相談したほうがトータル料金を安くおさえる可能性が高いでしょう。
すね毛脱毛にかかる費用
回数 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
1回 | 17,410円 (ひざ下~足先) | 34,800円 (ひざ~足首) | 30,000円 (ひざ下のみ) |
3回 | 49,680円 (ひざ下~足先) | ―― | ―― |
5~6回 | 81,000円 (ひざ下~足先・6回) | 89,800円 (ひざ~足首・5回) | 108,000円 (ひざ下のみ・5回) |
すね毛脱毛は、1回10,000円後半から30,000円台で脱毛ができるクリニックが多いようです。クリニックによって価格差がある部位だといえるでしょう。
またクリニックによって、すね毛脱毛に「足先」を含むところと含まないところがあります。足先まで脱毛をしたい場合は、すね毛の脱毛料金に含まれているのか、または別料金なのかの確認をしたほうがよいでしょう。
腕毛脱毛にかかる費用
回数 | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
1回 | 17,410円 (両肘下~指先) | 13,300円 (肘~手首) | 26,000円 (前腕) |
3回 | 49,680円 (両肘下~指先) | ―― | ―― |
5~6回 | 81,000円 (両肘下~指先・6回) | 39,800円 (肘~手首・5回) | 90,000円 (前腕・5回) |
腕毛脱毛にかかる料金は、1回10,000~20,000円台で脱毛ができるクリニックが多いようです。比較的リーズナブルに脱毛ができる部位だといえるでしょう。
しかし、クリニックによって腕のどの範囲まで脱毛可能かが異なります。希望する部位がすべて含まれているか、確認をしてから脱毛をしたほうがよいでしょう。
医療レーザー脱毛にかかる回数
ヒゲ | VIO | 胸毛 | すね毛 | 腕毛 | |
---|---|---|---|---|---|
処理が楽になる | 4~5回 | 4~6回 | 2~3回 | 4~5回 | 3~5回 |
ツルツル状態 | 6~10回 | 8~10回 | 4~6回 | 5~10回 | 5~10回 |
医療レーザー脱毛にかかる回数は、部位により異なります。比較的回数が多い「ヒゲ」や「VIO」は、太い毛が密集して生えている部位です。
そのため、ほかの部位よりも痛みを感じやすく、照射時のレーザーのレベルを下げなければならないことがあります。照射レベルを下げた状態で脱毛をするので1回あたりの脱毛効果は減り、ツルツルの状態にするまでの回数が多くなることがあります。
ほかの部位も痛みを感じやすいですが、ヒゲやVIOほどではないことが多く、効果が表れにくい人でも10回程度照射するまでにはツルツルの状態にできるでしょう。
医療レーザー脱毛にかかる期間
ヒゲ | VIO | 胸毛 | すね毛 | 腕毛 | |
---|---|---|---|---|---|
処理が楽になる | 約半年 | 半年~1年 | 約半年 | 1年~1年半 | 半年~1年 |
ツルツル状態 | 10ヶ月~1年半 | 1年~1年半 | 半年~約1年 | 1年半~2年 | 1年~2年 |
医療レーザー脱毛は毛周期に合わせてレーザー照射を繰り返します。部位にもよりますが、2~3ヶ月に1度のペースでレーザー照射をすることが多いので、ツルツルにするまでには早くて約1年、遅くて2年程度はかかると思っていたほうがよいでしょう。
しかし、毛周期のタイミングは個人差もあり、3ヶ月以上間隔をあけてレーザーを照射する人もいます。その場合は、ツルツルになるまでの期間が延び、2年以上かかることもあるでしょう。
ニードル(絶縁針)脱毛にかかる費用
ニードル(絶縁針)脱毛は、本数や時間単位で費用を計算します。そのため、脱毛する範囲の広さによって費用が異なります。
本数単位の料金プランの場合、美容電気脱毛の場合は1本100~150円、絶縁針脱毛の場合は1本300~500円が相場です。
時間単位の場合は、美容電気脱毛が15分6,000円・30分10,000円程度、絶縁針脱毛の場合、15分9,000円・30分18,000円程度です。
非常に高額で、仮にヒゲなどの狭い部位を脱毛するだけでも、場合によっては100万円以上の費用がかかることもあるでしょう。
また、脱毛料金とは別に針代がかかること、クリニックであれば初診料や軟膏代、麻酔使用時の麻酔代などが必要になることにも注意が必要です。
ニードル(絶縁針)脱毛はとても費用がかかる脱毛方法です。全体を脱毛するよりも、部分的な脱毛に向いている方法だといえるでしょう。
ニードル(絶縁針)脱毛にかかる回数と期間
ニードル(絶縁針)脱毛は1本ずつ毛を処理するため、脱毛したい範囲が広く本数が多いほど脱毛に必要な回数や期間が増えます。
ニードル(絶縁針)脱毛した場合、30分で200本程度の脱毛が可能です。仮にヒゲ全体を脱毛したい場合、ヒゲの全体数が約20,000本なので、トータルで50時間ほどかかります。
ニードル(絶縁針)脱毛は毛が2~3mm伸びている状態で、1~2ヶ月に1回のペースで続けることが多いので、ほかの脱毛方法よりも通う回数が多く、期間も長いといえるでしょう。
自宅で永久脱毛はできない理由
家庭用脱毛器
家庭用脱毛機は、クリニックやエステサロンで行う医療レーザー脱毛や光(フラッシュ)脱毛を、家庭でもできるようにしたものです。 脱毛をする仕組みも同様で、発毛組織に熱でダメージを与えて毛を生えなくします。
家庭用脱毛器で永久脱毛ができない理由
家庭用脱毛器とクリニックやサロンは脱毛をする仕組みは同じであっても、家庭用脱毛器は自宅などで使用するものです。永久脱毛は医療機関以外ではできないため、家庭用脱毛器では毛根部分の破壊は不可能です。
家庭用脱毛器は定期的に継続利用することで効果が継続できますが、永久脱毛ほどの脱毛効果はありません。そのため、使うのをやめてしまうと再び毛が生えてきてしまいます。
安全のためパワーは弱い
家庭用脱毛器は家庭で使用できる機械です。安全のためにもクリニックやサロンの脱毛機と比較するとパワーが弱く設定されています。
そのため、クリニックやサロンで脱毛をするよりも効果が表れるのに時間がかかることが多く、脱毛効果を維持するには継続が必要です。
家庭で気軽に利用できるので、クリニックやサロンに通えない事情がある方にとってはとてもよい脱毛方法ですが、継続利用が手間になることもあるでしょう。
脱毛・除毛クリーム
脱毛・除毛クリームは肌に直接塗ることで効果を得ることができるため、簡単で即効性のあるものです。ドラッグストアなどでも比較的安価で手に入れることもできます。
脱毛クリームは2週間程度効果が持続
脱毛クリームは、1度使用すると2週間程度効果が持続します。しかし、そもそも脱毛クリームは表面に出ている毛を溶かすという処理方法です。毛を毛根からなくすのではなく、表面に出ている毛を除毛するという効果しかありません。
そのため、一時的に毛を無くすことはできても、当然ながら永久脱毛はできません。長期的に脱毛をしたい場合には適さない方法です。
生えている毛を取り除く
脱毛クリームと明記している商品だとしても、それは除毛クリームを指します。除毛クリームは毛穴から外に出ている毛を溶かすことで毛を取り除く脱毛方法です。
そのため、表面の毛はきれいになりますが、毛穴に毛根は残るため、完全にきれいな肌の状態にはなりません。また、除毛クリームの毛を溶かす成分が強すぎて肌荒れを起こす危険性もあります。
除毛クリームはデリケートゾーンなどを避け、一時的に使用する方法がおすすめです。
ブラジリアンワックス脱毛
ブラジリアンワックス脱毛は、専用のワックスを塗布して毛を引き抜くものでシートを貼って剥がすタイプや洗い流すタイプがあります。
ワックス脱毛は2週間程度効果が持続
ブラジリアンワックス脱毛は、毛を毛根から抜く脱毛方法なので、脱毛効果が2週間程度続きます。しかし、2週間ツルツルではなく、早い人であれば4~5日で次の毛が生えはじめます。
ワックス脱毛をした時点では毛穴も目立たずきれいな状態なので満足できるでしょう。しかし、強い痛みに耐えたとしても効果が続くのは2週間程度なので、ずっとツルツルの状態を持続するには向いていない方法だともいえます。
コツがいるので自己処理に向かない
ブラジリアンワックス脱毛は、ワックスを正しく塗り、一気に引き剥がして脱毛をする方法です。その一連の作業それぞれにコツがいるので、初心者には難しい脱毛方法かもしれません。
また、ワックスを塗ったシートを引き剥がすときに強い痛みを感じます。そして、その痛みに耐えられず、一気に引き剥がせない人も多いものです。結果的にワックス脱毛が上手くいかない、という人も多いようです。
ブラジリアンワックス脱毛は、自己処理よりもプロに任せて脱毛をしてもらうほうが確実です。自己処理で取り入れるのは難しいでしょう。
永久脱毛した男性の口コミ
ヒゲ脱毛の口コミ
ヒゲ剃りの手間が減って快適
評価:今日はヒゲ脱毛(10回目)の日です。医療レーザー脱毛はとても痛いですが、ヒゲ剃りの手間が無くなって快適です!
医療レーザー脱毛は安心感がある
評価:医療レーザー脱毛は確実にヒゲを脱毛できると思います。クリニックで受けられるので、医師と看護師がサポートしてくれる安心感もありますよ。継続して長いですが、確実にヒゲも減ってきています。
ヒゲが産毛程度しか生えてこなくなった
評価:医療レーザー脱毛でヒゲ脱毛をした結果、濃いヒゲがなくなって産毛しか生えてこなくなりました。安いクリニックに行ってますが、効果あります。値段は関係ないかもしれません。おすすめです。
ヒゲ脱毛の口コミは「髭剃り手間が減った」「産毛程度しか生えてこなくなった」など、高い効果に関する口コミがたくさんありました。医療レーザー脱毛による効果を確実に感じている人が多いようです。
また、クリニックという医療機関で受けられることの安心感も、大きなメリットと感じている人はたくさんいます。いざというときには医師や看護師にすぐ相談できるという点は、医療レーザー脱毛の大きなメリットだといえるでしょう。
VIO脱毛の口コミ
とにかく痛いが効果はある
評価:VIO脱毛をしていますが、とにかく痛いです。痛みに耐えられないので、たまに麻酔も使います。でも効果ありますよ!確実に毛は無くなっています。
リーズナブルなクリニックでVIO脱毛をしています
評価:クリニックで医療レーザー脱毛を受けています。サロンよりは確かに高いけど、手が届かない額ではないです。以前よりリーズナブルになったのかと思います。VIOラインをまとめて脱毛できるので気に入っています。
VIO脱毛の口コミでは、「痛みがあるが効果がある」「リーズナブルなクリニックもある」「VIOをまとめて脱毛できるのがよい」といったものが挙がっていました。
VIOという部位はデリケートな肌質をしていて、さらに毛も濃くて密度が高いという点が特徴です。そのため、どうしてもレーザーの痛みを感じやすいので、痛みに耐えることは必須となるのでしょう。
しかし、リーズナブルに脱毛できたり、まとめて脱毛できる点は魅力です。自己処理が大変な部分でもあるので、痛みに耐えて脱毛する甲斐がある部位だということがわかります。
胸毛脱毛の口コミ
5回照射して6割くらい減りました。
評価:ワイシャツを着たときに大量の胸毛が透けるのが嫌で医療レーザー脱毛をはじめました。濃いのですぐには減りませんでしたが、5回照射して6割くらい減ったので、これからも続けようと思います。
自己処理が楽になった!
評価:胸毛は範囲が広いので自己処理が地味に面倒でした。医療レーザー脱毛をした結果、完全に毛が無くなってはいないものの、シェービングがとても楽になりました。これからも継続してツルツルにしたいです!
胸毛脱毛についてもよい口コミがありました。そのなかでも、「自己処理が楽になった」「5回照射して6割くらい減った」という脱毛効果についてが多く語られています。
胸毛は範囲が広く、自己処理を続けるのは大変な部位です。また、ワイシャツの隙間から胸毛がのぞくなど、ふとしたきっかけで見えてしまう部位でもあります。
脱毛により毛量が減ればわずらわしさなども無くなり、日々の生活でもメリットを多く感じられる部位だといえるでしょう。
すね毛脱毛の口コミ
家庭用脱毛器から乗り換えました。
評価:家庭用脱毛器を使って処理していましたが効果を感じられず…医療レーザー脱毛に乗り換えました。そしたらあんなに抜けなかったすね毛にも効果ありでした。早くから医療レーザー脱毛をはじめていれば良かったです。
短パンが履きやすくなりました。
評価:マラソンをするのでよく短パンを履くのですが、濃いすね毛がほかの人に見られてしまうのが気になっていました。毎回剃るのも嫌なので思い切って医療レーザー脱毛をすることに。結果、1回目から効果がありました!このまま続けて見られても恥ずかしくないすねにしたいです。
すね毛脱毛に関しては、「家庭用脱毛器から乗り換えて効果が上がった」「1回目から効果があり、短パンが履きやすくなった」というようなよい口コミが挙がっていました。
なかでも家庭用脱毛器から医療レーザー脱毛に乗り換えたところ、目に見えて効果があったという口コミは、医療レーザー脱毛の効果の高さがよくわかります。
また、1回目からも脱毛効果を感じられるという点も、続けていくことでツルツルを目指せるという希望になりそうです。
腕毛脱毛の口コミ
痛いが腕毛に効果あり!
評価:腕毛は半袖を着たときに目立つので脱毛をしたい箇所でした。今回思い切って医療レーザー脱毛をしてみましたが、毛が濃いせいか痛みは強かったです。でも効果もあり、少しずつ腕毛が薄くなってきています。半袖を着やすくなる日も近い気がします。
腕は痛みを感じない
評価:色々な部位を医療レーザー脱毛していますが、腕はほとんど痛みを感じずにできました。しかも回数を重ねるごとに、痛みを感じにくくなっている気がします。
腕毛脱毛については、痛みについての口コミが多くありました。痛みを感じないという人もいれば、とても痛いと感じる人もいて、個人差が大きい部位であることが口コミからわかります。
しかし、脱毛効果については痛みの有無に関わらず「効果が高い」と感じる人が多いようです。
永久脱毛のことを知ってから脱毛へ
この記事では、永久脱毛の定義や仕組み、効果などについて詳しく解説しました。永久脱毛は、永久に毛が生えなくなると保証された脱毛方法ではない、ということをご理解いただけたでしょうか。
しかし、永久脱毛といわれる医療レーザー脱毛やニードル(絶縁針)脱毛は、一定の効果があると認められている脱毛方法です。脱毛をこれからはじめようという人は、脱毛方法についてチェックしてからはじめてみてください。