ブラジリアンワックスの10のメリットと8つのデメリット
ブラジリアンワックスは、IラインやOライン、鼻毛など粘膜付近の脱毛ができるメリットがありますが、脱毛ムラや痛みなどのデメリットもあります。失敗せずにブラジリアンワックスを使えるように、メリット・デメリットや使用上のコツなど詳しく解説します。
目次
ブラジリアンワックスのメリット・デメリットを徹底調査
海外で人気のブラジリアンワックスは、日本でも脱毛法のひとつとして注目されています。ブラジリアンワックスは、一瞬でムダ毛をキレイにしてくれツルツルの肌へ導いてくれますが、痛みを強く感じてしまうことがあります。
ブラジリアンワックスの脱毛で後悔しないために、メリットとデメリットを徹底調査しました。
ブラジリアンワックスの10のメリット
ブラジリアンワックスは痛みなどのデメリットばかり目立ちますが、脱毛することでメリットもたくさんあります。どんなメリットがあるのか、詳しく解説します。
メリット1.1回の脱毛で毛がなくなる
ブラジリアンワックスの最大のメリットは「1回の脱毛でムダ毛がなくなる」ことです。
ワックス脱毛は毛周期に関係ない脱毛法で、脱毛したその日にムダ毛知らずの肌を手に入れられます。
例えば、脱毛サロンやクリニックは毛の細胞組織にダメージを与える脱毛機を使用するため、一見すると脱毛スピードが早いように感じます。
ですが、毛は「成長期→退行期→休止期」という毛周期のサイクルで生え変わることから、1回の照射でムダ毛をなくすことができません。
脱毛機の多くは毛の成長期に効果が期待できるため、毛周期に合わせて何度か照射してムダ毛の成長を抑える必要があるのです。
その点ブラジリアンワックスは1回で脱毛できるので、スピーディーにムダ毛をなくせます。
メリット2.2週間程度きれいな状態をキープ
ムダ毛を抜いてから毛が再び伸びてくるまで、一般的な目安は約2週間です。中には1ヶ月ほど、新しく毛が生えてこない人もいます。個人差はあるものの、ブラジリアンワックスで脱毛してから約2週間も毛が伸び生えてこないため、きれいな状態が維持できるでしょう。
ブラジリアンワックスはカミソリなどで剃るのと違い、毛の根本の膨らみ部分である毛球部から抜きます。毛穴の中に毛が残っていないため、ムダ毛処理後に毛がすぐ生えたとしても、しばらくの間チクチク肌に悩まされません。
メリット3.古い角質を除去するためツルツル肌に
ブラジリアンワックスは、ムダ毛周辺の皮膚にもワックスを塗るため、皮膚表面の角質ケアも同時にできます。
本来なら肌表面にある角質は、肌のターンオーバーにより約4週間のサイクルで剥がれ落ちます。しかし、加齢やストレス、睡眠不足などの影響により、ターンオーバーが乱れて古い角質として肌表面に残ってしまうのです。
古い角質が残っていると「肌のザラつき」「毛穴の開き」「ニキビ」などのトラブルを引き起こしてしまいます。ブラジリアンワックスは古い角質ケアができるため、角質の再生力をサポートするメリットもあります。
メリット4.VIOなど粘膜付近も脱毛できる
ブラジリアンワックスは、脱毛サロンやクリニックなどの脱毛機では難しい粘膜付近の脱毛もできます。たとえば、IラインやOライン、鼻毛、耳の中など皮膚がデリケートな部分です。
脱毛機はメラニン色素に反応する特殊な熱エネルギーを利用する方式のため、粘膜付近の脱毛は肌トラブルのリスクがあります。そのため、粘膜付近の脱毛をお断りするケースが多いです。
ブラジリアンワックスの原料は天然由来のため、Iラインなどの粘膜に塗っても肌トラブルの心配はほとんどありません。全身隅々までキレイにできるため、鼻毛や耳毛など部分的な剛毛に悩まされている人にメリットが大きいでしょう。
メリット5.産毛まで脱毛できる
ブラジリアンワックスは粘着力のある液体(ワックス)をムダ毛に絡ませ、ワックスが固まって密着したムダ毛を抜くという仕組みです。粘着性が高いため、太い毛から産毛までどの毛質でも脱毛できます。
もちろん、毛の色素が薄い毛や白髪なども対応可能です。男のすね毛に多い縮れ毛など、癖のある毛質でも問題なく脱毛できます。
メリット6.Vラインのデザインを楽しめる
粘着性の高いワックスを利用するため、ブラジリアンワックスでVライン脱毛すると、お好みのデザインにアレンジできます。男性のVラインデザインで人気なのが、次のような形です。
- 小さめ逆台形
- 長方形/正方形
- 楕円形(たまご型)
- V字(Vラインの内側をV字に脱毛)
男性のV字ラインは女性と違い、ショーツで覆われているため、あまりVラインのデザインにこだわらない人が多いです。ですが、女性の多くは「男性のムダ毛」に対して気にしています。
ブラジリアンワックスは、ショーツからはみ出さないVラインやセクシーな形など自由に整えられます。
メリット7.回数を重ねると毛が細くなる
ブラジリアンワックスは、カミソリでムダ毛をカットした断面図と違い、新しく生えてくる毛の先端が細い状態で生えてくるため、断面積が小さくなることからムダ毛が細くなったと感じます。
ただし、ブラジリアンワックスを続けると毛が細くなるという科学的な根拠はありません。
また、ブラジリアンワックスをすることで毛周期が乱れます。何度か繰り返されることで毛根組織の回復力が遅くなるため、毛の伸びるスピードが緩やかになり効果が高いと感じてしまうのです。
メリット8.毛が生えてきてもチクチクしない
カミソリで処理した後、早ければ翌日にはチクチク肌に悩まされます。これは、ムダ毛がカミソリの刃でカットされたことで、角張った断面ができてしまうからです。
ブラジリアンワックスは毛球部から抜けるため、新しく生えてくる毛の先端は細く丸い状態です。皮膚表面から数ミリ伸びた状態でも、断面が角ばっていないためチクチクしません。
メリット9.VIO脱毛は女性からの印象がいい
男性の多くはVIO脱毛に抵抗を感じていますが、意外にも女性からの印象は良いです。VIOに生える毛といえば「太くて黒い縮れ毛」のため、部屋に1本落ちているだけで存在感があります。
VIOの毛質だけでどこから抜け落ちた毛なのかわかってしまうため、ブラジリアンワックス脱毛することで「トイレに毛が落ちない」「衛生的」など清潔感があります。
また、VIOに生える剛毛な毛によって、ナイトライフにあまり良くない印象を持つ女性も少なくありません。VIOの毛量をブラジリアンワックスで少し減らすだけで、ナイトライフの質が向上できるためメリットが大きいです。
メリット10.自宅で脱毛できる
ブラジリアンワックスは脱毛サロン以外に、スターターキットを使いセルフ脱毛ができます。メンズ専用商品もここ最近増えてきているため、気になるVIO脱毛など自宅で手軽にできるのもメリットです。
また、脱毛サロンなどは何度か通う必要があるため、お金が割高になってしまいます。ブラジリアンワックスのスターターキットは、リーズナブルな商品が多いためコストを抑えて自宅で脱毛できます。
ブラジリアンワックスの8つのデメリット
ブラジリアンワックスはその場でムダ毛をキレイにできる分、肌ダメージや脱毛効果について覚えておく必要があります。どういったデメリットがあるのか、ワックス脱毛する前に確認しておきましょう。
デメリット1.毛が1㎝以上必要
ブラジリアンワックスは、産毛など毛質問わず脱毛できますが、毛が1cm以上でなければ粘着性のワックスが固着しません。脱毛効果を高めるためには2~3cmほど伸ばした状態がおすすめです。
カミソリなどでムダ毛を処理した人は、ブラジリアンワックスをするまでに約2cm以上に毛を伸ばしましょう。
デメリット2.永久脱毛ではない
ブラジリアンワックスはクリニックの医療レーザー脱毛と違い、永久脱毛できません。日本での永久脱毛は、医療機関のみでおこなわれる脱毛として認可しており、脱毛サロンの光脱毛やブラジリアンワックスは該当しないのです。
そのため、ムダ毛を薄くしたい人やしばらく脱毛したくない人がブラジリアンワックスをすると、デメリットが大きいでしょう。
デメリット3.痛みが強い
ブラジリアンワックスは、一度にムダ毛を抜くため痛みが強いです。痛みの感じ方は個人差がありますが、たとえるなら一度に4~5本の毛を抜いたような痛み方です。
また部位によって痛みに強弱があり、毛質が太く皮膚が柔らかい場所ほど強い痛みを感じます。男性の場合、粘膜付近のIラインやOライン、鼻毛、胸毛などです。
痛みの多くは「初めだけ」という人が多く、2回目以降はどれくらいの刺激があるかわかっているため、強い痛みを感じないケースが多いです。
デメリット4.埋没毛のリスク
ブラジリアンワックスは一度に毛を引き抜くため、埋没毛になりやすいです。埋没毛は毛が生える皮膚の中に、毛が埋もれて伸びた状態です。皮膚から毛が伸びてこないため、抜くことができず肌が黒いポツポツで目立つことがあります。
埋没毛のリスクを完全になくすことはできませんが、ブラジリアンワックスの処理方法や肌のお手入れで軽減できるため、正しい手順で脱毛しましょう。
デメリット5.肌へのダメージが大きい
ブラジリアンワックスは角質ケアできることから、脱毛後は肌が乾燥しやすくなるデメリットがあります。また、ムダ毛を毛球部から抜くため、毛穴が避けて出血したり、毛穴のポツポツが目立ってしまいます。
ムダ毛が一瞬でなくなりますが、ブラジリアンワックスは肌ダメージが大きいため、利用は十分注意しましょう。
デメリット6.脱毛当日は湯舟に入れない
ブラジリアンワックスで脱毛した後は、肌がとてもデリケートな状態が続きます。脱毛当日は湯舟ではなく、シャワーだけの入浴にしましょう。
また、体を洗うときは皮膚をナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うことはおすすめしません。皮膚と毛穴を傷つけないように、優しく泡で洗うイメージでキレイにしてください。
デメリット7.セルフ処理にはコツが必要
ブラジリアンワックスは自宅で気軽にセルフ脱毛できますが、処理する部位によってコツが必要です。
たとえば、自分の目で確認できない背中や肩などの部位は、第三者に手伝ってもらわなければキレイにムダ毛処理できません。仮に自分でブラジリアンワックスをすると、ムダ毛の処理後にムラができてしまうことでしょう。
また、ブラジリアンワックスは少しすると固まってしまうため、できるだけスピーディーにキレイに塗る必要があります。そのため、VIOなどデリケートゾーンは、事前に処理する体制や手順をシミュレーションすることをおすすめします。
デメリット8.毛がまばらに残ることがある
ブラジリアンワックスは、空気などに触れると固まる性質です。ムダ毛処理したい部位へキレイに塗る必要があり、しっかりワックスが固まらない状態で剥がしてしまうと、ムダ毛がまばらに残ってしまいます。
絡め取れなかったムダ毛は、再度ブラジリアンワックスしなくてはいけません。キレイな肌を手に入れるまで、時間がかかってしまうケースもあるため注意が必要です。
ブラジリアンワックスのデメリットをメリットに変えるコツ
ブラジリアンワックスのデメリットを知ると「利用する意味があるのか?」と疑問に思う人が多いです。せっかく脱毛したのに、肌トラブルのリスクがあるのは考えものです。
しかし、ブラジリアンワックスのデメリットは、使い方によってメリットへ変えることができます。どういったコツを取り入れればいいのか、詳しくお伝えします。
ワックスの固さを調節
ブラジリアンワックスの主成分は、はちみつです。そのほかにも天然由来成分が配合されていますが、ワックスは冷えると固まり温めると柔らかくなります。
ムダ毛処理の力を高めるためには粘着力が必要なため、ワックスは「少し固め」の状態に固さを調節しましょう。固さのイメージは、やや固めの水飴が丁度良いです。
ワックスを暖めすぎて柔らかくなってしまったときは、保冷剤などを活用するとベストな固さに調節できます。
塗ってからすぐに剥がす
「ブラジリアンワックスは毛が抜けない」と悩む人が多いのですが、基本的な使い方はワックスを塗ってからすぐ剥がすことです。ワックスが固まってから剥がすケースは、鼻毛脱毛に限ります。
せっかく固さを調節しても、体温でワックスは柔らかくなってしまうため効果が弱まってしまいます。鼻毛以外にワックスを塗ったら、専用シートを貼ってすぐ剥がすようにしましょう。
シートを剥がす勢いと方向
ブラジリアンワックスはシートの剥がすスピードによって、ムダ毛の処理力が変わります。痛みというデメリットがあるため、勢いよく剥がすことを考えてしまいがちですが、ゆっくりシートを剥がした方が実は痛みを感じやすいのです。
剥がすとき皮膚を引っ張る
ブラジリアンワックスの痛みは、専用シートに皮膚がくっついてしまうことが関係しています。痛みを軽減するために、皮膚を手で抑えながらシートを剥がすのがポイントです。専用シートに皮膚が引っ張られないように、逆方向に皮膚を抑えましょう。
脱毛部位に水分はタブー
ブラジリアンワックスは水に弱いため、肌が濡れているとムダ毛の固着力が弱まります。脱毛するときは、入浴前や汗をかいていない状態で使いましょう。
また、肌の水気をタオルなどで取ったとしても、毛穴やシワ部分に水分が残っている可能性があります。
水気が気になるときは、ベビーパウダーを肌に塗ると水分を吸収してくれ、サラサラな肌の状態でブラジリアンワックスが使えるのでおすすめです。
広範囲にワックスを塗っている
ブラジリアンワックスは「仕上がりにムラができやすい」や「肌トラブルがある」など、デメリットが多い印象です。これらのデメリットは、1回の脱毛で広範囲にワックスを塗っていることが関係しています。
脱毛のムラや肌トラブルを作らないために、一度に塗るワックスの範囲は「横幅1cm、縦幅3cm」を目安にしましょう。初めは小さな範囲を脱毛し、慣れてきたら範囲を広めるイメージです。
毛が長すぎる・短すぎる
ブラジリアンワックスを利用するときは、毛が長すぎても短すぎてもいけません。ベストな毛の長さは2cm~3cmです。
あまりにも毛が短すぎるとワックスが固着できませんし、逆に長すぎるとワックスを塗るときに毛が絡まってキレイに塗れません。
毛が長すぎるときや短すぎるときは、ベストな長さに整えてからブラジリアンワックスを使うと効果が高まります。
VIO脱毛の際の体勢が悪い
ブラジリアンワックスでVIO脱毛をするときは、体勢に気をつけましょう。
しっかりワックスが塗れているか確認するために前かがみになってしまうと、皮膚がたるんでキレイに塗れません。VIO脱毛するときは、部位に合わせた正しい体勢が必要です。
Vラインの体勢
Vラインにワックスを塗るときは、毛の生えている方向と同じ向きに塗ります。前かがみにならないように背筋を伸ばし、ワックスを塗らない方の手で皮膚を押さえましょう。
ワックスがしっかり塗れているか確認するときは、鏡越しに見るのがおすすめです。自分の目で直接確認するのは、一番最後にしましょう。
Iラインの体勢
IラインはVIOの中で一番皮膚がたるみやすい部位です。少し前かがみになっただけでワックスの塗りムラができてしまうため、鏡越しにIラインが確認できる体勢になりましょう。
少し恥ずかしい体制になりますが、足は大きく広げると見えやすいです。ブラジリアンワックスは粘膜付近まで塗れるため、1回で脱毛できるように細かい部分まで塗り込むことが大切です。
Oラインの体勢
Oラインは、自分の目で確認しながらブラジリアンワックスするのが難しい部位です。鏡を目の前に置き、片方のお尻を浮かせながら座る方法であればキレイに脱毛できます。
Oラインは毛の生える方向が決まっていないため、脱毛効果が弱いときは2回行う必要があるでしょう。
ブラジリアンワックスでのセルフ処理方法
ブラジリアンワックスは手順さえ覚えれば、自宅で簡単に脱毛できます。初めてでもできるブラジリアンワックス脱毛を、7つのステップで紹介します。
ステップ①脱毛部位を洗って乾かす
ブラジリアンワックスは水気のある肌に塗ると、脱毛効果が弱くなることがあります。水気だけではなく、皮脂などの油分も同じく効果が弱まるので注意しましょう。
脱毛部位をキレイに洗ったら、肌をしっかり乾かすようにしましょう。状況に応じて、ベビーパウダーを塗って水気を取るのもおすすめです。
ステップ②ブラジリアンワックスを塗る
ブラジリアンワックスを塗るときは、皮膚がまっすぐピンと張った体勢になりましょう。ワックスは毛の流れに沿って塗ることで、剥がすときに痛みを軽減できます。
また、ブラジリアンワックスは毛球部ごと抜くため、ワックスは毛先だけではなく根本からしっかり塗ることが大切です。
ステップ③シートを貼る
脱毛部位にワックスを塗り終えたら、専用シートを貼り付けます。ブラジリアンワックスは、ワックスと専用シートがセットなので手抜きせずに手順に沿った方法で脱毛しましょう。
ステップ④一気に剥がす
少しするとワックスが固まってくるため、シートをすぐ剥がします。鼻毛脱毛のときは、ワックスがしっかり固まってからシートを剥がすようにしましょう。シートは毛の流れと逆方向に剥がすと、キレイに脱毛できます。
ステップ⑤ワックスをふき取り洗い流す
シートを剥がした後、肌にワックスが残っている可能性があります。そのまま放置しておくと、毛穴や皮膚に刺激を与えてしまうため拭き取ってから肌を洗いましょう。
ステップ⑥保湿ケアを忘れずに
ブラジリアンワックスは、ムダ毛と一緒に古い角質も一緒に取れます。脱毛後は肌が乾燥した状態になっているため、たっぷり保湿ケアすることが大切です。
脱毛後、保湿ケアをすることで埋没毛や皮脂の過剰分泌によりニキビなどのトラブルを回避できます。
ステップ⑦1週間後からスクラブでケア
ブラジリアンワックスから1週間過ぎると、また古くなった角質層が溜まり始めます。
古い角質を落とすために、スクラブを使ったケアしていくことが理想的です。スクラブケアは角質層を落とすほか、埋没毛をできにくい環境を作るなど、メリットがたくさんあります。
スクラブを使ったケアは、週に1回~2回程度に抑えましょう。頻繁にやりすぎると肌を傷つけてしまい、逆に乾燥肌を招いてしまいます。
ブラジリアンワックスと男性に人気の脱毛方法のメリットデメリットを比較!
男性の脱毛方法といえば、ブラジリアンワックスのほかに光脱毛や医療レーザー脱毛、除毛クリームが人気です。
それぞれの脱毛方法には、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。一覧表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
光(フラッシュ)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | ニードル(美容電気)脱毛 | |
効果 | ◯ | ◎ | ◎ |
使用脱毛機 | IPL脱毛/SSC脱毛/SHR式脱毛 | ダイオードレーザー/アレキサンドライトレーザー/YAG(ヤグ)レーザー | ニードル脱毛/電気脱毛 |
痛み | ◎ | ◯ | × |
回数 | 約10回 | 約6回 | 約4回 |
期間 | 半年〜1年半 | 半年~1年 | 半年~1年 |
費用 | 15〜25万 | 20〜30万 | 120〜300万 |
受けられる場所 | サロン | クリニック | クリニック/エステ※一部 |
光(フラッシュ)脱毛
光(フラッシュ)脱毛は、脱毛サロンで受けられます。
脱毛サロンでは大きく「IPL脱毛」「SSC脱毛」「SHR脱毛」の3つに分かれており、それぞれムダ毛に光エネルギーを照射する場所が違うため、効果のスピードや脱毛する際の肌の状態が異なります。
医療レーザー脱毛機よりも出力が抑えられていますが、回数を重ねると似たような効果が得られます。
光(フラッシュ)脱毛のメリット
光(フラッシュ)脱毛の最大のメリットは「痛みが少ない」ことです。医療レーザー脱毛と脱毛機の仕組みが根本的に同じですが、機械の威力が弱いため痛みをほとんど感じません。そのため、肌トラブルも起こりにくい特徴があります。
また、1回あたりの脱毛時間が短いのもメリットの一つです。早ければ全身脱毛1回が45分ほどで終わるため、ストレスなく通えます。脱毛料金がリーズナブルなため、まとまったお金がなくても不安なく利用できます。
光(フラッシュ)脱毛のデメリット
光(フラッシュ)脱毛が扱う多くの脱毛機は、メラニン色素に反応します。そのため、産毛や白髪といった色素の薄い毛質への効果が弱いです。
さらに、医療レーザー脱毛機よりも出力が弱いため、効果を感じるまでの期間が長いのもデメリットです。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、クリニックで受けられます。クリニックで扱う脱毛機は「ダイオードレーザー」「アレキサンドライトレーザー」「ヤグレーザー」の3種類が代表的です。機種によって波長が違うため、皮膚深層部に生えている毛や浅い部分に生える毛への効果が違います。
また、照射口の大きさも円形やスクエア型など違いがあるため、1回の施術時間や脱毛効果までのスピードに違いがあります。
医療レーザー脱毛のメリット
医療レーザー脱毛の最大のメリットは「脱毛効果までのスピードが早い」「永久脱毛ができる」ことです。毛の細胞組織を破壊できるレーザー光線を使うため、光(フラッシュ)脱毛より毛の再生力を抑えられます。
また、脱毛機の威力が大きい分、脱毛効果を実感できるスピードはサロンの3分の1と早いメリットもあります。
医療レーザー脱毛のデメリット
医療レーザー脱毛は脱毛機の威力が大きい分、痛みを強く感じるデメリットがあります。一度に強い熱エネルギーを加えるため、痛みが大きくなってしまうのです。
また、医療レーザー脱毛はクリニックのみでしか利用できないため、地域によってはクリニック探しに時間がかかってしまうことでしょう。
除毛クリーム
除毛クリームはドラッグストアや通販サイトで入手できるため、エステサロンやクリニックに通わず手軽に脱毛できます。
除毛クリームには毛のたんぱく質を溶かす成分が配合されており、ムダ毛だけをキレイにすることが可能です。
ブラジリアンワックス同様にセルフ脱毛できますが、脱毛効果に関してはあまり高くありません。早ければ1週間前後でチクチク肌を実感します。
除毛クリームのメリット
除毛クリームの最大のメリットは「その場でムダ毛を処理できる」ことです。ムダ毛が気になる部位に除毛クリームを塗ってしばらく放置し、キレイに洗いな流すだけでムダ毛がなくなります。
毛を途中からカットするカミソリ処理と違い、次に伸びてくる毛の先端は丸みを帯びているため、毛穴の黒いポツポツやチクッとした肌触りがないのもメリットでしょう。
除毛クリームのデメリット
除毛クリームは毛のたんぱく質を溶かす成分が含まれているのですが、皮膚もたんぱく質のため肌荒れを引き起こしやすいデメリットがあります。
皮膚が傷ついていたり毛穴トラブルがあると、除毛クリームが使えません。商品によってツンとするような臭いもあるため、換気しながら使用しないと頭痛などに悩まされることもあるので気をつけましょう。
ブラジリアンワックスのメリット・デメリットをしっかり把握して始めよう
ブラジリアンワックスは、気になるムダ毛を粘膜付近まで脱毛できます。ですが、脱毛する部位の皮膚がたるんでいたり毛の長さによって、脱毛効果が十分に得られないケースがあります。ブラジリアンワックスを使うときは、メリット・デメリットをしっかり確認して、メリットになるようなコツを活用して脱毛しましょう。