ブラジリアンワックスの髭(ヒゲ)脱毛はNG！6つのリスクと体験談を紹介！

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ブラジリアンワックスは、溶けた高粘度のワックスを肌、毛に塗って布で覆い、ワックスが固まってきたところで布を一気にはがして脱毛するアイテムです。

ガムテープを肌に貼ってはがすのをイメージするとわかりやすいのですが、ブラジリアンワックスの威力はその数十倍あり、根強い髭も抜けます。

一気に抜ける爽快感があり、毛抜きで抜くより圧倒的に楽なブラジリアンワックス。

しかし、この脱毛方法、かなり強力なのでさまざまなリスクを伴うのです。

この記事ではブラジリアンワックスについてのやり方やデメリット、アフターケアなどを紹介するので、髭の処理の参考にしてください。

ブラジリアンワックスは一気に髭を処理できる利点はありますが、リスクが多いので快くおすすめできません。その理由は以下になります。

毛の根元にある毛根には、毛を作って成長させる工場があり、これを毛乳頭と言います。毛乳頭に血液による栄養が届くことで毛が成長するのです。

成長途中の毛（成長毛）は毛乳頭と毛細血管と繋がっている状態なので、無理に引っ張って毛を抜くと出血する可能性があります。

仮に一本一本の毛を抜いているときに出血があれば途中で止められますが、一度に広範囲を抜くブラジリアンワックスだと多数の毛穴から出血してしまうでしょう。毛乳頭へのダメージも大きくなります。

肌にガムテープを張ってはがすだけで肌は引っ張られて赤くなります。これがさらに強力なワックスだと、肌の表面である角質層まで無理にはがしてしまい、肌荒れを招きます。

ブラジリアンワックス自体に肌に優しい成分が入ったとしても、髭が抜けるほど「強くはがす」と肌にダメージを与えます。肌が弱い人は特に危険です。

ブラジリアンワックスをすると一度に髭が抜け、毛穴がそれぞれダメージを受けつつ空っぽの状態になります。

空っぽの毛穴をそのままにすると、その中に汚れや菌が入り込み、黒ずみや炎症、埋没毛のトラブルに繋がってしまうのです。

毛を抜いたままにしておくと起きる症状の代表が、ニキビと毛嚢炎です。

毛を抜いてできた毛穴に、アクネ菌が入ることでニキビになります。顔は皮脂が多く、脱毛によって毛穴に菌が入りやすい状態にしておくと、さらにニキビができやすいのです。

髭の箇所にニキビがあると、髭そりのたび傷つけてしまうので治りにくくなってしまいます。

毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛嚢という袋に菌が入っておこる炎症のことです。赤く腫れてしまったり、膿んでじゅくじゅくになったり、かゆみや痛みを伴うのでなかなか治りません。

皮膚科に行かないと治らないほどひどくなる可能性もあります。

埋没毛とは、皮膚の中で毛が成長してしまい、外に出てこない毛を指します。見た目も悪く、一度なってしまうと処理しにくいのが特徴です。

毛を抜いた際に、傷ついた毛穴やはがしすぎた角質層を再生しようと、皮膚が毛穴を覆ってしまうので、毛が伸びたとき出口がなくなります。そうすると皮膚の中でくるくると黒い毛が伸びてしまい、皮膚をめくらないと毛がでてきません。

処理の際にも皮膚にダメージがあるので、とても厄介な状態です。

髭は濃くて太いです。細い毛と違ってしっかり根付いているので、毛穴にかなり負荷をかけて抜くことになります。一本一本抜くときも痛みは強いですが、それが一気となると相当な痛みです。

また、一度ブラジリアンワックスをすると皮膚も赤く敏感になるので、同じ箇所は何度もできません。抜けきらなかった毛を処理する時も、ひげそりを当てるのをためらうほど痛みが増すでしょう。

ボディの脱毛でブラジリアンワックスをしているサロンは多いですが、髭の脱毛となるとサロンの数はがくっと減ります。肌トラブルや痛みのリスクが高いので、基本的には断るサロンが多いのです。

しかし、数は少ないですが、髭をブラジリアンワックスしてくれるサロンは存在します。

静岡県にある脱毛サロン「サーブル」のブラジリアンワックスによる脱毛は、男性のフェイシャル（髭）にも対応しています。安全性が高い国産のワックスを使用していて、通常のブラジリアンワックスよりも痛みが少ないことが特徴です。

髭脱毛（あごからもみあげ）1回5400円からなので、興味がある場合は相談してみましょう。

髭を脱毛した後に少し生えてくる細い毛なら、ブラジリアンワックスで対応してくれるサロンもあります。

サロンによりけりなので、もし髭のブラジリアンワックスをしたい場合は相談してみると良いでしょう。

クイーンズワックスは、東京に3店舗を構える男性専用のブラジリアンワックスサロンです。女性スタッフが丁寧に、ボディやVIOラインについてブラジリアンワックスで脱毛を行っており、髭は基本的には対応しません。

しかし、レーザー脱毛後の細い毛や産毛のワックス処理は可能な場合があるようなので、気になる場合は問い合わせてみてください。

シュガーリング脱毛とは、砂糖、レモン、水を煮詰めて作ったペーストを使う脱毛方法です。ブラジリアンワックスほどこってりしておらず、はがした際に肌ダメージが少ないことが特徴です。

ブラジリアンワックスと同じ手法で脱毛しますが、シュガーペーストは科学物質が入っていないので吹き出物などのリスクも減らせます。

恵比寿にあるオペラは、さまざまな脱毛方法を採用しているサロンで、ほほ上やこめかみのシュガーリング脱毛が可能です。

あごや鼻下はできませんが、ほほ上などの処理ならオペラのシュガーリング脱毛は痛みも少なく安心でしょう。

実際に髭のブラジリアンワックスをした事のある男性の口コミを集めてみました。リアルな体験談はとても参考になります。

髭にブラジリアンワックスをして良い感じに抜けたという人は、毛が細い、少ない人が多い印象でした。普通の太さ以上の髭に対して、良いイメージの口コミはほとんど見当たりませんでした。

相当痛いという口コミばかりでした。ガムテープをはがすだけでも痛いのに、さらに髭を一気に抜くとなるとかなりの覚悟が必要です。

肌荒れの画像付きで口コミをしている人もいましたが、痛々しくてひどい状態でした。荒れるだけにとどまらず、なかには真っ赤にはれてしまい仕事などに支障がでてしまいそうです。

実際にブラジリアンワックスを髭に施して埋没毛になってしまっている人が何人もいました。やはり肌や毛穴のことを考えるとブラジリアンワックスの髭脱毛は止めた方が良いでしょう。

リスクはありつつも、髭のブラジリアンワックスは楽で、処理後は気持ちいいということで試してみたい男性もいるかもしれません。

ブラジリアンワックスの中でもおすすめな商品を紹介します。

日本の工場で作られた安心のブラジリアンワックス。プロが認める効果の高さと使いやすさが人気の一品です。あたためる必要がなく、急いで脱毛したい人におすすめ。

みずあめのような粘度のワックスで塗りやすく、初心者も簡単にできます。

脱毛・除毛剤専門メーカーが監修しており、購入後のアフターサポートも充実しています。原料や生産はともに全て国産100％です。徹底した衛生管理の元、日本人向けに作られており、肌への安全性が高いです。

口コミも軒並み高評価なので、初心者でも使いやすいでしょう。

※首から上への使用は推奨されていません。

ワックス脱毛にもほかの脱毛方法にも言えることですが、引っ張る部分がないと脱毛できません。そのため、少し毛を伸ばす必要があります。何日間か毛を剃らなくても良い日を選びましょう。

長すぎても抜きにくいので、気をつけてください。

肌に水分や余分な油分があるとうまく抜けないので、肌を拭いて清潔にしましょう。汗や乳液、クリームなどついているようなら、シャワーを浴びたり洗顔してからでも良いです。

塗れる状態のワックスをスパチュラ（へら）にとり、毛に薄く塗ります。このとき、毛の流れがわかるようなら毛の方向の流れに沿って、毛の根元に塗るイメージを持つと良いです。

ムラなく濡れたら、シートを貼ります。シートを密着させる際は、毛の流れに合わせてなでるように押さえましょう。

ワックスが固まったらシートを一気にはがします。（シュガーワックスの場合は待たずにすぐはがす）

はがすときは、毛の流れに逆らう方向に一気にはがすとより抜けやすいです。はがす手前を手で押さえると、皮膚が引っ張られずに毛だけにアタックできます。

痛みに躊躇すると力が弱まって抜き損じが出るので、一気にいきましょう。

脱毛後の肌は強い刺激により敏感になっており、ひりひりしていたり血が出ていたりすることもあります。また、毛を抜いた毛穴は、ぽっかり開いて汚れや雑菌が入りやすくなっているので、アフターケアが必須です。

アフターケアには肌を冷やしたり保湿できる化粧水やジェルを使います。

まず、脱毛後にひりひりしたり熱を持っていたりするようであれば、清潔な冷たいタオルや、タオルをまいた保冷剤で冷やしましょう。

そのあと、保湿効果のある化粧水を塗って保湿し、脱毛当日は汗をかくことやお風呂を控えて静かに過ごすと良いです。

ブラジリアンワックスのアフターケアに適した化粧品を紹介します。

日本人に向けて作られた安心の国産で、日々の髭剃りのケアにも、ワックス脱毛のケアにも最適です。

抑毛効果もあるので毛の伸びが遅くなり、ブラジリアンワックスの効果が長持ちします。

髭剃り後や脱毛後に肌をなめらかにしてくれる成分が豊富です。また、収れん効果に優れているので、ワックス後に開いた毛穴を引き締め、汚れや雑菌が入りにくい状態にしてくれます。

ワックス後にスクラブの入った化粧品でケアすると、肌が整って埋没毛ができにくい状態になります。

埋没毛の予防にはスクラブによる角質ケアが適していますが、どのスクラブでも良いというわけではありません。脱毛後は特に肌が敏感になっているので、普通のスクラブでは刺激が強すぎて適さないのです。

このANGELICAハーバルリッチスクラブは、もともと肌が弱いデリケートゾーンのワックス脱毛後ケアに作られたスクラブで、肌に優しく顔にも使えます。

天然成分が優しく肌を整えてくれます。脱毛後の埋没毛ケア専用の商品ではありませんが、敏感肌に使えるスクラブなので脱毛後にも適しています。

ブラジリアンワックスをしなくとも、一時的に髭を目立たなくする方法があります。さまざまな方法があるので紹介していきます。

BBクリームは、肌色補正のクリームです。クリームというと女性の化粧品をイメージする人が多いですが、男性でもBBクリームをうまく使えば、青髭を隠したり、ニキビ跡を目立たなくしたりできます。

NULL BBクリームは、男性用のBBクリームで、気になる青髭やクマなどを自然に隠してくれます。テカらず崩れにくいので、塗っていると気付かれにくく男性でも気軽に使えるのです。

また、日焼け止めの効果も期待できるので髭剃り後の敏感な肌を守り、シミになりにくくしてくれます。

サロンに行かずとも脱毛ができる家庭用脱毛器は、一度購入してしまえば自宅で脱毛ができるので便利です。

家庭用脱毛機でおすすめするフィリップス ルメアシリーズは、手軽に自宅でフラッシュ脱毛ができます。

個人差はありますが、使うほどに脱毛効果を感じられるでしょう。（永久脱毛ではありません）

抑毛ローションとは、その名の通り毛を生えにくくする効果の期待できる化粧水です。効果に個人差がありますが日々のケアに使うことで髭の伸びるスピードを遅らせられます。

化粧水にしては値が張るHMENZ メンズ アフターシェーブローションですが、その効果は高く、抑毛以外にもさまざまな美容成分があります。

シミやそばかすも予防し、アンチエイジング効果も期待できる化粧水なので、髭のケアをしながら美肌も目指せるでしょう。

ブラジリアンワックスはリスクを見なければ、自宅で楽にできる脱毛法です。しかし、また生えてきてまた処理するとなると、肌へのダメージは心配になるでしょう。

長期的になくす方法としては、脱毛サロンや脱毛クリニックでの永久脱毛があります。ブラジリアンワックスよりも時間や費用はかかりますが、確実で安心です。

後々の髭剃りの軽減もできるので検討してみてはいかがでしょうか。

光（フラッシュ）脱毛は、黒いものに反応する光を毛に照射し、毛の発育を抑制していく方法です。

フラッシュを当てた箇所の毛は数日で抜け落ちていくので即効性は感じにくいですが、繰り返し行うことで徐々に効果を実感できるでしょう。

医療レーザーによる熱と光で、毛を作る工場である毛乳頭、毛母細胞を破壊します。脱毛の効果はわかりやすく、確実で安全性の高い脱毛と言えるでしょう。

いかがでしたか？

ブラジリアンワックスによる髭脱毛は、一気に髭を一掃でき、少しの間髭が生えてこなくなるという点では魅力もあります。

しかし、激しい痛みや肌にかかる負担が多いこと、埋没毛がたくさんできてしまうなど、リスクが多すぎる観点からおすすめはできません。

ブラジリアンワックスで髭脱毛をする場合は、リスクや肌ケアの方法を頭において自己責任で行いましょう。