鼻毛の上手な切り方は?正しい切り方・処理法やおすすめアイテムを紹介!
鼻の中は、実は非常にデリケートで鼻毛の処理には十分な注意が必要です。正しい鼻毛の切り方を知らずに処理することで思わぬ事態を招くこともあります。ここでは安全な鼻毛の切り方や処理方法、アイテム、さらには処理する際に注意すべきことをご紹介します。
目次
鼻毛を上手に切るには?方法とアイテムを紹介
鼻毛が出ているほど恥ずかしいことはない、といっても過言ではないくらい鼻毛は身だしなみとしてきちんと処理しておきたいものです。
しかし、鼻毛は実は人間にとって重要なものでもあり、切りすぎると弊害が生じることもあります。鼻の中を傷つけると恐ろしいことにつながることもあり、上手にケアすることが非常に大切です。
ここでは、鼻毛を安全にうまく処理する方法と、便利に簡単に処理できるアイテムをご紹介いたします。
正しい鼻毛の切り方
鼻毛が見える角度を確認
鼻毛を切るといっても、何となく全体的に切るというのでは不十分です。どの角度で鼻毛が見えるのか確認する必要があります。
- 鼻が上向き
- 身長が高い
- 鼻が広がりやすい
- 鼻の穴が横に見えている
一人一人身体的特徴や顔の作り、表情筋の使い方のクセが違うことにより、鼻毛が見えやすい箇所も変わります。
鼻が上向き
鼻が上向き気味の人の場合、本人が正面を向いた状態でも鼻は上を向いています。すなわち、鼻の穴が正面を向いていることになり、向き合ったときに鼻の穴の中が見えている状態です。
このタイプの場合、正面から見える範囲全体の鼻毛を念入りに処理する必要があります。鏡を見て自分で確認しながら切ることができるため、比較的処理しやすいでしょう。
身長が高い
身長が高い人は他人から見上げられることが多い、つまり鼻の穴を下からのぞかれる機会が多くなります。そのため、下から見られた場合の鼻毛の出具合についてもチェックする必要があります。
自分で鼻毛処理をする際には、正面から見た状態に加えて、あごを上げた状態でも鏡を確認し、その角度で見える鼻毛を念入りに確認しながら処理するとよいでしょう。
鼻が広がりやすい
口角を上げて笑うとき、鼻は頬の筋肉に引っ張られて横に広がります。不快で目を細める、いわゆるしかめ面をしたときには鼻に皺が寄って上に引っ張られるように鼻の穴が大きくなります。また、怒りを感じて眉間に皺を寄せるときも、鼻の穴が縦に伸びるなど、表情によって鼻の穴の大きさは普段よりも広がることがあります。
元々の鼻の角度によって、表情を変えることでどれくらい鼻の穴が見えてしまうか、見えてしまう鼻毛の範囲はどれくらいかには個人差があります。一度鏡の前で色々な表情を作ってみてチェックしてから、処理を始めると安心です。
鼻の穴が横に見えている
横向きになったときに鼻の穴が見える人もいます。その場合は、正面からのチェックに加えて、横顔もしっかりチェックする必要があります。自分の横顔は三面鏡を使うとより楽にチェックができます。
正しい鼻毛の切り方手順
鼻毛を切る前に
まず、鼻毛を切る前に鼻の中の水分をティッシュなどで綺麗に拭きましょう。余分な水分を除くことで、鼻毛が固まっていたり、鼻の奥の方に向いていたりするのを整えます。
鼻水が出ていなくても、一度鼻をかんでおくのも、鼻毛の流れが鼻の出口側にそろいやすいのでお勧めです。
鼻毛を切る
- 鏡で鼻の中を見て確認しながら、目立つ部分をハサミで切ります
- 鼻の穴の形に沿ってハサミを入れ、整えます
切り残しがないか確認
鼻毛の切り残しがないか、正面からだけでなくさまざまな角度から、鏡で見て確認し、切り残しがあれば切ります。
また、鼻毛が見えやすい角度は人によって違い、表情によっても違います。自分が特に見えやすいと思われる角度、見えやすいと思われる表情をするときは念入りにチェックしましょう。
鼻毛を切る際の注意点
気になるからといって、あまり鼻の奥の方までハサミを入れて切るのは、鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
粘膜は傷つきやすいため、鼻毛を切る際は無理な切り方はせず、あくまで鼻から出ている部分と見えやすい部分、鼻の入り口付近のみ切るようにしましょう。
鼻毛を切るのに適したアイテム
鼻毛を切るためのアイテムにはどのようなものがあるのかメリットデメリットも合わせて紹介します。
- 鼻毛用ハサミ
- 鼻毛用カッター
鼻毛用ハサミ
鼻毛の処理をハサミでする場合は鼻毛用のハサミを使いましょう。普通のハサミと違って小さく、刃先が丸くなっているので、粘膜を傷つける危険性が低くなります。
鼻毛用ハサミのメリット
- 先端が丸いので鼻の中を傷つけにくい
- 小さいので持ち運びが便利
- 自分で確認しながら処理できるため切りすぎを防ぐことができる
鼻毛用ハサミのメリットは、先端が丸くなっており、鼻の粘膜を傷つけにくい作りになっていることです。また、小さいため持ち運びしやすく、外出先で処理をすることも可能です。
自分で鏡を見ながら処理しますので、鼻毛を切りすぎることで生じる、風邪を引きやすくなる、ホコリや花粉などのアレルギー反応を起こしやすくなる可能性も低いです。
鼻毛用ハサミのデメリット
- 奥の方に入れすぎると粘膜を傷つける恐れがある
- 時間がかかり面倒
- 処理しきれない毛が残る
ハサミの先端が丸いと言っても、刃物であることに変わりはありません。粘膜を傷付ける恐れがあるため、使用の際には注意が必要です。
また、自分で鏡を見ながら確認して切るといった作業を繰り返すことになるうえ、時間がかかり少々面倒なこともあります。毛の流れが逆だったり、固まっていたりなどそのときの鼻毛の状態によって切り残しがあることもあります。
鼻毛用カッター
鼻毛の処理には電動で処理できる鼻毛用カッターを使って処理するという方法もあります。「エチケットカッター」という商品名で発売しているメーカーもあり、家電量販店やディスカウントストアなどで販売されています。
もちろん、アマゾンや楽天といった通販でも手に入れることができます。1,000円弱から3,000円位で購入できるものが多いです。
鼻毛用カッターのメリット
- 適度な長さにカットすることができる
- 鼻の粘膜をより傷つけにくい
- 処理が短時間でできて簡単
- 単価が安くコストパフォーマンスがよい
- 手動式のものやコンパクトなものもあり持ち運びしやすい
鼻毛用カッターは、電動式で鼻の穴に入れれば自動で適度な長さに鼻毛を刈ってくれるので、処理残しが出にくくなります。刃の部分が直接皮膚や粘膜に当たらないように保護されているものが多いのでより安全です。
使い方も簡単で、短時間で処理できます。単価も安く一度購入してしまえば、何度も使えるので、コストパフォーマンスはよいと言えるでしょう。
また、鼻毛用カッターには電池や電源を必要としない手動式のもの、コンパクトサイズのものもあるので持ち運びがしやすいのも便利です。
鼻毛用カッターのデメリット
- 電池又は充電が必要
- 使うとき音がする
- また生えてくる
鼻毛用カッターには電池式や充電式、手動式があります。電池式のものや充電式のものは、電池が手元になかったり、充電できていない状態だと使えないことがあるため、不便な面もあります。
また、電気製品であることから使用時に多少の音がするため、外出先で処理するといったことは難しいかもしれません。ハサミ同様、切るだけの処理のため鼻毛はまたすぐに生えてきます。定期的なメンテナンスは必要です。
鼻毛を切るのにおすすめの道具8選
鼻毛用ハサミ
白十字 FC セーフティはさみキャップ付
- 648円
鼻の粘膜を傷つけないよう刃先は丸く、刃の長さは2cmと狭い鼻の中でも安全に使いやすく設計されています。
貝印 関孫六 薄刃ハサミセーフティHC1840
- 802円
刃先は丸く、刃の幅は狭く薄く作られているので、安全に根元近くからカットすることができます。
鼻毛カッター
ニッケンかみそり 鼻毛カッター
- 10本入り:540円
- 3本入り:274円
手に持って鼻の中で一回転させて使う手動式のカッターです。くし状のガードによって刃が直接肌に当たりにくい安全な設計になっています。
Philips 鼻毛カッター NT3160/10
- 3,100円
電池式で、独自技術の「チューブトリマー」という先端で安全に処理ができる鼻毛カッターです。毛を引っ張ったり、肌に傷をつけることを防止しつつ鼻の奥まで届きやすい設計になっています。
付属の2種類のコームにより、鼻だけでなく耳や眉も処理可能です。
日立 毛カッター BM-03
- 670円
電池式で、丸ごと水洗いが可能なため、お手入れが簡単です。刃先は直接肌に当たらない安全な構造で、簡単に鼻毛処理ができます。
Panasonic エチケットカッターER-GN10
- 859円
広範囲の毛を効率よくカット可能な「デュアルエッジ刃」を採用し、太くて硬い毛でも簡単に適度な長さにカットします。もちろん刃先は直接肌に当たらない設計となっており、見た目もおしゃれな三色展開です。
Vansky 鼻毛カッター
- 1,080円
鼻毛カッター、たてがみカッターの2つの機能があり、鼻毛、耳毛の他、髭剃りとしても使えます。
鼻・耳毛カッターの刃先部分は弧線デザインとなっていて肌に優しく、一分間に約6500回の回転により一気にカットします。小型デザイン、充電式で持ち運びにも便利です。
Vellope 鼻毛カッターV-02
- 1,699円
360度回転式、抗アレルギー性のステンレススチール刃で確実にトリミングします。刃が直接肌に当たらない設計で安全です。便利なUSB充電式で、コンパクトなデザインですので、旅行や出張のときなども携帯しやすいです。
鼻毛切りアイテム一覧
方式 | ハサミ | ハサミ | 手動式カッター | 電池式カッター | 電池式カッター | 電池式カッター | 充電式カッター | 充電式カッター |
値段 | 648円 | 802円 | 540円 | 3,100円 | 670円 | 859円 | 1,080円 | 1,699円 |
手軽さ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ |
コスパ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
特徴 | 丸い刃先 刃の長さは2cmと安全に 使いやすい | 丸い刃先 刃幅は狭く薄く 作られていて安全 | 手動式でコスパがよい 直接肌に当たらない設計 | 独自の先端「チューブトリマー」で 安全にしっかり処理 耳や眉の処理も可能 | 電池式の中では最も安い 丸ごと水洗い可能 | 「デュアルエッジ刃」で 太い毛も効率よくカット 三色展開で見た目もおしゃれ | 耳毛、ひげも処理可能 小型デザイン | USBで充電可能 ステンレススチール刃採用 |
上手な切り方ができる鼻毛カッターの選び方
持ちやすさで選ぶ
鼻毛カッターは片手で持って使用します。鼻の粘膜を傷つけると非常に危険なため、使いやすくコンパクトで軽いものを選ぶ必要があります。握りやすさを考えて、形状を工夫した商品もありますので、持ちやすさも加味して選ぶようにしましょう。
お手入れ方法で選ぶ
鼻毛カッターは水洗いできるものがほとんどですが、部品を取り外す必要なくそのまま洗えるものもあります。手入れのしやすさも鼻毛カッターを選ぶ際には重要なポイントです。
鼻は脳に非常に近く、呼吸器官でもある重要な器官です。細菌やウイルスが入り込むのを防ぐ役割もあります。そのため、鼻の中に入れて使用する鼻毛カッターは常に清潔にしておく必要があります。
鼻毛以外にも使えるか
付属の刃先を取り換えることで、鼻毛以外にも耳毛や眉毛、ひげまで処理できるものもあります。鼻だけでなく、他の部位にも使用したい場合には鼻以外、どこに使用できるかもチェックしてみてください。
電源方式で選ぶ
鼻毛カッターには電池式、充電式、手動式のものがあります。充電式の場合、USBでパソコンにつないで充電可能なものもあるので、常に携帯することを考えているならとても便利です。しかし、USB以外の充電方法のものは、充電場所を選ぶため、携帯するよりは自宅での使用に向くでしょう。
充電場所を選ばない電池式は、どれも携帯するには便利ですが、電池の残量が少なくなってくるとパワーが落ちてくるので常に予備の電池をストックしておく必要があります。
電池も充電も不要な手動式はいつでも使用可能なため携帯には便利です。いつ、どこでの使用を想定しているかで比べてみるのもポイントです。
鼻毛の切り方・切りすぎに注意
切りすぎると鼻水が出やすい
鼻毛も無駄に生えているわけではなく、人体にメリットがあるから生えています。そんな鼻毛の重要な役割の一つに鼻の中の温度と湿度を一定に保ち、粘膜の乾燥を防ぐということがあります。
粘膜が乾燥すると、侵入してきた細菌やウィルスが活発になり増殖します。すると、それらの細菌やウィルスを外へ出すため鼻水が出て、鼻の外へ出そうとします。鼻毛を切りすぎて粘膜が乾燥しやすいと、細菌やウィルス感染から身を守ろうとするため、鼻水が出やすくなるのです。
ウイルスが侵入しやすい
鼻毛は鼻呼吸をした際に空気と一緒に吸い込まれてきたウィルスや細菌が体内に入らないようにブロックするフィルターの役目もしています。
鼻毛を切りすぎて減らしすぎてしまうと、このフィルター機能も弱まってウィルス等の異物が体内へ侵入しやすくなるのです。風邪やインフルエンザなどウィルス性の病気にもかかりやすくなってしまいます。
匂いを感じにくくなる
鼻毛の中には嗅毛(きゅうもう)と呼ばれる匂いを感知する毛があります。人はこの嗅毛に匂い成分が付き、鼻の粘膜の内側にある嗅細胞にキャッチされて、神経を経由し脳に送られていくことで匂いを感じ取っています。
嗅毛は粘膜に細かく生えていて、長さは非常に短いものです。根本から鼻毛を切ろうとすると、この嗅毛までカットされてしまい匂いがわかりづらくなることもあります。
ドライノーズになる可能性
鼻毛を切りすぎて、粘膜が乾燥した状態が続いてしまうとドライノーズになる可能性があります。
ドライノーズになると、鼻水は出ないのに鼻をかみたくなったり、鼻がムズムズしたり、ヒリヒリするといった症状や、進行すると炎症や出血を起こします。ウィルス感染しやすくなったり、花粉症になりやすくなったりするため、自覚症状がある場合は耳鼻科を受診しましょう。
鼻毛を切りすぎた時の対策
鼻毛は厄介に思えますが、実は人体をウィルス等から守るのにとても重要な役割があり、切りすぎは禁物です。もし、うっかり鼻毛を切りすぎてしまった場合、鼻の中を乾燥から守る対策をする必要があります。
マスクで湿度を保つことが一番簡単で手軽な方法ですが、それでも乾燥が気になる場合や、ウィルスや花粉が蔓延しやすい季節などは、鼻の中を潤すドライノーズ用のスプレーやジェルも販売されています。上手に活用して、鼻毛が伸びてくるまで鼻の中を保護し、自分の体の健康を守りましょう。
鼻毛を切る以外で抜くのはダメなの?
毛抜きで抜くのはダメージ大
鼻毛を毛抜き等で抜くのは、粘膜が受けるダメージがより大きくなるので、お勧めできません。また、鼻毛を抜くことでできた傷口や毛穴から雑菌が入り込んで化膿し、毛嚢炎になるなどのトラブルもあります。
また、鼻の入り口はただでさえ雑菌などの異物が多く、そこへきれいに消毒をしていない毛抜きを使用することは、さらに雑菌を増やすことになり、化膿してしまう恐れが高まります。毛抜きで鼻毛を抜くことはやめましょう。
抜きたいならワックスがおすすめ
鼻毛を抜いて処理したい場合はワックスを使用しましょう。ワックスの場合、温めてからスティックの先端につけて鼻の穴に入れて使用するため、毛穴が開きやすくなり、毛抜きで抜くよりはダメージが軽減されます。
また、根本から抜くので、仕上がりはきれいで切るより長持ちします。それに引き抜いたスティックには抜けた鼻毛がびっしりついていて爽快感もありますので、やみつき感さえあります。しかし、抜くことには違いなく、粘膜や毛穴が傷ついて雑菌が入り込む恐れがなくなるわけではありません。
特に脱毛後は、汚れた手で鼻の中を触らないというように、できるだけ雑菌を鼻の中で増やさないように心がけながら使うなど、気をつけるようにしましょう。
GOSSO
- 1,100円
スティックの先についたブラジリアンワックスを温めて鼻にセットし、一気に引き抜いて使います。スティックにはストッパーがついているので鼻の奥まで入り込みすぎず安全で価格も手頃です。
クレオパトラの一撃セルフ鼻毛脱毛WAX
- 598円
温めて溶かしたワックスを付属のプレミアムスティックにつけて鼻の中に塗ります。スティック先端のワックスをつける部分は鼻の中を傷つけないラウンドトップの形状です。鼻の奥深くまでスティックが入りすぎるのを防ぐセーフガードもついており、安全性が考慮されています。ワックスを溶かすためのプレミアムカップ付きです。
気になる鼻毛は上手な切り方で処理しよう
伸びると気になる鼻毛ですが、ウィルスや細菌といった異物の侵入や増殖を防いだり、私たちの健康を守るために非常に重要な役割があります。
安易に処理しすぎると、本来鼻毛によってブロックされるはずのウィルスが体内へ侵入するのを許してしまい、健康が損なわれることもあります。処理する際に粘膜を傷つけてしまい、雑菌が体内に入ってしまうことも考えられるのです。
そうしたリスクはできる限り避けられるよう、上手な切り方で処理するようにしましょう。