男のギャランドゥの処理方法まとめ!実はNGな処理方法は?
男性のギャランドゥのムダ毛処理の方法と、デメリットが多いNGな処理方法をまとめました。除毛クリームやカミソリなど自分で処理する方法や、脱毛サロンやクリニックなどプロに任せる方法など、それぞれのメリット・デメリット、費用についてまとめました。
ギャランドゥは処理が大変?
ギャランドゥは、男性らしさの象徴とも言われています。たしかに女性にはない部分の毛なので、見る人によっては男性らしいと感じることもあるかもしれません。しかし、中には「ギャランドゥはいらない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな人のために、自宅でできるギャランドゥの正しい処理方法や、ギャランドゥ処理におすすめのアイテム、さらにおすすめの処理方法(脱毛サロンなど)と、やってはいけないNG処理方法を紹介します。
自宅でできるギャランドゥの処理方法
それではさっそく、自宅でも簡単にできるギャランドゥの処理方法を紹介します。それぞれメリットやデメリットがありますので、自分に合った処理方法を見つけてくださいね。
①除毛クリーム
除毛クリームとは、特殊な成分によりムダ毛を溶かして処理するクリームです。脱毛クリームと呼ばれることもありますが、毛が抜ける「脱毛」ではなく、溶けてなくなる「除毛」というほうが一般的です。
除毛クリームは「グリチルリチン酸カルシウム」が主成分となっており、これが毛を構成するケラチン(タンパク質)を溶かす仕組みになっています。タンパク質を溶かす成分なので、同じくタンパク質で構成されている肌にも少なからずダメージを与えてしまうのがデメリットです。
商品によって顔や陰部周辺などのデリケートゾーンは使用できないこともありますが、ギャランドゥはほとんどの商品が対応しています。
処理手順
- 1.除毛クリーム、ヘラ(スポンジなど)、タオル2枚を用意
- 2.お風呂でギャランドゥ周辺を洗う
- 3.乾いたタオルで処理したい部分の水分を拭き取る
- 4.換気をしながら、ヘラやスポンジで除毛クリームを塗る
- 5.5~10分放置する(商品によって時間は変わります)
- 6.もう一枚のタオルで除毛クリームを拭き取る
- 7.クリームが残らないようにキレイに洗い流す
- 8.残ったムダ毛はカミソリや電気シェーバーで対応
- 9.お風呂から上がったらすぐに保湿をする
メリット
- 短時間でムダ毛処理ができる
- 刃物を使わずにムダ毛処理できる
- お風呂でできるので片付けや掃除が楽
- 凹凸のある部分でも処理しやすい
- 処理したあとの毛先が尖らずチクチクしない
- 短い毛や細い産毛でも処理できる
- 薬局やドラッグストアで手軽に購入できる
デメリット
- 皮膚の外側のムダ毛処理なのでまたすぐに生えてくる
- 長期的に見るとコスパはあまり良くない
- 肌が弱いと荒れる可能性がある
- ムダ毛が残る可能性がある
- 放置する時間の調整が難しい
プレミアムリムーバー グート
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | GINO |
価格 | 2,980円 |
内容量 | 250g |
香り | マンダリンオレンジのフレッシュな香り |
特徴 | 濃密クリームタイプで液垂れしない チューブタイプで直接肌に乗せられる 手で触れるからヘラやスポンジは不要 Made in Japan品質 |
②ブラジリアンワックス
ブラジリアンワックスとは、粘着性のあるのワックスを処理したい部分(ギャランドゥなど)に塗り、固まったところでムダ毛と一緒に剥がすというタイプの商品です。処理しにくい剛毛のギャランドゥでもごっそり抜けるので、毛量が多い人におすすめの処理方法です。
ただし、ムダ毛を切るとか溶かすとかではなく、抜くタイプの商品なので、かなりの痛みをともなうことは覚悟しておきましょう。上から専用の紙を貼って一緒に剥がすソフトタイプとワックス自体が固まって剥がすハードタイプがあるので、自分に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
処理手順
- 1.ワックス(商品)と塗るためのヘラ、タオルを用意
- 2.お風呂でギャランドゥ周辺を洗浄しておく
- 3.乾いたタオルで水分を拭き取っておく
- 4.ワックスを処理したい部分にヘラを使って塗る(厚さ1mmが目安)
- 5.3cm × 10cmが目安(商品による)で少しずつ塗るのがコツ
- 6.ソフトタイプなら上から専用ペーパーを貼る
- 7.毛の流れる方向に沿って肌に強く押し付ける
- 8.固まったら塗った方向とは逆側から一気に剥がす
- 9.処理が終ったらワックスが残らないように洗い流す(冷水推奨)
- 10.お風呂後は保湿をしておく
メリット
- 毛量が多くても処理できる
- 皮膚の内側の毛根から抜けるので比較的状態が長持ちする
- 毛が散らばらないから片付けが楽
- 凹凸のある部分でも処理しやすい
- 細い産毛でもしっかり処理できる
- 生やしたいときに生やすことができる
- 色素の薄い毛でも処理できる
デメリット
- 毛が短いと抜けないことがある
- 強い痛みをともなう
- 長期的に見るとコスパはあまり良くない
- 毛を抜くので肌に大きな負担がかかる
- 固まるタイミングが難しく慣れるまでコツがいる
- 塗る厚さも難しく慣れるまでコツがいる(厚すぎてもダメ)
NULL ブラジリアンワックス
項目 | 詳細 |
---|---|
メーカー | NULL |
価格 | 2,980円 |
特徴 | 水溶性ワックス(紙を貼るソフトタイプ) 日本製 温め不要 主成分がハチミツ デリケートゾーンもOK |
③抑毛ローション
抑毛ローションとは、肌に塗ることで毛の生えるスピードを遅くしたり、薄くしたりする効果が期待できる商品です。毛を「溶かす」「抜く」「剃る」などではなく、「生えにくくする」という目的の商品なので、ムダ毛処理の即効性はありません。
商品にもよりますが、抑毛ローションの主成分は「大豆イソフラボン」です。大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと成分が似ていることから、大豆イソフラボンも女性ホルモンと同じように「抑毛」などの効果が期待できるということです。
処理手順
- 1.1日2回程度、処理したい部分(ギャランドゥなど)にローションを塗ります
- 2.おすすめは水分が吸収しやすくなっている朝とお風呂上がりです
- 3.カミソリや除毛クリームなど、脱毛処理後にも適しています
メリット
- 準備・片付けが不要なので外出先でも利用できる
- いつでも気軽に使える
- 長期的な効果が期待できる
- 肌荒れしている肌やニキビの上からでも使える
- 同時に美肌ケアもできる
デメリット
- 抑毛効果が出るまで時間がかかる
- 体質によっては抑毛効果が出ないこともある
- 効果を高めるには1日数回塗る必要がある
- 商品によってはベタベタする
&GINO プレミアムアフターシェイブローション
項目 | 詳細 |
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メーカー | &GINO |
価格 | 5,184円 |
内容量 | 150ml |
香り | グリーンシトラスの香り |
特徴 | 化粧水として使える ベタつかない使用感 美肌効果が期待できる成分も配合 |
④電気シェーバー
ムダ毛処理の王道「電動シェーバー」は、ギャランドゥの処理にもおすすめです。カミソリで剃るよりも肌に優しく、手軽で簡単に処理できるのが特徴です。各メーカーが主力商品にしているということもあり、いろんなタイプが開発・販売されています。
ギャランドゥの処理であれば、長さを整えられる補助付きタイプや、長い毛でも根本から剃れるトリマー刃タイプのシェーバーがおすすめです。カミソリと比べて本体が高額なので初期費用はかかってしまいますが、少しのメンテナンスで長期的に使えるのは嬉しいポイントです。
処理手順
- 1.毛が散らばっても良い場所を用意する
- 2.あらかじめホウキや掃除機を用意しておくのがおすすめ
- 3.毛が長いギャランドゥはトリマー刃タイプで処理
- 4.長さを整えたい場合は長さ補助付きのタイプで処理
- 5.毛が絡む場合はハサミで短くする
- 6.最後はローションなどで保湿しておく
メリット
- カミソリと比べて肌への負担が少ない
- 安全にギャランドゥを処理できる
- メンテナンスの頻度は少なめ
- 深掘りタイプなど好みに合わせた処理ができる
- 水なしでも剃れるので外出先でも処理できる
デメリット
- 毛が散らばりやすい
- 初期費用が高額になる可能性がある
- 商品によっては充電などの必要がある
- 本体のメンテナンス(掃除など)が大変
パナソニック ボディトリマー ER-GK60-W
項目 | 詳細 |
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メーカー | パナソニック |
価格 | 6,678円 |
付属品 | 長さそろえアタッチメント(3mm,6mm) 肌ガードアタッチメント(2mm) ACアダプター 掃除用ブラシ 専用オイル ポーチ |
サイズ | 高さ19.2×幅3.3×奥行4.7cm |
防水 | 検査クリア |
充電時間 | 8時間(室温0℃~35℃) |
使用可能時間 | 連続約40分間使用可能 |
⑤家庭用脱毛器
家庭用脱毛器とは、脱毛サロンが行うようなフラッシュ脱毛(光脱毛)を、自宅で手軽にできるようにした商品です。カミソリやブラジリアンワックスのような即効性はありませんが、長期的に少しずつ毛の生えるスピードを遅くしたり、毛を細くしたりする効果が期待できます。
その仕組は脱毛サロンのフラッシュ脱毛と同じで、特殊な波長を持つ光を肌に当てることで、毛を生やす細胞を少しずつ弱らせます。「2週間に1回のペース」というように自分で期間を管理しなければいけないのが少々面倒ですが、最終的には自己処理が非常に楽になるというメリットがあります。
初期費用はある程度かかりますが、脱毛サロンほど高額ではありませんし、照射回数の制限などもないのは大きなメリットです。家族と一緒に使えるので、場合によってはかなりのコスパが実現するかもしれません。
処理手順
- 照射口を清掃しておく(できれば消毒も)
- 脱毛箇所(ギャランドゥなど)をシェービングしておく
- 軽く肌を冷やしておく
- 脱毛箇所に照射していく
- 処理後、冷却と保湿をする
メリット
- いつでも自分のペースで脱毛できる
- 脱毛サロンよりもお得にフラッシュ脱毛ができる
- 家族や友人と共有できる
- 他人にムダ毛を見られない
デメリット
- 事前にシェービングが必要
- 脱毛器のメンテンスが必要
- カートリッジの交換が必要
- 日焼け肌には照射できない
- 冷却や保湿などのアフターケアを自分でやる必要がある
- 初期費用が高額になる
エムテック KE-NON
項目 | 詳細 |
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メーカー | エムテック |
価格 | 69,800円 |
照射範囲 | 業務用クラス3.5cm×2.0cmのワイド照射 |
照射数 | 1つのカートリッジで最大300万発の照射が可能 |
出力設定 | 肌質に合わせて10段階から選択可能 |
照射モード | 1ショット、3連射、6連射/手動、自動と切り替え可能 |
製造 | 日本製 |
特徴 | ISO 9001を取得している メーカー1年保証 日本国内だけで既に70万台以上の受注数 男女共用の日本製脱毛器 |
効果的なギャランドゥの処理方法
項目 | クリニック | 脱毛サロン |
---|---|---|
コスト | 5~15万円 | 3~10万円 |
効果 | ◎ | ◯ |
痛み | 強い | 弱い |
回数 | 5~8回 | 20~30回 |
期間 | 1年半~2年 | 2年~3年 |
医療脱毛クリニックに通う
- レーザー脱毛(永久脱毛)が可能
- 少ない回数で脱毛が完了する
- 医師がいる医療機関なので安心
- 麻酔が用意されている
医療脱毛クリニックは、国家資格の医師免許を持つ医師がいる医療機関での脱毛のことです。資格が必要なレーザー機器を扱うことができるので、いわゆる「永久脱毛」が可能です。
永久脱毛は「100%生えなくなる」というようなはっきりとした定義はなされていませんが、高確率で毛の細胞が破壊されるので、脱毛後はほぼ生えてこなくなります。脱毛サロンよりも少ない回数で完了するので、早く脱毛を完了させたい人に選ばれています。
ただし、脱毛サロンのフラッシュよりもレーザーのほうが威力が強いため、痛みが強いというのも医療クリニックの特徴です。ただし、医療機関なので麻酔が用意されているという特徴もあります。
医療レーザー脱毛の費用相場
回数 | 料金 |
---|---|
1回 | 2~4万円 |
3回 | 8~10万円 |
5回 | 14~16万円 |
得られる効果
医療レーザー脱毛では、いわゆる永久脱毛が可能です。永久脱毛は日本では法律などの定義はなく、アメリカのFDA(米国食品医薬品局)という政府機関が定義しています。その定義とは、「レーザーを3回照射後6ヶ月経過した時点で67%以上の毛が減っている」状態に出来る機械としています。
ただし、実際には5回~8回ほど施術するので、ほぼ完璧に生えてこなくなる可能性は非常に高いです。1~3回照射するだけでもかなりの効果が期待できるのが特徴です。
脱毛サロンに通う
- フラッシュ脱毛が採用されている
- レーザーよりも肌に優しい
- 脱毛完了まで多くの回数が必要
- レーザー脱毛より比較的痛みが少ない
- 店舗が豊富で選びやすい
脱毛サロンは、フラッシュ脱毛を主に採用しているお店のことです。医師はいないのでレーザーは扱うことはできません。フラッシュはレーザーに比べて照射レベルは低く、高い効果は期待できません。ただしその分痛みは弱く、料金価格も低いのが特徴です。全国にたくさんの店舗があるので、自分に合ったサロンを選べるというのも脱毛サロンの魅力のひとつです。
脱毛は女性がするものというイメージを持つ人もいますが、メンズリゼやメンズクリアなど、男性専用の脱毛サロンも増えてきています。男性専用の脱毛サロンでは、女性のサロンにはない「ヒゲ脱毛」のプランも用意されています。
光(フラッシュ)脱毛の費用相場
回数 | 料金 |
---|---|
1回 | 5千円~1万円 |
5回 | 2~3万円 |
10回 | 4~5万円 |
得られる効果
脱毛サロンのフラッシュ脱毛は、毛を成長させる細胞(毛母細胞など)にダメージを与えていき、少しずつ弱らせていくことで脱毛を促します。つまり、レーザー脱毛のように細胞が一気に破壊されるということはなく、何度も照射を繰り返していくうちに少しずつ毛量が減り、毛が細くなるという効果が期待できます。
レーザー脱毛では、照射した細胞は高い確率で破壊されてしまうため、それ以降生えてこない可能性が非常に高いです。そのためレーザーでは、いわゆる「減耗」ができず、最終的にツルツル状態になってしまいます。それに対しフラッシュ脱毛では少しずつダメージを与えていくため、自分に合った毛量に調節することが可能です。
フラッシュに対する個人差はあるので完璧な毛量は難しいですが、「ツルツルは嫌だけど毛量を少し減らしたい」というような要望には対応できるのが大きなメリットです。
3つのNGなギャランドゥ処理
ギャランドゥの処理方法はいくつかありますが、できれば避けたい処理方法を3つ、理由とともに紹介します。
①カミソリで剃る
ギャランドゥの処理方法の中で比較的お手軽にできるのが、カミソリで剃る方法です。特別な道具は必要なく、ドラッグストアなどで安く購入できるT字カミソリやI字カミソリと、処理する際に使うローションやシェービングジェル、ムースなどで処理できます。
水分がついた状態でも処理できるので、お風呂に入ったときに処理するのが一般的です。ただし、お風呂での処理のあとは肌が乾燥しやすいので、しっかりと保湿ケアをしておくことが重要です。
皮膚のダメージが大きい
カミソリは手軽に処理できますが、肌に直接刃をあてるので、皮膚へのダメージが大きくなってしまいます。皮膚の一番外側は表皮という層で構成されており、その表皮を守っている角質がダメージを受けます。
角質は無数の細胞がラメラ構造になって層になっていますが、これがカミソリの刃によって崩れてしまいます。基本的には角質はターンオーバーによって剥がれていくものですが、自然と剥がれる前にカミソリの刃によって剥がされてしまうと、新しい角質の生成が追いつかない状態になります。
その部分の角質が薄い(もしくは無い)状態になり、炎症を起こして赤くなったり、神経が近くなることでかゆみを引き起こしたりする可能性があります。
もともと肌が敏感な人は1度や2度のカミソリ処理で肌が荒れる可能性もありますし、肌が強い人でも繰り返し処理をすることでターンオーバーが追いつかず、肌荒れ状態になってしまう可能性があるので注意しましょう。
根元の黒いプツプツが目立つ
カミソリでのギャランドゥの処理は、毛根から毛を抜くタイプの処理ではなく、皮膚から外側の毛をカットする処理方法です。つまり、カミソリで処理した後も毛根付近のムダ毛は残ってしまうということです。
毛は基本的に、根元に近づくほうが太くなっていくので、短くすればカット部分の面積が広くなり、黒い部分が目立ってしまいます。
剃った後チクチクする
カミソリで剃った後は、毛先が鋭く尖ってしまいます。自然に生えてきた毛の先は丸くなっているので違和感はありませんが、カミソリで剃ったあとはどうしても毛先が尖り、チクチクしてしまうことがあります。
少し違和感がある程度なら我慢できるかもしれませんが、肌の同じ部分にその毛先があたりつづけていると、肌が傷ついて赤くなってしまったり、かゆみが発生してしまったりします。保湿をすることである程度は緩和できますが、処理後のチクチクはカミソリ処理のデメリットになるでしょう。
2-3日で生えてくる
カミソリでの処理は、毛の表面から外に出ている部分をカットしているにすぎません。毛根は生きていて、皮膚のすぐ下まで毛が残っている状態です。つまり、生えるスピードが早い人は当日、そうでない人でも2~3日もすればすぐにまたムダ毛が生えてきてしまいます。
カミソリでの処理自体は短時間で済みますが、毎日継続して処理していると肌が荒れてしまう可能性もあるため、すぐに生えてきてしまうというのは大きなデメリットになります。
②毛抜きで抜く
毛抜きでギャランドゥを抜くという方法もあります。必要な道具は「毛抜き」だけなので、カミソリよりも手軽です。ただし、1本1本の処理になるため、範囲が広い場合は処理に時間がかかってしまいます。
ただ、カミソリとは違い毛根から毛が抜けるため、次の毛が再生して生えてくるまで時間がかかります。カミソリのように黒いポツポツも目立ちませんし、毛先が尖ってチクチクするということもありません。
毛穴が炎症を起こすリスク
毛抜きでのギャランドゥの処理は、綺麗に処理できる反面、細胞に大きなダメージを与えてしまいます。ヘアサイクル(毛周期)を無視して成長中の毛を抜いていることになるので、細胞から無理やり毛を引き剥がしていることになります。
毛は細胞から離れやすくなっていますが、抜き方によっては細胞が傷つき、そこから細菌が入って炎症を起こす可能性もあります。
色素沈着の恐れ
細胞はダメージを受けると、細胞を守るためにメラニンという物質を生成します。これは紫外線や外的刺激から肌を守るために発生するもので、基本的にはターンオーバーによって排出されていく物質です。
しかし、毛抜きなどの度重なる外的刺激を受けたり、大量の紫外線を浴びたりすると、メラニンが排出しきれず、細胞に滞留してしまうことがあります。
メラニンは色素の一種で、量が多いと黒く見える物質です。これが滞留すると肌が黒く見える、いわゆる「色素沈着」を起こしてしまいます。これがシミや肝斑(かんぱん)のメカニズムです。
毛抜きは細胞にとって大きな外的刺激となるので、繰り返しているとシミなどの色素沈着を引き起こす可能性が高いので注意が必要です。
埋没(埋もれ)毛
毛抜きでキレイに毛が抜ければ問題ありませんが、成長期にある毛は細胞とのつながりが強く、場合によっては抜けずに途中で切れてしまう可能性があります。
毛が中途半端に皮膚に残った状態で毛穴が閉じてしまうと、毛が皮膚の中で成長する、いわゆる「埋もれ毛(埋没毛)」になってしまいます。また、無理やり毛を引き抜くことで毛を成長させる細胞が変形し、まっすぐ毛が生えなくなることで埋もれ毛になることもあります。
埋もれ毛になると皮膚の内側で毛が成長してしまうため、皮膚が傷ついて炎症を起こしてしまう可能性があります。埋もれ毛は皮膚に吸収されてなくなったり、ターンオーバーで外に自然と排出されたりしますが、場合によっては皮膚に残り続けることもあります。
皮膚に残った埋もれ毛は色素沈着の原因にもなるので、注意しておいたほうが良いでしょう。
③ヒートカッター
ヒートカッターとは、ドラッグストアなどで購入できるムダ毛自己処理用の商品です。毛を焼き切って処理する方法で、カミソリのように毛先が尖らないのが特徴です。
根元から焼き切れない
ヒートカッターはあくまでも毛を短くするのが目的の道具なので、毛を完全に処理してツルツル状態にすることはできません。皮膚から数ミリ~数センチ上しか処理ができないので、その分のムダ毛は残ってしまうことになります。
アンダーヘアの処理は長さを残すというデザインを選択する人もいますが、ギャランドゥの場合はツルツルにしたいという人が多いため、ギャランドゥの処理でヒートカッターを使う人は多くありません。
時間がかかる
商品にもよりますが、ヒートカッターは一度に処理できるのは5~10本程度です。毛量が少ない場合は問題ありませんが、毛量が多いと時間がかかってしまうのがデメリットとなります。
部屋が焦げ臭くなる
ヒートカッターは、毛を熱で焼き切る仕組みの処理道具です。そのためどうしても処理をすると毛が焦げた臭いがしてしまいます。もともとヒートカッターは少量の毛を処理することを想定して製造されています。大量の毛を処理すると、部屋中に焦げ臭いにおいが蔓延してしまうのが大きなデメリットではないでしょうか。
男のギャランドゥはスッキリ処理して清潔に
ギャランドゥは男性にとって魅力的な部分でもありますが、きれいに処理しておいたほうが清潔感があって良いという女性がいるのも事実です。
今回紹介したように処理の方法はたくさんあって、それぞれにメリット・デメリットがあります。長期的な脱毛効果を得たいのであれば医療クリニックでのレーザー脱毛か、脱毛サロンでのフラッシュ脱毛なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。