美容電気脱毛って?永久脱毛?仕組みとメリットデメリットを解説
美容電気脱毛は歴史の古い、永久性の高い脱毛方法です。痛い、高い、時間がかかるといったデメリットばかりのイメージですが、ヒゲなどは美容電気脱毛のほうが適している部位ともいえます。広範囲ではなければ通う回数も少ないこともあり、打ち漏れなどもありません。
目次
美容電気脱毛ってどんな脱毛方法?
ひとつひとつの毛根に微弱の電流を流す脱毛方法で、アメリカでは140年以上、日本でも40年もの歴史を誇る、非常に実績の高い脱毛方法です。
しかし1本1本処理をしなければならないことや、高い技術が必要なこと、さらに痛みが強いことなどから、美容電気脱毛を受けられる施設は非常に少なくなっています。
とはいえ、肌の色や毛の色・質に左右されず、美容脱毛が適した部位が存在するのも事実です。
特に骨のでこぼこした部分や、ほくろやシミなどの色素の強い部分などは、美容電気脱毛でしか処理できません。
また、1度電気を流した毛穴からは、ほぼ毛が生えてきません。
美容電気脱毛の仕組みと効果・特徴
美容電気脱毛の仕組み
現在主流となってる光脱毛や医療レーザー脱毛は、黒い色に反応する光やレーザーを照射することで脱毛します。シェービングしたムダ毛が黒点となるため、その黒に反応、少しずつダメージを与えることでだんだんと毛が細くなり減毛、脱毛されてきます。
美容電気脱毛はプローブと呼ばれる0.05mm~0.15mmほどの極細のニードルを毛穴に挿入し、微弱の電流を毛根に流すことで1本1本脱毛していく方法です。電流を流した毛穴から生えた毛は、その場で抜け落ちるため、脱毛結果が目に見え、満足度が高い点が特徴と言えるでしょう。
ただ、1本1本の毛穴にプローブを挿入するため非常に時間がかかり、それなりの痛みもともないます。また毛穴にプローブを挿入する際、毛をつまんで毛穴を確認するため、数ミリ程度ですが毛を伸ばす必要があります。
さらに高い技術が必要なことから、扱う施設が少なく、美容電気脱毛を始めにくいのが現状です。
しかし、取扱施設が減っているにもかかわらず、いまだ電気脱毛取り扱っているのは、ユーザーからの満足度や評価が高いという見方もできるでしょう。
- 脱毛実感が高い
- どの程度脱毛できたのかがすぐわかる
- 時間がかかる
- 痛みが強い
- 若干、毛を伸ばす必要あり
- 取り扱い施設が少ない
- 取扱いの技術が必要
美容電気脱毛の効果
美容電気脱毛は日本でも40年程の歴史を誇ります。美容電気脱毛では一度脱毛した毛はほぼ生えてこないという体験者が多く、限りなく永久性が高い脱毛方法です。医療レーザーや光脱毛は、永久性が確認できるほど歴史がありません。
また、黒い色に反応するレーザーやフラッシュ脱毛に比べ、ひとつひとつの毛穴に電流を流す電気脱毛のほうが、毛に対して的確にアプローチできることは事実です。
電気を流したその時点で毛が抜け落ちる電気脱毛に対し、毛がだんだんと薄くなるレーザーやフラッシュ脱毛は、毛が薄ければ薄いほど反応が鈍くなってしまいます。
その証拠に色に反応するため、ほくろやシミに生えた毛、さらに白髪は、レーザーやフラッシュ脱毛では脱毛することができません。
- 1本1本施術後すぐに抜け落ちるため脱毛が的確
- 毛の濃い薄いに左右されない
- 白髪でも脱毛できる
- 永久性が高い
美容電気脱毛の痛みの程度
美容電気脱毛は、毛穴にプローブと呼ばれるニードルを挿入して脱毛を行います。毛穴にニードルを入れる時点で痛そうと思うかもしれませんが、実は毛穴挿入時に痛みはありません。しかし、電流を流す時には痛みを感じます。
痛みの感じ方に個人差、さらに痛みを感じやすい部位などにも差はありますが、レーザー脱毛よりも痛みが強い傾向があります。
またレーザー脱毛は痛み緩和のため麻酔なども用意されていますが、美容電気脱毛に麻酔は使用できず、さらに毛の1本1本アプローチするため、痛みは継続していきます。
美容電気脱毛にかかる時間と期間
美容電気脱毛にかかる時間
1本1本施術していく美容電気脱毛は、脱毛スタッフの技術によって大幅にスピードが変わってきます。 しかし一般的には、1分で平均13本の毛を処理できるといわれています。
ちなみに、ワキでちょっと毛の多めの方で片方500本ほど生えています。両方で1000本、かなり脱毛に時間がかかることがわかります。
美容電気脱毛にかかる期間
美容電気脱毛もレーザーやフラッシュ脱毛と同じように、毛周期に合わせて脱毛する必要があります。
【毛周期とは】
- 成長初期→成長期→退行期→休止期
人間の体毛はこの毛周期を繰り返しており、体の表面に出ているのは、ほんのわずかの毛です。またこの毛周期は体の部位によってサイクルが変わってきます。ワキは2~3ヶ月が毛周期と言われ、2~3ヶ月かけてこのサイクルがまわっています。
つまり今生えている脇の下の毛を脱毛しても、また2~3ヶ月後にはまた同じ量の毛が生えてくるのです。
このように電気美容脱毛も毛周期に合わせて何度か脱毛を行わなければいけません。脱毛終了までの期間はレーザー脱毛とあまり変わらないと思っていいでしょう。
美容電気脱毛の脱毛可能部位
電気脱毛はレーザー脱毛や光脱毛よりも、確実に脱毛範囲が広い点がメリットです。
- 粘膜
- アイホール
この2点以外は基本的に脱毛可能です。しかし、時間や料金もかなりかかるため、全身をニードル脱毛で行う人はほぼいません。
眉毛や眉間、鼻下などの顔や、VIO脱毛が多く、細く形を整えたい部分に人気の脱毛方法です。
美容電気脱毛の肌への負担
美容電気脱毛は毛穴にプローブを挿入するため、毛穴に炎症をおこしたり、かゆみを伴うなどの肌トラブルが起きる可能性があります。ニードルはもちろん使い捨てですが、毛穴に挿入するため雑菌が侵入しやすいのです。
また内出血や色素沈着といったトラブルも起きないわけではありません。そのためニードル脱毛を行う場合は技術の高い、定評のある施設で脱毛しなければいけません。
美容電気脱毛のメリット・デメリット
美容電気脱毛のメリット
美容電気脱毛は毛穴にプローブ(ニードル)を挿入して電気を流し、毛根にダメージを与える脱毛法です。毛根が存在していれば、毛の質や色に左右されることなく脱毛ができます。また、毛根にアプローチするため、肌の色にも影響がありません。
日本では現在、美容電気脱毛を扱う施設は減少していますが、歴史ある脱毛法で実績があるもの事実、脱毛実感はかなり高く、毛も再生しにくい脱毛方法です。
- 白髪でも脱毛可能
- 日焼け・肌が黒くても脱毛可能
- シミやほくろなど色素の濃い部分でも脱毛が可能
- 永久性が高い
美容電気脱毛のデメリット
毛に1本1本アプローチしていくため時間がかなり必要、さらに脱毛スタッフの高い技術が必要になるため、費用も高額になりがちです。
電気を流すときの痛みも、レーザー脱毛よりも強いと言えます。
また脱毛時に毛穴を確認しやすくするために通電後抜けた毛を取り除くことが必要になりますのでピンセットでつまめる程度に毛を少し伸ばさなければいけません。部位によっては伸ばせない場合もあり、確実にデメリットと言えるでしょう。
施設が少ない点も、美容電気脱毛をはじめにくい環境といえます。
- 時間がかかる
- 価格が高額になりがち
- 痛みが強い
- 毛を数ミリ伸ばす必要あり
- 取り扱い施設が少ない
美容電気脱毛と他の脱毛方法を比較
痛みの程度の比較
ニードル(美容電気)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | 光(フラッシュ)脱毛) |
---|---|---|
痛みが強い | 痛みが比較的強い | 痛みが弱い |
医療レーザー脱毛も部位によってはそれなりに痛みが強いことで知られていますが、ニードル脱毛はさらに上を行く痛みです。逆に脱毛サロンで扱われる光脱毛は痛みがソフトであるため、痛みに弱い方に人気の脱毛法と言えます。
しかし、忘れてならないのは痛みが強いほど脱毛実感、脱毛スピードも早くなる点です。
有料にはなりますが、医療レーザー脱毛はクリニックでの取り扱いのため麻酔が可能、痛みの軽減が可能になっていますが、美容電気脱毛に麻酔は使用できません。
1回あたりの脱毛にかかる時間
ニードル(美容電気)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | 光(フラッシュ)脱毛 |
---|---|---|
本数によって大きく違う | 短い | 短い |
美容電気脱毛は1本1本脱毛していくため、毛量によって脱毛時間が大幅に左右されます。
しかし、レーザーや光脱毛は脱毛マシンのヘッドを脱毛部位に押し当てて照射するだけなので、あまり時間はかかりません。
男性専門脱毛クリニックのゴリラクリニックでは、ヒゲ脱毛に10~15分程度の施術時間で、一般的な脱毛サロンと時間はあまり変わりません。
脱毛できる部位
ニードル(美容電気)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | 光(フラッシュ)脱毛 |
---|---|---|
粘膜部分以外 | シミ・ほくろ・粘膜部分以外 | シミ・ほくろ・粘膜部分以外 |
基本的にどの脱毛方法でも粘膜の脱毛はできません。ニードル脱毛は粘膜以外はすべて脱毛が可能となっています。
しかし、レーザー脱毛と光脱毛は黒い色に反応して脱毛を行うため、シミやほくろに生えた毛は脱毛不可能、白いシールなどで保護してから照射します。さらにあまりに日焼けしている場合も断られたり、マシンの出力を抑えたりして結果的に脱毛スピードが落ちる場合もあります。
また、耳の軟骨などの凸凹している部分もレーザーやフラシュ脱毛機のヘッドが密着しない場合があり、複雑な形状部分も脱毛できないことがありいます。
脱毛デザインの自由度
ニードル(美容電気)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | 光(フラッシュ)脱毛 |
---|---|---|
細かいデザインが可能 | デザイン脱毛が可能 | デザイン脱毛が可能 |
美容電気脱毛、レーザー脱毛、光脱毛、すべて好みのデザインで脱毛することが可能です。
もっとも細かいデザインに対応できるのが、1本1本脱毛する電気脱毛です。また、その場で毛が抜け落ちるため、デザインを確認しながら脱毛が可能、イメージと仕上がりに違いが生まれにくいといえるでしょう。
脱毛にかかる費用
ニードル(美容電気)脱毛 | 医療レーザー脱毛 | 光(フラッシュ)脱毛 |
---|---|---|
高い | 安い | 安い |
時間がかかる、さらに技術が必要な点から、電気脱毛がもっとも高額になります。
しかし医療レーザー脱毛や光脱毛は、サロンやクリニックによってかなり価格が変わること、脱毛前に必要な剃毛料金など、脱毛以外の料金がかかることも多く、トータルした金額をよく調べる必要があります。
美容電気脱毛はどんな人に適している?
ニードル(美容電気)脱毛が適している人
- 細かくデザイン脱毛したい人
- 色素が濃い部分も脱毛がしたい人
- 白髪も脱毛したい人
- 肌の色が黒い人
- 脱毛サロン・クリニックで脱毛後数本残ってしまった人
- 凸凹した部分を脱毛したい人
電気脱毛のメリットは、何と言っても毛質や肌の色に左右されないことです。ほくろ、シミ、乳輪などの色素の濃い部分の毛や、白髪を脱毛するにはニードル脱毛しか方法がありません。
さら細かい部分に対応が可能、こだわりのあるデザイン脱毛以外にも、男性に多い耳の軟骨の毛などの脱毛にもおすすめです。
加えて、サロンやクリニックで脱毛終了後に数本だけ残ってしまった場合、追加で照射するよりもニードル脱毛で数本処理したほうがリーズナブルに脱毛が仕上がります。
ニードル(美容電気)脱毛が適していない人
- 安く脱毛したい
- 痛い脱毛は嫌だ
- 時間をかけたくない
- 脱毛部位の毛を伸ばせない人
これらの点はすべて美容電気脱毛のデメリットともいえる部分です。高額になりがちなので、全身脱毛や毛量の多い方の広範囲の脱毛には不向きです。
さらに毛穴を確認しやすくするためと、抜け落ちる毛を毛穴から取り除くために、脱毛部位の毛をピンセットでつまむ必要があります、つまめる程度の長さ(数ミリ)伸ばさなくてはなりません。
美容電気脱毛ができるメンズエステ2選
メンズTBC
メンズTBCの特徴
- メンズ専門の総合エステティックサロン
- 脱毛は美容電気脱毛を含む3種類対応
- 顔・体(VIO除く)脱毛可能
- 提携クリニックあり
- 脱毛体型コース1,000円
- 回数コース以外にも都度払いもあり
メンズTBCは男性専門のエスティックサロンなので、脱毛後のケアアイテムも豊富、万が一のトラブルの際は提携クリニックもあるため安心です。
脱毛方法は美容電気脱毛はもちろん、レーザー脱毛と光脱毛にも対応しており、毛質や肌質に合わせた脱毛法が可能になっています。
脱毛が初めての方に体験コースもあるので、利用してみるといいでしょう。
メンズTBCの料金
メンズTBCでは、入会金12,600円、事務手数料3,240円を支払うと2年間有効のメンバーになり、ビジターよりも17%OFFで脱毛が可能になります。
さらに、800本オーダーメイドプランというお得な脱毛コースがあります。
- 好みのデザインで800本のヒゲ脱毛が可能
- 103,600円(税込み・入会金・手数料込)
- 保湿化粧品108円で購入可能
まずは800本の脱毛でどの程度毛が減るのか、さらにどこをもっと脱毛するのか確認するものおすすめです。この800本オーダーメイドプランは入会金や事務手数料も込み、さらに通常ならば16,200円する基礎化粧品が108円で購入が可能になっています。
メンズTBCの基本情報
北海道エリア | 1店舗 |
---|---|
東北エリア | 2店舗 |
東京エリア | 13店舗(8月オープン含む) |
関東・信越エリア | 12店舗 |
北陸エリア | 1店舗 |
東海エリア | 6店舗 |
関西エリア | 8店舗 |
中国・四国エリア | 2店舗 |
九州・沖縄エリア | 3店舗 |
メンズTBCの口コミ
脱毛効果はさすがです
評価:流石の効果で一度処理した部分は生えてこなく、どんどん薄くなっているのを感じています。また脱毛は針とピンセットのようなものを利用し、直接毛穴に電流を流すため、人によっては大変痛いと思います。
https://www.google.com/maps/contrib/
効果が高いです
評価:技術に関しては、脱毛エステとしては申し分ないと思います。効果もかなり目に見て得られました。ただ、肌の弱い方は、保湿に気を付けてください。
https://www.google.com/maps/contrib/
赤みはすぐ引きます
評価:実は顔や体毛を脱毛してまして、今日はお腹周りを400本程脱毛。 5~6年前から体毛が少しずつ濃くなりコンプレックスでしたが、あと少しで、ボクの目標としてた見た目に仕上がります! 達成感…ホント!
https://twitter.com/NENOYATSUKASA/status/1114856298875502592
肌がツルツル
評価:Men’s TBC に#電気脱毛 をしてきた。 初回お試し価格で 150本で500円(通常だと2万円ほど)。 その場で毛が抜かれるので、施術後の効果が分かりやすいのが利点かな。 うぶ毛も処理していただいたおかげで、ツルツルの部分も出来た!
https://www.instagram.com/p/Bpw3hpenOK6/?utm_source=ig_web_copy_link
痛みはそれなりにあるようですが、脱毛実感はかなり高いという声があります。痛みよりも満足度も方が勝っているのでしょう。
1本ずつ抜けるため、目に見えるのがうれしい、との声は美容電気脱毛ならではです。
ダンディハウス
ダンディハウスの特徴
- 男性専門の総合エステ
- ヒゲ・体(VIO除く)脱毛可能
- 美容電気脱毛と美容ライト脱毛の2種類
- 初回限定5,000円体験コースあり
- 国内45店舗
男性専門の総合エスティックサロンで、脱毛のほか、ダイエットやエイジングケア、美肌、筋力アップなども取り扱っています。
脱毛は美容電気脱毛のほか、店舗に限りはありますが光脱毛も扱いがあり、痛みの弱い方でも対応が可能です。
ダンディハウスの料金
30分で5,000円の美容電気脱毛の体験コースがあります。
電気脱毛の場合は毛量に応じて価格が変動するため、初回のカウンセリング時に相談、見積もりを出してもらうといいでしょう。
ダンディハウスの基本情報
北海道・東北エリア | 2店舗 |
---|---|
関東エリア | 22店舗 |
中部エリア | 7店舗 |
近畿エリア | 11店舗 |
中国・四国エリア | 2店舗 |
九州エリア | 2店舗 |
ダンディハウスの口コミ
満足しています
評価:お世話になっている脱毛サロン。男性向けエステでは大手だと思います。少しお高い気はしますが、その分効果はあるし、仕事も丁寧だと思われます。
https://www.google.com/maps/contrib/
すごく雰囲気のいいところです
評価:大阪ですが、行っていいと思った店舗は千里中央店です。 とにかくスタッフが親切ですし、礼儀正しいです。 ほかに梅田や難波にも行ったことがことがありますが スタッフの教育が行き届いているのが印象的でしたね。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3673937.html
体験してみて!
評価:やっとダンディハウスで余分なところのヒゲ脱毛できた!予約は少しとりずらかったけど、ちょうどいい感じの時に開いてたからよかった♪5,250円で初回フル体験できるのは本当にうれしいですよ!
https://twitter.com/hanatsutpe/status/401056768257581057
スタッフがしっかりしている、という声が多いのが特徴です。ダンディハウスはおもてなしの心を大切にしているため、雰囲気がいいことに定評があります。
また美容電気脱毛が体験できるものうれしい点です。
美容電気脱毛を大解剖!気になる疑問と豆知識
140年の歴史を持つ脱毛法
紀元前3000年頃から様々な脱毛剤が使用され、古代より脱毛という文化が存在していたと考えられています。しかし、肌へのダメージが強いものが多く、古代から現在に伝わる脱毛法は唯一、糸で毛を挟んで抜く、という方法だけです。
様々な脱毛方法が開発される中で、1875年に現在の美容電気脱毛の始まりともいえる、電気を流して脱毛する方法が開発されました。いまから144年も前のことです。
もともと逆まつげの治療として開発
美容電気脱毛法は140年前、逆さまつげを取り除くための方法として、眼科医によって開発されました。
電流を流すことで脱毛、逆さまつげだけでなく顔の脱毛にも使用されましたが、当時は非常に時間がかかるものでした。そののち、現在のプローブを毛穴に挿入する方法が確立、その後、一気に市場が拡大、脱毛士が増加していきます。
さらに高周波を取り入れたり、高周波と電気分解法を組み合わせたりと、現在とまったく同じ美容電気脱毛に変化を遂げていきます。
1970年代に日本に上陸
1960年代、女性の社会的進出や和装から洋装へのファッションへの移り変わりに伴い、ワキの脱毛が流行します。
1970年代になると現在の美容電気脱毛機が日本にも輸入され、エステティックサロンにおいて脱毛が開始されます。また日本でも開発が進み、日本人の肌質や毛質に合った脱毛機が登場します。
1980年代前半になると、脱毛先進国アメリカでレーザー脱毛が開発されます。日本にレーザー脱毛が輸入されるのはずっと後の1997年のことです。
2000年に入ると男性脱毛もメジャーに
日本では2000年代に入るとメンズエステティックサロンの登場もあり、男性の美意識が急激に高まります。それに伴うように男性の美容脱毛がはじまったとされています。
またこのころ、日本ではレーザー脱毛よりも出力の弱い光脱毛が開発されます。これによって脱毛市場はさらに拡大、レーザー、光、美容電気脱毛と、ユーザーが選べる脱毛の時代になったたのです。
脱毛後の効果持続期間
日本での脱毛は美容電気脱毛がもっとも古く、40年以上もの歴史があります。片や、レーザーや光脱毛は20年ほどの歴史しかありません。
レーザーや光脱毛は歴史が浅すぎて、「本当に毛が生えてこないのかどうか分からない」というのが現状なのです。
しかし、美容電気脱毛は30年以上毛が生えてない人もおり、それが「一度抜いた毛は生えてこない」と言われるほどなのです。現在の段階では、もっとも毛の再生率が低い脱毛方法と言えるでしょう。
人気の脱毛箇所
美容電気脱毛で全身脱毛すのは、価格や時間の面から見ても非現実的です。そのため部分脱毛をする方が多く、人気に部位はこの3つとなっています。
- ヒゲ
- ワキ
- VIO
ヒゲ
ヒゲは美容電気脱毛のほうがメリットが大きいと言えます。
- 細かいデザイン脱毛がきれいにできる
- デザインが確認しながら脱毛ができる
- 毛が濃いためレーザー・光脱毛でも時間がかかる
- 日焼けしても問題ない
- ほくろやシミなど色素が濃い部分があっても問題ない
ヒゲは、光脱毛ではかなり時間がかかり、向いていません。またレーザー脱毛も光脱毛ほどではありませんが、それなり時間もかかり、また痛みもあります。
どうせ痛みを感じるなら、的確に、かつ永久性が高い美容電気脱毛選ぶ人が多いのは納得の理由と言えます。
ワキ
このような理由からワキはニードル脱毛が人気と考えられます。
- 毛量が少ない
- 脱毛終了までが早い
個人差はありますが脇の下の毛は生えている範囲も狭いため、 美容電気脱毛でも比較的スピーディーに終わる部位と言えます。
薄くなったとしてもいつまでも脇の毛が生えるレーザーや光脱毛より、確実に1回ずつ処理できる電気脱毛のほうがメリットは大きいでしょう。
VIO
VIOはこのような理由から、電気脱毛の方がメリットが多いと考えられます。
- デザイン脱毛が細かくできる
- 確実に脱毛できる
- 色素沈着していても問題なし
日本人のVIO脱毛はハイジーナにするよりも、少量残すデザイン脱毛の方が人気です。
また、毛が濃いため、いつまでも脱毛が終わらないレーザーや光脱毛よりも、減った満足度が高く、確実に脱毛が進んでいる美容電気脱毛の方が人気の部位といえます。
さらに気になるのが黒ずみです。黒ずみが強ければ強いほどレーザー脱毛やフラッシュ脱毛の出力が抑えられ、結果的に脱毛スピードが遅くなります。場合によってはレーザー脱毛を断られることもあるでしょう。
美容電気脱毛は部位を絞って賢く始めよう
美容電気脱毛は歴史も古く、現段階ではもっとも永久性の高い脱毛と言えます。
時間がかかることと、高額になりがちであるデメリットはありますが、部位によっては美容電気脱毛のほうが確実に向いています。一度通電させれば脱毛ができるのです。
もちろん毛周期に合わせて脱毛する必要ありますが、広範囲でなければ、レーザーや光脱毛よりも通う頻度が少ないこともあります。
綺麗な脱毛を望むなら、美容機器脱毛もはじめてみてください。