毛深いは治せる?男性が毛深さを治す6つの方法
モジャモジャの体毛は男性でも恥ずかしく感じますが、毛深いの体毛の改善方法を具体的にイメージするのは難しいことでしょう。今回は生活の中で見直せる点やセルフケア、脱毛サロンとクリニックの違いについてなど、毛深さを治すためのアイデアが満載です。
目次
毛深い人を治せる方法があるか徹底調査
男性はふとした瞬間に自身の体毛が気になる瞬間がありますよね。日差しが気持ちいい季節は袖まくりしたり半ズボンでお洒落したりしますが、そんな時服から覗く自分の腕や脚を目にして「モジャモジャで黒い...」などと落ち込んだ経験はありませんか?
元気にたくさん生えている体毛をもう少し大人しくさせたいけれど、具体的な解決策は分からないという方は多いはず。そこでこちらでは毛深い体毛に悩む男性必見の、さまざまなアプローチ方法からの改善策についてご紹介します。
毛深い体質を治す方法6選
①ホルモンバランスを整える
女性関係の話の中でしばしば耳にする「ホルモンバランス」、実は男性の毛深さの改善においても気をつけるべきポイントです。男性ホルモンが増加すると体毛の育成が活発になるため、毛深さの直接の原因ともいえるでしょう。
毛深い方は男性ホルモンを優位にさせないよう、過度な筋力トレーニングを控え、ダイエットで食事を制限しない健康的な生活を心がける必要があります。
②ムダ毛処理法を見直す
自己処理をすると体毛が濃くなる、と聞いたことはありませんか?毛抜きやカミソリを用いたムダ毛処理法は直接肌に負担がかかり、処理中に毛穴を広げてしまう可能性があります。
カミソリで除毛するとどうしても刃が肌に当たるので、繰り返し処理することで肌の防衛機能が高くなり、徐々にムダ毛が濃くなってしまうのです。毛穴が広がればそこから生える毛も幅広サイズになってしまうので、毛抜き・カミソリでの自己処理は控えるべきといえるでしょう。
③大豆製品を食べる
大豆イソフラボンの働き
女性用化粧水などで良く見かける「大豆イソフラボン」は、育毛を抑える女性ホルモンに似た働きがあるということで注目されている成分です。
化粧品だけでなく大豆製品を摂取することで体内に取り込むことができるため、男性ホルモンが多く毛深い男性も積極的に取り入れることで抑毛効果が期待できます。
大豆製品 | 一日の目安摂取量 |
---|---|
豆腐 | 半丁(110g) |
納豆 | 1パック(40g) |
豆乳 | 200ml |
積極的に摂りたい大豆製品
- 豆乳(イソフラボン 65.0mg / 125ml)
- 豆腐(イソフラボン 55.0mg / 110g)
- 納豆(イソフラボン 65.0mg / 50g)
④GI値の低い食べ物を食べる
食事は身体にさまざまな影響を及ぼしますが、体毛の濃さとも関係があると考えられています。
食事をして血糖値が上がると、インスリンが体内に分泌されるのですが、これと共に男性ホルモンも生成されてしまうのです。血糖値が急激に上がるほど男性ホルモンの分泌も多くなるため、普段の食事を低GI食品中心にすると体毛の濃さを促進するリスクは減っていきます。
GI値とは炭水化物が分解されて糖に変わるまでの時間を数値化したもので、数値が低いほどそのスピードはゆっくり、つまり低GIの食品は男性ホルモンの分泌を抑えてくれるのです。
GI値 | 指標 |
---|---|
低GI | 55以下 |
中GI | 6~69 |
高GI | 70以上 |
低GI値の食品
- 海藻類(GI値 15以下)
- ヨーグルト(GI値 25)
- スパゲティ(GI値 41)
⑤睡眠時間を確保する
仕事が忙しく中々眠れないということも多い現代社会ですが、睡眠不足は体毛を気にする方の天敵なんです。
睡眠不足は自律神経の働きを弱らせ、ホルモンバランスを崩すことに。正常な睡眠・ホルモンバランスが保たれないと、知らずしらずの内に心身に負担、つまりストレスがかかります。
ストレスは男性ホルモンを増やす原因なので、毎日規則正しく睡眠をとることが体毛対策にも大切です。
⑥体を冷やさない
寒い地域に生息する動物は毛が長く太いという特徴があります。これは長く太い毛で皮膚を覆い、寒さから身を守っているためです。
寒さを感じると体毛が発達する、この現象は人間の体にも当てはまります。寒い中無理をして薄着をしていたり肌をさらしていると、脳が身を守ろうとしてその部分の毛を濃く太くしようとするのです。
男性は暑がりで寒いくらいが丁度良いと感じる人も多いですが、体毛を気にするのであれば冷房の当たりすぎには気を付けましょう。
自己処理で毛深いのを治す方法
①すきバサミ
すきバサミの使い方
すきバサミはご存知のとおり、ヘアカットで用いられるハサミです。通常のハサミとは異なり刃がコーム上になっていて、一度に切った部分でも長さが同じになりません。体毛が濃い部分に使えば、毛の量が減るのである程度さっぱりした印象にしてくれます。
すきバサミのメリット
すきバサミはハサミとして使うため、肌に直接刃を当てることはありません。肌を痛めずにセルフケアができますね。家にあるという方も珍しくありませんから、初期費用がかからず手軽にできる点もポイントです。
すきバサミのデメリット
すきバサミを使っての処理は手間がかかります。そして、利き手ではない手で処理をする時に扱いづらいという点がデメリットとして挙げられます。
慣れてくればコツをつかめるかもしれませんが、最初のうちは思い通りにいかない可能性もあるでしょう。
すきバサミの注意点
すきバサミはあくまで「すく」ことが目的なので、使う時は刃を全て閉じきる必要はありません。少し浮かせたくらいで次の部分に移るようにし、毛に対して縦方向に刃を入れるようにするのがポイントです。
②すきカミソリ
すきカミソリは通常のカミソリとは異なり、コームが付いたもののことをいいます。全て剃り切るのではなく削ぐようになっていることで適度な長さで毛を残してくれるため、自然に体毛を薄く整えてくれます。
すきカミソリのメリット
撫でるように肌に滑らせるだけでその部分の体毛を一度に薄くしてくれます。やや手間ではあるものの同じ個所を何度も処理する必要はないため、面倒さを感じる方は少ないようです。
すきカミソリのデメリット
好みの長さに調整できるよう2タイプ以上のコームがついている商品がほとんどですが、初めて使う際勝手がわからないと不自然にハゲてしまうことも。
一度なぞらせた部分にかぶせて使ってしまうとその部分だけストライプ上に薄くなってしまうので、どこを処理したかきちんと見ておく必要もあります。
すきカミソリの注意点
購入して初めて使う場合は一気にケアするのではなく、目立たない部分で試し剃りをしてみると良いでしょう。どのコームを使うのがベストなのか判断してから、すきカミソリの角度が一定になるように気になる部分に滑らせて処理しましょう。
角度の違いによっても多少薄さが変わってくるため注意が必要です。
③電動シェーバー
電気シェーバーも体毛ケア用品として注目されています。気になる部分をなぞるだけで回転刃が刃を剃ってくれるので、時間をかけずにムダ毛の処理が可能です。根本部分から剃ってくれるため、使った部分はツルツルの見た目にしてくれます。
電動シェーバーのメリット
毎日の髭の処理などで電動シェーバーを使う人は、家にあるもので気兼ねなく体毛を除去できるでしょう。電動なので広い範囲を時間をかけずに処理できます。
電動シェーバーのデメリット
肌に直接あたらないようにカバーの間から毛を剃るため、電気シェーバーで深剃りはしにくいです。そのため剃った部分がチクチクしてしまい、肌触りが悪いというデメリットがあります。
電動シェーバーの注意点
基本的にはもちろんヒゲに使う時と同じで、シェービングフォームなどを塗った上で肌に滑らせていきます。ボディ部分で皮膚のたるみやお肉がついて凸凹した部分はそのままだと傷つく可能性があるため、平らにしてから使用してください。
④ヒートカッター
その名のとおり、ヒートカッターは毛を熱で焼き切るアイテムです。主にVライン用の製品として販売されているため、小型で扱いやすい形。細かな調整はしやすいため、時間をかければ好みの薄さにすることは十分可能です。
ヒートカッターのメリット
熱で焼くことで毛の先端が丸くなり、切った部分の肌触りが悪くなりません。デリケートゾーン周りや脇など、毛が擦れる部分のケアにぴったりです。
ヒートカッターのデメリット
元々Vライン用の製品であるため、ヒートカッターは広範囲の処理には不向きです。毛を片手で持ちながら短くしていくため、両手が使えないと難しい造りでもあります。また少しずつ量の調整をするため、時間がかかる処理方法です。
ヒートカッターの注意点
ヒートカッターで一度にたくさん切ろうとすると、内部の熱線が断線してしまう可能性があります。説明書に記載された量を守りながら、少しずつ調整していくようにしましょう。
⑤抑毛ローション
脱毛処理後に塗ることで体毛の成長抑制効果が期待できる抑毛ローション。普段使う化粧水の代わりに使えばさらに効果的に体毛対策ができます。ツルツルにすることは難しいかもしれませんが、徐々に毛が細くなる可能性は高いです。
抑毛ローションのメリット
体毛の処理後だけでなく保湿もでき化粧水のように使えるタイプが多いため、1本で肌と体毛の毛ができてお得です。バシャバシャ塗るだけで良いので簡単ですし、手間もかかりません。
抑毛ローションのデメリット
確実な効果がある、とは言い切れない点が抑毛ローションのネックです。抑毛に有効な成分が配合されていても、しっかり毛穴や毛に浸透しなければいけませんから効果が実感できるまでに時間もかなりかかってしまいます。
抑毛ローションの注意点
しっかり結果を出すのであれば、お風呂上がりに使用するのがおすすめです。毛穴が一番開いた状態なので浸透しやすく、また毎日欠かさずケアできます。除毛後に抑毛ローションを塗ることも忘れないようにしましょう。
⑥脱毛クリーム
気になる部分に塗って放置するだけで体毛が除去できる除毛クリームは、手軽にツルツルにしたい時にぴったりのアイテムです。お風呂場で使えるのでそのまま洗い流すことができ、自宅で簡単にすべすべの肌が手に入ります。
脱毛クリームのメリット
薬局やスーパーでも手に入れることができ、値段も安価なものが多いです。薬剤が毛を溶かすことで除毛するため、毛先のチクチク感がありません。
脱毛クリームのデメリット
除毛成分の独特なニオイがある商品が多く、人によっては使いたくないと思う可能性があります。またクリームが無くなるたびに購入する必要があるため、長い目で見るとコストがかかるといえるでしょう。
脱毛クリームの注意点
ニオイがきついものもあるため、使用する際は換気に十分注意してください。クリームを塗る際はあまり薄く伸ばし過ぎず、ある程度厚みをもたせて塗布すると綺麗に除毛できます。あとは使用上の注意をよく読み、一定時間触らずに放置しておくことが肝心です。
⑦脱毛ワックス
近年話題となったブラジリアンワックスに代表される脱毛ワックスは、シートや固まったワックスを剥がすことで一気にムダ毛を抜いてしまう手法で、簡単にいうと、ガムテープを貼って剥がすと毛が抜ける原理と同じです。
産毛までケアできる点も特徴で、あっという間にツルツルの状態に仕上がります。
脱毛ワックスのメリット
根元から抜いてしまうため、毛穴の黒ずみが気になりません。ワックスの原料を徹底して植物由来にしている商品も多く、肌が弱い方でも試しやすいといえます。即効性があるため、ツルツルの状態を見てみたいパーツに使いやすいです。
脱毛ワックスのデメリット
ワックスで毛を絡めとる方法であるため、体毛は少なくとも1cmほどの長さがないとしっかり抜くことができません。一度ツルツルにしても再度脱毛ワックスを使用するならば延ばさないといけないため、ツルツルを常にキープしておきたいという方には不向きです。
また毛を一度に大量に抜くため、痛みを伴う可能性があります。
脱毛ワックスの注意点
脱毛ワックスはその性質上、毛の流れに沿って塗り逆方向に剥がすことが重要です。自宅でできるキットも販売されていますが、説明書をよく読み手順通りにしないと痛い思いだけして失敗する可能性もあるので注意してください。
⑧家庭用脱毛器
美容家電として人気の高い家庭用脱毛器は、レーザー・光タイプの2種類が販売されています。どちらとも除毛後にケアしたい部分に照射することで発毛を抑え、毛を細く薄くさせる効果が期待できます。ツルツルにすることは難しいですが、体毛をかなり薄くすることは可能な製品です。
家庭用脱毛器のメリット
1台あれば他にかかるコストがほとんどなく、体毛のケアがし放題。完全に脱毛させるわけではないため毛量の調整がしやすく、体毛を薄くしたい方にぴったりのアイテムです。
家庭用脱毛器のデメリット
家電ですから最低でも1万円、高いものだと5万円代と、最初に少しお金がかかってしまいます。また除毛後に照射する必要があるためこまめなケア・体毛の処理が欠かせません。忙しくて頻繁に時間がとれないという方には不向きでしょう。
家庭用脱毛器の注意点
強い光やレーザーが脱毛器から発せられるため直接見ないようにし、目元付近のケアには十分な注意が必要です。毛のメラニン色素に反応する性質を利用していることから、ほくろがたくさんある部分やタトゥー周りには使用できません。
付属品にサングラスがある場合は、照射前にきちんとかけておきましょう。
毛深い悩みはプロに任せて治そう
脱毛サロンと医療クリニックの違い
うけられる場所 | 脱毛法 | 効果 | 痛み | 料金 | 必要回数 | |
サロン | エステサロン | ・フラッシュ照射 ・ニードル | 〇 | ◎ | 〇 | △ |
医療クリニック | 病院(クリニック) | ・医療レーザー ・ニードル | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
エステサロンで受けられる施術と医療機関であるクリニックでの施術は根本的な部分に違いがあります。
サロンは免許がなくとも施術できる、パワーが少ない機材を使っています。よって完全に体毛を無くすことはできませんが、その分痛みを感じにくく1回の料金は安いです。しかしツルツルな状態に近づけるのであれば、10回前後通う必要があります。
クリニックの脱毛は1回のコストがかかりますが、医療用のハイパワーな機材と資格を持ったスタッフによる施術を受けられます。効果のほどは確かで数回でほとんど体毛が目立たなくなりますが、サロンよりやや痛みを感じやすいかもしれません。
毛量を減らすことも可能
完全に体毛を無くすのではなく薄くしたい場合でもプロの脱毛は有効ですが、どちらかといえばサロンの方が毛量の調整がしやすいといえます。ハイパワーの医療脱毛では1回の効果が高いため、微妙な調整が難しいためです。
徐々に毛にダメージを与えていく形のサロン脱毛の方が、毛を細くしたり好みの毛量にするには向いている手法といえます。
無料カウンセリングで相談
各サロン・クリニックの多くは、無料カウンセリングを受け付けています。また、正式に申し込む前にお試し照射を実施してくれるサービスや初回限定キャンペーンなどがあるので、肌質的に不安がある方でも安心して体験することができるでしょう。
これまでサロンやクリニックに行けなかった方も、不安なことや疑問点を解決しに訪れてみてはいかがでしょうか。
毛深いのを治すためにやってはいけない処理
ムダ毛を「カミソリ」で剃る
カミソリのデメリット
カミソリで体毛を処理すると、その形状上刃が直接肌に当たってしまいます。その分深剃りができるわけですが一緒に皮膚も傷つけてしまうのです。
カミソリを毎日新品にする方は少ないでしょうし、何度も使ううちに見えない刃こぼれができ、知らずしらずの内に肌を痛めているといえます。
カミソリによる肌トラブル
カミソリによる体毛の処理で傷ついた肌はトラブルが起きやすい状態です。
皮膚を削り取った部分から水分が蒸発し肌が乾燥したり、カミソリ負けにより肌に赤味が出たり、傷ついた部分から出血してしまうなど、カミソリ処理によるトラブルは見た目にも影響があります。
また、カミソリは常に清潔な状態を保ちましょう。清潔でないカミソリを使用すると、傷口から細菌が入り化膿するなど肌トラブルの原因となったりします。
ムダ毛を「毛抜き」で抜く
毛抜きのデメリット
毛抜きは細かい部分の体毛を短時間で除去できるため、気になった時についつい毛を抜いてしまうという方も多いでしょう。
しかし、毛抜きで処理することで毛穴が無理に引っ張られ、そこから皮膚や毛抜きに付いた細菌が入り込む可能性があるのです。また埋没毛の原因にもなりますから、安易な気持ちで抜かない方が得策といえます。
毛抜きによる肌トラブル
先ほどお話したように毛を抜いた毛穴から細菌が入ると、ニキビのような毛嚢炎(もうのうえん)になり肌が腫れてしまう可能性がでてきます。スルッと抜けるように感じても周囲の皮膚にダメージを与えてしまうため、毛抜きを使った部分に炎症が起きメラニン色素を作ってしまうことも。
後々になって毛嚢炎の跡や毛抜きによるシミが気になる、というトラブルも多々あるようです。
毛深いは正しい処理方法と体の中から治そう
毛深さを解消する方法をいくつか紹介しましたが、思わず「はっ」とさせられた部分もあったのではないでしょうか。何気なくやっていたセルフケアには隠れたデメリットがあります。これまでに紹介した処理方法をぜひ実践してみてください。
毛深くなった原因には生活習慣が関係している可能性もあるので、まずは食事や睡眠といった身近な部分を見直すことも大切です。この記事を参考に、自分に合った減毛・脱毛方法を見つけてください。