胸毛の白髪は病気が原因ってホント?白髪ができたらどう対処すべき?
胸毛の白髪に病気が潜んでいるのは本当なのか?詳しく解説していきます。何が原因で白髪になるのか、また胸毛の白髪を発見した場合の対処法も分かりやすく紹介していきます。これを知って、胸毛に白髪が出来も慌てすに対処していきましょう。
胸毛の白髪の原因と対策を紹介
年を取ると頭だけではなく体にも白髪が生えてくることがあります。
しかしそれはごく普通のことでもあります。
胸毛は男性特有のものですが、好き嫌いが別れる部分でもあるのでコンプレックスに思っている男性も多いのではないでしょうか。
白髪が生えてくる原因というのは詳しく解明されているものではないので、原因も様々であると考えられています。
白髪が生える原因と対処、予防法について詳しく見ていきましょう。
胸毛の白髪の原因5つ
①病気が原因の白髪
皮膚の病気が原因で増える白髪については治療などで対処が出来ます。
白髪になってしまう皮膚の病気とはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
白斑(はくはん)
ひとつめは白斑と呼ばれる皮膚の病気です。
白斑とはメラニンが白く抜けてしまうといった病気です。
この場合は白斑となっている部分から生える毛が色素を持たない白髪になります。
若いのに急激に白髪が出来たり、部分的に白髪になったりする場合は白斑を疑ってもいいかもしれません。
皮膚科で診てもらえます。
円形脱毛症
ふたつめは髪が抜けてしまう円形脱毛症です。
この場合は円形脱毛症が治る過程で白髪が出てくることがあります。
こちらも皮膚科で受診してもらえます。
脱毛を伴う白髪や肌が荒れているといった症状がある場合は美容皮膚科ではなく、普通の皮膚科を受診しましょう。
②加齢による衰え
病気による白髪ではなく、加齢による白髪の場合は残念ながら皮膚科を受診しても治療法はありません。
黒い毛が生えるにはメラニン色素を作る必要があります。
このメラニン色素は加齢によって減少してしまうことがあるのです。
加齢によるものや体質や遺伝による白髪の増加は仕方のないことと割り切るしかありません。
悩み過ぎるとストレスが溜まり、白髪が増えてしまう原因にもなります。
自分に合った白髪染めや対処法などを探して上手く付き合っていくのが良いでしょう。
③乱れた食生活
白髪の原因については食生活の乱れも関係しています。
無理なダイエットで過度な食事制限をしたり、偏った食事をしていると体が栄養不足の状態となり、健康的な黒髪を作ることが出来なくなるのです。
加齢によるメラニン色素の減少は、食生活の乱れが原因で起こることもあります。
また、胃腸の働きが弱い人も白髪になりやすい人といえます。
普段からあまり食欲がある方ではない、食べても太らない、胃もたれを起こしやすいという人は胃腸の働きが悪くなっているかもしれません。
このような人は食生活に気を付けていても食べ物から十分なエネルギーが毛髪にまで行きにくいといえます。
④寝不足など悪い生活習慣
睡眠不足や疲労が溜まっている場合にも白髪が増えることがあります。
食生活と同じように、生活習慣が乱れていると疲れが取れにくくなったり、女性の場合は生理不順が起こってしまうことも考えられます。
栄養が上手く体に行き渡らないのでメラニン色素も減少してしまい白髪が増える原因となります。
夜はしっかり寝て朝は決まった時間に起きるといった生活習慣が大切です。
⑤過度のストレス
ストレスが溜まることも髪や毛に栄養が行かない原因だといわれています。
ストレスと白髪の直接的な関係は分かっていませんが、先ほど紹介した「円形脱毛症」も過度のストレスが一因だと言われているように、ストレスと毛髪は密接な関係にあります。
性格的に感情の起伏が激しい人や、ストレスの多い仕事を続けている人は要注意です。
また、女性の場合は更年期障害などのストレスがきっかけになる場合もあります。
胸毛の白髪の予防方法4つ
ここからは白髪を予防する方法を紹介します。
生活習慣の乱れや食生活などで白髪は十分抑えることが出来ます。
しっかりと予防して若々しい黒髪を手に入れましょう。
①食生活を改善する
ひとつめは食生活を改善することです。乱れた食生活を続けていると髪や毛だけではなく、体にも良くありません。
また、髪や毛に良い食べ物を積極的に摂ることも効果的です。
メラノサイトを活性化
メラノサイト(メラニン色素)を活性化してくれる食べ物 | 昆布、わかめなどの海藻類 サバ、ブリ、カツオなど |
昆布やわかめなどの海藻類は薄毛にも効果的だと言われる食べ物です。
基本的に黒い食べ物はメラニン色素を活性化させてくれます。
メラニン色素の原料チロシンを摂取
メラニン色素の原料チロシンを補充できる食べ物 | 乳製品、バナナ、リンゴ まぐろ、じゃこ、ひらめ 大豆製品、アーモンドなど |
メラニン色素を活性化するために、原料であるチロシンを補充することも大切です。
普段の食生活に一品くわえることから始めてみましょう。
また、チロシンは補充するだけでなく活性化させる必要があります。
チロシンの働きを活性化させる食べ物 | ごぼう、ニンニク、パセリ そば、サツマイモ、玄米 |
バランス良く食べることを意識してください。
②生活習慣を改善する
白髪の原因でもあるように生活習慣もとても大切です。
食生活と同じように乱れた生活習慣は見直しましょう。
- 就寝時間と起床時間を決めてまとまった睡眠を取る
- 運動をする
- 食生活に気を付ける
睡眠不足はストレスの原因にも繋がります。
まとまった睡眠を取ることで体を十分に休養させ、栄養を体中に巡らせる「順路」を整えてあげましょう。
③サプリメントを使用する
生活習慣や食生活を見直すと共に、白髪に効く「亜鉛」などをサプリメントで摂取するのもおすすめです。
サプリメントは効果はゆっくりですが長期的に続けることで白髪の予防に役立ちます。
④ストレス緩和を図る
先述したとおり、ストレスは体だけでなく毛髪にも影響を及ぼします。
残業の多い仕事を続けていたり、運動不足や不摂生が続くと知らず知らずストレスは溜まってしまいます。
ストレスは適度に吐き出しましょう。
運動不足を解消するためにランニングやウォーキングをするのも効果的です。
胸毛の白髪の3つの対処法
予防法を実践することも効果的ですが、既に白髪が生えてしまっている場合の対処法も紹介します。
①白髪を切る・剃る
何本か白髪が生えているだけなら根本から切ってしまうのがおすすめです。しかし、この方法は伸びてくるとチクチクして痒みが出ることもあります。
ヒートカッターを使えば毛先が丸く切れるのでチクチクすることはありません。白髪の本数が少ない場合のみ有効です。また、思い切って胸毛を剃ってしまう方法もあります。
剃刀などで全て剃ってしまえば白髪は気になりませんが、こちらも切る方法と同じく生えてくるとチクチクします。
生えている範囲によりますが、胸毛を自分で全てキレイに剃るのは少しコツがいるかもしれません。
剃刀を使う場合のメリット・デメリットも紹介しておきます。
メリット
- 剃刀だけでキレイに剃れる
- 剃れる範囲が広い
- 低価格で処理できる
デメリット
- 剃刀の刃が悪くなったら交換が必要
- 剃刀負けして肌が荒れる場合もある
- 伸びてくるとチクチクする
②白髪を抜く
こちらは実践している人も多いのではないでしょうか。
白髪を抜いてしまう方法です。しかし、抜くというのはやり方を間違えると実は危険なのです。
自分で白髪を抜くときの正しい手順を紹介します。
- 抜く毛の部分を蒸しタオルなどで温めて毛穴を開かせる
- 消毒してから毛の流れに沿って抜く
- 抜いた後に再度消毒をし、保湿する
毛を抜くことで毛根が傷んで、そこに菌が入り込んで化膿したり炎症を起こしてしまうこともあります。
間違っても無計画に抜かずに、上記の手順を守って処理しましょう。
③脱毛をする
最近では男性も永久脱毛をする人は珍しくありません。
自分で抜いたり切ったりするのは定期的に行わなければいけませんし、面倒だと思う人も多いようです。
脱毛には様々な方法があります。
ここでは代表的な脱毛方法を紹介します。
効果 | 痛み | |
光脱毛 | △ | 〇 |
レーザー脱毛 | △ | × |
ニードル(美容電気)脱毛 | 〇 | △ |
白髪があるか無いかで効果的な脱毛方法も変わってきます。
光脱毛、レーザー脱毛、ニードル(美容電気)脱毛について詳しく見ていきましょう。
光(フラッシュ)脱毛
永久脱毛の中でも主流なのが光脱毛とレーザー脱毛です。
光脱毛とは、光で毛根にダメージを与えることで徐々に毛を生えてこないようにすることが出来る方法です。
痛みが少ないので、この方法を選ぶ人も多いでしょう。
料金についても比較的リーズナブルなところが多いです。
しかし、回数を重ねることで効果が出てくる方法でもあるので、何度も施術に通う必要があります。
施術回数が多くなれば必然的に料金も上がります。
また、光を当てることで毛根にダメージを与えるといった方法ですが、これは黒い色素にのみ反応するという特性を活かしたものです。
そのため、黒い色素が無い白髪や金髪に対しての脱毛効果は薄いでしょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は医療機関で行われるのが一般的です。
こちらもメラニン色素に反応するレーザー光を当てることで脱毛をするという方法になります。
光脱毛に比べて効果が早く表れやすいのが特徴です。
毛が濃い部分にほど効果を発揮しますが痛みは強めです。
しかし、クリニックでの施術なら痛みを麻酔で弱めることも可能です。
こちらも光脱毛と同様、メラニン色素に反応にのみ反応するレーザー光を当てる方法なので、白髪や金髪には効果は薄いです。
また、レーザー脱毛はメラニン色素に反応しますので日焼けしていると肌がやけどを起こしてしまう可能性もあります。
ニードル(美容電気)脱毛
ニードル脱毛は上記の2つの方法とは違い、毛根に針を指し微弱の電流を流すことで毛根にダメージを与える方法です。
ニードル脱毛で処理した部分は新しく毛が生えてくることはありません。
効果はかなり高いです。
しかし、高度な技術が必要であるため、ニードル脱毛をしているサロンやクリニックは少ないでしょう。
こちらも針を使うので医療機関で行われます。
永久性はありますが痛みも強めです。
クリニックでの施術であればレーザー脱毛と同じく、麻酔で痛みを軽減することも可能なので調べてみましょう。
光脱毛やレーザー脱毛と違って、白髪や金髪にも効果が期待できます。
胸毛の白髪にやってはいけない対策
白髪染め
胸毛の白髪が気になる場合、白髪染めを考える人もいるでしょう。
しかし一般的に髪の毛に使われる白髪染めはジアミンなどのアレルギー成分が入っている場合があります。
アレルギーを起こしてしまう危険性があるのでおすすめできません。
どうしても白髪染めをしたい場合はカラートリートメントや白髪染めシャンプーなどがおすすめです。
色は落ちやすいですが、お風呂に入る時に使えば良いので面倒さは感じないでしょう。
育毛剤
育毛剤を使って健康的な黒い毛を生やす方法もありますが、こちらも効果は明らかではありません。
また、頭皮以外の部位に使用出来ない商品も多いようです。
育毛剤はそのほとんどが頭皮への効果や安全性を実験しているものなので、頭皮以外での使用に関しては実験されていないと考えられます。
極端に肌に悪いということは無いと思われますが、頭皮以外に使うのはやめておいた方が良いでしょう。
白髪隠し
見られたくない白髪をすぐにカバーしてくれる白髪隠しは、染めるよりも手軽なイメージがあります。
しかしこちらも白髪染め同様、アレルギー物質が入っているものもあるので注意が必要です。
白髪隠しのタイプと特徴を見てみましょう。
カラートリートメント
白髪染めの時にも紹介したカラートリートメントは、シャンプー後のヘアトリートメントと同じように使えます。
また肌に良いものも多いようです。
しかし、効果の持続は短いので定期的にする必要があります。
カラースプレー
広範囲の白髪を隠したい時に使われるのがカラースプレーです。
低価格なので白髪隠しの中でも人気があるようですが、スプレータイプになっているので汚れ防止のケープや新聞紙などの準備が必要になってきます。
ファンデーションタイプ
口紅のようなスティックタイプのものやクシのタイプのものなどがあります。
スプレーと違って汚れ防止は必要ありませんが、布製品への色移りが気になります。
ほとんどの白髪隠しに言えることですが、色移りしてしまうのは仕方の無いことのようです。
胸毛は頭皮と違って服を着る部分なので服に色移りしてしまうのが気になる人にはおすすめできません。
白髪は精力減少のサイン?
白髪=精力減少に根拠なし
白髪が出始めるのはその多くが中年にさしかかってからでしょう。
そのため、白髪は精力減少のサインだと思われる人も多いようです。
実際に性ホルモンと体毛の濃さは密接な関係があるそうですが、メラニン色素には関係ありません。
つまり、白髪が増えることと精力とは何の関係も無いのです。
中年期にさしかかり白髪が増えると精力が減ったサインだと落ち込む男性も多いようですが、関係無いので安心してください。
若くして白髪が気になるという人に関してはここで説明したように乱れた生活習慣や食生活や遺伝などが原因でしょう。
胸毛の白髪は遺伝の関係も?
白髪になりやすい人とそうでない人の差は遺伝的な要因が強いと言われています。
若白髪の人は10代で白髪が出始める人もいるようです。
若いうちから白髪が生えると、遺伝だから仕方ないと思う人もいるでしょう。
しかし、遺伝だとしても生活習慣や食生活で白髪を予防することは可能です。
白髪が増える明確な原因は分かっていないのが現状です。
遺伝だから、年だから、と諦めずに予防法や対処法をしっかり実践することが大切です。
胸毛の白髪対策は日常生活から始めよう
健康的な生活は白髪だけでなく体や美容にもとても良い効果があります。
規則正しい生活に、バランスの良い食事、適度な運動とストレス発散をしっかりして内面から若々しくなりましょう。
病気による白髪の場合は皮膚科を受診し、正しい治療を行ってください。
永久脱毛は自分で抜いたり剃ったりするよりも衛生面的にも効果も抜群なので、この際脱毛を考えてみるのも良いかもしれません。