腕毛の脱色のおすすめの方法は?メリットデメリットと注意点も解説
ここでは腕毛の脱色でお悩みの方におすすめの方法をご紹介しています。腕毛の脱色の際に注意すべき点やメリットとデメリットなども詳しく解説しています。正しい処理方法や手順などご自身に合った方法を見つけるヒントになる内容です。
目次
腕毛は脱色するのが効果的?
腕毛はカミソリで剃ったり毛を抜いたりと、時間をかけてこまめに手入れをしていてもすぐに生えてきますし、肌が弱い方などはカミソリで肌が傷つき、炎症をおこすことや、肌が黒ずんでしまう場合もあります。脱毛には他にレーザーなどで毛根からなくしてしまう方法もありますが、もっと手軽に自宅で出来る腕毛の処理は、脱色が効果的です。日本人は毛が黒い方が多いのでどうしても目立ってしまいますが、脱色することで、毛の色を薄くし「毛」そのものを目立たなくする方法です。
腕毛を脱色する効果について
そもそも脱色の仕組みは?
毛の色は髪のキューティクル層の中のメラニンで決まっています。一般に市販されている脱毛剤には「過酸化水素」が入っていて、それでメラニンを酸化させることで、メラニン色素を分解し、元の毛の色を脱色させています。
また市販されている脱毛剤には、アンモニアも入っていますが、アンモニアでキューティクルを切断することで、よりメラニン色素をとる役割をしています。過酸化水素とアンモニアでメラニンの色を抜くことで肌や産毛の色により近づけ、毛を目立たなくさせます。
遠目では分からない状態に
脱色は毛の色を抜くだけですので、毛がなくなるわけではありません。ですが、色が抜けて肌に近い色の毛になりますので、遠目に見たら毛があるのがわかりにくい状態になります。
近くで見られた場合はバレる
肌の色が黒い人は逆に目立つ
脱色は毛を肌の色に近づけて目立たなくさせる方法です。そのため肌の色が薄い人の方が目立ちにくく、逆に肌が黒い方は色素が抜けた毛が余計に目立つ場合もあるでしょう。肌が黒い方は、脱色でどのくらい毛の色を薄くするのかを見極める必要が出てきます。
また、毛がなくなるわけではありませんので、脱色していても、近くでじっと見たり、触ったりするとバレてしまうでしょう。
太い毛の脱色は太陽の光で目立つ
何度も剃刀で剃ったり、毛抜きで抜いたりを繰り返すと腕毛が太く見えるようになります。これは本来、先が細い毛を剃ることで毛の断面が目立つためですが、そういった太い毛をそのまま脱色すると、太陽の光が当たった時に、金色の毛が反射しキラキラと目立つ場合があるでしょう。
毛の量が多い人も脱色した場合、太陽の光が当たるとフワフワとして余計に目立ってしまいます。太い毛や、毛の量が多い方は、脱色するときには注意が必要です。
効果を維持できる期間は約1週間
毛は日々成長し、伸びたら成長がとまり、その後抜け落ちるというのを繰り返しています。1本ずつ毛の周期は違いますので、表面には様々な毛が交じり合っている状態です。
抜け落ちたり、成長がとまったりしている毛はよいのですが、成長期の毛や新しく生えてきた毛は伸びていきます。伸びる毛は元の黒い毛ですので、脱色した毛と黒い毛と、毛が二色になり不自然で目立ってしまいます。
毛の周期は人それぞれ違いますので個人差はあるのですが、脱色の効果を維持できるのは約1週間と言われています。伸びてきた黒い毛や新しく生えた毛を目立たなくさせるためには、定期的に脱色する必要があります。
腕毛の脱色方法
脱色する前の事前準備を徹底しよう
1.パッチテストを行う
脱色する前には、パッチテストを行います。パッチテストは商品を少し取り出し、太ももや腕の内側などに塗ります。商品によって放置時間が違いますので、説明書通りの時間をおきましょう。
商品を塗ったら、赤くなったり、痒みやヒリヒリしたりするようですと、すぐに洗い流して商品を使用するのはやめてください。
時間を置いた後に洗い流した後でも、赤みがでていたら、自分自身では大したことはないと思っても、使用するのは延期してください。
脱色に使う薬品には刺激が強いものが入っています。肌荒れを起こす場合もありますので、最初に必ずパッチテストを行いましょう。また刺激が強い商品ですので、デリケートな部分に使用するのはおすすめしません。
2.清潔な状態にする
パッチテストを行い、異常がなければ脱色できますが、肌に油分や汚れがあると、脱色の反応にムラができる可能性があります。脱色する前には、脱色する箇所をボディソープ等を使用し、綺麗にしてから行います。その場合、水気が残っていると効果が出ませんのでしっかりと水気をふき取っておきましょう。
3.毛の長さをチェックする
脱色は毛をカミソリで剃ったすぐ後のブツブツしている状態だと染まりにくく、すぐ伸びて二色になってしまいます。脱色する毛は指でつまめるくらいの長さかどうかをチェックしましょう。
脱色の方法を解説
1.脱色剤を混ぜ合わせる
脱色剤は商品にもよりますが、主に1液と2液をを混ぜて使用する物が多いです。液体を混ぜる方法は説明書にもありますが、より効果を出すために、使用する直前に混ぜるようにしましょう。その時には、しっかりとまんべんなくムラが残らないように混ぜ合わせます。
また脱色剤は室温が低いと効果が弱くなる可能性があります。寒い時期には腕毛に塗ったさいにヒヤリとすることもありますので、出来れば室温を高めにして混ぜ合わせるようにすると、高い効果が実感できます。
2.腕毛に脱色剤を塗る
脱色剤は刺激が強い商品ですので、直接手で触らないように手袋をして付属されているヘラなどで腕毛に塗っていきます。脱色剤は腕毛についている部分だけを脱色しますので、腕毛がちゃんと脱色剤で見えないようになるくらい塗ることで効果がでます。塗り残しのないようにしっかりと少し厚めに塗りつけましょう。
3.しばらく放置する
脱色剤を塗り付けたらそのまましばらく放置しますが、商品によって放置時間が変わっています。説明書に記載されている時間を守りましょう。
数分から数十分で腕毛が脱色されているのが目に見えてわかるようになりますが、商品に記載されている時間より、早くても遅くても効果は発揮できません。放置時間は必ず守って下さい。
4.洗い流す
時間がたったら洗い流しますが、水かぬるま湯を使用しましょう。寒い時期などは暖かいお湯を使いがちですが、暖かいお湯では血行がよくなって、腕の毛穴が開いてしまいます。開いた毛穴に脱色剤が入り込むと肌に負担がかかってよくありません。
脱色剤は毛の色を抜きますが、肌に負担がかかりやすい商品です。洗い流す際に、ボディソープやボディタオルで擦ってしまうと、敏感になっている肌を刺激してしまいます。水かぬるま湯のシャワーで洗い残さないように流して下さい。
5.保湿する
脱色剤を洗い流した後の肌はとても敏感になっています。炎症や赤みが出ている場合は、すぐに冷たいタオルなどで肌を冷やしましょう。
その後、保湿ケアをしますが、この時に使用する保湿クリームは敏感肌用の物を使いましょう。いつも使っている化粧水や保湿クリームでも、脱色剤を使用した後では刺激が強い場合があります。保湿効果の高い敏感肌用の商品を肌を刺激しないよう、ゆっくりと塗りこんで下さい。
腕毛などムダ毛のメリット・デメリット
メリット
肌を傷つけない
腕毛をカミソリなどで剃るには時間がかかりますし、肌に直接刃をあてることで、肌表面にある角質を削ってしまっています。角質を削ってしまうことで、肌を傷つけることになり、肌が乾燥しやすく荒れやすくなってしまいます。
カミソリで剃るとツルツルになりムダ毛処理はできますが、すぐに毛は伸びてきますので、短い毛がチクチクと感じることや、毛の断面が四角くなることで、今までよりも毛が濃くなると感じる方も多いでしょう。
脱色剤は比較的安価で販売されていますし、自宅で自分一人で簡単に出来ます。腕毛なども短時間で脱色することができますし、肌の角質層を傷つけるようなこともありません。
色素沈着を防ぐ
カミソリを使うと肌の角質層を削りますので、肌に負担や刺激をを与えています。肌は刺激を感じることでメラニン色素を多く作るようになっています。メラニン色素が多くなると、肌に色素沈着が起こってしまいます。毛が伸びてきたらすぐに剃るような、何度も繰り返すことで、肌の黒ずみの原因となってしまいます。
脱色剤では、肌の角質層を傷つけることがありませんので、黒ずみの原因となるメラニン色素も増えることはありません。繰り返し手入れしても、色素沈着を防ぐことができます。
デメリット
脱色クリームで肌が荒れる場合がある
脱色剤は肌の角質層を削るようなことはありませんが、刺激の強い商品ですので、肌が敏感な方は脱色剤を使用することで、肌荒れを起こし、乾燥肌になってしまう場合があります。肌荒れを起こすと脱色剤を使用することができませんので、肌が敏感な方は「敏感肌用」の脱色剤を使用することをおすすめします。
脱色している肌質・部位が限られる
敏感肌用の脱色剤を使用しても、赤みや痒み、肌がヒリヒリするような方は脱色剤を使用することはやめたほうが良いでしょう。
また脱色剤は全てのムダ毛を処理できるわけではありません。ムダ毛を脱色できるのは、腕毛や足毛、胸毛やお腹、さらにうなじや背中などと限られた部位になります。
ムダ毛でも、顔全体(眉毛・髭・鼻周り)などは脱色剤を使用することは出来ませんし、肌が弱く敏感なデリケートゾーンにも使用することは出来ませんので注意しましょう。また夏に日焼けをしている部位は肌の状態があまりよくないので、脱色剤は使用しないでください。
余計にムダ毛が目立つ場合がある
脱色直後は毛の色が抜けますので遠目には目立たなくなりますが、毛が太い方や量の多い方は光に反射しますので、余計に目立ってしまう場合があります。
毛は日々成長していますので、伸びてきた黒い毛と脱色された毛が二色になり、定期的に手入れをしないととても目立ってしまうでしょう。
手触りが悪い
遠目ではムダ毛がわからなくなっても毛がなくなってツルツルになったわけではありませんので、毛の量が多い方などは、触ったときの手触りが悪いと感じる方もいます。
ムダ毛が完全になくなる訳でない
毛の色が抜けることで、毛が薄くなったと感じる場合があります。ですが、生えてくる毛や伸びてくる毛は今までと同じ毛ですので、薄くなっているわけではありません。脱色ではムダ毛が完全になくなってしまうことはないでしょう。
間違った腕毛の脱色とは?
脱色剤以外のものを使う
腕毛の脱色で市販されている専用の脱色剤ではなく、食品や薬品を使用する方法も紹介されています。食品ではコーラ・酢・ビールなど、薬品ではオキシドールやエタノールがありますが、脱色は毛の内部のメラニン色素を分解させる必要があります。紹介されているような方法では多少なら色が抜ける場合もありますが、あまり効果はないでしょう。
簡単に試すことが出来ますので、やってみようと思う方もいますが、ムダ毛を処理するのに不衛生なやり方をすると、毛穴から細菌が入り込み、それが原因で、毛根に炎症が起こり毛嚢炎になる場合もあります。脱色は必ず専用の脱色剤を使いましょう。
髪の毛用の脱色剤(ブリーチ)を使用
腕毛の脱色で、髪の毛に使用する脱色剤(ブリーチ)でも同じだと考えている方もいます。毛の色を抜くということで原理は確かに同じなのですが、腕毛よりもはるかに量が多い髪の毛用の脱色剤は、それように薬剤も調整されています。髪の毛用脱色剤を腕毛に使用すると、ムダ毛用脱色剤よりもはるかに肌に刺激を与えてしまいます。髪の毛用脱色剤で腕毛を脱色するのはやめましょう。
腕毛以外に脱色できる部位をチェックしよう
顔やVIOは脱色できない部位
顔は毎日、日光や風にさらされています。敏感肌の方でなくても顔の肌はちょっとした事で荒れやすいデリケートな部位です。髭や眉毛を脱色剤で色を抜こうとする方もいますが、刺激が強すぎますので使用することは出来ません。
VIOと呼ばれるデリケートゾーン、V(ビキニライン)I(陰部両側)O(肛門付近)のムダ毛に悩んでいる方も多いのですが、VIOも皮膚が薄く脱色剤を使用することで痛みを感じることがあります。商品にも説明書きがあるように、VIOには使用しないようにしましょう。
腕毛を脱色するクリーム・脱色剤5選
メンズボディ むだ毛脱色クリーム N
値段 | 487円 |
製品名 | |
製品情報 | 内容量40g+80g |
A剤とB剤がチューブに入っていますので、使用する分だけ混ぜて残りは保存できます。黒い毛を自然な金色に染めることで、ムダ毛が生えていても清潔感がでるでしょう。気になる匂いも軽減されています。肌に優しい保湿成分入りのクリームタイプの脱色剤です。
口コミ
自然に脱色できる
評価:毛深くて敏感肌なのが悩みでしたが、使用後はヒリヒリや痛みもありませんでした。放置時間が長すぎると金色になって目立ちすぎるので、少し短い時間で洗い流すと自然な感じで脱色できました。
エピラット 脱色クリーム 敏感肌用
値段 | 719円 |
製品名 | |
製品情報 | 内容量50g+50g |
アンモニア成分が入っていないので、脱色剤独特の匂いがないので鼻にツンときません。色も肌にあった自然な色に染まります。カモミールエキスや海藻エキス・ローヤルゼリーが配合されていて、特に敏感肌の方におすすめの脱色剤です。チューブにクリームが入っているタイプですので、必要な量だけ使えて経済的です。
口コミ
ヒリヒリしなくて使いやすい
評価:普通の脱色剤よりもゆっくりと色が抜けるのが良い。A剤とB剤が同量入っているため、配合も自由にでき、自分の好きな色あいに脱色することが出来る。刺激が少ないので自己責任で眉を染めてもピリピリせず綺麗に染まった。
ディベール 脱色剤(無臭タイプ)
値段 | 427円 |
製品名 | |
製品情報 | 内容量 A剤25g×2本 B剤10g×2袋 |
口コミ
コスパが良いのが魅力
評価:体毛が濃いのが悩みでコンプレックスでした。剃ると肌がヒリヒリするので、こちらの脱色剤を使ってみたら、ほぼ無色に近い色になり毛が全然目立ちません。効果も1ヶ月は持つのでコスパも良い商品でした。
ジョレン クリーム ブリーチ アロエ入り マイルドタイプ
値段 | 1,980円 |
製品名 | |
製品情報 | 内容量 A剤28g×5本 B剤35ml |
付属されている容器にクリームを2、パウダーを1の割合で入れてスパチュラで混ぜ合わせます。液だれしにくい固さですので、肌に塗りやすく、とても脱色力が強い商品です。アロエが配合されていますので洗い流した後もしっとりとしています。ただ海外輸入品になりますので肌に合わない場合は使用しないようにしましょう。
口コミ
塗りやすさ抜群
評価:白に近い色に脱色できる商品です。その分刺激が強く敏感肌の人は注意したほうがいいです。あまり白やキンキンの色に染めたくない人は配合を変えることも出来るので便利です。
ディベール 脱色剤(スピーディータイプ)
値段 | 1,258円 |
製品名 | |
製品情報 | 内容量 A剤28g×5本 B剤35ml |
A剤が5本のチューブに入っていてB剤の1目盛り分と混ぜ合わせる使いやすい商品です。匂いは少ししますが、染まるのが早いのでそれほど気にならないでしょう。毛の量が多い方は少し長めの時間をおくのをおすすめします。
口コミ
綺麗に脱色できる
評価:匂いはしますが、ヒリヒリすることはありません。ムダ毛が5分で綺麗に脱色することができました。付属のヘラが肌に塗りやすく、液だれすることもなかったです。
腕毛を脱色してコンプレックスを克服しよう!
夏は腕や足を出すので、黒々としたムダ毛があると見た目が気になり悩んでいる方も多いでしょう。腕毛処理にも様々な方法がありますが、脱色は安価で簡単に出来ますし、仕上がりも自然な感じで目立たなくなります。
定期的なお手入れは必要となりますが、ボディ用の脱色剤も匂いが気になる人向けの商品や、敏感肌に配慮した商品も販売されていますので、自分にあった脱色剤で腕毛を脱色して、悩みやコンプレックスを克服しましょう。